注目トピックス 市況・概況ニュース一覧

注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は反落、株価にらみ円売り縮小で 16日の東京外為市場でドル・円は反落。米10年債利回りの失速でドル買いは後退し、114円31銭まで上昇後は値を下げる展開に。また、日経平均株価が30000円の大台から遠のき、後場の取引で下げに転じた場面で円売りが縮小し、ドルは114円10銭まで弱含んだ。・ユーロ・円は129円68銭から130円08銭まで上昇した。・ユーロ・ドルは1.1360ドルから1.1386ドルまで値を上げた。・17時時点:ドル・円113円90-00銭、ユーロ・円130円40-50銭・日経平均株価:始値29,749.71円、高値29,960.93円、安値29,681.25円、終値29,808.12円(前日比31.32円高)【要人発言】・豪準備銀行11月理事会議事要旨「インフレ目標を達成するまで金利を引き上げない」「高度に支援的な金融環境を維持することにコミットする」・ロウ豪準備銀行総裁「最初の利上げは2024年より前になりそうにない」「物価目標への進展が早まれば24年より前に利上げもありうる」【経済指標】・日・9月第3次産業活動指数:前月比+0.5%(予想:+0.8%、8月:-1.1%←-1.7%)・英・7-9月ILO失業率:4.3%(予想:4.4%、6-8月:4.5%) <TY> 2021/11/16 17:07 注目トピックス 市況・概況 大阪金概況:上昇、インフレ警戒や円安・ドル高による割安感を意識 大阪取引所金標準先物 22年10月限・日中取引終値:6843円(前日日中取引終値↑53円)・推移レンジ:高値6852円-安値6820円16日の大阪取引所金標準先物(期先:22年10月限)は上昇した。市場では引き続きインフレが意識され、ヘッジ(回避)手段として金の投資需要が継続している。加えて、今日は外為市場で一時114円30銭前後と、昨日15時頃に比べ50銭ほど円安・ドル高に振れたことから、円建てで取引される金先物の割安感が意識され、こうした動きを映し、今日の金先物は買いが優勢の展開となった。 <FA> 2021/11/16 16:05 注目トピックス 市況・概況 米中関係改善期待などから一時3万円の大台回復目前に【クロージング】 16日の日経平均は小幅ながら4営業日続伸。31.32円高の29808.12円(出来高11億9000万株)で取引を終えた。朝方はオンライン開催の米中首脳会談を控えて様子見ムードが広がったほか、前日の米国株の下落もあり、こう着感の強い相場展開となった。ただし、午前10時ごろに始まった米中首脳会談では、バイデン大統領が「米中指導者は両国が衝突に至らないようにする責務がある」などと述べたことから両国関係改善への期待感が広がったほか、上指数海や香港ハンセン指数が強い動きをみせるなか、先物主導によるインデックスに絡んだ買いにより、一時29960.93円まで上げ幅を広げ、3万円に迫る場面もあった。後場はこう着感の強い動きとなり、一時下落に転じる場面が見られたものの売り込む流れとはならず、小幅ながらプラス圏で終えている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200に迫り、全体の過半数を占めた。セクター別では、鉱業、輸送用機器、保険、その他製品、電気機器など12業種が上昇。一方、海運が2%を超え下げとなったほか、パルプ紙、陸運、サービスなど21業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ネクソン<3659>、ソニーG<6758>、アドバンテス<6857>が堅調だった半面、リクルートHD<6098>、NTTデータ<9613>、エーザイ<4523>、ファナック<6954>、エムスリー<2413>が軟化した。長期金利の上昇を背景に金利動向に敏感なグロース株が売られ、主要株価指数が下落した米国市場の流れを引き継ぐ格好から、東京市場はやや利食い先行で始まった。その後は上海や香港などアジア市場の株価が堅調だったことから、ヘッジファンドなどの先物買いが入り、日経平均は強含む場面が見られた。なお、日経平均は4日の直近戻り高値(29880.81円)を突破したものの、3万円の大台回復には至らなかった。前日と同様に、新規の手掛かり材料に乏しいほか、海外投資家も依然として買い越し基調になっているとは言いづらく、積極的に上値を試す雰囲気になっていないようだ。また、19日には岸田政権による大規模な経済対策の発表を控える。これまで伝わっている内容では、新味に欠けるとの声も聞かれるものの、政策期待から買ってきた流れではなかったことから、期待先行の買いは積み上がっていないだろう。売り方にとっても仕掛けづらい需給状況であり、目先はこう着感の強い展開が続きそうではあるが、底堅さは意識されそうだ。 <FA> 2021/11/16 16:03 注目トピックス 市況・概況 日経VI:低下、米中首脳協議が終了し安心感 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比-0.31(低下率1.62%)の18.80と低下した。なお、高値は19.08、安値は18.53。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が小幅な下落となったことを受け、今日の東京株式市場は株価材料に決め手を欠き、やや方向感の定まらない動きとなった。その中で、市場ではオンライン形式で開かれた米中首脳協議に対する関心が高まったが、協議が終了したことが伝わると安心感が広がり、今日の日経VIは昨日の水準を下回って推移した。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 <FA> 2021/11/16 16:00 注目トピックス 市況・概況 東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ 海運業が下落率トップ。そのほかパルプ・紙、サービス業、陸運業、ガラス・土石製品なども下落。一方、鉱業が上昇率トップ。そのほか輸送用機器、保険業、その他製品、電気機器なども上昇。業種名/現在値/前日比(%)1. 鉱業 / 283.82 / 1.222. 輸送用機器 / 3,579.24 / 0.983. 保険業 / 1,113.64 / 0.864. その他製品 / 3,525.64 / 0.845. 電気機器 / 4,086.91 / 0.826. 卸売業 / 1,903.81 / 0.677. 情報・通信業 / 5,170.8 / 0.638. ゴム製品 / 3,454.31 / 0.609. 小売業 / 1,404.97 / 0.4810. 繊維業 / 606.3 / 0.2611. 空運業 / 215.04 / 0.1812. その他金融業 / 745.46 / 0.1113. 医薬品 / 3,138.55 / -0.0414. 建設業 / 1,164.49 / -0.1215. 水産・農林業 / 477.83 / -0.1816. 食料品 / 1,753.73 / -0.2017. 金属製品 / 1,359.3 / -0.2218. 証券業 / 379.64 / -0.2319. 精密機器 / 11,498.95 / -0.2920. 銀行業 / 146.36 / -0.3321. 石油・石炭製品 / 1,033.24 / -0.4022. 電力・ガス業 / 320.48 / -0.4123. 倉庫・運輸関連業 / 1,834.11 / -0.4324. 化学工業 / 2,359.7 / -0.5525. 非鉄金属 / 982.22 / -0.7726. 不動産業 / 1,491.66 / -0.7727. 機械 / 2,310.7 / -0.8228. 鉄鋼 / 437.44 / -0.9129. ガラス・土石製品 / 1,202.03 / -0.9530. 陸運業 / 1,858.29 / -1.0531. サービス業 / 3,303.7 / -1.0532. パルプ・紙 / 519.49 / -1.1933. 海運業 / 795.58 / -2.55 <FA> 2021/11/16 15:39 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(大引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2021/11/16 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 イーサリアム2022年1月 プラス5倍トラッカー (3,400米ドル) -20.20% 2.75 19.66円2 ビットコイン2022年1月 プラス5倍トラッカー (56,000米ドル) -20.86% 3.50 11.22円3 日本郵船 コール(9,500円) -32.00% 0.00 0.22円4 イーサリアム先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー(1米ドル) -8.36% 1.00 97.17円5 日経平均 マイナス3倍トラッカー(34,500円) -0.62% -4.61 20.44円■eワラント値上がりトップ10(2021/11/16 15:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 イーサリアム2022年1月 マイナス3倍トラッカー (4,900米ドル) +48.43% -3.54 -8.46%2 イーサリアム2021年12月 マイナス3倍トラッカー (5,000米ドル) +40.54% -3.15 -8.37%3 SUBARU コール (2,700円) +34.38% 11.36 +3.19%4 住友商事 コール(2,100円) +33.33% 0.00 +2.05%5 SUBARU コール (2,400円) +30.23% 9.33 +3.19%6 リクルートホールディングス プット(6,900円) +28.75% -8.64 -3.44%7 ビットコイン2021年12月 マイナス3倍トラッカー(68,000米ドル) +26.85% -2.85 -6.94%8 クボタ プット (2,100円) +26.56% -8.48 -3.11%9 イーサリアム2022年1月 マイナス3倍トラッカー(5,600米ドル) +26.40% -2.25 -8.46%10 住友商事 コール(1,850円) +22.50% 12.71 +2.05%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト) <FA> 2021/11/16 15:39 注目トピックス 市況・概況 日経平均大引け:前日比31.32円高の29808.12円 日経平均は前日比31.32円高の29808.12円(同+0.11%)で大引けを迎えた。なお、TOPIXは前日比2.31pt高の2050.83pt(同+0.11%)。 <FA> 2021/11/16 15:09 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は動意薄、豪ドルは下落 16日午後の東京市場でドル・円は114円10銭台と、動意の薄い値動き。日経平均株価は上げ幅を縮小し、小幅高で取引を終えた。また、上海総合指数の反落のほか、米株式先物の軟調地合いでやや円買いに振れやすい。豪ドル・円の下落もドル・円を下押しする。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円09銭から114円31銭、ユーロ・円は129円68銭から130円07銭、ユーロ・ドルは1.1360ドルから1.1381ドル。 <TY> 2021/11/16 15:05 注目トピックス 市況・概況 日経平均は24円高、後場の値幅はここまで116円程度 日経平均は24円高(14時45分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ネクソン<3659>などがプラス寄与上位となっており、一方、リクルートHD<6098>、NTTデータ<9613>、エムスリー<2413>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、鉱業、輸送用機器、保険業、その他製品、電気機器が値上がり率上位、海運業、サービス業、陸運業、パルプ・紙、ガラス土石製品が値下がり率上位となっている。日経平均は小幅高水準で推移している。日経平均の後場の値幅(高値と安値の差)はここまで116円程度。 <FA> 2021/11/16 14:46 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は変わらず、米株式先物はマイナスに 16日午後の東京市場でドル・円は114円10銭付近と、変わらずの値動き。時間外取引の米株式先物はマイナスに転じ、今晩の株高を期待した円売りは抑制された。また、NY原油先物の上昇で日経平均株価は上げ幅を縮小しており、円売りを弱める要因に。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円09銭から114円31銭、ユーロ・円は129円68銭から130円07銭、ユーロ・ドルは1.1360ドルから1.1381ドル。 <TY> 2021/11/16 14:40 注目トピックス 市況・概況 日経平均は18円高、米経済指標にも関心 日経平均は18円高(14時20分現在)。日経平均寄与度では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ネクソン<3659>などがプラス寄与上位となっており、一方、リクルートHD<6098>、NTTデータ<9613>、エムスリー<2413>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、鉱業、輸送用機器、保険業、その他製品、電気機器が値上がり率上位、海運業、サービス業、陸運業、パルプ・紙、ガラス土石製品が値下がり率上位となっている。日経平均は小動きとなっている。昨日までで主要企業の4-9月期決算が一巡し、市場では経済指標に関心が向きやすくなっている。今晩は米国で、10月の小売売上高、10月の輸出入物価指数、10月の鉱工業生産・設備稼働率、11月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数、9月の企業在庫、9月の対米証券投資などが発表される。また、ウォルマート、ホーム・デポなどが8-10月期決算を発表する。 <FA> 2021/11/16 14:22 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は本日安値圏、日本株と米金利を注視 16日午後の東京市場でドル・円は114円10銭付近と、本日安値圏でのもみ合いに。日経平均株価は30000円の大台が遠のき、前日終値付近での不安定な値動きにより円売りは後退。一方、米10年債利回りは前日海外市場で上昇したが、足元は弱含みドル買いは後退した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円11銭から114円31銭、ユーロ・円は129円68銭から130円07銭、ユーロ・ドルは1.1360ドルから1.1381ドル。 <TY> 2021/11/16 14:04 注目トピックス 市況・概況 日経平均VIは低下、米中首脳協議を通過し安心感も 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.34(低下率1.78%)の18.77と低下している。なお、今日ここまでの高値は19.08、安値は18.53。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が小幅な下落となったことなどもあり、今日の東京株式市場は株価材料に決め手を欠き、やや方向感の定まらない動きとなっている。その中で、市場ではオンライン形式で開かれた米中首脳協議に対する関心が高まったが、協議が無事終了したことが伝わると安心感が広がり、今日の日経VIは昨日の水準を下回って推移している。【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。 <FA> 2021/11/16 13:52 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は上げ渋り、米金利の失速で 16日午後の東京市場でドル・円は上げ渋り、114円10銭台でやや値を下げている。米10年債利回りの失速でドル売りに振れ、前日海外市場で大きく下げたユーロ・ドルは1.13ドル後半に戻した。一方、日経平均株価は下げに転じ、円売りは後退した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円11銭から114円31銭、ユーロ・円は129円68銭から130円07銭、ユーロ・ドルは1.1360ドルから1.1381ドル。 <TY> 2021/11/16 13:40 注目トピックス 市況・概況 米国株見通し:上げ渋りか、早期利上げ観測が下押し (13時20分現在)S&P500先物      4,683.25(+4.25)ナスダック100先物  16,212.00(+24.25)グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高。NYダウ先物は20ドル高、アジア株高の波及も見込まれ、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。15日の主要3指数は小反落。ナスダックは3日ぶりに値を下げたほか、ダウも再びマイナスへ転じ12ドル安の36087ドルで取引を終えた。この日発表されたNY連銀製造業景気指数が予想を上回る伸びを記録し、長期金利を大きく押し上げた。それを受け、ハイテク株を中心に売りが強まり、相場は全般的に軟調地合いに。その後もオンラインによる米中首脳会談や16日の小売売上高など経済指標に思惑が広がり、買いを抑えた。本日は上げ渋りか。米中協議は目立った対立が回避され、安心感が広がりやすい。また、決算発表のホームデポやウォルマートが好業績なら、他の銘柄にも波及しそうだ。ただ、今晩注目の小売売上高は強い内容が予想され、景気回復を好感した金利高で、買いは縮小する可能性があろう。また、連銀総裁による発言機会も予定され、引き締めに関する見解は株売りを後押し。原油価格の持ち直しにより、インフレも意識されやすいだろう。 <TY> 2021/11/16 13:22 注目トピックス 市況・概況 日経平均は38円高、短期的な利益確定売りも 日経平均は38円高(13時20分現在)。日経平均寄与度では、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>などがプラス寄与上位となっており、一方、リクルートHD<6098>、NTTデータ<9613>、エムスリー<2413>などがマイナス寄与上位となっている。セクターでは、鉱業、輸送用機器、保険業、電気機器、卸売業が値上がり率上位、海運業、サービス業、陸運業、鉄鋼、パルプ・紙が値下がり率上位となっている。日経平均はやや方向感を欠く動きとなっている。オンラインによる米中協議を無事通過し、朝方軟調だった香港ハンセン整数や上海総合指数が底堅く推移していることが東京市場で安心感となる一方、日経平均が昨日までの3日続伸で670円ほど上昇していることから、短期的な利益確定売りも出ているようだ。 <FA> 2021/11/16 13:22 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は伸び悩み、日本株の上げ幅縮小で 16日午後の東京市場でドル・円は伸び悩み、114円10銭台にやや値を下げた。日経平均株価は30000円の大台が視野に入っているものの、足元は上げ幅を縮小し、日本株高を好感した円売りは抑制された。また、米10年債利回りは失速し、ドル買いは入りづらい。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円11銭から114円31銭、ユーロ・円は129円68銭から130円07銭、ユーロ・ドルは1.1360ドルから1.1379ドル。 <TY> 2021/11/16 13:05 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~それでも「3万円が遠い」理由 16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は4日続伸、それでも「3万円が遠い」理由・ドル・円は小じっかり、円売り主導で・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位がソフトバンクG<9984>■日経平均は4日続伸、それでも「3万円が遠い」理由日経平均は4日続伸。64.46円高の29841.26円(出来高概算6億株)で前場の取引を終えている。週明け12日の米株式市場でNYダウは小幅に反落し、12ドル安となった。11月のNY連銀製造業景気指数が市場予想以上に上昇したことが好感され、航空機のボーイングが5%を超える上昇となったこともNYダウを押し上げた。ただ、インフラ投資法案の成立が更なるインフレ上昇につながるとの見方から、国債利回りが長期の年限を中心に上昇し、NYダウは引けにかけて下落に転じた。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで27円安からスタート。朝方に一時29681.25円(95.55円安)まで下落すると、前日終値近辺での小動きとなったが、米中首脳協議の内容が伝わると緊張緩和に向けた期待から29960.93円(184.13円高)まで急伸する場面があった。もっとも買いは続かず、前引けにかけて伸び悩んだ。個別では、レーザーテック<6920>やトヨタ自<7203>が2%超上昇し、ソフトバンクG<9984>も堅調。中期経営計画が評価された村田製<6981>は3%の上昇となっている。前日ストップ高のスノーピーク<7816>は商いを伴って大幅続伸。また、決算発表銘柄ではトレックスセミ<6616>やテスHD<5074>が急伸し、チェンジ<3962>が東証1部上昇率トップとなっている。一方、決算発表のリクルートHD<6098>が3%近い下落。決算そのものは評価の声が多かったものの、材料出尽くし感や米金利上昇を受けて売りが出たようだ。郵船<9101>や川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株も軟調ぶりが目立つ。また。ヤーマン<6630>は上期業績を上方修正したが市場の期待に届かなかったとみられ、東証1部下落率トップとなっている。セクターでは、保険業、鉱業、輸送用機器などが上昇率上位。一方、海運業、サービス業、陸運業などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の56%、対して値下がり銘柄は38%となっている。前日の米主要株価指数が揃って小幅反落し、本日の日経平均もこうした流れを引き継いてスタートしたが、米中首脳協議に関する報道を受けて3万円近辺まで急伸する場面があった。売買代金上位ではレーザーテックやトヨタ自が上場来高値(株式分割考慮)を更新。レーザーテックは米金利上昇をものともしない動きだ。一方、高配当利回りで従前賑わっていた海運株がさえない。上場来高値圏にあったリクルートHDは好決算ながら反動安となっている。商品価格と同様に市況関連セクターはまちまち。ここまでの東証1部売買代金は1兆4000億円弱で、商いはさほど膨らんでいない。決算発表がおおむね一巡したことに加え、米10月小売売上高などを見極めたいという思惑もあるだろう。新興市場ではマザーズ指数が+1.06%と3日続伸。メルカリ<4385>やフリー<4478>が下落しているとはいえ、その他の主力IT株はおおむね堅調だ。しかし、それ以上に小型成長株・材料株の賑わいが顕著となっている。売買代金トップのアスタリスク<6522>は大幅に4日続伸し、連日で上場来高値を更新。9月30日に新規上場したばかりだが、現値24460円は公開価格3300円の約7.4倍、初値5760円の約4.2倍だ。2022年8月期会社予想ベースのPER(株価収益率)は約160倍となっている。決算発表が一巡し、12月のIPO(新規株式公開)ラッシュを控えたこの時期は新興株に物色の矛先が向きやすい。前日のマザーズ売買代金は2033億円で、3月2日以来の2000億円台乗せとなった。アスタリスクの上値追いなどを見ると、株式需給は良好で、個人投資家の売買回転もうまく利いているのだろう。もっとも、株価指標面で正当化しづらい水準まで急騰している銘柄も少なくなく、米インフレ・金利上昇の逆風を跳ね返し続けられるかも見極めたいところ。さて、前日の米市場では期待インフレ率の指標である10年物ブレークイーブン・インフレ率(BEI)が2.76%(+0.03pt)へ一段と上昇。いったんは落ち着きつつあった10年物国債利回りも1.61%(+0.05pt)まで上昇した。製造業景況感が改善し、インフラ投資法案が成立したとはいえ、インフレへの懸念がくすぶるうちは素直に好感しづらいかもしれない。足元で複数の前地区連銀総裁から政策金利目標を最終的に3~4%に引き上げることになるとの発言が出てきている。また、サマーズ元財務長官はインフレ抑制に失敗すればトランプ前大統領の返り咲きをもたらす可能性があるなどと述べた。12日に発表された11月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は予想に反して低下し、10年ぶりの低水準だった。製造業の回復や巨大ハイテク企業の成長で恩恵に浴する人々がいる一方、インフレにあえぐ人々が多いのも事実だろう。25日の感謝祭前後から始まる年末商戦の行方が気掛かりなほか、来年の中間選挙を前に経済的な分断が進む恐れもありそうだ。まずは今晩発表される10月小売売上高を見極めたい。日本では、引き続き日経平均の3万円台回復に期待する声が根強くある一方、9日の当欄「3万円台回復に向けた買い手は誰?」で述べたように、3万円に向けて上値を買う投資家が少ないとの見方がじわりと広がってきた印象を受ける。米中の緊張緩和を期待材料に挙げる向きもあるが、そもそも足元で投資論点としてそれほど重要視されていただろうか。本日の値動きを見ても買いを入れているのはヘッドラインに反応して機械的に売買するタイプの投資家に限られる印象を受ける。米金利上昇や円安進行を日本株の追い風と捉える向きもあるが、(1)自動車各社の値動きなどを見るとクオリティ重視が鮮明で、日本株全体に追い風となるバリュー(割安)株シフトは限られる。また(2)原材料高や円安進行による交易条件の悪化も重要な投資論点として浮上しており、素直に円安を好感しづらい。それに後日改めて取り上げたいと思うが、(3)7-9月期決算発表を通過しても日経平均の予想EPS(1株利益)増額は限定的だった。これらも踏まえ、日経平均の3万円台回復はまだまだ「近くて遠い」とみておきたい。■ドル・円は小じっかり、円売り主導で16日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、114円前半で小幅に値を上げた。日経平均株価の堅調地合いを受け、株高を好感した円売りに擦れやすい。米中首脳会談で対立が回避されていることも支援材料。一方、米10年債利回りは失速し、ドル買いは後退した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円11銭から114円31銭、ユーロ・円は129円68銭から130円07銭、ユーロ・ドルは1.1360ドルから1.1379ドル。■後場のチェック銘柄・FRONTEO<2158>、シーズメン<3083>など、9銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値上がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位がソフトバンクG<9984>■経済指標・要人発言【経済指標】・米・11月NY連銀製造業景気指数:30.9(予想:20.1、10月:19.8)【要人発言】・豪準備銀行11月理事会議事要旨「インフレ目標を達成するまで金利を引き上げない」「高度に支援的な金融環境を維持することにコミットする」<国内>・13:30 9月第3次産業活動指数(前月比予想:+0.8%、8月:-1.7%)<海外>・16:00 英・7-9月ILO失業率(予想:4.4%、6-8月:4.5%) <CS> 2021/11/16 12:23 注目トピックス 市況・概況 東京為替:ドル・円は小じっかり、円売り主導で 16日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、114円前半で小幅に値を上げた。日経平均株価の堅調地合いを受け、株高を好感した円売りに擦れやすい。米中首脳会談で対立が回避されていることも支援材料。一方、米10年債利回りは失速し、ドル買いは後退した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円11銭から114円31銭、ユーロ・円は129円68銭から130円07銭、ユーロ・ドルは1.1360ドルから1.1379ドル。【要人発言】・豪準備銀行11月理事会議事要旨「インフレ目標を達成するまで金利を引き上げない」「高度に支援的な金融環境を維持することにコミットする」 <TY> 2021/11/16 12:05 注目トピックス 市況・概況 注目銘柄ダイジェスト(前場):ポート、FRONTEO、チェンジなど テスホールディングス<5074>:2874円(+284円)急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は32.2億円で着地、通期計画49.1億円に対する進捗率は66%で高進捗率となった。エンジニアリング事業は、福岡みやこメガソーラー向け再エネEPC(開発型)が順調に進捗し、売上及び利益に大きく貢献。受託型EPCでも、顧客の脱炭素ニーズを受けて太陽光発電が前期に引き続き堅調に推移。また、エネルギーサプライ事業は減収となったが計画通りの推移となったもよう。通期計画は据え置いているが、第1四半期時点での高進捗率を受けて、今後の上方修正への期待感が高まっている。リクルートHD<6098>:7834円(-237円)大幅反落。前日に上期決算を発表、累計の営業利益は前年同期比3.0倍の2229億円、7-9月期も同2.5倍の1182億円と大幅増益で市場予想の970億円を上回った。通期計画は従来の2700~3400億円から3500~3800億円、レンジ上限で前期比2.3倍にまで上方修正。HRテクノロジー事業では引き続き高い採用需要に起因した有料求人広告利用の増加が寄与。人材派遣事業も欧州、米国などでの増収がけん引。ただ、株価が上場来高値圏にあるなか、上方修正値が市場予想を小幅に上回る程度におさまっていることもあり、利益確定売りが優勢となっている。ソーダニッカ<8158>:704円(+77円)急騰で年初来高値更新。前日に発行済株式総数に対する割合4.23%に相当する100万株を上限とした自社株買い実施を発表。取得期間は21年11月16日から22年3月31日まで。株主への利益還元及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行が目的。今年5月にも発行済株式総数の6%に相当する自社株買いを発表しており、短期間での立て続けの高水準の自社株買いを評価する動きが優勢に。チェンジ<3962>:2270円(+321円)急伸。前日に21年9月期本決算を発表、営業利益は前期比42.4%増の59.9億円となった。NEW-ITトランスフォーメーション事業では大企業や官公庁向けのデジタル化プロジェクトやデジタル人材育成関連の案件が拡大。パブリテック事業では、ふるさと納税プラットフォームビジネスでの手数料率の引き上げ、地方自治体向けSaaSビジネスの有償化などが寄与した。前期の上振れ着地に伴い、22年9月期は中計で掲げていた65億円から68億円、前期比13.6%増に増額修正した。トレックスセミ<6616>:3280円(+383円)急伸。前日に上期決算を発表、累計の営業利益は前年同期比6.8倍の17.8億円で、7-9月期は同18倍の11.47億円と増益率が急拡大。通期予想は従来の25億円から27億円、前期比2.2倍にまで上方修正。電子化ニーズの高まりやライフスタイルの変化に伴い、産業機器関連市場やデジタル機器関連市場などが引き続き好調に推移する見通し。為替の円安傾向も寄与するもよう。年間配当金も40円から44円へと増額するとしており、好決算を素直に評価する動きに。FRONTEO<2158>:3445円(+500円)ストップ高。22年3月期の営業損益を従来予想の12.00億円の黒字から18.00億円の黒字(前期実績5.07億円の黒字)に上方修正している。上半期にリーガルテックAI事業が好調だったほか、AIソリューション事業の利益が下半期に増加すると見込む。期末配当も従来予想の5.00円から7.00円(前期末実績は無配)に増額修正した。第2四半期累計(21年4-9月)の営業損益は12.06億円の黒字(前年同期実績1.60億円の赤字)で着地している。ポート<7047>:1248円(+182円)年初来高値。次世代のマッチングサービスとして、メタバース(アバターなどを利用して活動する仮想空間)を活用したマッチングDX事業の実証実験を開始したと発表している。初期段階として、メタバース内での就職相談イベントの開催やメタバースを活用したバーチャル合同説明会の開催などを模索する。今後、就職領域以外への拡大についても検討する。メタバースはテーマ性があるとの見方も買い材料になっているようだ。タスキ<2987>:2989円(+174円)大幅に反発。12月9日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的。22年9月期の期末配当予想を56.00円から28.00円(前期末は52.00円)に見直すが、株式分割に伴うもので実質的な変更はない。最近の値上がりで1月26日に記録した年初来高値(3390円)に株価が接近していることも先高期待につながっているようだ。 <ST> 2021/11/16 12:01 注目トピックス 市況・概況 Eワラント:売れ筋・値上がりランキング(前引け) ■eワラント売れ筋トップ10(2021/11/16 11:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 販売価格1 イーサリアム2022年1月 プラス5倍トラッカー (3,400米ドル) -17.01% 2.70 20.39円2 ビットコイン2022年1月 プラス5倍トラッカー(56,000米ドル) -15.14% 3.30 11.95円3 日本郵船 コール(9,500円) -32.00% 0.00 0.22円4 イーサリアム先物インデックスリンク債_2024年 トラッカー (1米ドル) -7.00% 1.00 98.55円5 日経平均 マイナス3倍トラッカー (34,500円) -1.65% -4.67 20.02円■eワラント値上がりトップ10(2021/11/16 11:30現在)順位 銘柄名(権利行使価格) 前日比 レバレッジ 原資産騰落率(前日比)1 川崎重工業 コール(3,050円) +50.00% 0.00 +2.67%2 村田製作所 コール (12,400円) +50.00% 0.00 +3.14%3 SUBARU コール (2,700円) +46.88% 11.18 +3.94%4 イーサリアム2022年1月 マイナス3倍トラッカー(4,900米ドル) +40.77% -3.78 -7.12%5 SUBARU コール (2,400円) +39.53% 9.16 +3.94%6 村田製作所 コール(11,000円) +35.29% 12.64 +3.14%7 イーサリアム2021年12月 マイナス3倍トラッカー(5,000米ドル) +34.13% -3.367.04%8 住友商事 コール(2,100円) +33.33% 0.00 +2.03%9 村田製作所 コール(9,600円) +32.26% 9.91 +3.14%10 丸井グループ コール(2,750円) +30.91% 11.22 +3.01%注:eワラントについて、前日23:50時点の終値(買取価格)と掲載時点の価格(買取価格)を比較(出所:Eワラント証券ウェブサイト) <FA> 2021/11/16 11:49 注目トピックス 市況・概況 東京為替:日経平均は一時3万円に接近、ドル・円は114円30銭近辺で上げ渋る 16日午前の東京市場でドル・円は、114円20銭近辺で推移。日経平均は一時3万円に接近したが、株高は一服しており、日経平均は64円高で午前の取引を終えた。株高一服でドル買い・円売りの取引はやや縮小した。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円11銭から114円31銭、ユーロ・ドルは、1.1360ドルから1.1379ドル、ユーロ・円は129円68銭から130円07銭で推移。 <MK> 2021/11/16 11:44 注目トピックス 市況・概況 東京為替:株高一服、ドル・円は114円30銭近辺で上げ渋る 16日午前の東京市場でドル・円は、114円20銭近辺で推移。日経平均は一時3万円に接近したことから、株高持続を意識した円売りも観測されたが、株高は一服しており、日経平均は64円高で午前の取引を終えた。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円11銭から114円31銭、ユーロ・ドルは、1.1360ドルから1.1379ドル、ユーロ・円は129円68銭から130円07銭で推移。 <MK> 2021/11/16 11:36 注目トピックス 市況・概況 東京為替:日経平均強含みでドルは下げ渋る 16日午前の東京市場でドル・円は、114円10銭台で推移。米長期金利の上昇を意識したドル買い・円売りが観測されており、ドル・円は朝方に114円21銭まで買われている。日経平均は165円高で推移しているが、この後は日本と中国の株式市場の動向を意識した取引が主体となりそうだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円11銭から114円21銭、ユーロ・ドルは、1.1360ドルから1.1377ドル、ユーロ・円は129円68銭から129円88銭で推移。 <MK> 2021/11/16 09:47 注目トピックス 市況・概況 東京為替:米長期金利上昇を受けてリスク選好のドル買い強まる 16日午前の東京市場でドル・円は、114円10銭台で推移。米長期金利の上昇を意識したドル買い・円売りが観測されており、ドル・円は114円21銭まで買われている。この後は、日本と中国の株式市場の動向を意識した取引が主体となりそうだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円11銭から114円21銭、ユーロ・ドルは、1.1360ドルから1.1375ドル、ユーロ・円は129円68銭から129円88銭で推移。 <MK> 2021/11/16 09:31 注目トピックス 市況・概況 日経平均は47円安、寄り後はもみ合い 日経平均は47円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。日経平均が昨日までの3日続伸で670円ほど上昇したことから、短期的な利益確定売りが出やすかった。また、日本時間の今日午前に開かれる予定の米中首脳によるオンライン協議の内容を見極めたいとして、積極的な買いを手控える向きもあった。一方、主要企業の21年4-9月期決算発表が昨日で一巡したが、市場では概ね業績改善を示す内容と受け取られていることや、政府が19日にまとめる経済対策への期待感が継続し、株価下支え要因となった。また、外為市場で1ドル=114円10銭台と、昨日15時頃に比べ30-40銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価を支えたが、寄付き段階では売りが優勢だった。●寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。 <FA> 2021/11/16 09:11 注目トピックス 市況・概況 個別銘柄戦略:キッコーマンや東芝などに注目 週明け15日の米国市場ではNYダウが12.86ドル安の36087.45、ナスダック総合指数が7.11pt安の15853.85、シカゴ日経225先物が大阪日中比10円安の29720円。16日早朝の為替は1ドル=114.00-10円(15日午後3時は113.82円)。本日の東京市場では、米長期金利上昇と昨日大引け後に発表した業績・配当予想の上方修正などを強材料に三菱UFJ<8306>の値上がりが予想され、最高益予想を上方修正したリクルートHD<6098>も買われよう。一方、前日に急伸したレーザーテック<6920>などハイテク株には利益確定売りが先行しそうだ。そのほか、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測されたキッコーマン<2801>、すかいらーく<3197>、F&LC<3563>、OLC<4661>、東芝<6502>、三菱電機<6503>、アンリツ<6754>、めぶきフィナンシャル<7167>、かんぽ生命保険<7181>、ゆうちょ銀行<7182>、東エレク<8035>、などにも注目。 <FA> 2021/11/16 09:08 注目トピックス 市況・概況 前場に注目すべき3つのポイント~材料性のある中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動きが中心~ 16日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。■株式見通し:材料性のある中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動きが中心■リクルートHD、22/3上方修正 営業利益3500~3800億円■前場の注目材料:クボタ、水道鉄管の生産集約、海外向け長尺品撤退■材料性のある中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動きが中心16日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。15日の米国市場はNYダウが12ドル安だった。バイデン大統領の1兆ドル規模のインフラ投資法案成立や11月NY連銀製造業景気指数が予想以上に上昇したため、景気回復期待から買い先行で始まった。ただし、インフラ法案の歳出がインフレのさらなる上昇に繋がるとの懸念に金利が上昇すると引けにかけて利食いに押される展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の29720円。円相場は1ドル114円10銭台で推移している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや利食い先行で始まりそうだ。米国市場では主要な株価指数は下落とはなったものの、先週末の終値を挟んだもち合いだったこともあり、様子見ムードの強い相場展開だった。ADR市場においても小動きだったこともあり、手掛かり材料に欠ける相場展開となろう。きょうの午前中に米中首脳会談がオンラインで開催される予定のため、短期的には仕掛け的な動きも意識されるものの、全体としてはこう着感の強い相場展開だろう。昨日の日経平均は29800円を回復して始まった後は29750円を挟んだ狭いレンジ推移だった。上値追いは限られたものの、上値の重さを嫌気した動きもなく、東証1部の騰落銘柄も値上がり、値下がり数が拮抗した状態であり、リバランス中心の売買だった。個別では決算を手掛かりとした値幅取り狙いの動きなども見られていたが、本日についても全般こう着のなか、材料性のある中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうである。なお、日経平均は3営業日続伸でリバウンド基調を継続しており、29500円~3万円のレンジ推移となる。大きなトレンドは出にくい状況と見られるが、短期的に売り仕掛けてくる局面においては、政府の経済対策の期待感などもあり、押し目狙いのスタンスとなろう。■リクルートHD、22/3上方修正 営業利益3500~3800億円リクルートHD<6098>は2022年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は2700~3400億円から3500~3800億円のレンジに上方修正した。コンセンサス(3350億円程度)を上回る。HRテクノロジー事業の下半期の米ドルベース売上収益を、 前年同期比60%から70%程度の増収と見込んでいる。メディア&ソリューション事業は、アルバイト・パート領域の求人広告サービスは、飲食業やサービス業の事業活動の再開に伴い、売上収益の回復が加速することを想定している。■前場の注目材料・日経平均は上昇(29776.80、+166.83)・米原油先物は上昇(80.88、+0.09)・1ドル114.00-10円・日銀は金融緩和を長期化・株価急落時の日銀ETF買い・クボタ<6326>水道鉄管の生産集約、海外向け長尺品撤退・村田製<6981>新中計、設備投資に6400億円、MLCC増産、タイでも生産・島津<7701>iPS細胞で腎疾患の新療法、島津など共同研究契約・三井物産<8031>数十億円で伊社買収、日本品種の野菜種子を拡販・スター精密<7718>大連増強、工場拡張、生産力25%アップ・京セラ<6971>触覚伝達で新技術、モジュール軽量化・メルカリ<4385>物流サービス社設立・ダイセル<4202>清華大と共同研究、マイクロ流体デバイスプラント、23年実装目指す・アース製薬<4985>マスク内の肌を保湿する化粧水・花王<4452>北里大・花王など研究開発で委託契約、次世代型抗体治療薬開発・アステラス薬<4503>独パンサーナと再生医療を共同研究、mRNA利用☆前場のイベントスケジュール<国内>・特になし<海外>・09:30 豪準備銀行11月理事会議事要旨 <ST> 2021/11/16 08:43 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆主に130円を挟んだ水準で推移し、上げ渋る状態が続く見通し ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。欧州における新型コロナウイルスの感染増加が警戒されていることから、リスク選好的なユーロ買いは一段と縮小している。米ドル・円相場に大きな動きがない場合、ユーロ・円は主に130円を挟んだ水準で推移し、上げ渋る状態が続くとみられる。【ユーロ売り要因】・ラガルドECB総裁は早期利上げの可能性を否定・独仏で新型コロナウイルスの感染増加・ドイツの企業景況感は悪化【ユーロ買い要因】・米長期金利の伸び悩み・欧米諸国の株高・ユーロ圏経済の持続的な成長期待 <FA> 2021/11/16 08:29 注目トピックス 市況・概況 今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を意識してドル買い継続の可能性 15日のドル・円は、東京市場では114円05銭から113円76銭まで反落。欧米市場では、113円81銭から114円21銭まで反発し、114円12銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に114円台前半で推移か。米長期金利の上昇を意識して、ドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。15日発表された11月NY連銀製造業景気指数は30.9と予想以上に上昇し、景気回復への期待が広がったことが長期債利回りの上昇につながったようだ。債券利回りの上昇を意識して外為市場ではリスク選好的なドル買い・円売りが観測された。ただ、先週12日に発表された11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は、高インフレに対する消費者の警戒感が高まり、2011年11月以来の低水準となっている。同日の株式市場は強含みとなったが、市場関係者の間からは「米金融当局のインフレ見通しに対する市場の評価は分かれており、長期金利の動向を予測することは難しい」との声が聞かれている。長期金利が1.8%近辺まで上昇するとの見方は少ないものの、インフレ抑制につながる材料は不足している。インフレ見通しに影響を与える新たな材料が提供されない場合、米長期債利回りは1.6%レベルを挟んだ水準で推移し、主要通貨に対するドル高は長続きしない可能性がある。 <FA> 2021/11/16 08:24

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