注目トピックス 日本株ニュース一覧

注目トピックス 日本株 塩野義---急伸、新型コロナ薬の良好な試験結果を引き続き好材料視 塩野義<4507>は急伸。新型コロナ治療薬として開発を進める「エンシトレルビル」のフェーズ3試験で良好な結果が得られたと発表。前日後場から買いが優勢で、本日も上値追いの動きが継続している。また、野村證券はコロナ治療薬の業績予想を上方修正し、目標株価を8600円から9000円に引き上げた。同社の治療薬は中等症患者が対象で若年層も増えることから、併用する薬剤を服用していない患者も多く、ニルマトレルビルよりも使いやすくなる可能性があると指摘している。 <YN> 2022/09/29 14:01 注目トピックス 日本株 出来高変化率ランキング(13時台)~ブロードエンター、タカラレーベンなどがランクイン ※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [9月29日 13:32 現在](直近5日平均出来高比較)コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率<4415>* ブロードエンター   301200  3000  9940.00% 7.52%<9281> タカラレーベン    28280  853.6  3213.03% 10.22%<6240> ヤマシンF      2022800  436760  363.14% 12.46%<5031>* モイ         1037300  243560  325.89% 7.44%<7545> 西松屋チェ      2285200  538800  324.13% -8.97%<3739> コムシード      378600  92560  309.03% 19.37%<7692> Eインフィニティ   425500  130720  225.50% 22.22%<7610> テイツー       2936700  937460  213.26% 3.74%<4801> セントラルSP    84500  29640  185.09% -0.77%<6879> イマジカG      605000  217600  178.03% 7.77%<3656> KLab       6298400  2513800  150.55% 6.07%<7375> リファインバスG   220700  89820  145.71% 10%<4592>* サンバイオ      1333700  551640  141.77% 8.61%<3856> エーバランス     1867300  784860  137.92% -4.08%<4596>* 窪田製薬HD     1595100  670640  137.85% 2.38%<1320> ETF225     139564  61775.8  125.92% 1.78%<9110>* ユナイテド海     441700  198880  122.09% -6.73%<6027> 弁護士コム      307600  139720  120.15% 6.2%<3936> グローバルW     892100  411380  116.86% 4.17%<4377> ワンキャリア     85100  39680  114.47% 11.47%<7806> MTG        108500  50640  114.26% -8.08%<6298> ワイエイシイ     203500  95580  112.91% -2.18%<7936> アシックス      2602700  1242920  109.40% 8.22%<7421> カッパクリエ     454200  222840  103.82% -2.17%<8142> トーホー       46000  23660  94.42% 1.66%<3688>* カルタHD      171400  88540  93.58% 2.63%<8783>* GFA        1238900  640640  93.38% -4.65%<7868>* 広済堂HD      586300  303200  93.37% 9.69%<6104> 芝浦機        220700  114600  92.58% 3.83%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外 <FA> 2022/09/29 13:58 注目トピックス 日本株 アシックス---急伸、欧州情勢の沈静化で買い安心感 アシックス<7936>は急伸。欧州関連の一角として、ユーロの持ち直しなどが買い安心材料につながっているようだ。英国では、トラス政権が23日に大規模な減税策を発表し、その後、財政悪化の不安で金利が大きく上昇していた。つれて、ユーロ相場も対ドルなどで大きく下落する展開になっていた。前日には市場安定化に向けてイングランド銀行が英国債の緊急買い入れを実施、リスクオフの流れが一旦沈静化する形になっている。 <YN> 2022/09/29 13:50 注目トピックス 日本株 ディアライフ---急落、9月一括配当の権利落ちで処分売り優勢 ディアライフ<3245>は急落。本日は9月末配当権利落ち日。同社は9月末一括配当で、配当金は34円を計画、前日終値ベースでの配当利回りは5.7%の高水準であった。大手海運株と同様に権利落ちによる処分売り圧力が強まりやすい状況になっていたようだ。権利取りの動きなども支援となって、株価は7月から9月にかけて高いフォーマンスを上げていた分、反動が出ている。 <YN> 2022/09/29 13:49 注目トピックス 日本株 任天堂---反発、1:10株式分割実施による流動性向上期待 任天堂<7974>は反発。本日は1:10の株式分割権利落ち日となっている。実質的な価値には変化がないものの、最低投資単価の大幅な引き下げは流動性の向上につながる可能性が高く、需給改善を期待する動きなどが優勢となっているようだ。1;10の株式分割実施発表は5月10日、前日までの株価騰落率は5.9%の上昇、日経平均がほぼ横ばいの中で底堅い動きが続いている。 <YN> 2022/09/29 13:37 注目トピックス 日本株 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は反発、ファーストリテが1銘柄で約44円分押し上げ 29日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり111銘柄、値下がり109銘柄、変わらず5銘柄となった。日経平均は反発。64.34円高の26238.32円(出来高概算6億6829万株)で前場の取引を終えている。28日の米株式市場でダウ平均は548.75ドル高(+1.88%)と7日ぶり大幅反発。英国中銀が長期国債市場に介入し同国政府が提示した大型減税計画による影響を警戒した金融市場の混乱を鎮静化させたため、安心感から買いが先行。米国内の長期金利も連れる形で大幅低下したため買戻しが加速し終日堅調に推移した。ナスダック総合指数は+2.05%と大幅続伸。本日は権利落ち日で配当落ち分の220円程度の下押し圧力があるが、地合いの好転を背景に日経平均は106.52円高からスタート。ただ、26450.59円まで上昇した後は買い一巡で伸び悩んだ。しばらく高値圏での推移が続いていたが、軟調なダウ平均先物の動きを受けて、前引けにかけて大きく失速した。個別では主力処でファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、OLC<4661>、HOYA<7741>などが上昇。グロース株ではサイボウズ<4776>やインフォマート<2492>など中小型株で上昇しているものもあるが、リクルートHD<6098>やメルカリ<4385>などは鈍い動き。業績上振れ観測のあったNRI<4307>が買われ、新型コロナ経口薬で進展が確認され、目標株価の引き上げも観測された塩野義<4507>が大幅に上昇。欧州関連の一角として直近の下落がきつかったアシックス<7936>は急反発。東証スタンダード市場では八十二銀行<8359>との経営統合を発表した長野銀行<8521>が急伸。一方、配当落ちに伴う処分売りで郵船<9101>と商船三井<9104>が急落。前日の米ハイテク株高にもかかわらず、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>の半導体関連のほか、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、TDK<6762>などが下落。ダイキン<6367>、信越化<4063>の値がさ株も軟調。トヨタ自<7203>、デンソー<6902>、ホンダ<7267>の自動車関連のほか、日本製鉄<5401>、三井住友<8316>、三菱商事<8058>、コマツ<6301>、IHI<7013>などの市況関連株の多くも下落。西松屋チェ<7545>は小幅な増配や自社株買いが好感されず、業績予想の下方修正を受けて急落している。セクターでは医薬品、繊維製品、その他製品が上昇率上位となった一方、海運、鉄鋼、銀行が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体55%、対して値下がり銘柄は42%となっている。値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約44円押し上げた。同2位はエーザイ<4523>となり、ソフトバンクG<9984>、中外薬<4519>、塩野義薬<4507>、第一三共<4568>、ヤマハ<7951>などがつづいた。一方、値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約29円押し下げた。同2位は信越化<4063>となり、TDK<6762>、ファナック<6954>、日本電産<6594>、ホンダ<7267>などがつづいた。*11:30現在日経平均株価  26238.32(+64.34)値上がり銘柄数 111(寄与度+217.75)値下がり銘柄数 109(寄与度-153.41)変わらず銘柄数  5○値上がり上位銘柄コード  銘柄       直近価格        前日比 寄与度<9983> ファーストリテ   79140         1270 +44.27<4523> エーザイ       7704          920 +32.07<9984> ソフトバンクG   4996           58 +12.13<4519> 中外薬         3595          115 +12.02<4507> 塩野義薬       7059          334 +11.64<4568> 第一三共       4029           88 +9.20<7951> ヤマハ         5140          255 +8.89<2413> エムスリー      4138           78 +6.52<7733> オリンパス      2799           37 +5.16<4578> 大塚HD       4562          116 +4.04<4911> 資生堂         5075          113 +3.94<7832> バンナムHD     9495          101 +3.52<4543> テルモ         4103           23 +3.21<4151> 協和キリン      3255           90 +3.14<3659> ネクソン       2544           42 +2.93<2801> キッコマン      8200           70 +2.44<4503> アステラス薬     1890         13.5 +2.35<6098> リクルートHD   4177           22 +2.30<7974> 任天堂         6034           64 +2.23<2502> アサヒ         4508           58 +2.02○値下がり上位銘柄コード  銘柄       直近価格        前日比 寄与度<8035> 東エレク       36980         -860 -29.98<4063> 信越化        14390         -305 -10.63<6762> TDK         4515          -90 -9.41<6954> ファナック     20595         -240 -8.37<6594> 日本電産       8545         -273 -7.61<7267> ホンダ         3225          -79 -5.51<6857> アドバンテス     6930          -70 -4.88<9101> 郵船          2514         -456 -4.77<6367> ダイキン工     22355         -130 -4.53<6971> 京セラ         7430          -62 -4.32<9104> 商船三井       2660         -390 -4.08<6902> デンソー       6945         -109 -3.80<6988> 日東電         7800          -90 -3.14<8058> 三菱商事       4054          -89 -3.10<7203> トヨタ自       1937         -16.5 -2.88<4901> 富士フイルム     6656          -78 -2.72<9433> KDDI       4197          -13 -2.72<7269> スズキ         4562          -69 -2.40<6861> キーエンス     48740         -580 -2.02<8015> 豊田通商       4545          -55 -1.92 <CS> 2022/09/29 13:01 注目トピックス 日本株 NRI---堅調、上半期業績観測報道もサプライズ限定的 NRI<4307>は堅調。上半期営業利益は前年同期比3%増の560億円弱となる見通しとの観測報道が伝わっている。上半期としては2年連続での最高益更新となり、従来計画の550億円を上回ったようだ。金融向けのシステム構築が好調だったほか、円安効果で豪州子会社の利益も計画を上回ったようだ。ただ、第1四半期の増益率5.7%増と比べて大きなサプライズは乏しい。通期計画も据え置く見通しとされており、株価インパクトは限定的のようだ。 <ST> 2022/09/29 11:43 注目トピックス 日本株 三菱重---反発、電力4社と次世代原発を共同開発へ 三菱重<7011>は反発。関西電力、北海道電力、四国電力、九州電力など電力4社と、次世代の原子力発電所を共同開発することが分かったと一部で伝わっている。現行の加圧水型軽水炉と比べて安全性を高め、2030年代半ばの完工を目指しているもよう。政府が原発新設にかじを切ったことを受けて、新たな選択肢として実用化に動くようだ。岸田首相による次世代原発の開発・建設の検討指示を受けたプロジェクトの第1弾となる形に。 <ST> 2022/09/29 11:13 注目トピックス 日本株 長野銀---大幅続伸、八十二銀行との経営統合発表でプレミアム付与期待 長野銀<8521>は大幅続伸。八十二銀行と経営統合に向けて基本合意と発表している。株式交換によって、23年6月をめどに八十二銀行の完全子会社となるようだ。株式交換比率は今後詰めるとされているが、買収プレミアムの付与を期待する動きが先行する形に。経営統合2年後をめどに合併の方針ともされている。合併の場合、長野県での地銀は1行になるため、シナジー創出とともに経営基盤が大いに強化されるとの期待も先行。 <ST> 2022/09/29 10:54 注目トピックス 日本株 出来高変化率ランキング(10時台)~イマジカG、コムシードなどがランクイン ※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [9月29日 10:37 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード   銘柄名   出来高   5日平均出来高   出来高変化率   株価変化率<9281> タカラレーベン   20216  853.6  2268.32% 10.22%<3739>* コムシード     359700  92560  288.61% 19.13%<7545> 西松屋チェ     1558400  538800  189.24% -8.76%<4801> セントラルSP   75300  29640  154.05% -0.69%<6240> ヤマシンF     1001400  436760  129.28% 9.5%<7692> Eインフィニティ  295500  130720  126.06% 6.35%<7375> リファインバスG  167800  89820  86.82% 12.18%<6879>* イマジカG     393600  217600  80.88% 6.53%<3856> エーバランス    1395300  784860  77.78% -1.22%<3936>* グローバルW    726000  411380  76.48% 6.06%<3656> KLab      4288600  2513800  70.6% 8.16%<7421> カッパクリエ    375000  222840  68.28% -1.33%<7610>* テイツー      1562600  937460  66.68% 4.67%<2624> iFE225    35701  22112.8  61.45% 1.87%<6027> 弁護士コム     222300  139720  59.1% 6.2%<3254> プレサンス     482700  305120  58.2% 0.21%<8798> アドバンクリエ   169700  107360  58.07% -5.73%<7806> MTG       78400  50640  54.82% -6.54%<7779>* サイバーダイン   1355400  897640  51% 4.81%<6298>* ワイエイシイ    133600  95580  39.78% 0.47%<4377>* ワンキャリア    55200  39680  39.11% 11.63%<8142>* トーホー      32900  23660  39.05% 2.62%<6104>* 芝浦機       158700  114600  38.48% 4.12%<7936>* アシックス     1677600  1242920  34.97% 9.97%<7616> コロワイド     1048800  811760  29.2% 0.92%<2630> MX米SP有    24125  18925.8  27.47% 2.28%<7231>* トピー工      194600  156500  24.35% 5.29%<1456> 225ベア     61858  49747.2  24.34% -2.04%<8160> 木曽路       307600  250260  22.91% -0.91%<1320>* ETF225    75849  61775.8  22.78% 1.87%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外 <FA> 2022/09/29 10:49 注目トピックス 日本株 【IPO】プログリット<9560>---初値は1180円(公開価格730円) プログリット<9560>の初値は公開価格を61.6%上回る1180円となった。初値形成時の出来高は68万4600株だった。 <CN> 2022/09/29 10:43 注目トピックス 日本株 西松屋チェ---大幅続落、通期営業益は一転減益予想に下方修正 西松屋チェ<7545>は大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は67億円で前年同期比3.9%増、従来予想の70億円をやや下回る着地に。また、通期予想は従来の136億円から113.5億円、前期比7.4%減益に下方修正。急速な円安の進行や仕入原価の高騰などが収益の下振れ要因になるもよう。41.2万株、5億円を取得上限とする自社株買いを発表しているものの、一転して減益見通しへの下方修正をネガティブ視する動きが優勢に。 <ST> 2022/09/29 10:40 注目トピックス 日本株 郵船---大幅続落、配当権利落ちによる処分売りが優勢に 郵船は大幅続落。中間期末配当権利落ちに伴い、処分売りの動きが優勢となっているもよう。前日終値をベースとした配当利回りは16.1%、中間期配当金1000円を年率換算したケースでは22.4%の水準となっていた。今後はコンテナ運賃市況の落ち着きによる収益水準の低下、それに伴う配当金水準の低下も想定されているだけに、今回の権利落ちによる処分売り圧力は強いようだ。なお、本日は1:3の株式分割権利落ちともなっている。 <ST> 2022/09/29 10:23 注目トピックス 日本株 JIG-SAW--- 欧州5か国において再生医療分野のコア技術で特許登録完了 JIG-SAW<3914>は、28日、国際出願中のNEW-VISION技術(ソフトウェアによる細胞制御)に関する特許につき、欧州特許庁(European Patent Office)から特許査定(Communication under Rule 71(3) EPC)を得、今月、イギリス・フランス・ドイツ・スイス・フィンランドの5か国において特許が成立したと発表した。同社の視覚再生プロジェクトでは、特定の網膜疾患において失明した患者に対して、独自のアルゴリズムを用いた波長変換ソフトウェアによる細胞に対する色信号制御によって、視覚再生の実現を目的とし、失明した患者の視覚回復を目指している。最初の対象疾患として、網膜色素変性症等を対象とし、遺伝子治療薬の臨床試験と併せて臨床研究を進めていく。同社は、世の中に貢献すべく、世界各国での特許登録と実用化を進め、新しい再生医療の取り組みを進展させていくとしている。 <SI> 2022/09/29 10:10 注目トピックス 日本株 出来高変化率ランキング(9時台)~タカラレーベン、セントラルSPなどがランクイン ※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。■出来高変化率上位 [9月29日 9:32 現在](直近5日平均出来高比較)銘柄コード   銘柄名   出来高   5日平均出来高   出来高変化率   株価変化率<9281* タカラレーベン   13723      853.6     1507.66%   +10.31> 新生銀       5178300  691580  648.76% 12.3%<4801* セントラルSP   71800      29640     142.24%    -0.12> アドウェイズ    1164800  206740  463.41% 5.21%<7545* 西松屋チェ     811100     538800      50.54%    -7.79> オンリー      147900  45260  226.78% -0.13%<7421* カッパクリエ    335300     222840      50.47%    -1.33> 日理化       1371100  432200  217.24% 6%<8798* アドバンクリエ   158400     107360      47.54%    -5.53> エイチーム     342400  118820  188.17% 5.02%<3254* プレサンス     449800     305120      47.42%    -0.56> シルバーライフ   115400  41840  175.81% -10.89%<1456* 225ベア        61666     49747.2      23.96%    -2.04> カラダノート    210200  82400  155.1% 3.58%<7806* MTG           58300      50640      15.13%    -6.77> フリービット    282700  111740  153% 9.53%<7616* コロワイド     926000     811760      14.07%    +1.25> ブレインズ     250100  101220  147.09% -3.13%<2378* ルネサンス     126500     111340      13.62%    -1.14> 住石HD      774100  369180  109.68% 2.22%<8160* 木曽路        277900     250260      11.04%    -0.53> ギグワークス    381000  182400  108.88% -11.57%<9900* サガミHD       240800     226140       6.48%    -2.75> 神島化       155000  75880  104.27% 9.02%<4718* 早稲アカ       170100     160760       5.81%    -0.39> 黒谷        130100  64080  103.03% -4.02%<3232* 三重交通GHD   454000     429280       5.76%    +0.21> イーグランド    66000  34200  92.98% 5.03%<8163* SRSHD         292800     279480       4.77%    -3.53> 大真空       213800  111100  92.44% 11.53%<3656* KLab      2602900     2513800       3.54%    +9.21> 金連動       17180  9152  87.72% -0.7%<6027* 弁護士コム     141500     139720       1.27%    +6.20> 上場NSQA    103280  55362  86.55% -0.82%<3856* エーバランス    761200     784860      -3.01%    +6.19> イトクロ      300300  174460  72.13% -11.21%<7692* Eインフィニティ  126100     130720      -3.53%    -8.13> 上場米国      101010  59480  69.82% -0.93%<4931* 新日本製薬      83900      88600      -5.30%    -2.24> オハラ       332600  209000  59.14% 8.97%<2624* iFE225     20490     22112.8      -7.34%    +1.98> 広済堂       2124400  1436500  47.89% 10.68%<7375* リファインバスG  82300      89820      -8.37%   +14.50> HEROZ     69200  49060  41.05% -4.94%<6240* ヤマシンF     385100     436760     -11.83%    +8.90> セルソース     104300  75360  38.4% 11.05%<2630* MX米SP有     16548     18925.8     -12.56%    +2.41> 鳥貴族       227800  167640  35.89% 7.46%<3397* トリドール     589800     676160     -12.77%    +0.49> エネクス      269700  209200  28.92% 1.95%<4653* ダイオーズ     107300     124060     -13.51%    -0.13> GTS       302600  237040  27.66% 5.65%<2041* NYダウベア      66623     78148.4     -14.75%    -2.96> One東証REIT 3230  2554  26.47% -0.64%<7412* アトム        700400     827640     -15.37%    -3.37> アセンテック    135000  107140  26% -8.48%<7637* 白銅          43400      51380     -15.53%    -2.02> ヤマウラ      155600  123800  25.69% 0.75%<3245* DEAR・L    482400     578680     -16.64%    -6.05> SPDR500   11734  9454.4  24.11% -0.81%(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外 <FA> 2022/09/29 09:54 注目トピックス 日本株 ポーターズ<5126>---買い気配、本日東証グロース市場に新規上場 本日、ポーターズ<5126>が東証グロース市場へ上場した。現在、公開価格である1570円に買いが約28万株、売りが約16万株、差し引きでは約12万株となっている。 <CN> 2022/09/29 09:02 注目トピックス 日本株 【IPO】プログリット<9560>---買い気配、本日東証グロース市場に新規上場 本日、プログリット<9560>が東証グロース市場へ上場した。現在、公開価格である730円に買いが約55万株、売りが約33万株、差し引きでは約22万株となっている。 <CN> 2022/09/29 09:01 注目トピックス 日本株 三越伊勢丹、ニューテック◆今日のフィスコ注目銘柄◆ 三越伊勢丹<3099>9月12日につけた1251円をピークに調整を継続しており、前日には大幅下落で25日線水準までの下げとなった。長い下ヒゲを残す格好で25日線がサポートとして機能しており、リバウンド狙いのタイミングに。一目均衡表では雲を上回っての推移を継続するなか、基準線が支持線として意識される。ボリンジャーバンドの-2σを上回っていたところから、中心値(25日)まで低下したことによよって過熱感は解消された。ニューテック<6734>第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は15.47億円から16.89億円、営業利益を1.52億円から2.04億円に上方修正した。電子部品の在庫確保と営業活動強化に努めた結果、大学官公庁の大型案件の獲得のほか、OEM向けのミラーカード製品と小型NAS製品、並びに医療・映像用途のRAID製品とNAS製品の販売等がいずれも好調に推移した。株価は直近のリバウンドで7月の戻り高値を突破し、4月につけた年初来高値1629円が射程に入ってきた。 <FA> 2022/09/29 08:53 注目トピックス 日本株 ADR日本株ランキング~ソニーGなど全般堅調、シカゴは大阪比560円高の26480円~ ADR(米国預託証券)の日本株は、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、デンソー<6902>、HOYA<7741>、富士フイルム<4901>、富士通<6702>、エーザイ<4523>、資生堂<4911>、TDK<6762>、日東電<6988>など、対東証比較(1ドル144.07円換算)で全般堅調。シカゴ日経225先物清算値は大阪比560円高の26480円。ダウ平均は548.75ドル高の29683.74ドル、ナスダックは222.13ポイント高の11051.64で取引を終了した。英国中銀が長期国債市場に介入し同国政府が提示した大型減税計画による影響を警戒した金融市場の混乱を鎮静化させたため、安心感から買われ、寄り付き後、上昇。国内の長期金利も連れる形で大幅低下したため買戻しが加速し、終日堅調に推移した。引けにかけて、金利が一段と低下すると、買いに拍車がかかり、上げ幅を拡大。28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円73銭から143円91銭まで下落し、144円11銭で引けた。英国政府の新大型減税策を受けた同国金融市場の混乱を鎮静化するため、英中銀は計画していた量的引き締めを延期し、緊急長期国債購入策を発表。英国債相場急伸に連れ、米国債相場も反発。米長期金利の低下に伴いドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは0.9556ドルから0.9751ドルまで上昇し、0.9738ドルで引けた。NY原油先物11月限は大幅続伸(NYMEX原油11月限終値:82.15 ↑3.65)。■ADR上昇率上位銘柄(28日)<4523> エーザイ 62.72ドル 9036円 (2252円) +33.2%<7752> リコー 7.5ドル 1081円 (35円) +3.35%<7733> オリンパス 19.8ドル 2853円 (91円) +3.29%<9984> ソフトバンクG 17.67ドル 5091円 (153円) +3.1%<7012> 川重 6.52ドル 2348円 (66円) +2.89%■ADR下落率下位銘柄(28日)<5201> AGC 6.12ドル 4409円 (-71円) -1.58%<6361> 荏原 16.45ドル 4740円 (-50円) -1.04%<6753> シャープ 1.52ドル 876円 (-7円) -0.79%<8766> 東京海上HD 52.98ドル 7633円 (-57円) -0.74%<7731> ニコン 9.53ドル 1373円 (-8円) -0.58%■その他ADR銘柄(28日)<1925> 大和ハウス 20.86ドル 3005円 (44円)<1928> 積水ハウス 16.53ドル 2381円 (27円)<2503> キリン 15.51ドル 2235円 (33円)<2802> 味の素 27.42ドル 3951円 (36円)<3402> 東レ 9.89ドル 712円 (4.9円)<3407> 旭化成 13.72ドル 988円 (17.3円)<4523> エーザイ 62.72ドル 9036円 (2252円)<4704> トレンド 54.11ドル 7796円 (136円)<4901> 富士フイルム 47.61ドル 6859円 (125円)<4911> 資生堂 35.19ドル 5070円 (108円)<5108> ブリヂストン 16.68ドル 4806円 (44円)<5201> AGC 6.12ドル 4409円 (-71円)<5802> 住友電 10.68ドル 1539円 (23円)<6301> コマツ 18.82ドル 2711円 (56.5円)<6503> 三菱電 18.63ドル 1342円 (18.5円)<6645> オムロン 46.37ドル 6681円 (79円)<6702> 富士通 22.1ドル 15920円 (310円)<6723> ルネサス 4.32ドル 1245円 (23円)<6758> ソニーG 66.99ドル 9651円 (90円)<6762> TDK 32.88ドル 4737円 (132円)<6902> デンソー 25.09ドル 7229円 (175円)<6954> ファナック 14.39ドル 20732円 (-103円)<6988> 日東電 27.93ドル 8048円 (158円)<7201> 日産自 6.84ドル 493円 (8.3円)<7202> いすゞ 11.74ドル 1691円 (10円)<7203> トヨタ 136.89ドル 1972円 (18.5円)<7267> ホンダ 22.93ドル 3304円 (0円)<7270> SUBARU 8.14ドル 2345円 (33.5円)<7733> オリンパス 19.8ドル 2853円 (91円)<7741> HOYA 98.15ドル 14140円 (385円)<7751> キヤノン 21.82ドル 3144円 (-5円)<7974> 任天堂 52.14ドル 60094円 (394円)<8001> 伊藤忠 50.55ドル 3641円 (70円)<8002> 丸紅 92.94ドル 1339円 (22.5円)<8031> 三井物 442.99ドル 3191円 (40円)<8053> 住友商 12.81ドル 1846円 (16.5円)<8267> イオン 18.58ドル 2677円 (30円)<8306> 三菱UFJ 4.72ドル 680円 (-3.2円)<8309> 三井トラスト 2.87ドル 4135円 (-16円)<8316> 三井住友 5.76ドル 4149円 (-21円)<8411> みずほFG 2.27ドル 1635円 (27円)<8591> オリックス 73.77ドル 2126円 (43円)<8604> 野村HD 3.36ドル 484円 (2.1円)<8766> 東京海上HD 52.98ドル 7633円 (-57円)<8802> 菱地所 13.13ドル 1892円 (23円)<9202> ANA 3.88ドル 2795円 (48円)<9432> NTT 26.6ドル 3832円 (-15円)<9735> セコム 14.34ドル 8264円 (32円)<9983> ファーストリテイ 55.29ドル 79656円 (1786円)<9984> ソフトバンクG 17.67ドル 5091円 (153円) <ST> 2022/09/29 07:48 注目トピックス 日本株 前日に動いた銘柄 part2 アースインフィニティ、ライフドリンクC、ファインズなど 銘柄名<コード>28日終値⇒前日比M&Aキャピタルパートナーズ<6080> 3770 -230業績上方修正受けて直近で株価は急伸していたが。日本電産<6594> 8818 -74モルガン・スタンレーMUFG証券格下げも日経平均組み入れ需要下支え。アースインフィニティ<7692> 3150 +501光通信大株主銘柄として思惑買い続く。ラサ商事<3023> 1004 +54上半期業績予想の大幅上方修正を材料視。ライフドリンクC<2585> 1586 +86いちよし証券では新規に買い推奨。JHD<2721> 321 -61M&A発表で買い先行後は27日から売り優勢の展開に。AIメカテック<6227> 1349 -110JUKIと東京応化の主要株主化で27ジェクシード<3719> 218 -23個人投資家のマインド悪化のなか25日線割り込んで処分売り加速。パレモ・HD<2778> 223 -23好決算発表も上方修正済みで出尽くし感。太洋工業<6663> 430 -39リチウムイオン電池分野向け新用途開拓受けて27日は急伸。アップルインターナショナル<2788> 387 -3027日の大幅高受けて戻り売り優勢。倉元製作所<5216> 121 -10フェローテックHD子会社との契約締結で27日は買い先行。Appier<4180> 1202 +4SaaSプラットフォーム提供の米Woopra社を完全子会社化。キッズウェル・バイオ<4584> 242 +1昭和電工マテリアルズとSHEDの特徴を生かした再生医療等製品の実用化に向けた製法開発および治験薬製造に関する基本取引契約を締結。Aiming<3911> 296 +7オンラインゲーム「陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン」発表。和心<9271> 452 -33同社などインバウンド関連は売り優勢。ユニポス<6550> 179 +5連日の急伸、一時215円まで上昇する場面も。ウェルスナビ<7342> 1615 -81同社などグロース市場の主力処にも売りが散見。日本電解<5759> 2437 -63国内証券で投資判断の格下げ観測。ビジョナル<4194> 8750 -10米系証券で投資判断の強気格付け観測。ファインズ<5125> 2203 -28日グロース市場へ新規上場、公開価格(1800円)を50%上回る2703円で初値形成。グラッドキューブ<9561> 1280 -28日グロース市場へ新規上場、公開価格(960円)を56.3%上回る1500円で初値形成。 <FA> 2022/09/29 07:32 注目トピックス 日本株 前日に動いた銘柄 part1 タカトリ、エーザイ、シスメックスなど 銘柄名<コード>28日終値⇒前日比ピックルスHD<2935> 994 -3723年2月期利益予想を下方修正。タカトリ<6338> 3255 +385パワー半導体向けSiC材料切断加工装置の大口受注。ガーラ<4777> 614 +22韓国淑明女子大学校の就職フェアで Meta School β版リリース。TDK<6762> 4605 -145米アップルが新型iPhoneの増産計画を中止するもようだと報道。グリー<3632> 892 +33ブロックチェーンゲームの開発を目的にWeb3事業に参入。塩野義薬<4507> 6725 +72新型コロナ治療薬の第2/3相臨床試験Phase3partで良好な結果。エーザイ<4523> 6784+1000アルツハイマー薬の良好な第3相試験結果を好感。シスメックス<6869> 8383 +738エーザイと認知症領域における診断薬創出で契約を締結しており。トピー工業<7231> 1437 +125上半期黒字転換見通しや中間配実施発表で。オンワードHD<8016> 302 +15業績上方修正で上半期は一転営業黒字に。日本製紙<3863> 920 +29特に材料観測されないが安値圏で買い戻し優勢か。gumi<3903> 893 -105株価1000円超水準では戻り売り圧力も強まる。ダブル・スコープ<6619> 1300 -87地合い悪重なり引き続き手仕舞い売りが優勢。日本板硝子<5202> 524 -28CFOインタビュー記事伝わるが天然ガス高騰での影響懸念強まる。三菱自動車工業<7211> 569 -29自動車株も全面安の中で利食い売り集まる格好か。J.フロント リテイリング<3086> 1149 -45収益予想上方修正もサプライズなく出尽くし感に。日本電波工業<6779> 1440 -102業績上方修正評価の動きにも一巡感。ロードスターキャピタル<3482> 1581 -75株価下放れからの売り圧力続く。スギHD<7649> 5810 -440調剤事業の下振れなどをマイナス視。メルカリ<4385> 2011 -108マザーズ指数もきつい下げでグロース株全般低調。エイチ・ツー・オー リテイリング<8242> 1081 -44決算発表受けたJフロントの株安に連れ安へ。ソースネクスト<4344> 263 -10短期資金の戻り売りなど需給要因中心か。 <FA> 2022/09/29 07:15 注目トピックス 日本株 ティーケーピー---固定資産の譲渡及び特別利益の計上 ティーケーピー<3479>は28日、固定資産の譲渡及び特別利益の計上を発表。神奈川県三浦郡葉山町にある宿泊研修施設を譲渡する。譲渡益は約9億円。契約日は2022年4月27日、引き渡し日は2022年9月30日(予定)。譲渡の理由は、経営資源の効率的活用及び財務体質の強化を目的としている。現在宿泊研修施設として営業している同施設は、普通建物賃貸借契約を締結し、引き続きこれまで同様に営業する。 <TY> 2022/09/28 18:20 注目トピックス 日本株 And Doホールディングス---ハウス・リースバック資産の流動化完了を発表 And Doホールディングス<3457>は28日、きらぼし銀行をシニアレンダーとし、ファンドであるHLB11号合同会社に、「ハウス・リースバック」にて取得した個人住宅などの不動産の信託受益権譲渡が完了したことを発表。譲渡資産(信託受益権)の概要として、対象不動産は首都圏・中部圏・近畿圏の戸建住宅および区分所有建物(平均・戸当り約16百万円)であり、件数は175件、譲渡価格は28.25億円。なお、本件は2023 年6月期の通期業績予想に含まれており、現時点での通期業績予想の変更は無いとしている。 <TY> 2022/09/28 17:26 注目トピックス 日本株 EMシステムズ Research Memo(9):安定配当方針、過去10年間にわたり減益時も減配なし ■株主還元策EMシステムズ<4820>は株主に対する利益還元を経営上の重要課題の1つとして考えている。将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、時局に即応した配当を還元していくこと、そして株主への機動的な利益還元を可能とするため、毎事業年度において中間配当と期末配当の年2回、剰余金の配当を行うことを基本方針としている。具体的には、ROE(自己資本当期純利益率)を重視しつつ配当性向30%を目安とする。また、同社は「完全ストック型・完全クラウド化」に向けた構造改革の最中であり、利益水準が一時的に落ちるが配当金額を維持し、安定した株主還元を行う方針である。過去10年間で、減益はあっても減配は行っていない実績は高く評価できる。2022年12月期は、配当金11円(中間4円、期末7円)、配当性向37.8%を予想する。同社は2020年3月期から株主優待制度を導入している。同社株式の魅力を高め、中長期的に保有する株主を増やすことを目的としている。制度の内容は、毎年12月末に100株以上を保有しており、かつ1年以上継続保有している株主に対して、カタログまたはWebサイトから好みの商品を1点(保有株式数に応じて1,000円、3,000円、5,000円相当の品)贈呈するというものだ。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) <TY> 2022/09/28 17:09 注目トピックス 日本株 EMシステムズ Research Memo(8):クラウド型介護/福祉事業所向けシステムをリリース ■中長期の成長戦略・トピックス1. クラウド型介護/福祉事業所向けシステム「MAPs for NURSING CARE」をリリース、医療介護情報連携に優位性2022年8月、EMシステムズ<4820>は「MAPs for NURSING CARE」をリリースした。MAPsシリーズの発表(2018年11月)から3年半余りをかけて丁寧に開発し、多様なサービスが存在する介護/福祉業界におけるクラウドシステムを完成させた。特長は、1)クラウドシステムの提供、導入作業軽減・入力業務の効率化、2)介護/福祉事業所の業務負担を軽減できるツール類の提供、3)医療と介護/福祉の情報連携を実現、4)共通エンジン・マスタ等の他社に向けた低価格でのOEM提供の4点である。特に、場所や端末を選ばないため利便性が高い。また、医療と介護/福祉の情報連携は他社にはない優位性であり、対象者の情報を一元管理できる点でニーズを先取りしている。介護システム業界は、100社以上の企業が参入する分散市場であり、NDソフトウェア(株)、(株)ワイズマン、エス・エム・エス <2175>のトップ3社の合計シェアでも40%前後である。同社は2016年に本格参入して以来、複数のM&Aにより4ブランドの製品を製造・販売してきた。今後は他社システム利用者の獲得とともに、自社顧客においてもMAPsへの変更を促していく計画である。2. よりシームレスな薬局DXを実現する調剤システム「MAPs for PHARMACY DX」の開発に着手同社では、リリース済みである主力製品「MAPs for PHARMACY」の機能を拡張・強化し、「MAPs for PHARMACY DX」として年内にリリースする開発に着手している。薬局・薬剤師をとりまく業務の「対物中心から対人中心への転換」が迫られるなか、それを全面的にサポートするのがこのシステム開発の目的である。これまでの薬局システムは、レセコン、電子薬歴、周辺機器(処方箋リーダー、オンライン決済端末など)がバラバラに投入され、連携が不十分であった。「MAPs for PHARMACY DX」では、これらの単体システムをシームレスに連携させ、顧客の要望に合わせて選択・組み合わせて利用することが可能となる。一例として、分析・洞察関連システム分野では、薬歴管理の連携を強化すべくグループ会社の(株)グッドサイクルシステムと協同開発を行う。また、ユーザー関連システム分野では、子会社が提供するチョキペイ(オンライン決済)を選択しやすくする。2023年1月からは国策として電子処方箋の運用が開始され、薬局のDX化はますます進展することが想定される。調剤システムのトップ企業として、製品競争力をさらに強化し、顧客のDXをしっかり支援する計画である。3. サステナビリティ経営の強化同社では、従来から本業や社会貢献活動、研究・実験への支援活動等を通じて持続可能な社会に貢献する取り組みを行ってきた。代表例としては、テニスにおけるジュニアの育成や電子処方箋に関する実証実験への協力などがある。2020年からは、サステナビリティ経営の基本方針の策定、2021年からは重要課題の策定などにより体制を整備した。2022年からは、2030年までの長期目標(KPI)を策定し、KPI達成に向けた実践活動に着手している。これらの活動が第三者機関に評価され、2022年には、「S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数」及び「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」に初選定されている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) <TY> 2022/09/28 17:08 注目トピックス 日本株 EMシステムズ Research Memo(7):2022年12月期は営業利益20億円超を予想 ■今後の見通しEMシステムズ<4820>の2022年12月期の連結業績は、売上高16,436百万円(前期比13.9%増)、営業利益2,431百万円(同30.0%増)、経常利益2,977百万円(同14.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,063百万円(同12.8%増)と堅調な増収及び営業増益を予想する。進行期(2022年12月期)は新たに発表された新中期経営計画の初年度にあたる。同社では、従来のシステム・ハード・サポートの三位一体販売からシステム重視の販売にシフトし、完全ストック型ビジネスへの切り替えを行っており、その仕上げの時期にあたる。そのための最大の武器となる「MAPsシリーズ」は医科向けと調剤向けで本格展開が始まり、2022年8月には介護/福祉向けがリリースされた。これらにより、課金売上が増えることに加え、業界他社への共通エンジンのOEM提供(有償)も進捗し、収益性が向上することが想定される。製品戦略としては、次期主力製品である「MAPsシリーズ」の顧客ロイヤルティ向上及び新規顧客開拓、他社リプレイスの促進が基本となる。待望の介護/福祉システム「MAPs for NURSING CARE」が2022年8月にリリースされたことで、3分野ともに武器がそろったと言えるだろう。マーケティング・営業戦略としては、デジタルシフトが進むなか、お客様向けポータルサイトやコンテンツの充実、WEBマーケティングの展開(SEO・SEM、非対面営業、ECサイトなど)を積極的に行う方針だ。また、日医標準レセプトソフトORCAとの連動(医科)、(株)グッドサイクルシステムとの薬歴連動などに関する業務提携(調剤)、オンライン資格確認システム提供(医科、調剤)、キャッシュレスサービスの提供(子会社チョキ)などを通じて顧客へ重層的なアプローチを行う。下期には、営業組織を3分野毎に専任化し、専門性を活かした営業提案を行い、各分野でのシェア拡大を目指す。開発に関しては、調剤システム「MAPs for PHARMACY DX」の開発に着手しており、年内リリースを計画する。外部環境面では、医科・調剤・介護/福祉業界のいずれにおいても、効率化のためのシステム投資は依然として必要性が高まっている。オンライン資格確認システムに関しては、国策として補助金が2023年3月まで継続することや、国内市場における導入率(本番接続率)が32.8%と途上にあることから、今後も特需が期待できる。2022年4月の医療制度改定においては、ICTの利活用・デジタル化への対応、評価項目の新設など、薬局における対物業務から対人業務への促進強化の動きがより一層強まっている。弊社では、医科・調剤・介護/福祉の3分野ともに、DX投資の意欲が高い事業環境をしばらく継続すると見込んでいる。同社の基本戦略であるMAPsを基軸にしたシェア向上及び課金売上増加は、顧客ニーズに合致しており、安定した利益の増加が期待できると考えている。2022年12月期の通期売上高計画に対する第2四半期進捗率は49.7%(前年同期は47.7%)、営業利益計画に対しては55.9%(同38.6%)であり、足元も順調に進捗していることから上振れの可能性も高いと考えている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) <TY> 2022/09/28 17:07 注目トピックス 日本株 EMシステムズ Research Memo(6):オンライン資格確認の本格運用及び調剤報酬改定を背景にシステム設置が加速 ■業績動向1. 2022年12月期第2四半期業績概要EMシステムズ<4820>の2022年12月期第2四半期業績は、売上高8,164百万円(前年同期比22.4%増)、営業利益1,360百万円(同133.4%増)、経常利益1,603百万円(同56.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,089百万円(同58.4%増)と増収増益となった。期初予想からは、売上高で9.0%増、営業利益で51.8%増と好調に推移した。売上高に関しては、オンライン資格確認の本格運用及び2022年4月の調剤報酬改定を背景にシステムの設置が加速し、大幅な増収となった。次期主力製品であるMAPsシリーズ(調剤/医科)においてもお客様の増加に伴い、課金売上が順調に推移した。営業利益に関しては、増収効果及び原価率の低下により売上総利益率が前年同期比3.6ポイント上昇したのに加え、販管費率が同4.3ポイント低下したことで、大幅な営業利益率の向上(同8.0ポイント上昇)となった。収益性の高いストック売上高は4,227百万円(同183百万円増)と着実に増加している。2. 事業別概要(1) 調剤システム事業調剤システム事業は、売上高6,500百万円(前年同期比27.5%増)、セグメント利益1,496百万円(同153.2%増)となった。オンライン資格確認システムの導入設置拡大及び「MAPs for PHARMACY」、既存システムの販売件数の増加により、初期売上及びお客様数の増加に伴う課金売上が増加した。増収に伴いセグメント利益も拡大した。(2) 医科システム事業医科システム事業は、売上高1,072百万円(前年同期比16.6%増)、セグメント損失184百万円(前年同期は16百万円の損失)となった。オンライン資格確認システムの導入設置拡大による初期売上の増加に加え、既存システムの販売も増加した。また「MAPs for CLINIC」などの導入による課金売上の増加も順調に推移した。費用面では、診療報酬改定(2022年4月、10月予定)に伴う製造原価の増加、医科シェア拡大のための販管費の増加などにより損失幅が拡大した。(3) 介護/福祉システム事業介護/福祉システム事業は、売上高268百万円(前年同期比11.4%減)、セグメント利益55百万円(前年同期は4百万円の利益)となった。売上高の減少は、前年同期に大型案件の導入(初期売上)があったためである。ライセンス数の増加により課金売上は順調に増加した。収益性向上の要因は、前年同期に介護法改正(2021年4月)にかかわる改正対応に開発人員を投入したため、製造原価が増加したことが影響している。現金及び預金残高84億円。将来的なM&Aに向けて財務基盤が充実3. 財務状況と経営指標2022年12月期第2四半期末における総資産は前期末比21百万円減の24,787百万円となった。そのうち流動資産は同212百万円減の12,362百万円であり、受取手形及び売掛金の241百万円減などが要因である。固定資産は、同190百万円増の12,425百万円であり、投資有価証券の増加が主な要因である。現金及び預金の残高は8,418百万円であり、将来的にM&Aを行う上でも余裕がある。負債合計は前期末比283百万円減の5,699百万円となった。そのうち流動負債は同378百万円減の3,788百万円であり、賞与引当金の111百万円減少、支払手形及び買掛金の107百万円減少などが主な要因である。固定負債は同94百万円増の1,910百万円であり、リース資産の取得により、リース債務が73百万円増加したことが主な要因である。純資産合計は、同262百万円増の19,088百万円であり、利益剰余金が561百万円増加した一方、自己株式を344百万円取得したことなどが変化の要因である。経営指標について見ると、自己資本比率が76.6%と非常に高く、中長期的な財務の安全性は高く評価できる。流動比率に関しても、326.3%と安全性の目安となる200%を大きく上回る。有利子負債残高は2022年12月期第2四半期末時点ではゼロであり、無借金経営である。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) <TY> 2022/09/28 17:06 注目トピックス 日本株 EMシステムズ Research Memo(5):高い価格競争力と製販一体体制に由来するユーザーサポート力が強み ■EMシステムズ<4820>の市場環境と強み1. 市場環境2025年には国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という超高齢社会、いわゆる「2025年問題」を迎えることもあり、医療費全体の抑制に向けた動きが今後さらに進む見通しである。また、大手薬局によるM&Aの加速や、ドラッグストアの調剤併設店舗の増加により収益性の格差が拡大する環境のなかで、中小薬局は厳しい経営を強いられる状況がさらに継続すると予想される。このため、後発医薬品の使用促進や残薬管理の強化など、薬局の業務効率向上が一層求められるとともに、かかりつけ薬剤師・健康サポート薬局としての機能が求められている。また、厚生労働省により一定条件下で電子処方箋が解禁される一方、診療所における電子カルテの普及率が40%を超えるなど、医療分野におけるICT化が進んでいる。このため、既に様々な地域でPHR(Personal Health Record:個人医療情報)、EHR(Electronic Health Record:医療情報の連携)の実証事業に参画している同社の役割はこれまで以上に重要であると考えられる。当面のトピックとしては、オンライン資格確認等システムが注目される。厚生労働省は、患者が保険証機能を持つマイナンバーカードを利用できるよう、2023年4月からすべての保険医療機関、薬局でオンライン資格確認等システムの導入を原則義務化した。また、2023年1月には、電子処方箋(従来、紙で運用されていた処方箋を電子的に管理・運用する仕組み)の運用開始も計画されている。2. 強み同社の強みの1つは、ストック型ビジネスモデルを確立したことである。薬局向けのレセプトコンピュータが普及し始めた初期段階においてハードのコストが高いオフコンではなく、安価なパソコンをベースとした。オフコンのシステム導入に比べ導入コストが低かったことが優位に働き、薬局市場で35%を超える高いシェアを確保した。加えて、業界内でいち早く売切り制から初期導入費を抑えた従量課金制度を採用したため、同業他社製品に比べ価格競争力が高い。さらに、同業他社が販売代理店制をとっているのに対して、同社は直販が主体の製販一体体制であることもユーザーサポート力の高さを評価される要因として働いている。また、同社の安全性・セキュリティレベルの高いデータセンターにデータを蓄積できる仕組みになっていることも強みとして挙げられる。医科システムに関しては、後発であるため市場シェアは現時点で3.1%と低いものの、その弱点を逆手に取り、同社オリジナルのMRN(Medical Recepty NEXT)は同業他社製品以上の機能を保有する設計になっている。戦略製品「MAPs for CLINIC」においても、AI支援機能などの高機能を備えつつ、低価格なクラウド型サービスとなっており、競争力が非常に高い。なお、同社では薬局及びクリニックのデータをデータセンターに保有しているため、ほぼ現状の設備のままEHRが可能である。今後の医療・介護情報連携に活かすことができるほか、厚生労働省がガイドラインを打ち出し、実施解禁となった電子処方箋への対応も、同業他社よりも少ない設備投資で可能と考えられる。また、厚生労働省により一定条件下で電子処方箋が解禁される一方、診療所における電子カルテの普及率が40%を超えるなど、既に様々な地域でPHR・EHRの実証事業に参画している同社の役割は重要である。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) <TY> 2022/09/28 17:05 注目トピックス 日本株 EMシステムズ Research Memo(4):薬局向けシステムのリーディングカンパニー ■EMシステムズ<4820>の事業概要同社グループでは、「調剤システム事業」「医科システム事業」「介護/福祉システム事業」「その他の事業」の4つの事業を展開している。「調剤システム事業」は薬局向けの調剤業務処理用コンピュータシステムを開発、販売し、付帯するサプライの供給、保守メンテナンスサービスを行い、全社売上高の79.6%(2022年12月期第2四半期)、全社営業利益の110.0%(同)を占める大黒柱である。「医科システム事業」は、クリニックを主とする医療機関向けに医療業務処理用コンピュータシステムを開発、販売し、付帯するサプライの供給、保守メンテナンスサービスを行い、全社売上高の13.1%(同)である。「介護/福祉システム事業」は、介護/福祉サービス事業者向けのシステムと医療介護情報連携ソリューションを開発、販売し、保守メンテナンスサービスを行う。なお、「介護/福祉システム事業」は全社売上高の3.3%(同)である。「その他の事業」は、連結子会社を通じて、主にキャッシュレス事業と薬局を運営し、全社売上高の4.3%(同)である。1. 調剤システム事業薬局向けの調剤業務処理用コンピュータシステムの開発・販売、付帯するサプライの供給や保守メンテナンスサービスを行っている。主要製品は薬局向け医療業務処理用コンピュータシステム(製品名:「Recepty NEXT」)で、自社開発のソフトウェアをパソコンに導入調整してユーザーに納入する。同社や販売代理店経由で販売している。OEM供給も行っており、ユーザーの薬局数は17,952件(シェア35.9%、2022年6月末)となっている。また、クラウドを活用した調剤レセプト支援システム、電子薬歴、薬局内情報管理システムも提供している。2019年3月期からは、ハードウェアの販売に依存せず、課金収入などが主体の「完全ストック型」のビジネスモデルへの変革を開始している。ソフトウェアの提供形態も「完全クラウド化」を目指しており、ユーザーが導入しやすく、保守も楽になる世界を築く計画である。ビジネスモデル改革前の2018年3月期通期には課金売上(ストック型ビジネスモデル)は33.4%だったが、2021年12月期通期では36.4%(3.0ポイント上昇)に上昇しており、ビジネスモデルの変革が順調に進捗していることがわかる。課金売上とサプライ&保守売上の合計を“ストック売上”と定義すれば、全体の59.3%を占める。2022年12月期第2四半期にこの“ストック売上”比率が53.2%に低下したのは、オンライン資格確認システムの導入設置拡大による初期売上の増加が要因であり、“ストック売上”金額の増加は順調である。2. 医科システム事業クリニックを主とする医療機関向けの医療業務処理用コンピュータシステムの開発・販売、付帯するサプライの供給や保守メンテナンスサービスを行っている。主要製品はクリニック・無床診療所向けの医事会計融合型電子カルテシステム(製品名:「MRN(Medical Recepty NEXT)カルテスタイル」)及び医事会計システム(製品名:「MRNクラークスタイル」、「ユニメディカル」)で、同社グループが自社開発したソフトウェアをパソコンに導入調整しユーザーに直販、または販売代理店経由で販売する。2016年7月より「買ってすぐ使える電子カルテ」をコンセプトとした診療所向け電子カルテシステム「オルテア(Ortia)」の発売を開始した。ユーザーである診療所・クリニック数は2,816件(シェア3.1%、2022年6月末)となっている。医科分野においても調剤分野と同様に、2019年3月期から、ハードウェアの販売に依存せず、課金収入などが主体の「完全ストック型」のビジネスモデルへの変革を開始している。ソフトウェアの提供形態も「完全クラウド化」を目指しており、ユーザーが導入しやすく、保守も楽になる世界を築く計画である。次世代主力製品であるMAPsの本格稼働により増加した減価償却費などにより一時的に営業損失を計上していたが、オンライン資格確認システムの導入設置拡大も追い風となり、2021年12月期下期にはセグメント利益が黒字転換した。今期は、専門の営業組織に変更し、人材への先行投資を行っているためセグメントとして赤字基調ではあるが、サブスクリプションモデルでの規模拡大が順調に進んでおり、将来的には利益の向上が見込まれる。ビジネスモデル改革前の2018年3月期通期には課金売上(ストック型ビジネスモデル)は23.2%だったが、2022年12月期第2四半期では36.3%(13.1ポイント上昇)に上昇しており、ビジネスモデルの変革が大幅に進捗していることがわかる。3. 介護/福祉システム事業介護/福祉サービス事業者向けシステムと医療介護情報連携ソリューションの開発・販売、保守メンテナンスサービスを行っている。2019年2月に、(株)ジャニスから介護サービス事業者向けシステム事業を譲受し、2019年3月に施設系サービス分野及び地域包括支援センター向けサービス分野に強みを持つエムウィンソフト(株)を連結子会社化し、介護/福祉サービス事業者向けシステム事業分野は大幅に強化された。これにより同社に今まで欠けていたピースがそろい、ヘルスケア分野(医科・調剤・介護/福祉)全般に対しての対応が可能となった。ユーザーの介護/福祉施設数は14,292件(シェア5.7%、2022年6月末)となっている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) <TY> 2022/09/28 17:04 注目トピックス 日本株 EMシステムズ Research Memo(3):医科・調剤・介護/福祉システム間で情報連携可能なシステムを提供 ■会社概要1. 会社概要EMシステムズ<4820>は薬局を中心に、クリニック、介護施設向けに、業務処理用コンピュータシステムの開発・販売を行うITサービス会社である。経営理念は「感謝・感動・共感」、ブランド・ロゴは「#TX|Thanks Transformation」、会社方針「先進的なテクノロジーを活用し、国民の健康レベル向上に貢献する、世の中に無くてはならない企業になります。」に基づき事業を展開する。主力事業である薬局向け調剤業務処理用コンピュータシステムは17,952件の薬局で利用されており、市場シェアの35.9%を占め業界トップである(2022年6月末時点)。製品開発からシステム構築、販売、操作指導、メンテナンスまでを一貫して提供する製販一体体制をとっているのが同社の特長である。近年は、薬局向けシステムに加え、診療所・クリニック向けの医療業務処理用コンピュータシステム、電子カルテシステムの拡販に力を入れている。さらに、「医療(クリニック・薬局)と介護の情報連携」の実現による各事業のシェアアップを目指して、2016年には介護サービス事業者向け支援システムにも本格参入。2019年に入り、介護・福祉関連のM&Aを2件行い、介護/福祉システム事業の基盤を固めた。2000年に株式を店頭登録(現東証スタンダード市場)し、2003年に東京証券取引所市場第2部へ上場、2012年に同市場第1部銘柄へ指定された。2022年4月からの東証再編では、「プライム市場」に移行した。2. 沿革同社の起源は1980年1月に兵庫県姫路市で医療事務用処理専用オフィスコンピュータの販売を目的として設立された株式会社エム.シイ.エスである。1984年5月に(株)エム.シイ.エスとエプソン販売(株)の合弁により関西エプソンメディカル(株)((株)エム.シイ.エスより営業の全部を譲受)を設立した。セイコーエプソン<6724>の医療事務用コンピュータシステム事業からの撤退を機に1990年5月にエプソン販売(株)との合弁を解消し、商号をエプソンメディカル株式会社へ変更した。1991年4月に自社製品である薬局向け保険請求事務処理システム「Recepty」(初代)の販売を開始した。さらに、1997年10月には業務ノウハウの蓄積を図るため(株)祥漢堂を設立し薬局経営の事業を開始し、1998年4月に株式会社イーエムシステムズに商号を変更した。2006年10月には薬局向けシステム事業基盤をより強固なものにするために医科向けのノウハウ蓄積が必要との判断からOEM製品により医科システム市場へ本格参入した。2008年3月に新大阪ブリックビル(自社ビル)を竣工し、本社を移転した。2010年以降は、医療事務システム事業の拡大を狙った事業提携やM&Aを積極展開している。2010年2月にビー・エム・エル<4694>と合弁し、電子カルテ開発等を目的として(株)メデファクトを設立(同社の出資比率50%。医科システム(電子カルテ)のエンジン部分の共同開発という目的を達成したため2014年7月に解散)した。2010年7月に祥漢堂の株式を三井物産<8031>へ譲渡し、薬局経営の事業を縮小する一方で、システム事業の基盤拡大に注力する。また、2013年9月に医科システム開発、販売を手掛ける(株)ユニコンを、2014年10月には調剤システム開発、販売及び医科システム販売を手掛けるコスモシステムズ(株)を相次いで連結子会社化しユーザー基盤の一段の拡充を図った。製品開発面では、2000年代に入ってからインターネットの普及に足並みを合わせ、ネットワーク接続を前提とした製品開発に着手。2002年6月にネットワーク(ASP)を利用した薬局支援システム「NET Recepty」を発売。さらに、2008年11月にストック型ビジネスとして従量課金制度を採用した新システム「Recepty NEXT」を、2009年7月には医科向けシステム「Medical Recepty NEXT(MRN)」を開発、販売を開始し、調剤、医科システムともにフロー型からストック型のビジネスモデルに転換した※。※調剤システムを例に取ると、従来の料金体系は他のITサービス会社と同様に5年ごとのシステムの売切り制だった。すなわち、ユーザーはシステム導入時に5年分の保守料金を含めた利用料金を一括で支払い、さらに5年経過後にシステムごとに買い換える必要が生じる仕組みだった。新しいストック型料金プランでは初期費用を抑え、月々の基本料と処理件数に応じた料金を支払う月額課金モデルに変更されたことにより、ユーザーの初期システム投資負担が大幅に軽減された。さらに、利用期間制限を設けない継続保証体制で常に最新のアプリケーションを利用できるようになったことが特長である。さらに、2016年7月には、医科システム事業での一段の市場シェアアップを図るため、診療所向け電子カルテシステム「オルテア(Ortia)」の発売を開始した。2016年10月にはASP型の介護サービス事業者支援システム「つながるケアNEXT」の発売を開始し、介護システム事業へ本格参入した。2017年3月には医療介護連携ソリューションとして「ひろがるケアネット」をリリースし、2017年8月には「つながるケアNEXT」(居宅介護支援事業者・ケアマネジャー向け)機能をリリースしている。これらにより、医科・調剤・介護/福祉システム間で三位一体のネットワークを結ぶことでシームレスに情報連携できる企業としての優位性をより高めた。2018年11月には電子カルテシステム大手の(株)シーエスアイとの協業を発表し、また同月に医科・調剤・介護/福祉の垣根を越えた共通情報システム基盤「MAPsシリーズ」の制作を発表した。その後、2019年10月に「MAPs for CLINIC」、2020年2月に「MAPs for PHARMACY」の順次出荷を開始している。2019年2月には(株)ジャニスから介護サービス事業者向けシステム事業を譲受し、2019年3月には施設系サービス分野及び地域包括支援センター向けサービス分野に強みを持つエムウィンソフト(株)を連結子会社化し、介護/福祉サービス事業者向けシステム事業分野の強化を行った。これらにより、医療分野と介護/福祉分野を強化しヘルスケア分野において唯一無二の存在となることを狙う。3. 事業内容同社グループは、同社に加えて連結子会社6社と持分法非適用関連会社1社で構成されている(2021年12月31日現在)。薬局向けの調剤システムの開発・販売、診療所向けの医科システム開発・販売、介護/福祉向けのシステム開発・販売とその他の事業の4つの事業を展開する。(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) <TY> 2022/09/28 17:03

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