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FRBはテーパリング決定、金相場への影響は? サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2021/11/05 17:43 配信元:FISCO
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『米連邦準備制度理事会(FRB)は3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、新型コロナウイルス禍からの景気回復と物価上昇が進む中、テーパリング(購入資産の段階的縮小)を全会一致で決定した。政策金利を0~0.25%とする事実上のゼロ金利政策は維持した』と伝えています。

続けて、『FRBは20年6月から米国債800億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)400億ドルの計1200億ドルを毎月購入しているが、この日の決定では、11月から毎月150億ドル(米国債100億ドル、MBS50億ドル)ずつ購入額を減らし、22年6月に購入量をゼロにする計画。ただ、経済状況が変化した場合は「購入ペースを調整する用意がある」とした。償還期限を迎えた債権は再投資し、FRBの保有資産は現行水準を当面維持する。量的緩和の縮小開始と来年半ばの終了については、市場参加者の想定通り』と解説しています。

また、『市場は、現在の高インフレへの警戒から、利上げ時期の前倒しについての示唆があると予想していたが、パウエル議長は記者会見で「今は利上げする時ではない」と繰り返した。雇用最大化の目標を達成していないためで、今回のFOMCでも利上げについては検討しなかったことを認めた』と言及、『予想外にハト派的な会合となり、東京時間の電子取引では、NY金は反発している』と伝えています。

一方で、『5日に発表される10月米雇用統計は、強い内容が予想されている。市場予想は非農業部門就業者数が前月比45万人増、失業率が4.7%。ともに前月よりも改善が見込まれており、安全資産としての側面を持つ金には圧迫材料となりそうだ』と述べています。

米雇用統計がについて、『予想に沿った良好な数字となれば、市場のタカ派的な見方が強まり、NY金は目先の下値支持線である1750ドルを割り込む可能性もあろう。ただ、その場合でも、インフレ上昇への警戒が支援要因となり、1700ドルは維持されよう』と考察しています。

陳さんは、『雇用統計が良好であればドル買いが強まると予想され、JPX金は円安を支援要因に底堅く推移する』と予想しています。

こうしたことから、NY金について、『1750ドルを軸としたレンジで推移しよう。JPXは6400~6700円のレンジを想定する』と述べています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月4日付「FRBはテーパリング決定、金相場への影響は?」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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