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日経VI:上昇、株価底堅く推移するも警戒感は緩和せず

配信日時:2022/03/14 16:00 配信元:FISCO
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14日、前日比+0.38(上昇率1.33%)の28.98と上昇した。なお、高値は29.06、安値は28.35。ウクライナ情勢の先行き不透明感が継続し、地政学リスクへの懸念が払しょくできず、また、先週末に発表された3月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ)で、消費者が予想する1年先のインフレ率が1981年以来の高さとなったことから、インフレ加速が意識され、市場心理は悪化しやすくなった。そうした中、今日の東京株式市場は買いが優勢で、日経225先物は底堅い動きだったが、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは概ね先週末の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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