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NY株式:NYダウ273ドル高、良好な経済指標や企業決算を好感

配信日時:2022/02/02 07:00 配信元:FISCO
米国株式市場は続伸。ダウ平均は273.38ドル高の35405.24ドル、ナスダック106.12ポイント高の14346.00で取引を終了した。良好な企業決算に加え、予想を上回った1月ISM製造業景況指数や12月JOLT求人件数を好感し、寄り付き後、上昇。その後、ISM指数の支払価格の上昇を受け長期金利が上昇に転じると、売り圧力が強まり一時下落に転じる局面も見られた。しかし、全国34州でコロナ入院患者が減少したとの統計を受け、回復期待が強まり景気敏感株がけん引し再び上昇。引けにかけ、上げ幅を拡大した。セクター別では運輸、エネルギーが上昇した一方、電気通信サービスが下落。

貨物運輸のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は四半期決算で調整後1株当たり利益が予想を上回ったほか、見通し引上げや増配を発表し、上昇。石油会社のエクソンモービル(XOM)は第4四半期決算で原油高が奏功し、利益が7年間で最高に達し、上昇した。クルーズ船運営のカーニバル(CCL)やノルウエージャンクルーズ(NCL)、カジノ運営のウィン・リゾーツ(WYNN)は新型コロナ収束に伴う業績拡大期待に軒並み、上昇。一方、電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は5万台超のリコールを発表し、売られた。通信のAT&T(T)は傘下のワーナーメディアを分社化しディスカバリーと統合させ、新会社「ワーナー・ブラザース・ディスカバリー」を設立する計画を発表したほか、減配も発表し、下落。

検索のグーグル運営するアルファベット(GOOG)は取引終了後に四半期決算を発表。内容が予想を上回り、時間外取引で上昇している。

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