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31日の米国市場ダイジェスト:NYダウ39ドル安、消費者信頼感の低下に失望
配信日時:2021/09/01 07:31
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ39ドル安、消費者信頼感の低下に失望
米国株式市場は下落。ダウ平均は39.11ドル安の35360.73ドル、ナスダックは6.66ポイント安の15259.23で取引を終了した。予想を下回った8月シカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数に失望し、寄り付き後、下落。月末で、利益確定売りも目立ち、終日軟調に推移した。セクター別では、不動産、消費者サービスが上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落。
エネルギー資源会社のオクシデンタル石油(OXY)や宇宙旅行会社、ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)はアナリストによる投資判断引き上げを受けて、それぞれ買われた。履物メーカーのデザイナー・ブランズ(DBI)は四半期決算の内容が予想を上回ったものの、世界的なサプライチェーンの混乱の影響がより拡大していることや新型コロナウイルス変異株流行の不透明性などの逆風を警告し、下落。女性向け衣料ブランドのチコズFAS(CHS)は予想を下回った決算が嫌気され、売られた。また、携帯端末のアップル(AAPL)はアップル・ウォッチの新モデル製造が難航し、発売延期の可能性が報じられ、下落。
カルバンクライン、マイケルコースなどの衣料ブランドを運営するPVHは取引終了後、四半期決算を発表。特に欧州の強い売上回復が後押しし予想を上回る内容が好感され、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:月末のドル需要でドル・円は110円台に戻す
8月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円59銭まで下落後、110円08銭まで上昇し、110円01銭で引けた。米国の8月シカゴ購買部協会景気指数や8月消費者信頼感指数が予想を下回ったため、ドル売りが強まった。その後、月末のフィキシングにかけたドル買いが強まったほか、欧州中央銀行(ECB)高官のタカ派発言を受けた域内債券相場の下落に連れて米長期金利は上昇したため、ドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1840ドルから1.1797ドルまで下落し、1.1810ドルで引けた。オーストリア中央銀行のホルツマン総裁やオランダ中央銀行のクノット総裁がコロナ危機対策削減を進めるべきとの考えを示し、ユーロ買いが強まったが、実需のドル買いが観測されており、ユーロは伸び悩んだ。ユーロ・円は130円06銭から129円60銭まで下落。ポンド・ドルは1.3808ドルまで上昇後、1.3743ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9115フランまで下落後、0.9173フランまで上昇した。
■NY原油:反落で68.50ドル、株安などが嫌気される
NY原油先物10月限は反落(NYMEX原油10月限終値:68.50 ↓0.71)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-0.71ドルの68.50ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは68.16ドル-69.34ドル。アジア市場の終盤に69.34ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて68.16ドルまで下落した。株安が嫌気されたようだ。ただ、通常取引終了後の時間外取引で68.85ドルまで戻しており、下げ幅は縮小している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.75ドル +0.09ドル(+0.22%)
モルガン・スタンレー(MS) 104.43ドル +0.34ドル(+0.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)413.51ドル +1.91ドル(+0.46%)
インテル(INTC) 54.06ドル +0.12ドル(+0.22%)
アップル(AAPL) 151.83ドル -1.29ドル(-0.84%)
アルファベット(GOOG) 2909.24ドル -0.15ドル(-0.01%)
フェイスブック(FB) 379.38ドル -1.28ドル(-0.34%)
キャタピラー(CAT) 210.87ドル -0.58ドル(-0.27%)
アルコア(AA) 44.37ドル +0.32ドル(+0.73%)
ウォルマート(WMT) 148.10ドル +0.40ドル(+0.27%) <ST>
米国株式市場は下落。ダウ平均は39.11ドル安の35360.73ドル、ナスダックは6.66ポイント安の15259.23で取引を終了した。予想を下回った8月シカゴ購買部協会景気指数や消費者信頼感指数に失望し、寄り付き後、下落。月末で、利益確定売りも目立ち、終日軟調に推移した。セクター別では、不動産、消費者サービスが上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落。
エネルギー資源会社のオクシデンタル石油(OXY)や宇宙旅行会社、ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)はアナリストによる投資判断引き上げを受けて、それぞれ買われた。履物メーカーのデザイナー・ブランズ(DBI)は四半期決算の内容が予想を上回ったものの、世界的なサプライチェーンの混乱の影響がより拡大していることや新型コロナウイルス変異株流行の不透明性などの逆風を警告し、下落。女性向け衣料ブランドのチコズFAS(CHS)は予想を下回った決算が嫌気され、売られた。また、携帯端末のアップル(AAPL)はアップル・ウォッチの新モデル製造が難航し、発売延期の可能性が報じられ、下落。
カルバンクライン、マイケルコースなどの衣料ブランドを運営するPVHは取引終了後、四半期決算を発表。特に欧州の強い売上回復が後押しし予想を上回る内容が好感され、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:月末のドル需要でドル・円は110円台に戻す
8月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円59銭まで下落後、110円08銭まで上昇し、110円01銭で引けた。米国の8月シカゴ購買部協会景気指数や8月消費者信頼感指数が予想を下回ったため、ドル売りが強まった。その後、月末のフィキシングにかけたドル買いが強まったほか、欧州中央銀行(ECB)高官のタカ派発言を受けた域内債券相場の下落に連れて米長期金利は上昇したため、ドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1840ドルから1.1797ドルまで下落し、1.1810ドルで引けた。オーストリア中央銀行のホルツマン総裁やオランダ中央銀行のクノット総裁がコロナ危機対策削減を進めるべきとの考えを示し、ユーロ買いが強まったが、実需のドル買いが観測されており、ユーロは伸び悩んだ。ユーロ・円は130円06銭から129円60銭まで下落。ポンド・ドルは1.3808ドルまで上昇後、1.3743ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9115フランまで下落後、0.9173フランまで上昇した。
■NY原油:反落で68.50ドル、株安などが嫌気される
NY原油先物10月限は反落(NYMEX原油10月限終値:68.50 ↓0.71)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-0.71ドルの68.50ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは68.16ドル-69.34ドル。アジア市場の終盤に69.34ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の序盤にかけて68.16ドルまで下落した。株安が嫌気されたようだ。ただ、通常取引終了後の時間外取引で68.85ドルまで戻しており、下げ幅は縮小している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 41.75ドル +0.09ドル(+0.22%)
モルガン・スタンレー(MS) 104.43ドル +0.34ドル(+0.33%)
ゴールドマン・サックス(GS)413.51ドル +1.91ドル(+0.46%)
インテル(INTC) 54.06ドル +0.12ドル(+0.22%)
アップル(AAPL) 151.83ドル -1.29ドル(-0.84%)
アルファベット(GOOG) 2909.24ドル -0.15ドル(-0.01%)
フェイスブック(FB) 379.38ドル -1.28ドル(-0.34%)
キャタピラー(CAT) 210.87ドル -0.58ドル(-0.27%)
アルコア(AA) 44.37ドル +0.32ドル(+0.73%)
ウォルマート(WMT) 148.10ドル +0.40ドル(+0.27%) <ST>
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