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午後:債券サマリー 先物は続伸、10年債入札は無難に通過

配信日時:2022/03/01 15:32 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。ロシアへの経済制裁を巡る不透明感に加え、この日に実施された10年債入札を無難に通過したことが相場を押し上げる要因となった。  欧米などが26日にロシアの大手銀行を国際決済網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」から排除する方針を表明したほか、米財務省は28日にロシアの中央銀行が米国の金融機関などとドルを取引するのを禁止する追加制裁を実施すると発表した。制裁強化が世界経済に及ぼす影響が警戒され、前日の米市場で債券が買われた流れが東京市場に波及し、債券先物は朝方に150円60銭台まで上伸。買い一巡後は日経平均株価の上昇が重荷となるかたちで伸び悩む場面もあったが、午後に入ると10年債入札の結果を手掛かりに再び強含む動きとなった。入札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭と前回(2月1日)と同じで、応札倍率は3.24倍(前回は3.27倍)となり、一定の需要が確認できたことが買い安心感につながった。  先物3月限の終値は前日比9銭高の150円59銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.175%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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