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東京株式(大引け)=70円高、後場急速に切り返し8日続伸
配信日時:2022/03/24 15:48
配信元:MINKABU
24日の東京株式市場は、前日の欧米株市場が全面安に売られたことで朝方から売り優勢の展開となったが、後場は継続的に買いが入り、日経平均は上昇に転じた。
大引けの日経平均株価は前営業日比70円23銭高の2万8110円39銭と8日続伸。東証1部の売買高概算は12億4210万株、売買代金概算は3兆1574億円。値上がり銘柄数は1097、対して値下がり銘柄数は977、変わらずは107銘柄だった。
きょうの東京市場は、前場は売り優勢の地合いだった。前日の欧州株市場が軒並み安かったほか、米国株市場でもNYダウが450ドル近い下げをみせたことで、前日まで7日続伸していた東京市場も、目先筋の利益確定売りを誘発した。日経平均は一時400円以上も下落する場面があったが、その後は下げ渋る展開となった。米株価指数先物が堅調な値動きをみせていたことで、投資家心理が改善した。後場に入ると継続的に押し目買いが入り、ほぼ一本調子に水準を戻し、取引終盤に上昇に転じた。円安進行を背景に自動車など輸出株の一角が買われ、非鉄など資源関連株も上昇し、全体相場を支えた。日経平均が8日続伸するのは、昨年9月上旬以来約半年ぶりのこと。売買代金はやや減少傾向にあるものの、3兆円台はキープした。
個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>がしっかり。トヨタ自動車<7203.T>が買い優勢、東京エレクトロン<8035.T>も上昇した。任天堂<7974.T>、オリエンタルランド<4661.T>なども値を上げた。デンソー<6902.T>が高く、三井ハイテック<6966.T>が大きく買われ、大平洋金属<5541.T>が急伸、ファイズホールディングス<9325.T>はストップ高となった。トリケミカル研究所<4369.T>が大幅高、ユーグレナ<2931.T>も物色人気に。
半面、売買代金トップの日本郵船<9101.T>が大きく株価水準を切り下げ、商船三井<9104.T>や川崎汽船<9107.T>も大幅安。レーザーテック<6920.T>が冴えず、日本電産<6594.T>も値を下げた。HOYA<7741.T>も軟調。マネックスグループ<8698.T>が利食われ、ファーストリテイリング<9983.T>も下落。日本道路<1884.T>が急落、インフロニア・ホールディングス<5076.T>も下値を探った。三井不動産<8801.T>なども安い。
出所:MINKABU PRESS
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