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前場に注目すべき3つのポイント~値がさハイテク株の底堅い値動きを見極め~
配信日時:2025/07/09 08:34
配信元:FISCO
*08:34JST 前場に注目すべき3つのポイント~値がさハイテク株の底堅い値動きを見極め~
9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■値がさハイテク株の底堅い値動きを見極め
■吉野家HD、1Q営業利益 20.0%増 10.56億円
■前場の注目材料:東京海上HD、東京海上日動、保険代理店8社合併、国内最大級、ガバナンス強化
■値がさハイテク株の底堅い値動きを見極め
9日の日本株市場は、やや買い優勢の相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが165ドル安、ナスダックは5ポイント高だった。トランプ米大統領が新たに設定した上乗せ関税分の猶予期限である8月1日の延長を認めない方針を示したため、警戒感から売り優勢の展開になった。ただ、半導体株の一角が買われるなか、ナスダックは小幅にプラスになった。シカゴ日経225先物は大阪比165円高の39985円。円相場は1ドル=146円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。トランプ大統領が発表した上乗せ関税については想定の範囲内として昨日の日経平均株価は売り先行で始まったものの、その後はプラス圏での底堅い値動きをみせていた。日経225先物はナイトセッションで一時4万円を回復する場面もみせており、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。日経平均株価のボリンジャーバンドの+1σは39690円辺りに位置しており、同バンドが支持線として意識されてくるようだと、やや買い優勢の展開が期待されそうだ。
また、日米交渉の進展については参院選明け後との見方もあり、しばらくは落ち着いた値動きが意識されやすく、前日に最高値を更新したアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が底堅い値動きをみせてくるようだと、日経平均型のインデックス買いが意識されそうである。トランプ大統領は分野別の関税にも言及しており、銅や銅製品に対して50%、医薬品に対しては最大200%の分野別関税を課す方針を示している。楽観視はできないものの、ハイテク株への物色が続くようだと、センチメントを冷ます流れにはならないだろう。
物色としてはハイテク株のほか、低迷している自動車株の押し目狙いが意識されやすい。一方で、米国ではJPモルガンやゴールドマンなど銀行株の弱さが目立っており、影響を受ける可能性がある。そのほか、水害対策などの関連銘柄のほか、AI関連への物色意欲は根強いだろう。昨夕決算を発表したところでは、吉野家HD<9861>、ウエルシアHD<3141>、CSP<9740>、ERIHD<6083>、パルHD<2726>などが注目される。
■吉野家HD、1Q営業利益 20.0%増 10.56億円
吉野家HD<9861>が発表した2026年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比9.8%増の522億1800万円、営業利益は同20%増の10億5600万円だった。主力の牛丼店「吉野家」で値上げに踏み切るなどコスト高への対応を進めた。牛丼とうどんに次ぐ収益源を目指すラーメン店やラーメンの材料を手掛ける企業の買収も寄与した。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(39688.81、+101.13)
・ナスダック総合指数は上昇(20418.46、+5.94)
・SOX指数は上昇(5641.22、+100.01)
・シカゴ日経225先物は上昇(39985、+165)
・VIX指数は低下(16.81、-0.98)
・米原油先物相場は上昇(68.33、+0.40)
・為替相場は円安・ドル高(146.50-60)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東京海上HD<8766>東京海上日動、保険代理店8社合併、国内最大級、ガバナンス強化
・TOPPANHD<7911>30年度パッケージ売上高1.3倍、環境配慮型を5割に
・丸紅<8002>カナダで車延長保証、カナダ社子会社化
・三井住友FG<8316>AI戦略推進、シンガポールに新会社
・住友ゴム<5110>北米で車用タイヤ生産再開検討、最新鋭設備を導入
・三菱電機<6503>AIで製品情報一元管理、新興に出資
・富士フイルムHD<4901>富士フイルムBI、フィリピンで複合機再生、アジア・豪向け
・瑞光<6279>社長・梅林豊志氏、スパンレース不織布、海外開拓
・三洋化成工業<4471>低粘度潤滑油向け添加剤を開発、EV部品の焼き付きを低減
・北陸電力<9505>白山水力を全面更新、出力増・CO2削減
・サトー<6287>資源再生まで可視化、廃棄物回収から管理
・レゾナックHD<4004>英フッ素子会社を売却
・三菱ケミカルG<4188>人工芝子会社を売却
・東京地下鉄<9023>小坂彰洋氏、非鉄道事業を10年で倍に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・6月マネーストックM3(5月:前年比+0.2%)
<海外>
・10:30 中国・6月消費者物価指数(予想:前年比-0.1%、5月:-0.1%)
・10:30 中国・6月生産者物価指数(予想:前年比-3.2%、5月:-3.3%)
・11:00 NZ準備銀行政策金利発表(予想:3.25%、前回:3.25%) <ST>
■値がさハイテク株の底堅い値動きを見極め
■吉野家HD、1Q営業利益 20.0%増 10.56億円
■前場の注目材料:東京海上HD、東京海上日動、保険代理店8社合併、国内最大級、ガバナンス強化
■値がさハイテク株の底堅い値動きを見極め
9日の日本株市場は、やや買い優勢の相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが165ドル安、ナスダックは5ポイント高だった。トランプ米大統領が新たに設定した上乗せ関税分の猶予期限である8月1日の延長を認めない方針を示したため、警戒感から売り優勢の展開になった。ただ、半導体株の一角が買われるなか、ナスダックは小幅にプラスになった。シカゴ日経225先物は大阪比165円高の39985円。円相場は1ドル=146円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。トランプ大統領が発表した上乗せ関税については想定の範囲内として昨日の日経平均株価は売り先行で始まったものの、その後はプラス圏での底堅い値動きをみせていた。日経225先物はナイトセッションで一時4万円を回復する場面もみせており、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。日経平均株価のボリンジャーバンドの+1σは39690円辺りに位置しており、同バンドが支持線として意識されてくるようだと、やや買い優勢の展開が期待されそうだ。
また、日米交渉の進展については参院選明け後との見方もあり、しばらくは落ち着いた値動きが意識されやすく、前日に最高値を更新したアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が底堅い値動きをみせてくるようだと、日経平均型のインデックス買いが意識されそうである。トランプ大統領は分野別の関税にも言及しており、銅や銅製品に対して50%、医薬品に対しては最大200%の分野別関税を課す方針を示している。楽観視はできないものの、ハイテク株への物色が続くようだと、センチメントを冷ます流れにはならないだろう。
物色としてはハイテク株のほか、低迷している自動車株の押し目狙いが意識されやすい。一方で、米国ではJPモルガンやゴールドマンなど銀行株の弱さが目立っており、影響を受ける可能性がある。そのほか、水害対策などの関連銘柄のほか、AI関連への物色意欲は根強いだろう。昨夕決算を発表したところでは、吉野家HD<9861>、ウエルシアHD<3141>、CSP<9740>、ERIHD<6083>、パルHD<2726>などが注目される。
■吉野家HD、1Q営業利益 20.0%増 10.56億円
吉野家HD<9861>が発表した2026年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比9.8%増の522億1800万円、営業利益は同20%増の10億5600万円だった。主力の牛丼店「吉野家」で値上げに踏み切るなどコスト高への対応を進めた。牛丼とうどんに次ぐ収益源を目指すラーメン店やラーメンの材料を手掛ける企業の買収も寄与した。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(39688.81、+101.13)
・ナスダック総合指数は上昇(20418.46、+5.94)
・SOX指数は上昇(5641.22、+100.01)
・シカゴ日経225先物は上昇(39985、+165)
・VIX指数は低下(16.81、-0.98)
・米原油先物相場は上昇(68.33、+0.40)
・為替相場は円安・ドル高(146.50-60)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東京海上HD<8766>東京海上日動、保険代理店8社合併、国内最大級、ガバナンス強化
・TOPPANHD<7911>30年度パッケージ売上高1.3倍、環境配慮型を5割に
・丸紅<8002>カナダで車延長保証、カナダ社子会社化
・三井住友FG<8316>AI戦略推進、シンガポールに新会社
・住友ゴム<5110>北米で車用タイヤ生産再開検討、最新鋭設備を導入
・三菱電機<6503>AIで製品情報一元管理、新興に出資
・富士フイルムHD<4901>富士フイルムBI、フィリピンで複合機再生、アジア・豪向け
・瑞光<6279>社長・梅林豊志氏、スパンレース不織布、海外開拓
・三洋化成工業<4471>低粘度潤滑油向け添加剤を開発、EV部品の焼き付きを低減
・北陸電力<9505>白山水力を全面更新、出力増・CO2削減
・サトー<6287>資源再生まで可視化、廃棄物回収から管理
・レゾナックHD<4004>英フッ素子会社を売却
・三菱ケミカルG<4188>人工芝子会社を売却
・東京地下鉄<9023>小坂彰洋氏、非鉄道事業を10年で倍に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・6月マネーストックM3(5月:前年比+0.2%)
<海外>
・10:30 中国・6月消費者物価指数(予想:前年比-0.1%、5月:-0.1%)
・10:30 中国・6月生産者物価指数(予想:前年比-3.2%、5月:-3.3%)
・11:00 NZ準備銀行政策金利発表(予想:3.25%、前回:3.25%) <ST>
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