注目トピックス 経済総合
NYの視点:インフレ上昇一服、ブレイナードFRB理事の議長指名説に金利低下
配信日時:2021/11/10 07:38
配信元:FISCO
ゴールドマンサックスは先週末、インフレは弱まる前に一段と強まると警告した。連邦準備制度理事会(FRB)は今月から資産購入規模を月150億ドル減らしていく計画だが、シティグループのエコノミストはFRBが資産購入の削減額を225億ドルに増やしペースの加速を迫られ、2022年4月にも購入を終了するとの見通しを示した。早めの利上げ開始の必要性に迫られる可能性を警告した。
こういったインフレ上昇への警戒感が強まる中、米労働省が発表した10月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.6%となった。伸びは、9月+0.5%から拡大も予想に一致。前年比では+8.6%。伸びは予想通り9月に続き過去最大の伸び。ガソリンや自動車価格の上昇が引き続き全体指数を押し上げ、変動の激しい食品、エネルギーを除いたコアPPIは前月比+0.4%と、伸びは9月+0.2%から拡大も予想は下回った。前年比では+6.8%と、やはり9月に続き2カ月連続で、過去最大を記録した。商品価格(goods)が+1.2%となった一方でサービス価格の伸びは+0.2%にと留まった。建設価格は+6.6%。商品価格の上昇の3分の1はガソリン価格の(+6.7%)上昇が占める。
サービスでは80%が自動車価格(+8.9%)の上昇が占めた。
ただ、PPIは記録更新とはならず。想定内にとどまったほか、コアPPIは前月比での伸びが予想を下回るなど、急速なペースでの物価上昇が一段落し始めた兆候ともとれる。パウエル議長を始め、FRB高官はサプライチェーン混乱の改善に連れ、来年の第2、第3四半期にインフレが鈍化すると見ている。
バイデン大統領が民主党でハト派のブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事を次期FRB議長に指名するとの見方も手伝い米国債相場は上昇。ワシントンで10日に発表予定の10月消費者物価指数(CPI)でさらにインフレ動向を確認していく。
<FA>
こういったインフレ上昇への警戒感が強まる中、米労働省が発表した10月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.6%となった。伸びは、9月+0.5%から拡大も予想に一致。前年比では+8.6%。伸びは予想通り9月に続き過去最大の伸び。ガソリンや自動車価格の上昇が引き続き全体指数を押し上げ、変動の激しい食品、エネルギーを除いたコアPPIは前月比+0.4%と、伸びは9月+0.2%から拡大も予想は下回った。前年比では+6.8%と、やはり9月に続き2カ月連続で、過去最大を記録した。商品価格(goods)が+1.2%となった一方でサービス価格の伸びは+0.2%にと留まった。建設価格は+6.6%。商品価格の上昇の3分の1はガソリン価格の(+6.7%)上昇が占める。
サービスでは80%が自動車価格(+8.9%)の上昇が占めた。
ただ、PPIは記録更新とはならず。想定内にとどまったほか、コアPPIは前月比での伸びが予想を下回るなど、急速なペースでの物価上昇が一段落し始めた兆候ともとれる。パウエル議長を始め、FRB高官はサプライチェーン混乱の改善に連れ、来年の第2、第3四半期にインフレが鈍化すると見ている。
バイデン大統領が民主党でハト派のブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事を次期FRB議長に指名するとの見方も手伝い米国債相場は上昇。ワシントンで10日に発表予定の10月消費者物価指数(CPI)でさらにインフレ動向を確認していく。
<FA>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況