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外為サマリー:1ドル115円33銭付近まで軟化、地政学リスク再燃でリスク回避

配信日時:2022/02/17 10:09 配信元:MINKABU
 17日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=115円45銭近辺で推移しており、前日の午後5時時点と比べて20銭前後のドル安・円高となっている。  16日のニューヨーク外国為替市場でドル円相場は1ドル=115円52銭近辺と、前日と比べて10銭弱のドル安・円高で取引を終えた。欧州市場ではアジア市場の円安地合いを引き継ぎ、115円79銭付近まで強含んだ。黒田日銀総裁の「長期金利上限0.25%程度の目標を変えるつもりはない」との発言が伝えられたことも円安を後押しした。ニューヨーク市場に入ると前日高値を抜けられないことで徐々に上値が重くなり、中盤に1月25~26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されると、新鮮味がないとの見方からドル売りが広がり、終盤は115円36銭付近まで一時下落した。  東京市場のドル円は115円33銭付近まで一時軟化した。ブリンケン米国務長官が「ロシア軍撤収の証拠はなく、主力部隊はむしろ国境に接近している」と発言したことを受け、ウクライナ情勢をめぐる楽観ムードは後退。時間外取引での米国株先物の下落や日経平均株価が100円超の下げ幅となっていることも相まって、ドル円、クロス円ともに上値の重さがみられている。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1378ドル付近と前日の午後5時時点とほぼ同水準、対円では1ユーロ=131円38銭付近と同20銭前後のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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