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東京株式(大引け)=595円高、米株主導で主力株に買い戻し
配信日時:2022/02/16 15:51
配信元:MINKABU
16日の東京株式市場は、前日の米株高を受けリスクオフの巻き戻しが入る形で日経平均は大幅反発、2万7000円台半ばまで水準を戻した。
大引けの日経平均株価は前営業日比595円21銭高の2万7460円40銭と急反発。東証1部の売買高概算は11億5578万株、売買代金概算は2兆8246億円。値上がり銘柄数は1792、対して値下がり銘柄数は320、変わらずは70銘柄だった。
きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って大きく上昇し、リスク回避ムードが後退した。ウクライナ情勢は、ロシアが軍隊を一部撤収することを発表し、軍事侵攻への懸念が和らいだとの見方が広がり、市場のセンチメントが改善した。米国株市場でハイテク株が買い戻された流れを受け、東京市場でも半導体関連などが大きくリバウンドに転じ全体相場を牽引。また、海運株にも買いが集中した。原油市況が大幅反落したことで企業収益にプラスの思惑を与えたが、資源関連株の一角には利益確定の売りが波及した。値上がり銘柄数は1800近くに及び全体の82%を占めている。ただ、売買代金は盛り上がりを欠き、2兆8000億円台で5営業日ぶりに3兆円台を下回った。
個別では、東京エレクトロン<8035.T>が大幅高となり、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>も買いが優勢。任天堂<7974.T>も高い。日本郵船<9101.T>、川崎汽船<9107.T>など海運大手が値を上げ、乾汽船<9308.T>はストップ高で値上がり率トップに買われた。SMC<6273.T>、ブリヂストン<5108.T>が値を飛ばし、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>も物色人気。このほか日本金属<5491.T>、マクロミル<3978.T>などが急騰、日本マイクロニクス<6871.T>の上げも目立った。
半面、キーエンス<6861.T>が軟調、INPEX<1605.T>、住友金属鉱山<5713.T>なども売られた。ツバキ・ナカシマ<6464.T>は値下がり率トップに売り込まれ、ネットプロテクションズホールディングス<7383.T>、オープンハウスグループ<3288.T>なども急落。山崎製パン<2212.T>、パーソルホールディングス<2181.T>なども大きく値を下げている。
出所:MINKABU PRESS
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