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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は3日ぶりに反落、インフレ率の加速懸念が嫌気

配信日時:2021/10/07 10:46 配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 110559.57 +0.09%
6日のブラジル株式市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比101.93ポイント高(+0.09%)の110559.57で取引を終了した。108179.8から110613.8まで上昇した。

中盤は下値を模索する展開もみられたが、その後は買い戻された。米株高がブラジル株の支援材料となった。一方、指数の上値は重い。弱い経済指標が足かせとなった。8月の小売売上高は前年同月比で4.1%下落し、前月のプラス5.7%と市場予想のプラス2.1%を下回った。また、インフレ率の高止まりも追加の利上げ懸念を強めた。

【ロシア】MOEX指数 4171.71 -1.23%
6日のロシア株式市場は3日ぶりに反落。主要指標のMOEX指数は前日比52.14ポイント安(-1.23%)の4171.71で取引を終了した。4267.29から4163.62まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、その後は安値圏でもみ合った。欧州株の下落が警戒され、ロシア株への売りも広がった。また、原油価格の大幅下落もウエートの高い資源銘柄の売り手掛かり。ほかに、インフレ率の加速が追加の金融緩和期待を後退させた。9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で7.4%上昇し、前月の6.7%と予想の7.3%を上回ったほか、2016年7月以来の高水準を記録した。

【インド】SENSEX指数 59189.73 -0.93%
6日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比555.15ポイント安(-0.93%)の59189.73、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同176.30ポイント安(-0.99%)の17646.00で取引を終えた。

前日の終値近辺で推移した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。インフレ率の加速懸念が嫌気された。原油価格の上昇に伴う原材料や野菜価格が高騰している背景がある。また、外国人投資家(FII)の売り継続も足かせに。FIIはこの日、2日連続の売り越しとなった。

【中国本土】
休場


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