注目トピックス 市況・概況
東京為替:ドル・円は高値圏、日本株高を好感
配信日時:2021/11/19 13:17
配信元:FISCO
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来週の相場で注目すべき3つのポイント:衆参両院本会議で代表質問、トヨタ決算、米ISM製造業景気指数
*15:30JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:衆参両院本会議で代表質問、トヨタ決算、米ISM製造業景気指数
■株式相場見通し予想レンジ:上限52800円-下限51000円今週末の米国株式市場は上昇。ダウ平均は前日比40.75ドル高の47562.87ドル、ナスダックは同143.82ポイント高の23724.96で取引を終了した。225ナイト・セッションは日中終値比190円安の52280円。好決算を発表したアマゾンが急伸、他のAI関連株の波及効果につながり、ハイテク主導で堅調推移となった。一方、連邦準備制度理事会(FRB)の数人の高官がさらなる利下げに慎重な姿勢を示し、上値は抑制された。日米首脳会談は高市政権にとって成功と捉えられ、その後、政策期待は一段と高まる状況となった。また、米中首脳会談も、米国の対中関税引き下げや中国のレアアースの輸出規制一時停止の合意など、市場に安心感をもたらすものとなっている。さらに、一部で警戒された日銀の追加利上げも見送られており、今週は総じて好材料が出揃った1週間となった印象。心理的な節目と意識された50000円大台も一気に突破するなど過熱警戒感も強まっており、大きなイベントも見当たらない中で、目先は好材料出尽くし感や達成感が優勢となってくる可能性を視野に入れたい。国内では7-9月期の決算発表が本格化してきており、来週は一転して個別物色中心の相場展開にもなりそうだ。中でも注目される決算発表は、5日のトヨタ自動車<7203>、7日の三菱重工業<7011>、フジクラ<5803>となってこよう。トヨタの決算は米関税の影響度合いを探るものとなり、自動車関連株や米国輸出関連株の動向を左右するものとみられる。三菱重工の決算発表後の動向は、防衛関連株や造船株などの方向性を強めさせるとみられる。フジクラも決算評価次第で、他の電線株を始めとして、AI関連・データセンター関連に影響を及ぼしそうだ。米政府機関の閉鎖状態が長期化しており、経済への悪影響が懸念されている。また、現在揉めている予算案は11月21日までのつなぎ予算であるため、同予算案が議会を通ったとしても、その後に再度の政府閉鎖もあり得る状況といえる。雇用統計など重要な経済指標の多くが発表を延期されている状態にもあり、こうした中での株価上昇にはやや違和感も残るところ。7日に予定されている雇用統計も発表が延期される可能性は高く、海外市場でも来週は目立ったイベントが予定されていない。7カ月連続で拡大・縮小の分岐点である50を下回っているISM製造業景気指数、雇用統計の代替指標として注目が高まっているADP雇用統計などが、中では注目されよう。米国企業の決算発表も、今週までと比較するとマーケットインパクトの強まりそうなものは乏しい。半導体関連としては、AMD、スーパーマイクロ、クアルコムなどのほか、英アームが発表を予定している。アームに関しては、ソフトバンクグループ<9984>の株価を通して、国内株への影響波及の可能性はあろう。なお、米企業の決算は総じて株式市場に好影響を与えた印象で、決算発表一巡は株価押し上げ材料の減少につながる。■為替市場見通し来週の米ドル・円は伸び悩みか。米国の緩和的な金融政策への慎重姿勢と日本の12月利上げ観測後退によってドル高・円安に振れやすいが、為替相場への調整圧力が強まれば上値の重さが意識されそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は10月28-29日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り追加利下げを決定。ただ、今後の緩和的な政策スタンスに慎重な姿勢を示した。一方、日本銀行は29-30日の金融政策決定会合で現行の金融政策を維持し、さらに今後の引き締め的な政策についても消極的なスタンスだった。ただ、米重要経済指標の発表が見送られ手がかりが乏しいなか、リスク選好ムードは広がりづらく、ドル買い・円売りはある程度抑制される可能性もある。米財務省は28日に、「健全な金融政策の策定とコミュニケーションがインフレ期待の安定維持と為替レートの過剰な変動を防ぐ上で重要な役割を果たすことを強調した」との声明を発表した。また、片山財務相は31日午前の記者会見で、外国為替市場で1ドル=154円台をつけたことについて、「投機的な動向を含め、為替市場の過度な変動や無秩序な動きについて高い緊張感を持って見極めている」との見方を伝えている。米財務省の声明は過度な円安をけん制する目的があったとの見方が出ており、片山財務相は円安進行に懸念を示している。これらの動きに加えて日銀の早期利上げ観測が浮上すれば、ドル・円相場の下押し圧力となりそうだ。■来週の注目スケジュール11月3日(月):株式市場は祝日のため休場(文化の日)、米・ISM製造業景況指数(10月)、米・建設支出(9月)、米・製造業PMI(10月)、米・自動車販売(10月、4日までに)、中・RatingDog製造業PMI(10月)、欧・ユーロ圏製造業PMI(10月)、独・製造業PMI(10月)、スイス・消費者物価指数(10月)、香港金融サミット(5日まで)など11月4日(火):衆院本会議で高市早苗首相の所信表明演説に対する代表質問、製造業PMI(10月)、米・貿易収支(9月)、米・JOLT求人件数(9月)、米・製造業受注(9月)、欧・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が基調講演、同記者会見、豪・オーストラリア準備銀行(中央銀行)が政策金利発表、加・貿易収支(9月)など11月5日(水):衆・参両院本会議で高市首相の所信表明演説に対する代表質問、日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(9月18・19日分)、マネタリーベース(10月)、米・ADP全米雇用報告(10月)、米・ISM非製造業景況指数(10月)、米・サービス業PMI(10月)、米・総合PMI(10月)、中・RatingDogサービス業PMI(10月)、中・RatingDog総合PMI(10月)、欧・ユーロ圏生産者物価指数(9月)、欧・ユーロ圏サービス業PMI(10月)、欧・ユーロ圏総合PMI(10月)、独・製造業受注(9月)、NZ・失業率(7-9月)、ブ・ブラジル中央銀行が政策金利(SELICレート)発表など11月6日(木):参院本会議で高市首相の所信表明演説に対する代表質問、毎月勤労統計-現金給与総額(9月)、実質賃金総額(9月)、東京オフィス空室率(10月)、サービス業PMI(10月)、総合PMI(10月)、国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30、21日まで)、米・新規失業保険申請件数(先週)、米・非農業部門労働生産性(7-9月)、米・卸売在庫(9月)、欧・ユーロ圏小売売上高(9月)、独・鉱工業生産指数(9月)、英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表、豪・貿易収支(9月)、スイス・失業率(10月)、メキシコ・中央銀行が政策金利発表など11月7日(金):家計支出(9月)、米・非農業部門雇用者数(10月)、米・失業率(10月)、米・平均時給(10月)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(11月)、米・消費者信用残高(9月)、米・NY連銀1年インフレ期待(10月)、中・外貨準備高(10月)、中・経常収支速報(7-9月)、中・貿易収支(10月)、加・失業率(10月)など11月9日(日):中・消費者物価指数(10月)、中・生産者物価指数(10月)、中・資金調達総額(10月、15日までに)、中・マネーサプライ(10月、15日までに)、中・元建て新規貸出残高(10月、15日までに)など
<YU>
2025/11/01 15:30
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国内株式市場見通し:目先は好材料の出尽くし感や大台乗せ達成感が広がる公算
*14:40JST 国内株式市場見通し:目先は好材料の出尽くし感や大台乗せ達成感が広がる公算
■重要イベント波乱なく通過し日経平均は50000円の大台乗せ今週の日経平均は週間で3111.69円高(+6.31%)の52411.34円で取引を終了。消費者物価指数(CPI)を受けての米国利下げ継続観測の高まりや、日米首脳会談への期待感などで、週初から史上初の50000円台乗せ。その後も、日銀金融政策決定会合における政策金利の据え置き決定、米中首脳会談での通商交渉進展などがポジティブ材料視されて、上値追いの動きが続く形となった。アップルやアマゾンなど、米ハイテク大手の好決算も株価の押し上げ材料となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場の予想通りに0.25%の利下げが決定されたものの、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が12月利下げを巡って慎重な姿勢を示したこともあり、プラス材料視する動きは限られたもよう。なお、今週の日経平均は27日、29日、31日と1000円以上の上昇を3度記録する動きとなったが、29日はアドバンテスト<6857>1銘柄が日経平均を1000円以上押し上げる状況で、同日のTOPIXはマイナスサイドであった。なお、10月第4週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を6502億円買い越した一方、先物は15億円売り越し、合計6487億円の買い越しとなった。2週ぶりの買い越しとなる。一方、個人投資家は現物を5307億円売り越すなど、合計で5186億円の売り越しとなっている。ほか、信託が1013億円の売り越し、投信も666億円の売り越しだった。■今週は好材料視されたイベント多く、目先の出尽くし感に警戒今週末の米国株式市場は上昇。ダウ平均は前日比40.75ドル高の47562.87ドル、ナスダックは同143.82ポイント高の23724.96で取引を終了した。225ナイト・セッションは日中終値比190円安の52280円。好決算を発表したアマゾンが急伸、他のAI関連株の波及効果につながり、ハイテク主導で堅調推移となった。一方、連邦準備制度理事会(FRB)の数人の高官がさらなる利下げに慎重な姿勢を示し、上値は抑制された。日米首脳会談は高市政権にとって成功と捉えられ、その後、政策期待は一段と高まる状況となった。また、米中首脳会談も、米国の対中関税引き下げや中国のレアアースの輸出規制一時停止の合意など、市場に安心感をもたらすものとなっている。さらに、一部で警戒された日銀の追加利上げも見送られており、今週は総じて好材料が出揃った1週間となった印象。心理的な節目と意識された50000円大台も一気に突破するなど過熱警戒感も強まっており、大きなイベントも見当たらない中で、目先は好材料出尽くし感や達成感が優勢となってくる可能性を視野に入れたい。国内では7-9月期の決算発表が本格化してきており、来週は一転して個別物色中心の相場展開にもなりそうだ。中でも注目される決算発表は、5日のトヨタ自動車<7203>、7日の三菱重工業<7011>、フジクラ<5803>となってこよう。トヨタの決算は米関税の影響度合いを探るものとなり、自動車関連株や米国輸出関連株の動向を左右するものとみられる。三菱重工の決算発表後の動向は、防衛関連株や造船株などの方向性を強めさせるとみられる。フジクラも決算評価次第で、他の電線株を始めとして、AI関連・データセンター関連に影響を及ぼしそうだ。■海外市場でもイベント一巡感が強まる方向に米政府機関の閉鎖状態が長期化しており、経済への悪影響が懸念されている。また、現在揉めている予算案は11月21日までのつなぎ予算であるため、同予算案が議会を通ったとしても、その後に再度の政府閉鎖もあり得る状況といえる。雇用統計など重要な経済指標の多くが発表を延期されている状態にもあり、こうした中での株価上昇にはやや違和感も残るところ。7日に予定されている雇用統計も発表が延期される可能性は高く、海外市場でも来週は目立ったイベントが予定されていない。7カ月連続で拡大・縮小の分岐点である50を下回っているISM製造業景気指数、雇用統計の代替指標として注目が高まっているADP雇用統計などが、中では注目されよう。米国企業の決算発表も、今週までと比較するとマーケットインパクトの強まりそうなものは乏しい。半導体関連としては、AMD、スーパーマイクロ、クアルコムなどのほか、英アームが発表を予定している。アームに関しては、ソフトバンクグループ<9984>の株価を通して、国内株への影響波及の可能性はあろう。なお、米企業の決算は総じて株式市場に好影響を与えた印象で、決算発表一巡は株価押し上げ材料の減少につながる。■米国ではADP雇用統計などに関心か国内では、5日に9月18-19日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨、10月マネタリーベース、6日に9月毎月勤労統計、10月都心オフィス空室率、7日に9月家計調査などが公表される。なお、3日は文化の日で祝日となる。海外では、3日に中・10月製造業PMI(RatingDog)、米・10月ISM製造業景気指数、10月自動車販売台数、4日に米・9月貿易収支、9月JOLTS求人件数、9月製造業受注、5日に中・10月サービス業PMI(RatingDog)、米・10月ADP雇用統計、10月ISM非製造業景気指数、6日に欧・9月小売売上高、英・金融政策委員会、独・9月鉱工業生産、米・新規失業保険申請件数、7日に中・10月貿易収支、米・10月雇用統計、11月ミシガン大学消費者マインド指数などが発表予定。今週までと同様に、政府機関閉鎖の影響で米国の経済指標の一部は公表が遅れる可能性がある。なお、来週から米国市場は冬時間入りとなる。
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2025/11/01 14:40
注目トピックス 市況・概況
新興市場見通し:NEとクラシコが上場
*14:38JST 新興市場見通し:NEとクラシコが上場
■新興市場からは資金が流出今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が+6.31%だったのに対して、グロース市場指数は-1.95%、グロース市場250指数は-1.93%。日経平均株価が半導体や人工知能(AI)関連株への物色が強まる形で連日の最高値を更新する一方、新興市場からは資金が流出した。時価総額が大きい銘柄で構成されているグロース市場コア指数は、週間ベースで-3.15%だった。時価総額上位銘柄では、Aiロボティクス<247A>の週間上昇率が20%を超えた。同社スキンケアブランド「Yunth」において、21世紀のポップアイコン「BTS」のV氏を新たなブランドアンバサダーに迎えるとの発表が材料視された。スリー・ディー・マトリックス<7777>は同14%超の上昇。先週のハーバード大との共同研究論文がScience誌に掲載との発表を手掛かりとした物色が継続。一方、コンヴァノ<6574>は先週に韓国企業と鼻筋形成用糸リフト素材の共同開発を材料に急騰した反動で、下落率が19%を超えた。FFRIセキュリティ<3692>は同9%超の下落だった。その他、ジェネレーションパス<3195>が週間で69%超の上昇。伊藤忠商事<8001>との機能性繊維技術を基盤としたアパレル向け製品開発などでの提携が好材料視された。JIG-SAW<3914>は同45%超の上昇だった。JIG-SAW USによるAI製品の発表を手掛かりとした物色が続いている。一方で、マクアケ<4479>の下落率は23%を超えた。26年9月期の営業減益見通しがネガティブ視された。ククレブ・アドバイザーズ<276A>は公募・売り出しの発表が嫌気され、同22%超の下落だった。今週はIPOがなかった。23日に上場したサイバーソリューションズ<436A>は軟調な推移が続き、連日で上場来安値を更新。24日に上場したインフキュリオン<438A>は31日に1131円まで売られた後に、5営業日ぶりの反発となった。■出遅れている新興市場銘柄を見直す動きに来週の新興市場は、日米金融イベントや日米・米中首脳会談を消化したことから、決算などを手掛かりとした個別物色が強まりやすいだろう。プライムの半導体やAI関連株などが主軸となる流れは大きく変わりにくいものの、過熱感も警戒されている中、出遅れている新興市場銘柄を見直す動きが意識されそうだ。ベガコーポレーション<3542>、クラシル<299A>、ネットイヤーグループ<3622>などが10月31日に決算を発表したが、特にネットイヤーGは通期計画の上方修正が好感されそうだ。そのほか、来週は4日にJIG-SAW、サンクゼール<2937>、5日にユニフォームネクスト<3566>、6日にコラボス<3908>、エーアイ<4388>、デコルテ・ホールディングス<7372>、BASE<4477>、フォースタートアップス<7089>、7日にカルナバイオサイエンス<4572>、アドバンスト・メディア<3773>、サスメド<4263>、HENNGE<4475>、オンコリスバイオファーマ<4588>、ENECHANGE<4169>などの発表が予定されている。来週は、4日にHamee<3134>からのスピンオフ上場となるNE<441A>と、5日にクラシコ<442A>がいずれもグロース市場に上場する。NEはスピンオフ案件のため需給は読みにくいが、クラシコは公開規模に軽量感があり初値上昇が期待されそうだ。そのほか、中小建設事業者向けITサービスを提供するBRANU<460A>、未上場企業エクイティプラットフォーム事業を展開するFUNDINNO<462A>のグロース市場への新規上場が承認された。
<FA>
2025/11/01 14:38
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米国株式市場見通し:大型イベント一巡で目先の上値追い材料欠ける状況にも
*14:36JST 米国株式市場見通し:大型イベント一巡で目先の上値追い材料欠ける状況にも
大手ハイテク株への一極集中状態が強まっている米国株式市場であるが、今週は決算発表を受けて、グーグルやアマゾンが上昇する一方、マイクロソフトやメタが大きく下落するなど、同関連株に関しても明暗が分かれる状況となった。前者に関しても高寄り後の上値は重くなっているほか、好決算を発表したアップルの株価も失速。大手ハイテク株の買い疲れ感は意識したいところ。目先は、エヌビディア「ブラックウェル」の対中輸出が注目点となるが、早期の進展が見られないようであれば、市場の牽引役が不在となってくる状況も想定しておきたい。また、FRB高官内で金融政策の先行きに関する意見の対立が鮮明化しつつある。足下での株価上昇の勢いを考慮すると、12月利下げ継続の可能性などは目先慎重に見ておく必要性があるだろう。米政府機関の閉鎖状態が長期化しており、今後の経済への悪影響も懸念される。来週7日に予定されている雇用統計の発表も延期される可能性は高そうだ。来週は、7カ月連続で拡大・縮小の分岐点である50を下回っているISM製造業景気指数、雇用統計の代替指標として注目が高まっているADP雇用統計などが注目されるが、今週までのイベントと比べるとマーケットインパクトは乏しくなろう。決算発表も主力ハイテク株が一巡しつつあり、全般的に上値追い材料は限定的になると考える。経済指標は、3日に10月ISM製造業景気指数、10月自動車販売台数、4日に9月貿易収支、9月JOLTS求人件数、9月製造業受注、5日に10月ADP雇用統計、10月ISM非製造業景気指数、6日に新規失業保険申請件数、7日に10月雇用統計、11月ミシガン大学消費者マインド指数などが発表予定。ただ、今週までと同様に、政府機関閉鎖の影響で経済指標の一部は公表が遅れる可能性がある。なお、来週から米国市場は冬時間入りとなる。主要企業の決算発表は、3日にロウズ、オン・セミコンダクター、イーストマンケミカル、グッドイヤー、4日にAMD、アムジェン、アリスタネットワークス、カプリHD、マリオット・インターナショナル、ファイザー、ビンタレスト、3Dシステムズ、スーパー・マイクロ、ウーバー・テクノロジーズ、アフラック、5日にフォーティネット、マクドナルド、ニュートリエン、クアルコム、スナップ、6日にモデルナ、ブロック、トリップ・アドバイザー、アンダーアーマー、デュポン、ラルフローレン、エアビー・アンド・ビー、7日にウェンディーズなどが予定されている。
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2025/11/01 14:36
注目トピックス 市況・概況
英ポンド週間見通し:伸び悩みか、英中銀の政策金利が手掛かり材料に
*13:44JST 英ポンド週間見通し:伸び悩みか、英中銀の政策金利が手掛かり材料に
■弱含み、英中銀による利下げを警戒今週のポンド・円は弱含み。英国の財政問題や英中央銀行による利下げ観測を背景にユーロ、米ドルに対するポンド売りが優勢となった。日本銀行による金利据え置きを受けて米ドル・円相場は円安方向に振れたものの、ポンド売り・米ドル買いは継続し、この影響でポンド・円相場は圧迫された。取引レンジ:200円57銭-204円24銭。■伸び悩みか、英中銀の政策金利が手掛かり材料に来週のポンド・円は伸び悩みか。英中央銀行は11月6日に政策金利を発表する。4.00%で据え置きとなる見込みだが、国内雇用情勢のすみやかな改善は期待されていないため、利下げが決まる可能性は残されている。日本の通貨当局が円安進行を懸念していることも多少意識されそうだ。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・6日:英中央銀行政策金利発表(現行:4.00%)予想レンジ:200円00銭-204円00銭
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2025/11/01 13:44
注目トピックス 市況・概況
豪ドル週間見通し:もみ合いか、豪準備銀行は利下げの可能性も
*13:42JST 豪ドル週間見通し:もみ合いか、豪準備銀行は利下げの可能性も
■堅調推移、原油高などを意識今週の豪ドル・円は堅調推移。米中首脳会談で米国は対中追加関税の引き下げを発表したことから、リスク回避的な豪ドル売り・円買いは縮小。9月消費者物価指数が市場予想を上回ったことや米ドル・円相場が円安方向に振れたことも意識されたようだ。取引レンジ:99円42銭-101円21銭。■もみ合いか、豪準備銀行は利下げの可能性も来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)は11月4日に政策金利を発表する。直近のインフレ率は市場予想を上回っているが、政策金利を引き下げる可能性は残されている。金利据え置きでも雇用情勢は悪化しつつあると判断された場合、リスク選好的な豪ドル買い・円売りは抑制されるとみられる。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・4日:豪準備銀行政策金利発表予想レンジ:99円00銭-102円00銭
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2025/11/01 13:42
注目トピックス 市況・概況
ユーロ週間見通し:弱含みか、日本の通貨当局は円安進行を懸念
*13:38JST ユーロ週間見通し:弱含みか、日本の通貨当局は円安進行を懸念
■弱含み、米国金利の先安観は後退今週のユーロ・ドルは弱含み。10月28-29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ptの追加利下げが決まったが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が次回会合での追加利下げに慎重な見方を伝えたことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは縮小した。取引レンジ:1.1522ドル-1.1669ドル。■伸び悩みか、欧米中銀の金融政策を見極めへ来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はさらなる緩和について慎重であること、欧州中央銀行(ECB)の今後の政策方針は不透明であるため、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。予想レンジ:1.1400ドル-1.1700ドル■伸び悩み、ECBの政策金利見通しは不透明今週のユーロ・円は伸び悩み。日本銀行による12月利上げ観測の後退によって日本とユーロ圏の金利差縮小を想定したユーロ売り・円買いは縮小したが、欧州中央銀行(ECB)の政策金利見通しははっきりしないため、週後半はユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。この影響でユーロ買い・円売りの取引は週末前に縮小した。取引レンジ:176円64銭-178円82銭。■弱含みか、日本の通貨当局は円安進行を懸念来週のユーロ・円は伸び悩みか。欧州中央銀行(ECB)は現行の金融政策を維持したものの、今後の政策方針は不透明。一方、日本銀行は追加利上げを見送ったが、日本の通貨当局は円安進行を懸念している。この状況で日本銀行による早期利上げ観測が浮上した場合、ユーロ・円には調整の売りが出やすい。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・6日:9月小売売上高(8月:前月比+0.1%)予想レンジ:176円00銭-180円00銭
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2025/11/01 13:38
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、ドル高基調継続も調整的な動きを警戒
*13:37JST 為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、ドル高基調継続も調整的な動きを警戒
【今週の概況】■日銀金利据え置きや株高を意識して円売り強まる今週の米ドル・円は強含み。10月28-29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利を0.25pt引き下げることが決定されたが、1名が利下げに反対した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が会合後の記者会見で次回会合での追加利下げ期待をけん制したことから、リスク選好的な米ドル買い・円売りが広がった。30日に開かれた日本銀行金融政策決定会合で政策金利の据え置きが決まったことや米中首脳会談で貿易問題を巡って進展がみられたことから、米ドル買い・円売りは一段と強まり、1ドル=154円台に上昇した。ただ、片山財務相は31日午前の記者会見で、外国為替市場で1ドル=154円台をつけたことについて「投機的な動向を含め、為替市場の過度な変動や無秩序な動きについて高い緊張感を持って見極めている」との見方を伝えたことや米雇用情勢の悪化で12月利下げの可能性は残されているとの思惑が広がり、東京市場では利益確定を狙った米ドル売り・円買いが観測された。31日のニューヨーク外為市場で米ドル・円は154円を挟んだ水準で推移した。この日発表された10月シカゴ購買部協会景気指数は予想以上に改善したこと、複数の米地区連銀総裁が追加利下げに慎重な見方を伝えたことから、リスク選好的な米ドル買いが強まった。154円台前半では利益確定を狙った米ドル売り・円買いが観測されたが、米国株高を意識した米ドル買いも観測されており、米ドル・円は154円06銭でこの週の取引を終えた。米ドル・円の取引レンジ:151円54銭-154円45銭。【来週の見通し】■ドルは伸び悩みか、ドル高基調継続も調整的な動きを警戒来週の米ドル・円は伸び悩みか。米国の緩和的な金融政策への慎重姿勢と日本の12月利上げ観測後退によってドル高・円安に振れやすいが、為替相場への調整圧力が強まれば上値の重さが意識されそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)は10月28-29日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想通り追加利下げを決定。ただ、今後の緩和的な政策スタンスに慎重な姿勢を示した。一方、日本銀行は29-30日の金融政策決定会合で現行の金融政策を維持し、さらに今後の引き締め的な政策についても消極的なスタンスだった。ただ、米重要経済指標の発表が見送られ手がかりが乏しいなか、リスク選好ムードは広がりづらく、ドル買い・円売りはある程度抑制される可能性もある。米財務省は「健全な金融政策の策定とコミュニケーションがインフレ期待の安定維持と為替レートの過剰な変動を防ぐ上で重要な役割を果たすことを強調した」との声明を28日に発表した。また、片山財務相は31日午前の記者会見で、外国為替市場で1ドル=154円台をつけたことについて「投機的な動向を含め、為替市場の過度な変動や無秩序な動きについて高い緊張感を持って見極めている」との見方を伝えている。米財務省の声明は過度な円安をけん制する目的があったとの見方が出ており、片山財務相は円安進行に懸念を示している。これらの動きに加えて日銀の早期利上げ観測が浮上すれば、ドル・円相場の下押し圧力となりそうだ。【米・10月ISM製造業景況指数】(11月3日発表予定)11月3日発表の10月ISM製造業景況指数は49.2と予想されており、前回実績(49.1)とおおむね同水準となる見通し。ただ、節目の50を下回る状態が続き、明確なドル買い要因にはなりにくい。【米10月雇用統計】(11月7日発表予定)11月7日発表予定の米10月雇用統計は改善すれば、12月利下げ観測後退によりドル買い要因に。8月は非農業部門雇用者数が前月比+2.2万人、失業率は4.3%だった。なお、米政府機関の一部閉鎖が続いており、10月雇用統計の発表は延期される可能性がある。予想レンジ:151円50銭-155円50銭
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2025/11/01 13:37
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31日の米国市場ダイジェスト:NYダウは40ドル高、一部主要ハイテク企業決算を好感
*07:08JST 31日の米国市場ダイジェスト:NYダウは40ドル高、一部主要ハイテク企業決算を好感
■NY株式:NYダウは40ドル高、一部主要ハイテク企業決算を好感米国株式市場は反発。ダウ平均は40.75ドル高の47562.87ドル、ナスダックは143.82ポイント高の23724.96で取引を終了した。一部主要ハイテク企業の決算を好感し、寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)の数人の高官がさらなる利下げに慎重な姿勢を示し、ダウは一時下落に落ち込んだ。ナスダックは終日堅調に推移し、相場を支え終盤にかけ再び買われ終了。セクター別では小売や自動車・自動車部品が上昇した一方、食・生活必需品が小幅安となった。動画配信のネットフリックス(NFLX)は1株に対し10株とする株式分割を発表、さらに、同社がメディアのワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD)の一部買収を模索していると報じられ、上昇。ワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD)も上昇した。ディスカウント小売のアマゾン(AMZN)は四半期決算でクラウドの伸び加速を好感した買いが継続。オンラインゲームの開発ロブロックス(RBLX)は第3四半期の1日あたりのアクティブユーザー数が予想を上回り、上昇。エネルギー会社のシェブロン(CVX)は上流生産が好調で第3四半期の調整後の1株当たり利益が予想を上回り、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は四半期決算で、アイフォーンの販売やサービス部門の売り上げが好調だったほか年末商戦への強い見通しが好感されたが、中国の売り上げ減や利益確定売りに、下落した。米ダラス連銀のローガン総裁はイベントで、今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを支持しなかったたろうと述べ、インフレが高過ぎると利下げに反対票を投じたカンザスシティ連銀のシュミッド総裁の考えに賛同した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米FRB高官は追加利下げに慎重、ドルは下げ渋る10月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円25銭まで強含んだのち、153円89銭まで反落したが、154円12銭で引けた。米10月シカゴ購買部協会景気指数が9月から予想以上に改善しドル買いが強まった。その後、金利低下に連れドル買いが失速したが、連邦準備制度理事会(FRB)高官のさらなる利下げに慎重な発言を受け12月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測後退で底堅く推移。ユーロ・ドルは1.1565ドルから1.1522ドルまで下落し、1.1528ドルで引けた。ユーロ圏のインフレ鈍化でユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は178円27銭から177円45銭まで下落した。ポンド・ドルは1.3097ドルまで下落後、1.3142ドルまで反発した。ドル・スイスは0.8049フランへ上昇後、0.8024フランまで反落した。■NY原油:強含み、一時61.38ドルまで買われるNYMEX原油12月限終値:60.98 ↑0.4110月31日のNY原油先物12月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+0.41ドル(+0.68%)の60.98ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.99-61.38ドル。ロンドン市場で59.99ドルまで売られたが、米国市場の前半にかけて61.38ドルまで反発。ただ、戻り売りの興味が残されており、通常取引終了後の時間外取引では61ドルを挟んだ水準で推移した。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 53.45ドル +0.42ドル(+0.79%)モルガン・スタンレー(MS) 164.00ドル -1.26ドル(-0.76%)ゴールドマン・サックス(GS)789.37ドル -0.79ドル(-0.09%)インテル(INTC) 39.99ドル -0.17ドル(-0.42%)アップル(AAPL) 270.37ドル -1.03ドル(-0.37%)アルファベット(GOOG) 281.82ドル -0.08ドル(-0.02%)メタ(META) 648.35ドル -18.12ドル(-2.71%)キャタピラー(CAT) 577.26ドル -5.89ドル(-1.01%)アルコア(AA) 36.79ドル +0.03ドル(+0.08%)ウォルマート(WMT) 101.18ドル -1.05ドル(-1.02%)
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2025/11/01 07:08
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