注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は引き続き115円近辺で推移、ユーロは対円で強含み
配信日時:2022/02/21 14:16
配信元:FISCO
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来週の相場で注目すべき3つのポイント:米CPI、米FOMC、ECB政策金利発表
*19:00JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米CPI、米FOMC、ECB政策金利発表
■株式相場見通し予想レンジ:上限32600円-下限31700円植田和男日銀総裁による12月7日の参院財政金融委員会での発言が、東京市場の大きなターニングポイントとなった。「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな金融政策運営になる」と発言し、日銀のマイナス金利解除観測がにわかに強まった。12月4日に日銀によって開催された多角的レビューでは地方銀行側からマイナス金利解除の要望があったとの報道もあったことから、海外機関投資家を中心に政策変更への思惑が強まり、12月7日には外国為替市場で一晩に5円50銭程急速に円高ドル安が進行、翌8日の日経平均は大幅な下落となった。8日発表の11月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19.9万人増と、市場予想の18万人増を上回り、失業率は10月の3.9%から3.7%に低下した。平均時給は前月比0.4%増(10月は0.2%増)で、労働需給は一時のひっ迫感からは緩んだものの、労働市場の底堅さが示されることになった。早期の利下げ期待が後退し、上値は抑えられたものの米国経済のソフトランディング期待が意識されて、8日の米国株はNYダウ、S&P500、ナスダック総合指数ともに上昇して引けた。次の焦点は、3会合連続で政策金利据え置きが有力視されている米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエルFRB議長会見となる。来週は米国で、11月消費者物価指数(CPI)など主要経済指標の発表が集中するが、これらを無難に通過すると、米長期金利は下落、NYダウは上昇して為替市場では円高ドル安が進みやすくなる可能性があり、東京市場ではマイナス材料としてはたらく公算が高い。また、日銀金融政策決定会合が翌週18-19日開催予定で、年末高ムードが霧散した東京市場は、神経質な展開が継続しそうだ。「政治と金」の問題で、政局が不安定となっていることも懸念材料だ。12月に入り米国株高と日経平均の連動性が弱まっており、引き続き為替の動向が日経平均の動向を左右してくる可能性が高い。8日にマドを空けて下落した日経平均は2週間で1300円を超す下げを見ていることから短期的な自律反発への期待もある。一方、32000円から31000円の水準は、10月30日の安値30538.29円からの出戻りの過程で、こちらもマドを空けて急伸したゾーンにあたることから上にも下にも振れやすく、短期スタンスの視点からは機動的な投資姿勢が求められてこよう。全般相場が落ち着きを取り戻すまでには、企業が発表するリリースなどを手掛かりとした個別株物色が中心となりやすい。全般、手掛かり難のなか、14日に転職サイト「ビズリーチ」を手掛けるビジョナル<4194>がプライム市場へ上場市場を変更する。また決算発表では、Vチューバ―事業を展開するANYCOLOR<5032>が14日に2024年上期決算を、業務用食品の神戸物産<3038>は15日に2023年10月期通期決算発表を予定している。また、来週は4社のIPOが予定されていることを踏まえると中小型株にも関心が向きやすいタイミングだ。このほか、海外旅行関連、食品メーカー、100円ショップなどを展開する小売企業など円高メリット株に関心が向かう可能性もある。■為替市場見通し来週のドル・円は伸び悩みか。日本銀行の金融緩和修正観測を背景に、円買い圧力が続くとみられる。日銀植田総裁は12月7日の国会質疑で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と答弁。これを受け、金融緩和の早期修正観測が台頭し、リスク回避の米ドル売り・円買いが活発となった。今月開催の日銀金融政策決定会合を控えて、円高圧力が続きそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制の方針を堅持しているものの、利上げは終了しており、来年半ば頃に利下げが開始されるとの見方が浮上していることもドル買い・円売りを抑制することになりそうだ。一方、今年最後の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では政策金利の据え置きが決まる見込み。ただし、同時に公表されるFOMCの政策金利見通しで追加利上げの可能性が否定された場合、米長期金利安・ドル安の展開となる可能性は残されている。なお、12月12日発表の11月米消費者物価総合指数(CPI)は前年比+3.1%程度、同コア指数は同+4.0%程度と予想されている。市場予想と一致した場合、インフレ緩和の思惑でリスク回避的なドル売り・円買いがやや強まりそうだ。■来週の注目スケジュール12月11日(月):工作機械受注(11月)、米・3年債、10年債入札、など12月12日(火):国内企業物価指数(11月)、独・ZEW期待指数(12月)、米・消費者物価コア指数(11月)、など12月13日(水):日銀短観(大企業製造業DI)(12月調査)、米・生産者物価コア指数(11月)、米・連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利発表、米・FOMC終了後、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見、など12月14日(木):コア機械受注(10月)、鉱工業生産(10月)、欧・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ラガルド総裁が記者会見、米・小売売上高(11月)、米・新規失業保険申請件数(先週)、など12月15日(金):中・鉱工業生産指数(11月)、中・小売売上高(11月)、独・総合PMI(12月)、欧・ユーロ圏総合PMI(12月)、米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(12月)、米・鉱工業生産指数(11月)、米・設備稼働率(11月)、など
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2023/12/09 19:00
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株ブロガー・さなさえ:逆襲のIPOが勢ぞろい!だけど馬場のグロース市場は要注意!【FISCOソーシャルレポーター】
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:逆襲のIPOが勢ぞろい!だけど馬場のグロース市場は要注意!【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2023年12月6日15時に執筆皆様、おはこんばんちわ。11月26日のジャパンカップを最後に、最強の名をほしいままにしてきたイクイノックスが電撃引退となりました。2022年の有馬記念の雄姿を再び今年も見られると思っていたのですが…誠に残念です。株好きの皆さんの中にも競馬ファンは多いと聞きますし、年末を前に寂しい気持ちになっているのはわたしだけではありますまい…さなさえです。さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も、はや46回目…今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<グロース市場が復調も要注意!>マーケットデータやそのリサーチ分析を手掛けるQUICKのデータを基にTOPIX構成銘柄を調べると、11月20日~12月21日にかけ約1000社、総額7兆7000億円の配当金が投資家に支払われる見通しです。その為、前述した期間は、その配当金の再投資によって日経平均株価は底堅く推移し、投資環境は安定しているのではないかとの公算があります。東証グロース市場指数もそんな相場の中で持ち直してきてはいますが、12月1日(金)の相場を見てもわかるように、日経平均の底堅さ(前日比0.17%安)に比べ、グロース市場は大幅安(前日比2.07%)と、明らかにプライム市場に比べ、グロース市場の需給がよろしくない事がわかります。特に年末相場は個人投資家の関与率が高い(信用買いが多い)小型グロース株は要注意です。この時期恒例の「節税売り」が出やすく、トレンドが剥離したものから次々と売り込まれる傾向にある為、初心者は本当に迂闊に手を出してはならないリスキーな世界線となります!(要注意!)<さながらチキンレースか!?掉尾の一振はどの株だ!>そんな世紀末的な相場において「ヒャッハー」を楽しむ命知らずなニキ・ネキ達(※兄貴・姉貴の略のネット用語)は投資家の中には、確かに存在します。今回はそんなグロース市場という馬場において、気合たっぷりにいななく直近IPO株を中心にご紹介していきまっす♪今年のIPOは特にグロース市場と共に売り込まれた銘柄が多かったですから、シャアさながらの「逆襲のIPO」は出るのか…注目しまっす♪(くれぐれも投資は自己責任で!)まずは昨年末のIPOからインバウンドでも思惑のあるモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」を運営するINFORICH<9338>が、業績も伴ってずっと強いですね。今年はインバウンドに期待する向きがどれだけ多かったかという事がわかります。そして岸田首相とエヌビディアCEOであるジェンスン・ファン氏の面会もあってか、生成AI関連へ再びスポットが当たっていますね。AVILEN<5591>は上値追いの展開ですし、このテーマでの本命格の動きです。金融関連としての思惑もあるテクノロジーズ<5248>がそれに続く形でしょうか。それ以外ですと、株価が復調しつつあるジーデップ・アドバンス<5885>、Ridge-i<5572>はどこまで戻せるかと…グロース市場をにらみながら展開となりそうです。好業績でもあって一気に浮上してきているのがインテグラル<5842>です。コンサルティング事業を手掛け、高値更新も間近のようですね。ライズ・コンサルティンググループ<9168>にも再びスポットは当たるか…高値更新なるか期待です。そして、8月に当記事でご紹介した先端半導体関連AIメカテック<6227>はその後しっかり人気化したようですが、半導体洗浄装置の開発・設計を手掛けるジェイ・イー・ティ<6228>もしっかり新値追いの展開です。その他、振り返ってみれば今年は金融株も強かったですねぇ。話題の楽天銀行<5838>はしっかり青天井(相場)です。直近で国内大手自動車メーカーおよび、米国の大手EV自動車メーカーの低露点対応型デシカント除湿機の大型案件を受注した西部技研<6223>はPERは10倍台と割安な事もあり、もうちょっと伸びそうかな…とは見ています。今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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2023/12/09 17:00
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ユーロ週間見通し:弱含みか、ECBの早期利下げ観測の影響残る
*14:28JST ユーロ週間見通し:弱含みか、ECBの早期利下げ観測の影響残る
■軟調推移、ECBは来年前半にも利下げ開始の可能性今週のユーロ・ドルは軟調推移。一時1.0724ドルまで下落した。ユーロ圏の複数の経済指標が市場予想を下回ったこと、欧州中央銀行(ECB)は来年前半にも利下げを開始する可能性があるとの見方が浮上したことから、リスク回避のユーロ売りが優勢となった。米雇用統計の改善もユーロ売りにつながった。取引レンジ:1.0724ドル-1.0895ドル。伸び悩みか、ECB政策金利は据え置きの公算来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。12月12-13日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きは織り込まれたが、良好な米雇用統計を受けてドル売り・ユーロ買いは縮小した。欧州中央銀行(ECB)は14日開催の理事会で政策金利の据え置きを決める見込みだが、ECBがインフレ鈍化を認めた場合、来年前半の利下げを想定してユーロ売りがやや強まる可能性がある。予想レンジ:1.0650ドル-1.0950ドル■続落、日欧金利差縮小を想定してユーロ売り強まる今週のユーロ・円は続落。一時153円前半までユーロ安・円高に振れる場面があった。欧州中央銀行(ECB)による早期利下げ観測が浮上していること、日本銀行は金融緩和策の早期修正を検討しているとの見方が広がり、日欧金利差の縮小を想定したユーロ売り・円買いが活発となった。取引レンジ:153円23銭-159円93銭。■弱含みか、ECBの早期利下げ観測の影響残る来週のユーロ・円は弱含みか。12月14日開催の欧州中央銀行(ECB)理事会では政策金利の据え置きが決定される見込み。ただ、ユーロ圏のインフレ率は低下し、来年前半の利下げ観測でユーロ売りに振れやすい。次回日銀金融政策決定会合に向け、緩和政策の修正を期待した円買いは続く可能性があることもユーロ・円相場を圧迫することになりそうだ。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・14日:欧州中央銀行(ECB)理事会(主要政策金利は現状維持の公算)・15日:12月製造業PMI(11月:44.2)・15日:12月サービス業PMI(11月:48.7)予想レンジ:153円00銭-157円00銭
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2023/12/09 14:28
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豪ドル週間見通し:弱含みか、中銀総裁講演や雇用統計が手掛かり材料に
*14:27JST 豪ドル週間見通し:弱含みか、中銀総裁講演や雇用統計が手掛かり材料に
■下落、インフレ緩和で豪ドル売り強まる今週の豪ドル・円は下落。豪準備銀行(中央銀行)は12月5日開催の理事会で政策金利の据え置きを決定したが、インフレが緩やかになっているとの見方を示したことで、追加利上げ観測は後退し、豪ドル売り・円買いが優勢となった。日本銀行の早期政策修正観測が台頭したことも豪ドル・円相場を圧迫した。取引レンジ:93円73銭-97円97銭。■弱含みか、中銀総裁講演や雇用統計が手掛かり材料に来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)はインフレ圧力に関して、「10月消費者物価はインフレ緩和を示唆」と指摘しており、追加利上げ観測の後退で豪ドルは買いづらい。ブロック総裁の講演や11月雇用統計が注目される。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・12日:ブロック豪準備銀行総裁講演・14日:11月雇用統計(10月:失業率3.7%、雇用者数増減+5.5万人)予想レンジ:93円50銭-96円50銭
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2023/12/09 14:27
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英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中銀の政策金利は据え置きの公算
*14:26JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中銀の政策金利は据え置きの公算
■下落、日英金利差縮小の思惑浮上今週のポンド・円は下落。英中央銀行のベイリー総裁は「インフレ率を持続的に目標に戻すためには、金利を長期にわたってこの水準にとどめる必要がある」との見方を伝えたが、英国経済の先行きについて慎重な見方が増えており、リスク選好的なポンド買い・米ドル売りは縮小。さらに、日英金利差縮小の思惑も浮上したことから、ポンド・円は一時178円台後半まで下落した。取引レンジ:178円67銭-186円61銭。■下げ渋りか、英中銀の政策金利は据え置きの公算来週のポンド・円は下げ渋りか。12月18-19日開催の日本銀行金融政策決定会合を控えて、円買い圧力が大幅に低下する可能性は低いとみられる。ただし、12月14日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)では政策金利の据え置きが織り込まれており、リスク回避のポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・14日:英中央銀行政策金利発表(現状維持の予想)・15日:12月製造業PMI (11月:47.2)・15日:12月サービスPMI(11月:50.9)予想レンジ:179円00銭-183円00銭
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2023/12/09 14:26
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為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、日銀緩和修正観測も米インフレ指標にらみ
*14:22JST 為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、日銀緩和修正観測も米インフレ指標にらみ
【今週の概況】■ドル弱含み、日米金利差縮小観測で一時142円を下回る今週のドル・円は弱含み。週前半は11月米雇用統計の改善が期待されたことでリスク選好的なドル買い・円売りが優勢となった。対欧州通貨でのドル買いが広がったことも意識されたようだ。12月6日にドル・円は147円50銭まで買われたが、同日発表の米11月ADP雇用統計は市場予想を下回る結果となったため、リスク選好的なドル買い・円売りは縮小した。さらに、日本銀行の植田総裁は7日に「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と語ったことで金融緩和策の早期修正観測が広がり、日米金利差縮小の思惑も浮上した。リスク回避的なドル売り・円買いが急速に広がり、同日のニューヨーク外為市場でドル・円は一時142円を下回った。8日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円21銭まで買われた後、一時143円76銭まで下落したが、米長期金利の上昇を意識して145円近辺まで戻した。この日発表された11月雇用統計で労働市場の基調的な力強さが確認され、早期利下げ観測は後退し、リスク選好的な米ドル買い・円売りが活発となった。米ドル・円は144円97銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:141円71銭-147円50銭。【来週の見通し】■ドルは伸び悩みか、日銀緩和修正観測も米インフレ指標にらみ来週のドル・円は伸び悩みか。日本銀行の金融緩和修正観測を背景に、円買い圧力が続くとみられる。日銀植田総裁は12月7日の国会質疑で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と答弁。これを受け、金融緩和の早期修正観測が台頭し、リスク回避の米ドル売り・円買いが活発となった。今月開催の日銀金融政策決定会合を控えて、円高圧力が続きそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制の方針を堅持しているものの、利上げは終了しており、来年半ば頃に利下げが開始されるとの見方が浮上していることもドル買い・円売りを抑制することになりそうだ。一方、今年最後の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では政策金利の据え置きが決まる見込み。ただし、同時に公表されるFOMCの政策金利見通しで追加利上げの可能性が否定された場合、米長期金利安・ドル安の展開となる可能性は残されている。なお、12月12日発表の11月米消費者物価総合指数(CPI)は前年比+3.1%程度、同コア指数は同+4.0%程度と予想されている。市場予想と一致した場合、インフレ緩和の思惑でリスク回避的なドル売り・円買いがやや強まりそうだ。【米・11月消費者物価コア指数(CPI)】(12日発表予定)12日発表の米11月消費者物コア指数(CPI)は前年比+4.0%と予想されている。インフレ緩和は織り込み済みのため、市場予想と一致した場合、ドルは売りづらい展開に。【米連邦公開市場委員会(FOMC)】(12-13日開催)12月12-13日に連邦公開市場委員会(FOMC)の会合が開催される。現行の政策金利維持を決定する見通し。インフレ抑止の姿勢を堅持しながらも、今後の政策決定は経済指標次第との従来方針を示すだろう。予想レンジ:143円50銭-146円50銭
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2023/12/09 14:22
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国内株式市場見通し:FOMCなど控え日経平均は神経質な展開か
*14:21JST 国内株式市場見通し:FOMCなど控え日経平均は神経質な展開か
■金融政策変更思惑から日経平均急落今週の日経平均は為替の円高進行と日本銀行の金融政策修正への思惑が波乱要因としてはたらき、週間で1123.65円安(-3.4%)の32307.86円と2週連続で続落した。週初4日の日経平均は円高進行を嫌気し下落したのに続き、5日も米国のハイテク株安を受けて大幅安のなか3日続落となり11月14日以来の33000円割れとなった。6日は自律反発狙いの買いが広がる全面高商状に転じて日経平均は670円高と4日ぶりに急反発した。7日は日銀のマイナス金利解除観測が強まったほか中国経済への懸念が強まり、前日の上げ幅を帳消しとする下げとなり再び33000円割れに急落した。メジャーSQを迎えた8日はシカゴ先物安と円高基調を受けて日経平均は下げ幅を広げる展開の中、大幅続落となった。なお、メジャーSQ値は概算で32639.57円、日経平均の8日終値はこれを大きく下回った。■日銀総裁発言がターニングポイントに植田和男日銀総裁による12月7日の参院財政金融委員会での発言が、東京市場の大きなターニングポイントとなった。「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな金融政策運営になる」と発言し、日銀のマイナス金利解除観測がにわかに強まった。12月4日に日銀によって開催された多角的レビューでは地方銀行側からマイナス金利解除の要望があったとの報道もあったことから、海外機関投資家を中心に政策変更への思惑が強まり、12月7日には外国為替市場で一晩に5円50銭程急速に円高ドル安が進行、翌8日の日経平均は大幅な下落となった。8日発表の11月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比19.9万人増と、市場予想の18万人増を上回り、失業率は10月の3.9%から3.7%に低下した。平均時給は前月比0.4%増(10月は0.2%増)で、労働需給は一時のひっ迫感からは緩んだものの、労働市場の底堅さが示されることになった。早期の利下げ期待が後退し、上値は抑えられたものの米国経済のソフトランディング期待が意識されて、8日の米国株はNYダウ、S&P500、ナスダック総合指数ともに上昇して引けた。次の焦点は、3会合連続で政策金利据え置きが有力視されている米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエルFRB議長会見となる。来週は米国で、11月消費者物価指数(CPI)など主要経済指標の発表が集中するが、これらを無難に通過すると、米長期金利は下落、NYダウは上昇して為替市場では円高ドル安が進みやすくなる可能性があり、東京市場ではマイナス材料としてはたらく公算が高い。また、日銀金融政策決定会合が翌週18-19日開催予定で、年末高ムードが霧散した東京市場は、神経質な展開が継続しそうだ。「政治と金」の問題で、政局が不安定となっていることも懸念材料だ。12月に入り米国株高と日経平均の連動性が弱まっており、引き続き為替の動向が日経平均の動向を左右してくる可能性が高い。8日にマドを空けて下落した日経平均は2週間で1300円を超す下げを見ていることから短期的な自律反発への期待もある。一方、32000円から31000円の水準は、10月30日の安値30538.29円からの出戻りの過程で、こちらもマドを空けて急伸したゾーンにあたることから上にも下にも振れやすく、短期スタンスの視点からは機動的な投資姿勢が求められてこよう。■個別株物色で幕間つなぎ全般相場が落ち着きを取り戻すまでには、企業が発表するリリースなどを手掛かりとした個別株物色が中心となりやすい。全般、手掛かり難のなか、14日に転職サイト「ビズリーチ」を手掛けるビジョナル<4194>がプライム市場へ上場市場を変更する。また決算発表では、Vチューバ―事業を展開するANYCOLOR<5032>が14日に2024年上期決算を、業務用食品の神戸物産<3038>は15日に2023年10月期通期決算発表を予定している。また、来週は4社のIPOが予定されていることを踏まえると中小型株にも関心が向きやすいタイミングだ。このほか、海外旅行関連、食品メーカー、100円ショップなどを展開する小売企業など円高メリット株に関心が向かう可能性もある。■日銀短観、米FOMC、米CPI、など来週は国内では12日に国内企業物価指数(11月)、13日に日銀短観(10-12月)、臨時国会会期末、14日にコア機械受注(10月)が予定されている。海外では、12日に米消費者物価コア指数(11月)、13日は米パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見、米生産者物価コア指数(11月)、14日は欧ラガルドECB総裁が記者会見、米小売売上高(11月)、15日は中鉱工業生産指数(11月)、中小売売上高(11月)、米ニューヨーク連銀製造業景気指数(12月)、米鉱工業生産指数(11月)、米設備稼働率(11月)などがそれぞれ予定されている。なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)は12-13日に開催予定となっている。
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2023/12/09 14:21
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新興市場見通し:見直し買いが徐々に広がり値固めか、IPOは4社
*14:20JST 新興市場見通し:見直し買いが徐々に広がり値固めか、IPOは4社
■相場全体の軟調地合いにひきづられ大幅続落今週の新興市場は大幅続落。米国株式市場では高値警戒感が根強く、加えて週末に11月雇用統計発表を控えていたため、相場がやや軟調な地合いにあった。11月半ば以降、為替は円高ドル安傾向にあるが、日本銀行植田総裁が7日参院財政金融委員会で金融政策運営について「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言し、日銀のマイナス金利解除時期が早まるという見方が強まり、円高ドル安が急速に進行した。大型の輸出株下落に引きずられる形で新興市場銘柄も値を消した。今週の騰落率は、日経平均が-3.36%だったのに対し、東証グロース市場指数は-3.56%、東証グロース市場250指数は-3.69%だった。個別では、トコジラミ対策で注目されたWASHハウス<6537>、ハッシュタグ活用エンジンが資生堂<4911>の美容サイトに導入されたことが材料視されたサイジニア<6031>、新たにAIによる動画自動生成技術を開発したグラッドキューブ<9561>などが週間騰落率値上がり上位に入った。一方、利益確定売りに押されたアマナ<2402>やヌーラボ<5033>などが週間騰落率値下がり上位となった。週間売買代金上位には今週に引き続きジーエヌアイグループ<2160>や海帆<3133>がランクインした。■見直し買いが徐々に広がり値固めに期待、IPOは4社来週の新興市場は値固めか。今週は為替市場で急速な円高が進む中で、新興市場の銘柄も売られたが、来週は見直し買いが徐々に広がってくると思われる。まず業績面では、新興市場の銘柄は情報・通信やサービス業の銘柄が多く、円高の影響は大きくない。為替市場で円の先高観が強まっている中で、新興市場の銘柄は相対的に業績懸念が小さい。またテクニカル面でも自律反発が期待される。東証グロース市場250指数の終値ベースの年初来安値は10月26日の632.29ポイントであり、また終値ベースの直近高値は11月21日の723.26ポイントである。12月8日終値は674.87ポイントとなり、この上昇の半値押しの水準となった。値ごろ感から買われやすい環境にあると思われる。なお、新興市場の株価動向に大きな影響を与える米ナスダック総合指数の12月8日の終値は2022年4月以来の高値となった。ナスダック総合指数は10月26日に直近安値を付けた後、上昇傾向が続いている。今週1週間のナスダック総合指数の上昇率は+0.69%だった。来週の新興市場ではMBO(経営陣が参加する買収)の候補となる銘柄への物色も一手だろう。大正製薬HD<4581>やベネッセHD<9783>など知名度が高い大手企業のMBOが相次ぎ、投資家のMBO候補探しへの関心は高まっている。今週末12月8日には人材派遣大手のアウトソーシング<2427>もMBOを発表した。国内大手証券の一つは、「MBOは創業家の持ち分が多く、ステークホルダーが少ない中小型の企業のほうがやりやすい」と指摘し、新興市場からはCYBERDYNE<7779>やMTG<7806>などを候補銘柄としてあげている。なお、来週は新規株式公開(IPO)が4社予定されている。特に、新レギュレーション下で初めて仮条件上限を超えて公開価格が決定したブルーイノベーション<5597>の初値に注目したい。また、インバウンド関連が再注目となるなか、ラーメンチェーン運営の魁力屋<5891>も注目を引きそうだ。
<FA>
2023/12/09 14:20
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米国株式市場見通し:FOMCに注目
*14:19JST 米国株式市場見通し:FOMCに注目
来週は米連邦準備制度理事会(FRB)が今年最後の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する予定で内容に注目だ。さらに、今後の金融政策を左右する11月消費者物価指数(CPI)や11月生産者物価指数(PPI)といった重要インフレ指標に加えて、11月小売売上高で消費動向を判断していきたい。市場はすでに来年上半期の利下げ開始を織り込んでおり、利下げのヒントがあれば、ハイテク中心に買いが続くだろう。最近の指標でペースは遅いながらもインフレの鈍化傾向が継続、労働市場のひっ迫にも緩和の兆しが見え始め、さらに、「金融状況がかなりひっ迫した」とパウエル議長をはじめFRB高官が指摘しているため、FRBは今回で3会合連続の金利据え置きがほぼ確実視されている。市場は利上げがほぼ終了、来年は1%の利下げを織り込み始め、相場の上昇要因となった。今回の会合では声明やパウエル議長の会見、スタッフ予測に注目だ。FRBはインフレの2%目標達成には依然長い道のりで勝利宣言は時期尚早と繰り返し、必要とあれば追加引き締めの準備があるとの文言を維持。また、利下げ協議も時期尚早としており、データ次第で政策を決定する方針を再確認するだろう。ただ、小売売上高は2カ月連続でマイナスが予想されているほか、FRBがインフレ指標として注視している食品やエネルギーを除いたコアCPIは前年比で10月と同じ4%増と2021年9月以来の低い伸びにとどまる見通しで、消費の減速やインフレ鈍化がデータで証明された場合は来年の利下げ観測が一段と強まり、相場を支援することになるだろう。経済指標では、11月消費者物価指数(CPI)(12日)、11月生産者物価指数(PPI)(13日)、11月小売売上高、週次新規失業保険申請件数、10月企業在庫、12月ニューヨーク連銀製造業景気指数、11月鉱工業生産・設備稼働率、12月製造業PMI、対米証券投資(15日)などが予定されている。FRBは12日、13日の2日間にわたってFOMCを開催。主要企業決算では、ソフトウエア・メーカーのオラクル(11日)やアドビ(13日)、会員制倉庫型卸売・小売り会社のコストコホールセール、住宅建設会社のレナー(14日)、レストラン運営のダーデンレストランツ(15日)、などが予定されている。コストコホールセールではインフレやマクロ経済の見通し悪化で消費者の支出が抑制されている可能性があり、見通しに警戒だ。さらに来週は、チャットGPT開発したオープンAIのアルトマンCEOがアトランタで開かれる会合で講演を予定しているほか、自動車メーカーのゼネラル・モーターズのバーラCEOは、ワシントンのエコノミッククラブで講演を予定しており注目だ。(Horiko Capital Management LLC)
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2023/12/09 14:19
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