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29日の株式相場見通し=反発か、米株堅調で円安も追い風材料に

配信日時:2022/03/29 07:58 配信元:MINKABU
 29日の東京株式市場は、強弱観対立のなかも主力株中心に買い優勢の展開となり、日経平均は反発に転じそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら続伸したほか、ハイテク株が強い動きをみせたことから、ここ長期金利上昇を背景に上げ一服感の出ていたナスダック総合株価指数も堅調だった。原油市況が急落したことを受け、過度なインフレ懸念が後退したことも全体相場にポジティブ材料となった。東京株式市場は前日に利益確定売りが出て日経平均が10日ぶりに反落、2万8000円台を割り込んだが、きょうは米株高を受け、2万8000円近辺で強含みの展開が想定される。外国為替市場では一時1ドル=125円台を突破するなど円安が加速しており、これが輸出株セクターには追い風材料となる。3月の実質最終売買日にあたることで、駆け込みでの配当権利取り狙いの買いも全体を支えそうだ。一方、中国で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、上海でも事実上のロックダウンが行われるなど、日本の製造業への影響は警戒される。  28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比94ドル65セント高の3万4955ドル89セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同185.602ポイント高の1万4354.902だった。  日程面では、きょうは2月の失業率・有効求人倍率、日銀金融政策決定会合の主な意見(3月17~18日開催分)、40年物国債の入札など。海外では2月の豪小売売上高、1月の米S&Pコアロジック・ケースシラー住宅価格指数、3月の米消費者信頼感指数など。 出所:MINKABU PRESS

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