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東京株式(大引け)=584円高と5日続伸、菅首相退陣表明で2万9000円回復

配信日時:2021/09/03 15:40 配信元:MINKABU
 3日の東京株式市場で日経平均株価は大幅高で5日続伸。菅首相が退陣を表明したことで後場に入り買いが膨らみ2万9000円台を回復した。  大引けの日経平均株価は前日比584円60銭高の2万9128円11銭。東証1部の売買高概算は12億4310万株。売買代金概算は3兆2809億円となった。値上がり銘柄数は1768と全体の約81%、値下がり銘柄数は343、変わらずは77銘柄だった。  前日の米株式市場はナスダック指数が最高値を更新するなど、堅調な値動きとなるなか、東京市場も買い先行でスタート。前場は243円高で取引を終えた。昼休み時間に「菅首相が退陣」の報道が伝わると、後場の日経平均株価は一気に上昇加速。経済対策などへの期待が膨らみ、上昇幅は一時600円を超し6月下旬以来となる2万9000円台に乗せた。33業種全てが上昇する全面高となり、鉄鋼や機械、不動産、石油など景気敏感株が買われた。  個別銘柄では、レーザーテック<6920.T>やソフトバンクグループ<9984.T>、ファーストリテイリング<9983.T>、キーエンス<6861.T>など主力値がさ株が高い。ジェイ エフ イー ホールディングス<5411.T>や日本製鉄<5401.T>といった鉄鋼株が買われ、日本郵船<9101.T>が上昇した。日本航空<9201.T>やコマツ<6301.T>、オリエンタルランド<4661.T>が値を上げた。メディア総研<9242.T>やモビルス<4370.T>といった直近IPO銘柄が急伸した。  半面、任天堂<7974.T>やJR西日本<9021.T>、JR東日本<9020.T>が安く、HOYA<7741.T>や楽天グループ<4755.T>が値を下げた。神戸物産<3038.T>やチェンジ<3962.T>、メルカリ<4385.T>が安い。 出所:MINKABU PRESS

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