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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続落、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まる
配信日時:2021/10/21 09:31
配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 110786.43 +0.10%
20日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比113.67ポイント高(+0.10%)の110786.43で取引を終了した。110175.6から112023.1まで上昇した。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。前日の大幅安を受けた反動から銀行セクターに買い戻しが広がったことが指数をサポート。また、海外市場の上昇なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。財政不安に対する懸念が払しょくされていないことが引き続き指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 4287.52 +0.26%
20日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比11.26ポイント高(+0.26%)の4287.52で取引を終了した。4258.14から4290.99まで上昇した。
中盤はマイナス圏に転落したが、その後は再び買い戻された。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、インフレ率の鈍化も好感された。9月の生産者物価指数(PPI)は26.3%となり、前月の28.6%と予想の29.7%を下回った。一方、利上げ懸念の高まりが指数の上値を抑えた。22日に発表される政策金利について、年6.75%から7.00%に引き上げられると予測されている。
【インド】SENSEX指数 61259.96 -0.74%
20日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比456.09ポイント安(-0.74%)の61259.96、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同152.15ポイント安(-0.83%)の18266.60で取引を終えた。
朝方は底堅い展開を示したが、その後は売りに押された。外国人投資家(FII)の売り越しが指数の足かせに。FIIはこの日、2日連続の売り越しとなった。また、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力は継続。このほか、インフレ加速懸念が引き続き警戒された。
【中国本土】上海総合指数 3587.00 -0.17%
20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.15ポイント安(-0.17%)の3587.00ポイントと反落している。
資源価格統制の動きが懸念される流れ。石炭など資源株に売りが先行した。国家発展改革委員会は19日、石炭の急速な値上がりを受け、価格介入の実施を検討する方針を表明。鄭州商品取引所の発電用石炭(一般炭)先物相場は、19日の夜間取引で急落している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済の減速懸念がくすぶるなか、当局の経済対策に対する期待感は根強い状況だ。また、中国人民銀行(中央銀行)の資金供給も好材料。人民銀は20日、リバースレポ取引を通じ、満期到来分との差引で900億人民元の資金を市場に供給した。上海総合指数はプラス圏で推移する場面もみられている。
<CS>
20日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比113.67ポイント高(+0.10%)の110786.43で取引を終了した。110175.6から112023.1まで上昇した。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。前日の大幅安を受けた反動から銀行セクターに買い戻しが広がったことが指数をサポート。また、海外市場の上昇なども支援材料となった。一方、指数の上値は重い。財政不安に対する懸念が払しょくされていないことが引き続き指数の足かせとなった。
【ロシア】MOEX指数 4287.52 +0.26%
20日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比11.26ポイント高(+0.26%)の4287.52で取引を終了した。4258.14から4290.99まで上昇した。
中盤はマイナス圏に転落したが、その後は再び買い戻された。原油価格の上昇が資源セクターの物色手掛かり。また、インフレ率の鈍化も好感された。9月の生産者物価指数(PPI)は26.3%となり、前月の28.6%と予想の29.7%を下回った。一方、利上げ懸念の高まりが指数の上値を抑えた。22日に発表される政策金利について、年6.75%から7.00%に引き上げられると予測されている。
【インド】SENSEX指数 61259.96 -0.74%
20日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比456.09ポイント安(-0.74%)の61259.96、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同152.15ポイント安(-0.83%)の18266.60で取引を終えた。
朝方は底堅い展開を示したが、その後は売りに押された。外国人投資家(FII)の売り越しが指数の足かせに。FIIはこの日、2日連続の売り越しとなった。また、最近の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売り圧力は継続。このほか、インフレ加速懸念が引き続き警戒された。
【中国本土】上海総合指数 3587.00 -0.17%
20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比6.15ポイント安(-0.17%)の3587.00ポイントと反落している。
資源価格統制の動きが懸念される流れ。石炭など資源株に売りが先行した。国家発展改革委員会は19日、石炭の急速な値上がりを受け、価格介入の実施を検討する方針を表明。鄭州商品取引所の発電用石炭(一般炭)先物相場は、19日の夜間取引で急落している。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済の減速懸念がくすぶるなか、当局の経済対策に対する期待感は根強い状況だ。また、中国人民銀行(中央銀行)の資金供給も好材料。人民銀は20日、リバースレポ取引を通じ、満期到来分との差引で900億人民元の資金を市場に供給した。上海総合指数はプラス圏で推移する場面もみられている。
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