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みんかぶニュース 個別・材料 DMG森精機は一段高、22年12月期業績予想と期末配当計画を上方修正  DMG森精機<6141.T>は後場一段高となっている。同社はきょう午後0時30分ごろに、22年12月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の400億円から450億円(前期比95.1%増)に引き上げた。  売上収益の見通しも従来の4300億円から4500億円(同13.6%増)に上方修正。宇宙、医療、電気自動車(EV)、金型、脱炭素関連、半導体製造装置向けを中心に幅広い分野で受注が好調だという。  また、期末配当を従来計画比10円増額の40円にする方針を発表。中間配30円とあわせた年間配当は70円(前期は40円)となる。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 13:06 みんかぶニュース 個別・材料 富士ソSBが急反発、コロナ関連の需要取り込み上期業績予想を上方修正  富士ソフトサービスビューロ<6188.T>が急反発し年初来高値を更新している。11日の取引終了後、22年12月期上期(1~6月)の経常利益(非連結)を従来予想の2億4500万円から3億8000万円(前年同期比2.2倍)へ上方修正すると発表しており、これが好感されている。  官公庁や地方自治体の新型コロナウイルス感染症対策に関連する期間限定の外部委託需要を受けて、足もとの業績が好調に推移していることが要因。好採算案件の拡大も上振れに貢献する。同時に発表した第1四半期(1~3月)の同利益は前年同期比2.7倍の2億9200万円だった。なお、通期の同利益は従来予想の5億8000万円(前期は5億7200万円)を据え置いている。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 13:03 みんかぶニュース 市況・概況 ◎午後1時現在の値上がり値下がり銘柄数  午後1時現在の東証プライムの値上がり銘柄数は487、値下がり銘柄数は1303、変わらずは46銘柄だった。業種別では33業種中14業種前後が高い。値上がり上位にゴム製品、石油・石炭、保険など。値下がり上位に情報・通信、サービス、医薬品など。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 13:03 新興市場スナップショット MTG---大幅に6日続落、22年9月期第2四半期の営業利益24.1%減、売上原価膨らむ 大幅に6日続落。22年9月期第2四半期累計(21年10月-22年3月)の営業利益を前年同期比24.1%減の23.04億円と発表している。売上高は12.7%増の227.48億円と堅調だったが、売上原価が61.5%増の79.60億円に膨らんだことが響いた。通期予想は前期比15.7%増の45.00億円で据え置いた。また、9月30日現在の株主を対象に優待制度を見直し、1000株以上の保有者に贈呈するポイントを増やす。 <ST> 2022/05/12 13:01 みんかぶニュース 市況・概況 13時の日経平均は287円安の2万5925円、ファストリが83.29円押し下げ  12日13時現在の日経平均株価は前日比287.74円(-1.10%)安の2万5925.90円で推移。東証プライムの値上がり銘柄数は488、値下がりは1302、変わらずは45と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。  日経平均マイナス寄与度は83.29円の押し下げでファストリ <9983>がトップ。以下、SBG <9984>が65.58円、エムスリー <2413>が28.51円、KDDI <9433>が19.82円、アドテスト <6857>が17.57円と続いている。  プラス寄与度トップはオリンパス <7733>で、日経平均を29.03円押し上げている。次いでダイキン <6367>が15.11円、ソニーG <6758>が6.68円、ブリヂストン <5108>が4.67円、日製鋼 <5631>が2.87円と続く。  業種別では33業種中14業種が値上がり。1位はゴム製品で、以下、石油・石炭、保険、鉱業と続く。値下がり上位には情報・通信、サービス、医薬品が並んでいる。  ※13時0分6秒時点 株探ニュース 2022/05/12 13:01 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」1位にシュッピン  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」12日正午現在でシュッピン<3179.T>が「買い予想数上昇」1位となっている。  シュッピンはカイ気配で始まり、一時19.2%高の1328円まで買われる場面があった。11日取引終了後に発表した22年3月期の営業利益は前の期比95%増の31億4000万円とほぼ倍増し過去最高利益を更新。続く23年3月期も前期比12%増の35億600万円と2ケタ成長からの連続最高益更新を見込んでおり、これを受けて投資資金が集中した。また、好業績を背景に前期の年間配当は前の期実績に12円増配となる28円を実施するほか、今期は更に2円増配の30円を計画していることも買い人気を後押ししている。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 13:00 後場の寄り付き概況 後場の日経平均は277円安でスタート、エムスリーや花王が下落 [日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;25935.88;-277.76TOPIX;1842.45;-8.70[後場寄り付き概況] 後場の日経平均は前日比277.76円安の25935.88円と、前引け(25992.68円)から下げ幅をやや広げてスタート。ランチタイム中の225先物は25910円-26010円のレンジで後半にかけて弱含み。ドル・円は1ドル=129.70-80円と朝方から20銭ほど円高・ドル安水準に傾いている。アジア市況はまちまちで、上海総合指数が前日終値を挟んだ一進一退となっている一方、香港ハンセン指数は1%近い下落率で推移。米4月消費者物価指数(CPI)が総合及びコアでともに市場予想を上回ったことでインフレピークアウト期待が後退。前日の米国市場ではインフレ高止まりによる金融引き締め加速や景気後退への懸念からハイテク株を中心に大幅下落。東京市場でも半導体などの値がさのハイテク・グロース株を中心に急落している銘柄が多い。好決算を発表した銘柄への買いなどは見られるが、円安進行が一服していることもあり、全体の押し上げには至っていない。日経平均は前場と同様、26000円を意識した一進一退となっている。 セクターでは情報・通信、サービス、医薬品などが下落率上位に並んでいる一方、ゴム製品、石油・石炭製品、不動産などが上昇率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9434>、花王<4452>、OLC<4661>などが大きく下落。一方、ソニーG<6758>、ダイキン<6367>、INPEX<1605>、三菱商事<8058>などが上昇しており、トヨタ自<7203>、郵船<9101>、川崎汽船<9107>、三菱UFJ<8306>なども堅調。 <CS> 2022/05/12 12:57 みんかぶニュース 個別・材料 大林組が後場急動意、23年3月期業績の急回復見通しを好感  大林組<1802.T>が後場寄り大口の買い注文が入りカイ気配スタートとなり、上げ幅を大きく広げている。同社がきょう昼に開示した23年3月期の業績予想は営業利益が前期比2.4倍となる1000億円を見込んでおり、これが投資資金を誘導している。国内建築事業の底入れや工事損失計上の反動などが収益に反映される見込み。前期は410億5100万円と前の期と比較して67%減益となったがこれは株価には既に織り込まれており、今期業績の急回復を評価する形で買いが入った。信用買い残も低水準で直近信用倍率は0.79倍と売り長であり、株式需給面から上値の軽さも意識されている。年間配当も前期実績から10円増配を予定するなど株主還元にも積極的だ。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:56 みんかぶニュース 市況・概況 石油資源など石油関連株が高い、ロシア産天然ガス供給減の観測でWTI上昇◇  INPEX<1605.T>や石油資源開発<1662.T>、ENEOSホールディングス<5020.T>といった石油関連株が高い。11日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月限が前日比5.95ドル高の1バレル=105.71ドルへ上昇した。ウクライナ経由での欧州向けロシア産天然ガスが大幅に減少したことや、ロシアによる欧州ガス事業者に対する制裁措置などが警戒された。ロシア産天然ガスの供給減で石油に対する代替需要が膨らむとの観測が強まった。また、中国・上海市で新型コロナウイルス感染者が減少傾向にあると伝わり、中国の原油需要が回復することへの期待も原油相場を押し上げた。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:55 みんかぶニュース 個別・材料 東競馬が6日ぶり小反発、国内有力証券は新規「A」でカバレッジ開始  東京都競馬<9672.T>が6日ぶりに小反発。岩井コスモ証券は11日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は5750円とした。同社は東京・品川の大井競馬場や在宅投票システムの賃貸などを展開するレジャー施設運営の大手。地方競馬場のインターネット投票システム「SPAT4(スパットフォー)」が競馬ファンの巣ごもり消費需要を取り込み、22年12月期の連結営業利益は前期比13.3%増の145億円と会社計画(131億3100万円)を上回ると予想。経済再開は大井競馬場や東京サマーランドなどの来場者数増加への追い風となるほか、インフレが東京を中心に不動産物件を持つ同社の含み益を増やす可能性にも注目している。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:49 Reuters Japan Online Report Business News EU含むG7と協調し対ロ制裁実施、ウクライナ支援も強化=岸田首相 [東京 12日 ロイター] - 岸田文雄首相は12日、日EU(欧州連合)首脳協議後の共同会見で、ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす決して許されない行為だと強調し、EUを含む主要7カ国(G7)と協調して強力な対ロ制裁を実施するとともに、ウクライナへの支援を強化していくと語った。 日本とEUは両者が協力し、世界の食料安全保障の観点も踏まえつつアジア、アフリカ諸国への働きかけていくことでも一致した。 この後のワーキングランチでは、東シナ海および南シナ海での力による一方的な現状変更の試み、核ミサイル問題など北朝鮮への対応、イラン情勢、核軍縮核拡散についても議論する。全体の協議終了後に共同声明を出すことも明らかにした。 岸田首相は、来日したミシェル欧州理事会議長、フォンデアライエン欧州委員長と首相官邸で首脳協議を行った。 2022-05-12T034832Z_1_LYNXNPEI4B049_RTROPTP_1_JAPAN-ELECTION-KISHIDA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20220512:nRTROPT20220512034832LYNXNPEI4B049 EU含むG7と協調し対ロ制裁実施、ウクライナ支援も強化=岸田首相 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20220512T034832+0000 20220512T034832+0000 2022/05/12 12:48 新興市場スナップショット ソシャルワイヤ---ストップ安、23年3月期の営業損益予想は赤字転落、広告宣伝費など増額 ストップ安。23年3月期の営業損益予想を1.55億円の赤字と発表している。売上高予想は7.9%増の50.00億円だが、デジタルPR事業で広告宣伝費などを増額するほか、シェアオフィス事業で地代家賃や減価償却費等の費用が先行して発生することから赤字に転落する見通し。22年3月期の営業損益は30.9%増の1.64億円の黒字で着地した。デジタルPR事業の伸長に加え、生産性向上が利益拡大に貢献した。 <ST> 2022/05/12 12:44 みんかぶニュース 個別・材料 スクリンは続伸、旺盛な需要継続し23年3月期は経常23%増益で29円増配へ  SCREENホールディングス<7735.T>が続伸。11日の取引終了後、23年3月期の連結経常利益は前期比22.8%増の730億円になりそうだと発表。2期連続で過去最高益を更新する見通しを示したことが好材料視されている。  今期は半導体メーカーによる積極的な設備投資需要が継続するなか、半導体製造装置の販売が増加する計画だ。同時に発表した22年3月期の同利益は前の期比2.6倍の594億円だった。好調な業績を踏まえ、前期配当を従来予想の231円から293円(前の期は90円)に引き上げるとともに、今期も前期比29円増の322円に増配する方針を示しており、これも好感されている。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:43 みんかぶニュース 個別・材料 マツダは急反発、円安追い風に22年3月期業績と配当予想を大幅増額修正  マツダ<7261.T>が3日ぶりに急反発。11日の取引終了後、22年3月期の連結経常利益を従来予想の790億円から1235億円(前の期比4.4倍)へ上方修正すると発表しており、これが好感されているようだ。  自動車販売が好調に推移するなか、販売費用の抑制や固定費などの効率化を進めたことが奏功した。また、円安進行で為替差益が増加したことも利益を大きく押し上げた。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の15円から20円(前の期は無配)へ大幅増額に引き上げたことも評価材料となっている。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:37 注目トピックス 日本株 アンジェス---Eiger BioPharmaceuticalsとの販売契約締結を発表 アンジェス<4563>は11日、2022年5月10日にEiger BioPharmaceuticals(アイガー社)と、ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群(HGPS)とプロジェロイド・ラミノパチー(PL)の適応症の治療薬であるゾキンヴィ(一般名:ロナファルニブ)について、日本における独占販売契約を締結したと発表した。ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群とプロジェロイド・ラミノパチーは、それぞれが非常に希少な致死性の遺伝的早老症で、若い患者の死亡率が加速度的に上昇する。ゾキンヴィは、HGPSの死亡リスク低減、プロセシング不全性早老性PLの治療薬として、2020年11月に米国で承認され、適応症は、成人及び生後12カ月以上の小児としている。同社は、同契約に基づき日本におけるゾキンヴィの独占的販売会社となり、日本における薬事承認の取得を担当するとともに、製品をアイガー社から購入する。同社はアイガー社に対して、契約一時金及び開発進捗に応じたマイルストーンの総額として最大150万米ドルを支払うとしている。また、同社は、日本では有効な治療薬がないため、速やかな薬事承認を目指すとともに、昨年から新生児のオプショナルスクリーニング(希少遺伝性疾患検査事業)を開始したアンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(ACRL)において、治療薬が存在する遺伝性疾患患者発見のための診断検査を拡充する一環として、プロジェリア症候群の検査を実施する準備を進めるとしている。 <ST> 2022/05/12 12:35 個別銘柄テクニカルショット ウシオ電---上値抵抗線として意識されていた25日線を突破 堅調。ボトム圏での推移が続いているが、連日で陽線を形成しており、押し目買い意欲の強さが窺える。本日は昨夕発表した決算が材料視される格好から上値抵抗線として意識されていた25日線を突破。一目均衡表では雲を下回っての推移ながら、転換線、基準線を突破。遅行スパンは実線に接近してきており、上方シグナル発生が意識されてきた。 <FA> 2022/05/12 12:34 注目トピックス 日本株 Jストリーム---「マルチCDNサービス」を提供開始 Jストリーム<4308>は10日、米国のネットワーク企業のNS1社が提供するソリューションを用いて、複数のCDNサービスから最適なパフォーマンスを提供するCDNを自動選択し、快適な配信環境を提供する「マルチCDNサービス」の提供を開始すると発表した。マルチCDNサービスは、複数のCDNサービスを利用し、最適なパフォーマンスを提供するCDNを自動に選択する、利用者にとって快適な配信環境の提供を実現するサービス。大容量のデータ配信など高い稼働性がもとめられるWebサイト等で常に最適な環境を提供できるとしている。 <ST> 2022/05/12 12:33 みんかぶニュース 個別・材料 LIFULLが急落、主力事業の回復遅れで22年9月期業績予想を下方修正  LIFULL<2120.T>は急落している。11日の取引終了後、22年9月期連結業績予想について、売上高を390億円から360億円(前期比0.4%増)へ、営業利益を17億円から4億円(前期66億4400万円の赤字)へ、最終損益を7億円の黒字から1億円の赤字(同59億100万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。  「LIFULL HOME’S」を中心とする国内事業において、リモートワークの普及や自粛期間の長期化により市場の回復が想定より遅れていることが要因。また、海外において、1月に複数の国でサービスを展開する不動産ポータルサイト「Properati」を事業譲受するなど積極的な投資を実施したことも利益を圧迫する。  なお、同時に発表した第2四半期累計(21年10月~22年3月)決算は、売上高180億4000万円(前年同期比1.1%増)、営業利益5億2200万円(同70.8%減)、純利益1億8500万円(同81.9%減)だった。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:33 注目トピックス 日本株 ヒガシトゥエンティワン---2023年3月期の中期経営計画値を修正 ヒガシトゥエンティワン<9029>は11日、2021年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画の最終年度となる2023年3月期の計画値を修正したことを発表。2023年3月期の中期経営計画値の修正は、売上高を当初中期計画目標であった300億円から315億円(前期比12.7%増加)、重点事業領域比率は同45%以上から56.9%、従業員数は同1,100名から1,150名、1株当たり予想配当金を、同20円から26円に上方修正した。2023年3月期については、新たに同社グループの一員となった山神運輸工業の連結、埼玉県三郷市での大手EC向け3PL事業の開始、首都圏におけるオフィス移転業務の更なる成長等を見込み修正となった。 <ST> 2022/05/12 12:32 みんかぶニュース 投資家動向 <個人投資家の予想> 05月12日 12時 ■ 買い予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (3179) シュッピン    東証プライム     [ 割安 ] (4680) ラウンドワン   東証プライム     [ 割安 ] (3328) BEENOS   東証プライム     [ 割高 ] (4979) OATアグリオ  東証プライム     [ 割高 ] (9831) ヤマダHD    東証プライム     [ 割安 ] ■ 売り予想数上昇(最新48時間) (銘柄コード) 銘柄   市場    [ 割安/割高 ] (4541) 日医工      東証プライム     [ 割安 ] (4053) サンアスタ    東証グロース     [ 割安 ] (7806) MTG      東証グロース     [ 割安 ] (4265) IGS      東証グロース     [ 分析中 ] (2980) SREHD    東証プライム     [ 分析中 ] 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:32 みんかぶニュース 個別・材料 MTGは年初来安値更新、上期営業利益24%減を嫌気  MTG<7806.T>はマドを開けて売られ年初来安値を更新。11日の取引終了後に発表した22年9月期上期(21年10月~22年3月)の決算で、営業利益が前年同期比24.1%減の23億400万円だったことから、これを嫌気した売りが出ているようだ。  前期に一時的に計上した棚卸し評価益の減少が響いた格好で、会社側では想定通りの利益進捗としている。商品購入プラン「MTG LIFEPLAN」会員やサロン専用通販サイト加盟店数の増加、新商品効果などにより、売上高は同12.7%増の227億4800万円で着地した。通期予想は据え置いており、売上高は前期比16.8%増の500億円、営業利益は同15.7%増の45億円だ。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:32 みんかぶニュース 市況・概況 東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は前場終値比で下げ幅広げる  後場寄り付き直後の東京株式市場では、日経平均株価が前営業日比280円安前後と前場終値と比較して下げ幅を広げている。外国為替市場では1ドル=129円70銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:31 注目トピックス 日本株 ヒガシトゥエンティワン---2022年3月期期末配当予想を修正(増配) ヒガシトゥエンティワン<9029>は11日、2022年3月31日を基準日とする剰余金の配当を6月開催予定の株主総会の決議を経て行うことを発表。前回予想の1株当たり22円の配当に4円増配して26円に修正する。配当金総額は3.39億円となる。効力発生日は6月22日としている。 <ST> 2022/05/12 12:30 みんかぶニュース 市況・概況 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」4位に光ビジネス  「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想(最新48時間)」の12日午前11時現在で、光ビジネスフォーム<3948.T>が「買い予想数上昇」で4位となっている。  11日の取引終了後に発表した22年12月期第1四半期(1~3月)の単独決算は、売上高35億300万円(前年同期比81.6%増)、営業利益6億7000万円(同4.0倍)と高変化を示した。新型コロナワクチン接種や給付金関係など公的機関の案件の取り込みが寄与した。  これを受けて、きょうの同社株は反発しており、これが買い予想数の上昇につながっているようだ。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:29 注目トピックス 日本株 オープンドア---22年3月期は増収、ユーザー利便性向上のための積極的なシステム開発を推進 オープンドア<3926>は11日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.0%増の12.01億円、営業損失が6.53億円(前期は7.72億円の損失)、経常損失が5.41億円(同7.08億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が5.44億円(同6.52億円の損失)となった。旅行関連事業において、海外渡航時の入国・帰国制限等の措置に関する情報や各都道府県の旅行補助施策「県民割(地域観光事業支援)」等の旅行割引施策に関する情報の掲載など、新しい環境下における消費者のニーズへの対応を迅速に行った。また将来の旅行需要の回復を見据え、ユーザー利便性向上のための積極的なシステム開発を進めた。2023年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルスによる影響を現段階において合理的に算定することが困難なことから未定とし、業績予想の開示が可能となった段階で速やかに開示するとしている。 <ST> 2022/05/12 12:27 注目トピックス 日本株 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は反落、ファーストリテが1銘柄で約66円分押し下げ 12日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり116銘柄、値下がり104銘柄、変わらず5銘柄となった。日経平均は反落。220.96円安の25992.68円(出来高概算7億0213万株)で前場の取引を終えている。11日の米株式市場でNYダウは326.63ドル安と5日続落。中国での新型コロナ感染状況が改善したとの報道で世界経済の減速懸念が後退し、寄り付き後上昇。しかし、4月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、高インフレが定着し、景気減速にも繋がりかねないとの懸念が広がり、下落に転じた。ハイテク株の売りも加速し、引けにかけて下げ幅を拡大。ナスダック総合指数は-3.18%と大幅反落。主要株価指数が揃って年初来安値を更新するなか、米株安を引き継いで日経平均は268.60円安と26000円割れからスタートすると、そのまま25688.11円(525.53円安)まで一気に下落。突っ込み警戒感から買い戻しが入り、前場中ごろには26000円を回復したが、その後は目先の戻り一服感で同水準を挟んだ一進一退となった。個別では、レーザーテック<6920>やソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>などのハイテク・グロース(成長)株が大幅安。ファーストリテ<9983>やSHIFT<3697>など値がさ株も大幅に下落。東証プライム値下がり率上位にはマネーフォワード<3994>やSansan<4443>、ネットプロHD<7383>、ギフティ<4449>、ラクスル<4384>などの中小型グロース株がずらりと並んだ。SREHD<2980>は今期利益ガイダンスが市場予想を下回ったことで急落し、値下がり率トップとなっている。ほか、業績見通しの非開示や堺ディスプレイプロダクト買収の発表が嫌気されたシャープ<6753>が急落し、決算を受けて花王<4452>やソフトバンク<9434>なども大きく売られている。一方、子会社の不適切行為発覚後に急落が続いていた日本製鋼所<5631>は今期増益計画を受けて一時ストップ高を付けるなど大きく買い戻されている。ほか、決算が好感されたところでシュッピン<3179>、Jパワー<9513>、アシックス<7936>、神戸製鋼所<5406>、ラウンドワン<4680>などが急伸し、東証プライム値上がり率上位に入った。セクターでは情報・通信、サービス、医薬品などが下落率上位に並んだ一方、ゴム製品、石油・石炭製品、保険などが上昇率上位に並んだ。東証プライムの値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は33%となっている。値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約66円押し下げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、エムスリー<2413>、東エレク<8035>、KDDI<9433>がつづいた。一方、値上がり寄与トップはオリンパス<7733>となり1銘柄で日経平均を約35円押し上げた。同2位はダイキン<6367>となり、ソニーG<6758>、ブリヂストン<5108>、デンソー<6902>がつづいた。*11:30現在日経平均株価  25992.68(-220.96)値上がり銘柄数 116(寄与度+147.67)値下がり銘柄数 104(寄与度-368.63)変わらず銘柄数  5○値上がり上位銘柄コード  銘柄       直近価格       前日比 寄与度<7733> オリンパス      2532         249 +35.00<6367> ダイキン工     20965         560 +19.68<6758> ソニーG       10960         240 +8.43<5108> ブリヂス       4884         176 +6.19<6902> デンソー       7388         147 +5.17<6762> TDK         4070          40 +4.22<8058> 三菱商事       4220         106 +3.73<5631> 日製鋼所       3065         439 +3.09<7267> ホンダ         3283          36 +2.53<6988> 日東電         9060          70 +2.46<8031> 三井物産       3179          70 +2.46<7911> 凸版印         2248         135 +2.37<5019> 出光興産       3515         165 +2.32<8830> 住友不         3397          66 +2.32<7735> スクリーンHD   11020         320 +2.25<6326> クボタ         2295         57.5 +2.02<8015> 豊田通商       4455          55 +1.93<7203> トヨタ自       2092          10 +1.76<7951> ヤマハ         5070          50 +1.76<6301> コマツ         3008          48 +1.69○値下がり上位銘柄コード  銘柄       直近価格       前日比 寄与度<9983> ファーストリテ   57100        -1900 -66.77<9984> ソフトバンクG   4578         -305 -64.31<2413> エムスリー      3602         -324 -27.33<8035> 東エレク       54280         -640 -22.49<9433> KDDI       4241         -76 -16.03<4519> 中外薬         3583         -134 -14.13<6857> アドバンテス     8350         -180 -12.65<4452> 花王          4890         -343 -12.05<9613> NTTデータ     2215         -59 -10.37<6954> ファナック     19330         -265 -9.31<9766> コナミHD      7530         -180 -6.33<4523> エーザイ       5380         -176 -6.19<6645> オムロン       6910         -140 -4.92<4704> トレンド       7060         -140 -4.92<4063> 信越化        17705         -135 -4.74<7269> スズキ         3707         -133 -4.67<4901> 富士フイルム     7082         -123 -4.32<7832> バンナムHD     8308         -114 -4.01<6506> 安川電         4095         -110 -3.87<4502> 武田薬         3627         -108 -3.80 <FA> 2022/05/12 12:24 注目トピックス 日本株 サイバーコム---1Qは2ケタ増収増益、ソフトウェア開発事業・サービス事業ともに順調に推移 サイバーコム<3852>は11日、2022年12月期第1四半期(22年1月-3月)決算を発表した。売上高が前年同期比11.8%増の41.55億円、営業利益が同11.2%増の4.48億円、経常利益が同11.9%増の4.53億円、四半期純利益が同12.1%増の3.14億円となった。主力のソフトウェア開発事業の売上高は前年同期比12.4%増の32.89億円、営業利益は同20.4%増の5.92億円となった。通信ソフトウェア開発は堅調な推移となっているが、制御ソフトウェア開発においてはプリンタ用ドライバ開発案件等の作業規模拡大により好調に推移している。また、業務ソフトウェア開発については、金融系システム、流通系システム、公共系システム等の作業規模拡大により好調に推移した。サービス事業の売上高は前年同期比9.7%増の8.59億円、営業利益は同9.8%増の1.34億円となった。SIサービス(構築・保守・運用・評価検証サービス)においては、社会インフラ及び金融系を中心とした仮想化、クラウドへの移行案件、セキュリティ対策案件やネットワーク構築案件が堅調に推移しており、第5世代移動通信(5G)の基地局検証案件については好調に推移した。自社プロダクトである「Cyber Smart」シリーズ製品(Cyber IP-PBX、Cyber CTI、Cyber Phone)については、コールセンター構築や年間保守の増加により好調に推移した。また、位置情報ソリューション「Cyber Position Navi (R)」については、より高精度な位置情報を把握したいという要望を受け、新たに「Cyber Position Navi Plus」の販売開始後、様々な業種から数多くの問合せを受けているという。2022年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比5.0%増の163.00億円、営業利益が同4.8%増の10.00億円、経常利益が同1.1%減の10.20億円、当期純利益が同0.7%減の7.00億円とする期初計画を据え置いている。 <ST> 2022/05/12 12:24 注目トピックス 日本株 イー・ガーディアン---2Qも2ケタ増収増益、ソーシャルサポートが好調に推移 イー・ガーディアン<6050>は10日、2022年9月期第2四半期(21年10月-22年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.6%増の57.39億円、営業利益が同36.2%増の11.82億円、経常利益が同36.1%増の12.34億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同100.0%増の9.65億円となった。ソーシャルサポートの売上高は前年同期比34.4%増の32.54億円となった。新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの増加や外出自粛によって、インターネットサービスは需要が増えたもの、減少したものなど様々な影響が出ている。その中で、需要の拡大する動画監視及びキャッシュレス決済加盟店審査に対応するため、東京センターの拡大移転及び大阪センターの増床を行い、体制を強化した。ゲームサポートの売上高は前年同期比7.0%減の10.45億円となった。海外案件獲得を目的に、プロモーションに特化したURAWAZAと提携し、国内ゲーム会社の海外進出及び海外ゲーム会社の日本進出をサポートする体制を整備した。アド・プロセスの売上高は前年同期比15.6%増の6.55億円となった。CARTA HOLDINGSとの合弁会社であるビズテーラー・パートナーズとの連携を強化し、新規顧客開拓に注力した。サイバーセキュリティの売上高は前年同期比9.2%増の3.44億円となった。WAFでは、100万サイトを超える導入実績がある国内利用サイト数1位のソフトウェア型WAFを提供した。脆弱性診断では、グループシナジーを強みに既存顧客への深耕営業や新規開拓を目指した。 加えて、24時間365日の監視体制によって、外部からの侵入や不審動作を検知した際に迅速な対応を行う、SOC(Security Operation Center)サービスを開始した。その他は主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供しており、売上高は前年同期比32.5%増の4.40億円となった。EGテスティングサービスが、2021年12月に開設した八王子テストセンターを中心に、多面的機能テストの需要への対応を進めた。2022年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.9%増の110.12億円、営業利益が同10.2%増の21.70億円、経常利益が同8.2%増の22.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.1%増の13.60億円とする期初計画を据え置いている。 <ST> 2022/05/12 12:22 みんかぶニュース 市況・概況 「電気自動車関連」が17位にランク、NEDOが「次世代蓄電池・次世代モーターの開発」に着手<注目テーマ> ★人気テーマ・ベスト10 1 インバウンド 2 円安メリット 3 メタバース 4 防衛 5 半導体 6 原子力発電 7 地熱発電 8 NFT 9 TOPIXコア30 10 農業関連  みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電気自動車関連」が17位となっている。  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は4月19日、グリーンイノベーション基金事業の一環として「次世代蓄電池・次世代モーターの開発」プロジェクト(予算総額1510億円)に着手すると発表した。グリーンイノベーション基金は政府が2020年12月に策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を受け、企業の野心的な挑戦を後押しするために組成されたもの。グリーン成長戦略で実行計画が示された重点分野を支援対象とし、そのひとつが「自動車・蓄電池産業」となっている。  このプロジェクトは、カーボンニュートラルの実現に不可欠な電動車の普及拡大に向けて、蓄電池やモーターシステムの性能向上とコスト低減のほか、材料レベルからの高性能化・省資源化、高度なリサイクル技術の実用化などの技術的な課題解決を図ることが主な目的。これにより、電動化を支える技術や産業競争力を強化するとともに、材料やリサイクルを含めたサプライチェーン・バリューチェーンの強靱化を目指すとしている。  同プロジェクトの実施テーマは3つあり、「高性能蓄電池・材料の研究開発」の実施予定先は大阪ソーダ<4046.T>、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>、アルバック<6728.T>など。「蓄電池のリサイクル関連技術開発」は関東電化工業<4047.T>や住友金属鉱山<5713.T>など、「モビリティ向けモーターシステムの高効率化・高出力密度化技術開発」は愛知製鋼<5482.T>や日本電産<6594.T>などが担うという。 出所:MINKABU PRESS 2022/05/12 12:20 注目トピックス 市況・概況 後場に注目すべき3つのポイント~インフレピークアウトは期待していいのか? 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。・日経平均は反落、インフレピークアウトは期待していいのか?・ドル・円は伸び悩み、アジア株安が重石・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がソフトバンクG<9984>■日経平均は反落、インフレピークアウトは期待していいのか?日経平均は反落。220.96円安の25992.68円(出来高概算7億0213万株)で前場の取引を終えている。11日の米株式市場でNYダウは326.63ドル安と5日続落。中国での新型コロナ感染状況が改善したとの報道で世界経済の減速懸念が後退し、寄り付き後上昇。しかし、4月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで、高インフレが定着し、景気減速にも繋がりかねないとの懸念が広がり、下落に転じた。ハイテク株の売りも加速し、引けにかけて下げ幅を拡大。ナスダック総合指数は-3.18%と大幅反落。主要株価指数が揃って年初来安値を更新するなか、米株安を引き継いで日経平均は268.60円安と26000円割れからスタートすると、そのまま25688.11円(525.53円安)まで一気に下落。突っ込み警戒感から買い戻しが入り、前場中ごろには26000円を回復したが、その後は目先の戻り一服感で同水準を挟んだ一進一退となった。個別では、レーザーテック<6920>やソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>などのハイテク・グロース(成長)株が大幅安。ファーストリテ<9983>やSHIFT<3697>など値がさ株も大幅に下落。東証プライム値下がり率上位にはマネーフォワード<3994>やSansan<4443>、ネットプロHD<7383>、ギフティ<4449>、ラクスル<4384>などの中小型グロース株がずらりと並んだ。SREHD<2980>は今期利益ガイダンスが市場予想を下回ったことで急落し、値下がり率トップとなっている。ほか、業績見通しの非開示や堺ディスプレイプロダクト買収の発表が嫌気されたシャープ<6753>が急落し、決算を受けて花王<4452>やソフトバンク<9434>なども大きく売られている。一方、子会社の不適切行為発覚後に急落が続いていた日本製鋼所<5631>は今期増益計画を受けて一時ストップ高を付けるなど大きく買い戻されている。ほか、決算が好感されたところでシュッピン<3179>、Jパワー<9513>、アシックス<7936>、神戸製鋼所<5406>、ラウンドワン<4680>などが急伸し、東証プライム値上がり率上位に入った。セクターでは情報・通信、サービス、医薬品などが下落率上位に並んだ一方、ゴム製品、石油・石炭製品、保険などが上昇率上位に並んだ。東証プライムの値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は33%となっている。米ハイテク株の急落を受けて日経平均は一時500円を超える下落を見せた。米CPIの上振れを受け、3月CPIの発表後から高まっていたインフレピークアウトの期待が削がれたことが要因だ。注目された米4月CPIは総合が前年比+8.3%と予想(+8.1%)を上回り、変動の激しい食品・エネルギーなどを除いたコアでも同+6.2%と予想(+6.0%)を超過。前月比でも総合は+0.3%、コアは+0.6%とそれぞれ予想(+0.2%、+0.4%)を上回った。ただ、前年比の伸びは総合もコアもそれぞれ前月の伸び(+8.5%、+6.5%)は下回った。前年比の伸びが前月を下回るのは8カ月ぶりであり、そうした意味では厳密にはインフレピークアウト期待はまだ残っているのかもしれない。しかし、もはやそうした期待にすがるのには危うさを伴いそうだ。今回のCPIの内訳をみると、今までインフレをけん引してきたガソリンや中古車の価格が前月比で低下するなどモノ・財に関する価格にピークアウト感が見られる一方、電気や天然ガスを含むエネルギーサービス価格、ホテル滞在費用、航空運賃などサービス分野での価格上昇が目立った。特に、下方硬直性を有し、CPIでの構成比率が高い住居費は3カ月連続で前月比+0.5%と高止まり、帰属家賃については2006年以来の伸びになった。連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ目標は個人消費支出(PCE)のコアで+2.0%だが、改めて足元のCPI総合の+6.2%という伸び率は大きすぎる。そして、注目すべきはコアでの前月比が予想を大きく上回ったことだ。今までは原油などコモディティ価格がピークアウトし、世界的な供給網の混乱も解消されれば、インフレはピークアウトするとの考え方にある程度の合理性があった。しかし、上述したように、今回のCPIの結果から窺えるのは、モノ・財ではなくサービス分野でのインフレ加速だ。先月発表された米4月雇用統計での低い失業率や低下する労働参加率などの結果から、すでに労働市場の逼迫による賃金インフレの長期化が懸念されているが、サービス分野でのインフレ加速が止まらなければ、「価格上昇→消費者による賃上げ圧力増大→企業のコスト転嫁による更なる価格上昇」といったインフレスパイラルが起きかねない。CPIが発表された11日、アトランタ連銀のボスティック総裁は、インフレが高止まりした場合、経済成長を抑制する水準にまで政策金利を引き上げることを支持する考えを示した。直近の高官発言で、今後3会合での0.5ptの利上げはほぼ100%織り込み済みだ。一方、0.75ptの利上げについては、10日のクリーブランド連銀メスター総裁の発言や前日のボスティック総裁の発言を受けて、足元で再び織り込む動きが出てきているが、確率的にはまだほとんど織り込めていない。今後、高官発言などを通して再び0.75ptの利上げについての織り込みが一段と進むとなれば、金融引き締め懸念によるハイテク・グロース株の下落はまだ続く可能性があろう。午後も日経平均は26000円を挟んだ一進一退となりそうだ。アジア市況がまちまちな一方、時間外取引のナスダック100先物などが堅調に推移していることは安心感を誘うが、米4月CPI確認後のインフレピークアウト期待の高まり、ハイテク・グロース株の買い戻し進展といったシナリオはあっさりと消失してしまった。当面、積極的に株式を買う理由が見つからず、買い手不在で短期筋の売買が中心ななか、日経平均の戻りは鈍いと見ておかざるを得ないだろう。■ドル・円は伸び悩み、アジア株安が重石12日午前の東京市場で伸び悩み、129円後半を中心に推移。米10年債利回りの低下でドル売り先行後、節目の129円50銭付近で押し目買いが強まり、上昇基調に振れた。ただ、日経平均株価などアジアの主要指数が弱含み、株安を嫌気した円買いが主要通貨の重石となった。ここまでの取引レンジは、ドル・円は129円51銭から130円05銭、ユーロ・円は136円21銭から136円75銭、ユーロ・ドルは1.0508ドルから1.052ドル。■後場のチェック銘柄・サイタホールディングス<1999>、アルマード<4932>など、6銘柄がストップ高※一時ストップ高(気配値)を含みます・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位がソフトバンクG<9984>■経済指標・要人発言【経済指標】・日・3月経常収支:+2兆5493億円(予想:+1兆7375億円、2月:+1兆6483億円)【要人発言】・日銀金融政策決定会合・主な意見(4月27-28日開催分)「金融政策の課題、インフレ抑制でなく依然として低すぎるインフレからの脱却」「為替レートのコントロールを目標とした政策変更は適当でない」「需給ギャップが大きくインフレ基調が低い現状は、円安がプラスに働く」<国内>・14:00 4月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:51.0、3月:47.8)<海外>・15:00 英・1-3月期GDP速報値(前年比予想:+8.9%、10-12月期:+6.6%)・15:00 英・3月鉱工業生産(前月比予想:0.0%、2月:-0.6%)・15:00 英・3月貿易収支(予想:-184.50億ポンド、2月:-205.94億ポンド) <FA> 2022/05/12 12:20

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