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テンバガー(株価10倍)……自分にゃ無理だろうなぁ、きっと【FISCOソーシャルレポーター】
配信日時:2021/09/15 09:16
配信元:FISCO
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家、虫とり小僧氏(ブログ:いつか子供に伝えたいお金の話、ツイッター:@mushitori)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年9月13日21時に執筆
「テンバガーを探せ!」とか「テンバガー投資の極意」なんて言葉が、ウェブ上やマネー誌で踊っているのをたまに見かけます。
「テンバガー(テンバーガー)」とは、株価が10倍になるような大化(おおば)け銘柄のことを指す言葉(業界用語?)です。
自分で発掘して仕込んでおいた企業の株価が10倍になったら、さぞかし気持ちいいことでしょう。想像するだけでもニケけてしまい、ヨダレが出そうになります。
私もいつか一発くらいはテンバガーを当ててみたい、という気持ちもないではないのですが、同時に、自分にゃあ無理だろうな……と思っているのも正直なところです。
◎きっと2倍にすらなる前に売っちゃう
私はインデックス投資家ですが、個別株式への投資を全くしない(したことがない)というわけではありません。
「倍になったら半分だけ売ってみよう。そうすれば、その後はどれだけ下がっても損はしないぜ」なーんて考えて、個別株式に投資してみたこともありました。
運よく投資した銘柄の株価がどんどん上昇することもありますが、含み益が50%を超えてくると、どうにも落ち着かなくなってしまいます。
単一銘柄の価格変動リスクに目を向けてしまうと、どうしてもソワソワしてしまうのです。
「今は好調だけど、今後いつどんな不祥事が明らかになって株価が暴落するか分からない。東電だって、東芝だって、神戸製鋼だって、あんな風になるんだもん。やっぱ、今のうちに利益確定しといたほうがいいよな、きっと」
と、ついついそんなことを考えてしまうのです。
◎テンバガー実現には強いメンタルが必要かも
調子のいい銘柄だけでなく、調子の悪い銘柄についても同じようなものです。
株価の低迷がずぅ~っと続いている銘柄は山ほどあります。自分の保有している株式がそうならない保証はない、ということに意識が向きすぎて、早めに手放しておくべきかも……なーんてことも考えてしまうのです。
とにかく私の場合、個別株式への投資だと信用リスクが気になって仕方ないのです。
なんとか2倍くらいまでは我慢できても、3倍まではホールドできないような気がします。いずれにしても、10倍まで我慢できるメンタルには程遠いことだけは間違いありません。
テンバガーを実現するには、その銘柄を見つける実力(運?)の他に、10倍になるまで売らずに我慢する強靭なメンタル(信じる力?それとも鈍感力?)が必要になるような気がします。
欲深いくせにチキン野郎な私には、到底無理な話でありましょう。
◎インデックス投資ならそんなに心惑わされない
数百、数千銘柄をパッケージした投資信託を利用しての国際分散インデックス投資であれば、それぞれのアセットクラス(国内株式・国内債券・海外先進国株式・海外先進国債券・新興国株式・新興国債券・海外リート・国内リートなど)の指数が、上限変動しつつも長期的には(配当なども考慮すれば)プラス方向に動くだろうと(私は)考えているので、含み益が大きくなってもソワソワすることはありません。
また、それぞれのアセットクラスが上下変動する際に、上がったものは部分売却し、下がったものは追加購入する「リバランス作業」を「機械的」に行うことができるので、迷いも生まれにくいのです(そして、そのリバランスによって、着実に利食い&逆張り追加投資が実行できる)。
・・まあ、そのあたりのことは各自の性格、マーケットに持つ前提やリスク許容度によって異なるので、万人にはフィットしないでしょうが、私はこのスタンスだと精神的な負担がありません。
※この境地に到達するまで多少の時間はかかりましたけどね。
◎ザコにテンバガーは無理ゲー
もちろん、インデックス投資でなくとも、多くの銘柄を保有し、自分の決めた割合以上に上昇したものの一部を売却して、下がったものを追加購入していくような個別株式投資の運用スタイルもあります。大儲けを捨てる代わりに、大損を回避できる可能性が高いやり方だと思います。
ただ、それを個人でやるとなると、どうしてもそれなりの「時間」とそれなりの「お金」が必要になってしまうので、私には無理ですし、そもそもそのスタンスだと「テンバガー」の旨味を味わうのはおそらく難しいはずです(上がってもちょこちょこ売ることになるので)。
そもそも私はテンバガーなんぞを目指す器ではないのでしょう。
私のようなザコが資産形成のために投資を行うには、心穏やかにコツコツとインデックスファンドを積み立てながら、定期的なリバランスを継続する戦略が精一杯のようです。
テンバガーを目指すのは、いつか時間とお金に余裕ができて、資産形成としての投資を行う必要がなくなったときの楽しみにとっておくことにします。
※「インデックス投資」や「積み立て投資」などに関する詳しい話は、自分のブログにクドクドと書いてあります。
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執筆者名:虫とり小僧
ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話
ツイッター名:虫とり小僧(@mushitori)
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※2021年9月13日21時に執筆
「テンバガーを探せ!」とか「テンバガー投資の極意」なんて言葉が、ウェブ上やマネー誌で踊っているのをたまに見かけます。
「テンバガー(テンバーガー)」とは、株価が10倍になるような大化(おおば)け銘柄のことを指す言葉(業界用語?)です。
自分で発掘して仕込んでおいた企業の株価が10倍になったら、さぞかし気持ちいいことでしょう。想像するだけでもニケけてしまい、ヨダレが出そうになります。
私もいつか一発くらいはテンバガーを当ててみたい、という気持ちもないではないのですが、同時に、自分にゃあ無理だろうな……と思っているのも正直なところです。
◎きっと2倍にすらなる前に売っちゃう
私はインデックス投資家ですが、個別株式への投資を全くしない(したことがない)というわけではありません。
「倍になったら半分だけ売ってみよう。そうすれば、その後はどれだけ下がっても損はしないぜ」なーんて考えて、個別株式に投資してみたこともありました。
運よく投資した銘柄の株価がどんどん上昇することもありますが、含み益が50%を超えてくると、どうにも落ち着かなくなってしまいます。
単一銘柄の価格変動リスクに目を向けてしまうと、どうしてもソワソワしてしまうのです。
「今は好調だけど、今後いつどんな不祥事が明らかになって株価が暴落するか分からない。東電だって、東芝だって、神戸製鋼だって、あんな風になるんだもん。やっぱ、今のうちに利益確定しといたほうがいいよな、きっと」
と、ついついそんなことを考えてしまうのです。
◎テンバガー実現には強いメンタルが必要かも
調子のいい銘柄だけでなく、調子の悪い銘柄についても同じようなものです。
株価の低迷がずぅ~っと続いている銘柄は山ほどあります。自分の保有している株式がそうならない保証はない、ということに意識が向きすぎて、早めに手放しておくべきかも……なーんてことも考えてしまうのです。
とにかく私の場合、個別株式への投資だと信用リスクが気になって仕方ないのです。
なんとか2倍くらいまでは我慢できても、3倍まではホールドできないような気がします。いずれにしても、10倍まで我慢できるメンタルには程遠いことだけは間違いありません。
テンバガーを実現するには、その銘柄を見つける実力(運?)の他に、10倍になるまで売らずに我慢する強靭なメンタル(信じる力?それとも鈍感力?)が必要になるような気がします。
欲深いくせにチキン野郎な私には、到底無理な話でありましょう。
◎インデックス投資ならそんなに心惑わされない
数百、数千銘柄をパッケージした投資信託を利用しての国際分散インデックス投資であれば、それぞれのアセットクラス(国内株式・国内債券・海外先進国株式・海外先進国債券・新興国株式・新興国債券・海外リート・国内リートなど)の指数が、上限変動しつつも長期的には(配当なども考慮すれば)プラス方向に動くだろうと(私は)考えているので、含み益が大きくなってもソワソワすることはありません。
また、それぞれのアセットクラスが上下変動する際に、上がったものは部分売却し、下がったものは追加購入する「リバランス作業」を「機械的」に行うことができるので、迷いも生まれにくいのです(そして、そのリバランスによって、着実に利食い&逆張り追加投資が実行できる)。
・・まあ、そのあたりのことは各自の性格、マーケットに持つ前提やリスク許容度によって異なるので、万人にはフィットしないでしょうが、私はこのスタンスだと精神的な負担がありません。
※この境地に到達するまで多少の時間はかかりましたけどね。
◎ザコにテンバガーは無理ゲー
もちろん、インデックス投資でなくとも、多くの銘柄を保有し、自分の決めた割合以上に上昇したものの一部を売却して、下がったものを追加購入していくような個別株式投資の運用スタイルもあります。大儲けを捨てる代わりに、大損を回避できる可能性が高いやり方だと思います。
ただ、それを個人でやるとなると、どうしてもそれなりの「時間」とそれなりの「お金」が必要になってしまうので、私には無理ですし、そもそもそのスタンスだと「テンバガー」の旨味を味わうのはおそらく難しいはずです(上がってもちょこちょこ売ることになるので)。
そもそも私はテンバガーなんぞを目指す器ではないのでしょう。
私のようなザコが資産形成のために投資を行うには、心穏やかにコツコツとインデックスファンドを積み立てながら、定期的なリバランスを継続する戦略が精一杯のようです。
テンバガーを目指すのは、いつか時間とお金に余裕ができて、資産形成としての投資を行う必要がなくなったときの楽しみにとっておくことにします。
※「インデックス投資」や「積み立て投資」などに関する詳しい話は、自分のブログにクドクドと書いてあります。
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執筆者名:虫とり小僧
ブログ名:いつか子供に伝えたいお金の話
ツイッター名:虫とり小僧(@mushitori)
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