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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は反落、経済活動の停滞が懸念される流れ
配信日時:2022/01/20 10:48
配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 108013.47 +1.26%
19日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1345.81ポイント高(+1.26%)の108013.47で取引を終了した。106668.9から108601.8まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。通貨レアルが対米ドルで大幅に上昇したことが好感され、ブラジル株に買いが広がった。ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ元大統領が10月の大統領選について、ジェラルド・アルックミン元サンパウロ州知事を副大統領候補として起用すると発言したことが好感されたもようだ。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、海外株安などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 3436.82 +3.24%
19日のロシア株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比107.88ポイント高(+3.24%)の3436.82で取引を終了した。3256.60から3500.27まで上昇した。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで高値圏でもみ合った。MOEX指数が直近4営業日約14%下落しており、売られ過ぎ感から買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。このほか、地政学リスクに対する懸念がやや緩和されていることが買い安心感を与えた。
【インド】SENSEX指数 60098.82 -1.08%
19日のインドSENSEX指数は続落。前日比656.04ポイント安(-1.08%)の60098.82、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同174.65ポイント安(-0.96%)の17938.40で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外株安を受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、米金利高もインドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。このほか、インフレ率の加速懸念などが警戒された。自動車大手タタ・モーターズは乗用車価格を1月19日から引き上げると決定。原油価格の上昇に伴う日用品などの値上げも報じられている。
【中国本土】上海総合指数 3558.18 -0.33%
19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比11.73ポイント安(-0.33%)の3558.18ポイントと3日ぶりに反落した。
経済活動の停滞が懸念される流れ。中国の新型コロナウイルス感染は、新規感染者数が足もとで減少していると伝わったものの、「ゼロコロナ」政策が堅持されているだけに、行動抑制強化の不安は依然としてくすぶっている。米金利高もマイナス。米金融当局は利上げを急ぐとの観測が強まる中、米10年債利回りは2年ぶりの高い水準に上昇している。新興国からの資金が流出すると警戒された。もただ、下値を叩くような売りはみられない。金融緩和に期待が高まっている。中国人民銀行(中央銀行)の劉国強・副総裁は18日、預金準備率の引き下げ余地はまだ残るとの見解を示した。マクロコントロールの上で必要があれば、準備率引き下げというツールを使う考えを示唆している。20日に公表される銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」についても、多数の市場関係者が再引き下げが濃厚と指摘する状況だ。
<NH>
19日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1345.81ポイント高(+1.26%)の108013.47で取引を終了した。106668.9から108601.8まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。通貨レアルが対米ドルで大幅に上昇したことが好感され、ブラジル株に買いが広がった。ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ元大統領が10月の大統領選について、ジェラルド・アルックミン元サンパウロ州知事を副大統領候補として起用すると発言したことが好感されたもようだ。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。一方、海外株安などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 3436.82 +3.24%
19日のロシア株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比107.88ポイント高(+3.24%)の3436.82で取引を終了した。3256.60から3500.27まで上昇した。
売りが先行した後は買い戻され、引けまで高値圏でもみ合った。MOEX指数が直近4営業日約14%下落しており、売られ過ぎ感から買い戻しが優勢。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かりとなった。このほか、地政学リスクに対する懸念がやや緩和されていることが買い安心感を与えた。
【インド】SENSEX指数 60098.82 -1.08%
19日のインドSENSEX指数は続落。前日比656.04ポイント安(-1.08%)の60098.82、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同174.65ポイント安(-0.96%)の17938.40で取引を終えた。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外株安を受け、インド株にも売り圧力が強まった。また、米金利高もインドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。このほか、インフレ率の加速懸念などが警戒された。自動車大手タタ・モーターズは乗用車価格を1月19日から引き上げると決定。原油価格の上昇に伴う日用品などの値上げも報じられている。
【中国本土】上海総合指数 3558.18 -0.33%
19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比11.73ポイント安(-0.33%)の3558.18ポイントと3日ぶりに反落した。
経済活動の停滞が懸念される流れ。中国の新型コロナウイルス感染は、新規感染者数が足もとで減少していると伝わったものの、「ゼロコロナ」政策が堅持されているだけに、行動抑制強化の不安は依然としてくすぶっている。米金利高もマイナス。米金融当局は利上げを急ぐとの観測が強まる中、米10年債利回りは2年ぶりの高い水準に上昇している。新興国からの資金が流出すると警戒された。もただ、下値を叩くような売りはみられない。金融緩和に期待が高まっている。中国人民銀行(中央銀行)の劉国強・副総裁は18日、預金準備率の引き下げ余地はまだ残るとの見解を示した。マクロコントロールの上で必要があれば、準備率引き下げというツールを使う考えを示唆している。20日に公表される銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」についても、多数の市場関係者が再引き下げが濃厚と指摘する状況だ。
<NH>
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