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注目トピックス 日本株
三洋貿易:ニッチ分野に強みを持つ専門商社、サステナビリティ領域を軸に中期成長を目指す
*10:17JST 三洋貿易:ニッチ分野に強みを持つ専門商社、サステナビリティ領域を軸に中期成長を目指す
三洋貿易<3176>は、合成ゴムや化学品、自動車関連部材、サステナビリティ関連機材、ライフサイエンス関連商材など、産業用途に特化した高付加価値商材を幅広く取り扱う専門商社。事業はファインケミカル、インダストリアル・プロダクツ、サステナビリティ、ライフサイエンスの4セグメントで構成され、いずれも「ニッチ分野における専門性」を軸としたビジネスモデルを展開している。規模拡大型の商社とは異なり、企画段階から量産、アフター領域まで一貫して関与することで、価格競争に陥りにくい収益構造を構築している点が同社の最大の強みだ。2025年9月期の連結業績は、売上高1,327億円(前期比2.7%増)、営業利益64億円(同9.1%減)と増収減益で着地した。トップラインおよび売上総利益は過去最高を更新しており、事業基盤自体は堅調に推移している。一方で、営業利益の減少は人員増強に伴う人件費増、基幹システム刷新などのIT投資、M&Aに伴うのれんの一括償却といった成長投資負担が主因であり、需要減退による構造的な悪化ではない点は押さえておきたい。セグメント別では、サステナビリティ事業の成長が際立つ。同事業の売上高は135億円(前期比38.4%増)、営業利益は18億円(同56.5%増)と大幅な増収増益を達成した。木質バイオマス関連の大型案件に加え、海洋調査・資源開発向け機材の需要が拡大し、業績を力強く牽引した。特に洋上風力や海洋開発分野は案件のリードタイムが長いものの、受注獲得後の収益規模が大きく、中長期的な成長ドライバーとして位置付けられている。一方、2026年9月期は海洋関連案件の計上が端境期に入る見込みであり、一時的な減速は避けられないが、2027~2028年にかけて再び回復するシナリオが描かれている。ファインケミカルおよびインダストリアル・プロダクツでは、EV関連商材の欧州向け輸出や中国市場の減速が逆風となった。特に中国では日系自動車メーカーの減産が続いており、自動車内装関連を扱うインダストリアル分野で売上・利益ともに伸び悩んだ。一方で、北米では自動車関連事業が堅調に推移しており、地域分散による下支え効果が確認できる。ASEANではタイが比較的好調で、自動車関連向けの価格改定効果もあり利益面での貢献が続いている。ライフサイエンス事業は、売上高は前期比ほぼ横ばいと底堅く推移したものの、営業利益は21.4%減となった。これはバイオ関連機器における代理店契約終了の影響が主因であり、同社としては想定内の一時的要因としている。影響は2026年9月期第1四半期まで残る見通しだが、EVや半導体向け電材、機能性飼料原料などの基幹商材は好調であり、利益構造は徐々に改善していくとみられる。2026年9月期の業績予想は、売上高1,300億円(前期比2.0%減)、営業利益62億円(同3.6%減)と小幅な減収減益を見込む。サステナビリティ事業の一時的な減速や、中国市場の不透明感を織り込んだ保守的な計画といえる。ただし、ファインケミカルでは価格改定効果、ライフサイエンスでは電材需要の拡大が見込まれており、下振れリスクは限定的と考えられる。長期経営計画「SANYO VISION 2028」では、営業利益90億円、ROE10~12%、PBR1倍超を目標に掲げる。成長投資としては200~300億円を計画しており、M&Aや新規事業開発を通じて事業ポートフォリオの高度化を進める方針だ。インダストリアル分野では、2025年10月に自動車用エアコン関連部品の販売を手掛けるシンガポール企業EMAS SUPPLIES & SERVICESを子会社化した。新規領域では、EVを分解・解析して得られるデータを販売する自動車ベンチマーキング事業や、EVバッテリーの状態を約30秒で測定可能なテスターを中国メーカーと共同開発するなど新規領域の育成を進めている。ファインケミカルでは、フッ素ゴムに撥水性などの付加機能を付与して用途拡大を図るとともに、欧州市場向け環境対応型製品を新たな成長分野として開拓する方針。サステナビリティ分野では、子会社のコスモス商事による政府関連案件として、南鳥島のレアアース開発向け機材貸与など資源分野での収益機会を取り込んでいる。株主還元については、配当性向30%以上を目安とした安定配当を基本方針とし、13年連続で安定配当を継続している。2026年9月期の配当予想は58円で、配当利回りは約3%台後半と専門商社の中でも相対的に高い水準にある。成長投資を進めつつも、株主還元とのバランスを意識した資本政策は評価できよう。総じて三洋貿易は、短期的には成長投資負担や市況要因により減益局面にあるものの、ニッチ分野に特化した高付加価値型ビジネスモデルと、サステナビリティを軸とする中長期成長戦略は明確である。2028年に向けた利益回復シナリオの進捗と、サステナビリティ事業の再加速が、今後の株価評価を左右する重要なポイントとなろう。
<NH>
2025/12/17 10:17
みんかぶニュース 為替・FX
外為サマリー:154円50銭台で推移、米金利低下や株安が重荷
17日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円59銭前後と前日の午後5時時点に比べ30銭程度のドル安・円高となっている。
16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円72銭前後と前日に比べ50銭程度のドル安・円高で取引を終えた。同日に発表された米11月雇用統計が労働市場の減速を示す内容だと受け止められ一時154円40銭まで軟化した。
日本の財政拡張への警戒感が根強く、この日の東京市場では154円80銭台まで下げ渋る場面があった。とはいえ、前日に米長期金利が低下したことや、日経平均株価が朝高後に値を消したことから次第にリスク回避目的のドル売り・円買いが流入。午前9時50分すぎには154円50銭台に押し戻された。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1750ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0002ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=181円64銭前後と同40銭弱のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:15
みんかぶニュース 個別・材料
エムケー精工が急動意、超割安圏でメカトロ技術駆使した「職人技」ロボット開発にも着目
エムケー精工<5906.T>が急動意。大陽線でもみ合いを上放れ、7月末につけた年初来高値577円を払拭、約4カ月半ぶりに新値街道に突入した。一時86円高の636円まで駆け上がる場面があった。ガソリンスタンド向け洗車機や道路情報表示装置、低温貯蔵庫などメカトロ技術を駆使した商品を手掛ける。持ち前の技術力を横軸展開し、食品用充填機と協働ロボットをパッケージ化した製品の開発に成功、職人技レベルの繊細な作業を自動的に行うことを可能とした。26年3月期は2ケタ減益予想にあるが、株価的には織り込み済みで27年3月期の回復を先取りした買いが観測。PER6倍台でPBRは解散価値の半値水準を示す0.5倍前後とバリュエーション面での割安さにも視線が向いているようだ。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:14
注目トピックス 日本株
出来高変化率ランキング(9時台)~マクセル、ULS-Gなどがランクイン
*10:13JST 出来高変化率ランキング(9時台)~マクセル、ULS-Gなどがランクイン
マクセル<6810>がランクイン(9時32分時点)。反発。前日取引終了後に、IoTデバイスの主電源に使用可能なコイン形全固体電池「PSB2032」を開発したと発表しており、買い手掛かり材料となっているようだ。12月下旬より順次サンプル提供を開始する。今後は、全固体電池とワイヤレス給電やエナジーハーベスティング技術などを組み合わせたモジュールの製品化も検討するとしている。※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [12月17日 9:32 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率<5131> リンカーズ 2176700 127698.32 106.62% -0.0157%<9287> JIF 9426 201075.24 106.28% 0%<8995> 誠建設 327000 205287.36 60.04% 0.0226%<5721> S・サイエンス 15098800 1776910.4 39.01% -0.0135%<5994> ファインシンター 28700 33833.88 23.37% 0.0188%<6915> 千代インテ 24300 61930.7 17.1% -0.0075%<7229> ユタカ技研 9800 30492.8 16.28% 0%<8894> REVOLUTI 1002800 43288.14 11.34% -0.0555%<1651> iF高配40 16862 37475.788 11.06% -0.0042%<6574> コンウ゛ァノ 2029400 196130.18 9.9% 0.0288%<1563> グロース・コア 26246 43042.621 6.94% -0.0208%<6069> トレンダーズ 30000 31114.26 5.09% 0.0368%<6209> リケンNPR 35700 124010.8 4.68% 0.0175%<369A> エータイ 31100 79342.3 2.79% -0.0281%<4883> モダリス 958600 67013.06 -1.46% -0.035%<3191> ジョイ本田 145200 321908.1 -8.3% 0.0013%<3798> ULS-G 177000 102661.3 -8.98% 0.0638%<3565> アセンテック 803700 1263721.1 -9.15% 0.0405%<4263> サスメド 130500 132879.86 -10.91% 0.0275%<6731> ピクセラ 717500 31394.7 -12.29% -0.027%<6809> TOA 246000 542898.34 -14.51% -0.0188%<3134> Hamee 209700 100046.92 -15.51% -0.0022%<6810> マクセル 167900 533887.14 -17.49% 0.0261%<6740> JDI 215037300 6036816.5 -19.62% 0%<4166> かっこ 683700 872355.22 -21.02% -0.0469%<2841> iFナス100H 90126 147049.137 -21.09% 0.0013%<4406> 日理化 89400 29660.06 -21.75% -0.0136%<2046> インドブル 1530 57362.584 -22.2% -0.0112%<2330> フォーサイド 225300 54538.1 -24.6% -0.0282%<3323> レカム 399000 47343.98 -24.95% -0.0126%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
<NH>
2025/12/17 10:13
新興市場スナップショット
ポストプライム---大幅に4日ぶり反発、浅見COO取締役がCEO代表取締役社長に就任、子会社との連携強化
*10:09JST <198A> ポストプライム 238 +26
大幅に4日ぶり反発。浅見直樹COO取締役が16日付で新たにCEO代表取締役社長に就任したと発表している。ヴー・ヴァン・チュンCEO代表取締役社長は退任した。高橋・ダニエル・圭代表取締役は取締役アドバイザーとなった。浅見氏は子会社で商品先物取引を手掛けるTakaTrade(東京都港区)のCEO代表取締役社長も務めており、子会社との連携を強化して自社グループの中長期的な成長を図る。
<HM>
2025/12/17 10:09
みんかぶニュース 個別・材料
Aimingは続落、今期無配へ
Aiming<3911.T>は続落。16日取引終了後、これまで未定としていた25年12月の期末配当予想について無配にすると発表した。これにより、通期で無配(前期無配)となる見通し。利益剰余金がマイナスのため配当実施を見送るという。これがネガティブ視されている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:08
新興市場スナップショット
オキサイド---大幅に反発、6インチp型SiCウエハを「SEMICON Japan」で公開展示へ
*10:05JST <6521> オキサイド 1441 +5
大幅に反発。連結子会社のオキサイドパワークリスタル(山梨県北杜市)が参加する開発グループが試作に成功した6インチp型SiCウエハを半導体製造技術の展示会「SEMICON Japan」(17-19日開催)で国内で初めて公開展示すると発表している。名古屋大学の溶液成長法を基盤技術とし、デジタルツインによるプロセス最適化を組み合わせた。SiCは電気自動車や再生可能エネルギー用インバータなどに用いられる次世代パワー半導体材料。
<HM>
2025/12/17 10:05
みんかぶニュース 市況・概況
◎午前10時現在の値上がり値下がり銘柄数
午前10時現在の東証プライム市場の値上がり銘柄数は389、値下がり銘柄数は1147、変わらずは66銘柄だった。業種別では33業種中5業種が上昇。値上がり上位に鉄鋼、非鉄金属、保険、電気機器など。値下がりで目立つのは石油・石炭、水産・農林、鉱業など。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:05
新興市場スナップショット
DELTA-P---大幅に反発、急性骨髄性白血病患者対象の臨床試験第2相部分で目標症例登録完了
*10:02JST <4598> DELTA-P 523 +3
大幅に反発。抗悪性腫瘍剤のVenetoclax(VEN)の前治療歴1回の急性骨髄性白血病(AML)患者を対象としたパイプライン「DFP-10917」とVENとの臨床第1/2試験の第2相部分について、目標の症例登録が完了したと発表している。VENの用法を短縮した結果、安全性の改善が見られたという。一定期間のフォローアップの後、有効性と安全性の判定を受け、米食品医薬品局(FDA)と相談するための準備を進める予定。
<HM>
2025/12/17 10:02
みんかぶニュース 個別・材料
ホシザキは反発、25年12月期配当予想を増額修正
ホシザキ<6465.T>は反発している。16日の取引終了後に、25年12月期の期末配当予想を55円から65円へ増額修正したことが好感されている。年間配当予想は115円となり、前期実績(105円)に対しては10円の増配となる。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:01
みんかぶニュース 市況・概況
10時の日経平均は113円安の4万9269円、SBGが55.15円押し下げ
17日10時現在の日経平均株価は前日比113.72円(-0.23%)安の4万9269.57円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は389、値下がりは1147、変わらずは66と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
日経平均マイナス寄与度は55.15円の押し下げでSBG <9984>がトップ。以下、テルモ <4543>が9.09円、KDDI <9433>が9.02円、フジクラ <5803>が8.02円、HOYA <7741>が7.77円と続いている。
プラス寄与度トップはアドテスト <6857>で、日経平均を68.19円押し上げている。次いでファストリ <9983>が38.51円、ファナック <6954>が15.71円、イビデン <4062>が7.52円、トレンド <4704>が4.61円と続く。
業種別では33業種中5業種が値上がり。1位は鉄鋼で、以下、非鉄金属、保険、電気機器と続く。値下がり上位には石油・石炭、水産・農林、鉱業が並んでいる。
※10時0分5秒時点
株探ニュース
2025/12/17 10:01
みんかぶニュース 市況・概況
<注目銘柄>=ブシロード、TCG事業好調で今期業績は上振れの可能性も
ブシロード<7803.T>は、11月18日に直近高値371円をつけたあと12月9日には286円まで下落したが、これを底に反発へと向かい始めた。足もとの業績好調から、26年6月期業績は上振れの可能性もあり、反発基調が緒に就いたばかりの時価水準は狙い目だ。
11月14日に発表した第1四半期(7~9月)連結決算は、売上高137億6600万円(前年同期比12.2%増)、営業利益16億6800万円(同3.3倍)となった。「カードファイト!! ヴァンガード」「ヴァイスシュヴァルツ」など主力のトレーディングカードゲーム(TCG)事業が好調。ライブエンタメ事業や、自社IPや人気アニメ・ゲーム・タレントのキャラクターグッズなどを企画・開発・販売するMD事業も概ね順調だった。営業利益の通期計画に対する進捗率は37%であり、収益性の高い商品が好調だったことやデジタルゲームの収益改善などもあり、予想よりも高い水準で推移しているという。
26年6月期通期業績予想は、売上高560億円(前期比0.3%減)、営業利益45億円(同7.6%減)の従来見通しを据え置いたが、第1四半期の進捗率の高さに加え、7月に販売を開始した「ゴジラカードゲーム」(企画・発売:東宝<9602.T>)の滑り出しが順調であることなどを考慮すると、上振れの可能性は十分にある。調査機関のなかには同50億円強を見込むところもある。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 10:00
みんかぶニュース 個別・材料
TOAが反落、処分・売出価格にサヤ寄せ
TOA<6809.T>は反落している。16日の取引終了後、12月8日に発表した公募による400万株の自社株の処分、第三者割り当てによる60万株の新株の発行及び最大60万株のオーバーアロットメントによる売り出しに関して、処分価格及び売出価格が1562円に決定したと発表。これにサヤ寄せする格好となっている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:59
みんかぶニュース 市況・概況
東京精が5日ぶり反発、アドテストとダイ・レベル・プローバを共同開発へ◇
東京精密<7729.T>が5日ぶりに反発している。同社とアドバンテスト<6857.T>は16日の取引終了後、半導体製造工程においてウエハー上の個々のチップ(ダイ)を検査するダイ・レベル・プローバを共同開発すると発表しており、好材料視されている。それぞれの専門性を生かすことで、AI及びハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)デバイスのテストに不可欠な高度なプロービング能力を提供するのが狙いという。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:50
みんかぶニュース 個別・材料
ERIHDがS高カイ気配、26年5月期業績予想及び配当予想を上方修正
ERIホールディングス<6083.T>がストップ高の4585円でカイ気配となっている。16日の取引終了後に26年5月期の連結業績予想について、売上高を227億円から240億円(前期比21.4%増)へ、営業利益を28億円から45億円(同2.2倍)へ、純利益を17億円から28億円(同2.2倍)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各35円の年70円から中間・期末各55円の年110円(前期実績60円)へ引き上げたことが好感されている。
脱炭素社会の実現に向けた法制度の改正が25年4月に施行されたことに伴う省エネ・構造関連の審査業務の拡大に加えて、M&Aによる事業領域の拡大が順調に進捗していることが要因としている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:44
みんかぶニュース 個別・材料
サムコが堅調、原子層レベルのエッチング制御可能なパワー半導体向け加工装置を開発
サムコ<6387.T>が堅調。同社は17日、原子層レベルでの精密なエッチング制御が可能なパワー半導体向け加工装置を開発したと発表。これを材料視した買いが入り、売り物をこなして底堅く推移している。生成AIの普及を背景に電力消費量の増加が予想されるデータセンターにおいて、電力変換効率と高周波特性に優れるGaN(窒化ガリウム)系デバイスの更なる高性能化につながる装置で、原子層エッチング技術を搭載。従来の加工方法にみられたデバイスへのダメージやリーク電流の増大といった特性劣化などの課題の解決を図った。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:41
みんかぶニュース 個別・材料
売れるGは9日続落、アドウェイズ傘下2社の子会社化で基本合意も◇
売れるネット広告社グループ<9235.T>は9日続落。16日取引終了後、アドウェイズ<2489.T>の中国子会社と香港子会社の株式取得(子会社化)に関する基本合意書の締結を発表した。アドウェイズ子会社2社について、譲渡対象事業における25年12月期の実績見通しは年間取扱高36億円、売上高(売上総利益)5億2000万円、営業利益1800万円(黒字)という。この発表に対する株価への反応は限定的となっている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:39
寄り付き概況
日経平均は29円高でスタート、NECやファーストリテなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;49,413.19;+29.90TOPIX;3366.24;-4.26[寄り付き概況] 17日の日経平均は29.90円高の49,413.19円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は302.30ドル安の48114.26ドル、ナスダックは54.05ポイント高の23111.46で取引を終了した。雇用統計の強弱まちまちの結果を受け、寄り付き後、もみ合い。その後、労働市場の減速を警戒した売りが強まり、ダウは下落した。ナスダックは連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ軌道が変わらないとの見方や議会下院が人工知能(AI)インフラを支援する法案を巡り承認に向け進展したことを好感し、終盤にかけ、プラス圏を回復。主要指数は高安まちまちで終了した。 今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数は高安まちまちだったが、ダウ平均が一時470ドルを超す下げとなった後に下げ渋ったことが東京市場で一定の安心感となった。また、海外市場で米長期金利が弱含みで推移したことも東京市場の株価下支え要因となった。さらに、日経平均は昨日までの続落で1,400円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、昨日の米株式市場で、ダウ平均や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、18-19日に開かれる日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとして引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。さらに、昨日の日経平均が終値で12月3日以来の50,000円円割れとなったことから、相場は調整局面に入りつつあるとの見方もあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。なお、取引開始前に発表された10月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比7.0%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は2.4%減だった。同じく取引開始前に発表された11月の貿易収支は3223億円の黒字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は592億円の黒字だった。今日はSBI新生銀行<8303>が東証プライムに上場した。 セクター別では、海運業、小売業、食料品、パルプ・紙、輸送用機器などが値上がり率上位、鉱業、石油石炭製品、水産・農林業、精密機器、銀行業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、NEC<6701>、キオクシアHD<285A>、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>、第一三共<4568>、ゆうちょ銀行<7182>、東京海上<8766>、アドバンテスト<6857>などが上昇。他方、ソニーFG<8729>、パナHD<6752>、三菱電<6503>、三菱重<7011>、中外薬<4519>、TDK<6762>、川崎重<7012>、三菱UFJ<8306>、INPEX<1605>、ソニーG<6758>、ディスコ<6146>、フジクラ<5803>、丸紅<8002>などが下落している。
<CS>
2025/12/17 09:34
みんかぶニュース 市況・概況
17日韓国・KOSPI=寄り付き4019.43(+20.30)
17日の韓国・KOSPIは前営業日比20.30ポイント高の4019.43で寄り付いた。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:32
みんかぶニュース 個別・材料
オキサイドが反発、溶液成長法による6インチp型SiCウエハーの試作に成功
オキサイド<6521.T>が反発している。16日の取引終了後、子会社オキサイドパワークリスタルが、名古屋大学で長年培われてきた「溶液成長法」を基盤技術として、6インチp型SiCウエハーの試作に成功したと発表しており、好材料視されている。
「溶液成長法」とは、溶媒に溶け込んでいる溶質を種結晶上に析出させることで結晶成長させる方法で、従来の昇華法に比べ、原理的に欠陥なく高品質な単結晶育成が可能という。今回の開発は、オキサイドパワークリスタル、マイポックス(栃木県鹿沼市)、UJ-Crystal(名古屋市千種区)、アイクリスタル(名古屋市千種区)、産業技術総合研究所先進パワーエレクトロニクス研究センター、並びに名古屋大学未来材料・システム研究所の開発グループによるもので、同ウエハーは12月17日~19日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される半導体製造技術の展示会「SEMICON Japan 2025」で、国内で初めて公開展示される。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:31
注目トピックス 日本株
【IPO】SBI新生銀行<8303>---初値は1586円(公開価格1450円)
*09:28JST 【IPO】SBI新生銀行<8303>---初値は1586円(公開価格1450円)
SBI新生銀行<8303>の初値は公開価格を9.4%上回る1586円となった。初値形成時の出来高は2464万300株だった。
<CN>
2025/12/17 09:28
みんかぶニュース 個別・材料
花王が底堅さ発揮、1230万株の自社株消却発表が株価下支え材料に
花王<4452.T>が底堅い。前日はプライム市場の大型株が全面安商状となるなか、頑強な値動きをみせプラス圏で引けたが、きょうも全体相場続落となるなかで底堅さを発揮。前日取引終了後、同社は自社株の消却を発表。1230万株を今月26日に消却するとしており、これに伴う株式価値向上や需給改善に対する期待が株価に浮揚効果を与えている。ただ、株価面では11月中旬の戻り高値から大きく調整しており、値ごろ感が意識される一方、足もとでは下向きの5日移動平均線が上値を押さえる形となり、押し目買い意欲を低減させている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:24
みんかぶニュース 市況・概況
前沢化成が反発、水道老朽化の更新需要見据え前澤工業と来年6月に経営統合へ◇
前澤化成工業<7925.T>が反発している。16日の取引終了後、前澤工業<6489.T>と2026年6月1日に共同株式移転により経営統合することで合意したと発表した。共同持ち株会社の前澤ホールディングスを設立し、共同持ち株会社の株式を前沢工業株1株に対し1株、前沢化成株1株に対し1.11株割り当てるとしており、両社の前日終値と割当比率を意識した動きが出ている。前沢工業は大幅続落している。上下水道施設の老朽化に伴う更新需要の拡大を見据え、体制を強化する。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:22
個別銘柄テクニカルショット
キヤノンMJ---過熱感後退でリバウンド狙いのスタンス
*09:21JST <8060> キヤノンMJ 6856 -4
3日につけた7093円をピークに日柄調整が続いており、上向きで推移する25日線との乖離が縮小しており、過熱感は後退している。ボリンジャーバンドの+3σ接近から、足もとでRは+1σを割り込んでいる。週間形状では+1σまでの調整を経て、リバウンド狙いのタイミングになりそうである。
<FA>
2025/12/17 09:21
みんかぶニュース 個別・材料
SBI新生銀の初値は1586円、公開価格を9.4%上回る
きょう東証プライム市場に新規上場したSBI新生銀行<8303.T>は、公開価格と同じ1450円カイ気配でスタートし、その後も気配値を切り上げる展開となっていたが、午前9時16分に公開価格を136円(9.4%)上回る1586円で初値をつけた。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:18
みんかぶニュース 市況・概況
ETF売買動向=17日寄り付き、日経レバの売買代金は209億円と低調
17日寄り付きの上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)の売買状況は、9時16分時点でETF・ETN合計の売買代金が前日同時刻比32.3%減の456億円。うち、日経平均株価に連動するETF(ベアETF・レバレッジETFを含む)22銘柄の売買代金は同32.7%減の345億円となっている。
個別ではWisdomTree 白金上場投資信託 <1674> 、MAXIS NYダウ上場投信 <2241> 、グローバルX MSCI 気候変動対応 <2848> 、iFreeETF 英国FTSE100 <363A> 、ニッセイETF S&P500ヘッジなし <426A> が新高値。iシェアーズ 米国債20年超 プレミアム <453A> 、ニッセイETF 日経225インデックス <473A> が新安値をつけている。
そのほか目立った値動きでは純プラチナ上場信託(現物国内保管型) <1541> が3.66%高と大幅な上昇。
一方、業界改革厳選ETF地銀 <395A> は3.43%安と大幅に下落している。
日経平均株価が53円安となるなか、日経平均に連動するETFでは、NEXT日経平均レバレッジ <1570> が売買代金209億3100万円となり東証全銘柄でトップ。ただ、売買代金は過去5営業日における同時刻の平均257億8400万円を大きく下回っており低調。
その他の日経平均ETFではNEXT 日経225連動型 <1321> が36億2000万円、NEXT 日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が34億5000万円、日経平均ベア2倍上場投信 <1360> が20億3700万円、楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 <1458> が16億7600万円、日経平均ブル2倍上場投信 <1579> が9億900万円の売買代金となっている。
株探ニュース
2025/12/17 09:16
注目トピックス 市況・概況
個別銘柄戦略: マクセルやERIHDに注目
*09:14JST 個別銘柄戦略: マクセルやERIHDに注目
昨日16日の米株式市場でNYダウは302.30ドル安の48,114.26ドル、ナスダック総合指数は54.05pt高の23,111.46pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比225円高の49,685円。為替は1ドル=154.70-80円。今日の東京市場では、26年3月期に投資有価証券売却益8.67億円を特別利益と指定計上すると発表したコニシ<4956>、25年12月期配当予想を上方修正したホシザキ<6465>、1230万株の自社株消却を発表した花王<4452>、IoTデバイスの主電源に使用可能なコイン形全固体電池を開発したと発表したマクセル<6810>、東証スタンダードでは、26年5月期業績と配当予想を上方修正したERIHD<6083>、26年9月期純利益予想を上方修正したCAP<3965>、発行済株式数の5.12%にあたる38.5万株上限の自社株買いと13.5万株上限の買付け委託を発表した鶴弥<5386>、既存の株主優待を廃止し新たな株主優待を開始すると発表したGMO-FH<7177>、東証グロースでは、DFP-10917関連の開発パイプラインに関する最新情報を発表したDELTA-P<4598>、株主優待制度を導入すると発表したGMOコマース<410A>、小型衛星向けのスラスタ (エンジン) を開発・製造・販売するPale Blue社と軌道上実証に関するサービス契約を締結すると発表したアクセルスペース<402A>などが物色されそうだ。
<CS>
2025/12/17 09:14
みんかぶニュース 個別・材料
マクセルが切り返し急、容量4倍の全固体電池開発を材料視した投資資金流入
マクセル<6810.T>が切り返し急、3日ぶり大きく買われ年初来高値更新を指呼の間に捉えた。同社は前日に、従来製品に比べ約4倍の容量を有する全固体電池を開発したことを発表、株価を強く刺激する格好となった。これはIoTデバイスの主電源用途に使用可能なコイン形全固体電池で、今月下旬からサンプル提供を開始するもよう。リチウムイオン電池は発火リスクが警戒されているが、全固体電池はリチウムイオン電池の電解液部分を固体化させた二次電池で発火する懸念が乏しく、電池寿命も長いというメリットを持っている。高温環境を強いられる生産現場などでの需要獲得が進む可能性が指摘されている。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:13
みんかぶニュース 市況・概況
GMOコマスは一進一退、ビットコイン付与の株主優待制度を導入◇
GMOコマース<410A.T>は一進一退の動き。同社は16日の取引終了後、株主優待制度を導入すると発表。これを手掛かりとした買いが先行したが、戻り売りに押されて値を消す展開となっている。12月31日時点で100株を保有する株主が対象。GMOクリック証券におけるGMOコマス株の買付代金の0.03%に相当するビットコインをGMOコインの暗号資産取引口座に付与する。上限は1万円。次回以降は毎年6月30日及び12月31日時点の株主名簿に記載・記録され、同一の株主番号で6月末及び12月末の2回連続で100株以上の保有が記載・記録されている株主が対象となる。GMOフィナンシャルホールディングス<7177.T>も16日の取引終了後、ビットコインを付与する株主優待制度の導入を発表している。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
2025/12/17 09:12
注目トピックス 市況・概況
日経平均は295円安、寄り後は下げに転じる
*09:09JST 日経平均は295円安、寄り後は下げに転じる
日経平均は295円安(9時5分現在)。今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数は高安まちまちだったが、ダウ平均が一時470ドルを超す下げとなった後に下げ渋ったことが東京市場で一定の安心感となった。また、海外市場で米長期金利が弱含みで推移したことも東京市場の株価下支え要因となった。さらに、日経平均は昨日までの続落で1,400円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、昨日の米株式市場で、ダウ平均や主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、18-19日に開かれる日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとして引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。さらに、昨日の日経平均が終値で12月3日以来の50,000円円割れとなったことから、相場は調整局面に入りつつあるとの見方もあり、寄り後、日経平均は下げに転じた。
<SK>
2025/12/17 09:09