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イタリア中銀、来年の成長率予想を下方修正 インフレは1.9%に
[ローマ 15日 ロイター] - イタリア中央銀行は15日発表した経済報告で、来年の経済成長率予想を0.6%とし、10月時点の0.8%から下方修正した。景気循環上の低迷が長引く兆候が見られるためという。
欧州連合(EU)基準によるイタリアの平均インフレ率予想は、1.9%となり、欧州中央銀行(ECB)が目標としている上限2%に収まる見通しとした。
今年の国内総生産(GDP)伸び率予想は0.7%とし、10月の見通しを確認した。2025年は10月の1.0%から1.1%に小幅上方修正した。
政府の予想は今年が0.8%、来年が1.2%、25年が1.4%。
中銀はインフレ見通しについて「エネルギー価格下落の加速など最新データの基調を反映した」と説明。
今年の平均CPI予想(EU基準)は6.0%と10月の6.1%から修正、来年は2.4%から1.9%に、25年は1.9%から1.8%に下方修正した。
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2023/12/18 10:10
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遺伝子解析の米イルミナ、がん診断技術のグレイル売却へ 当局と係争
[17日 ロイター] - 遺伝子解析会社の米イルミナは17日、がん診断技術を手がける子会社のグレイルを売却すると発表した。第三者への譲渡もしくは資本市場の取引を通じて売却する。売却の条件は来年第2・四半期までに最終決定する。
イルミナは2016年にグレイルをスピンオフ(分離・独立)したが、グレイル株の12%を維持し、21年に再び買収した。その際、グレイルの企業価値は71億ドルと評価されていた。
グレイルは多種類のがんを診断できる血液検査技術の販売を目指している。
イルミナは過去2年余りにわたり、米国と欧州で反トラスト法執行当局との係争を続けてきた。
米連邦取引委員会(FTC)はイルミナが販売価格をつり上げたり、グレイルの競争相手への販売を拒否したりする恐れがあると懸念し、訴訟を起こしていた。
米連邦高裁は15日、イルミナのグレイル買収が競争を緩めることを示し、規制当局が買収を阻止するための新たな法的戦略を追求することに門戸を開く重大な証拠をFTCが握っていると指摘。イルミナのグレイル買収について改めて調査するようFTCに命じた。
一方で欧州連合(EU)はイルミナにグレイル買収を撤回するよう勧告。欧州委員会は今年7月、イルミナが欧州委の承認を待たずにグレイルを買収したとして、EUの反トラスト法に基づく制裁金としては過去最高額となる4億3200万ユーロ(4億7100万ドル)の制裁金を科した。
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2023/12/18 10:03
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脱炭素は重要、中期的に石油を悪者扱いすべきでない=マスク氏
Francesca Landini
[ローマ 16日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は16日、温暖化を防ぐために二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすことは重要だが、中期的な観点では石油とガスを悪者扱いすべきでないとの考えを示した。
マスク氏はイタリアのメローニ首相率いる右派「イタリアの同胞(FDI)」が主催した集会で演説し、「気候変動への警戒は短期的には誇張されている」と指摘。自身は環境保護主義者で、長期的には産業界がCO2の排出を削減することが重要だが、「中期的に石油やガスを悪者扱いすべきでない」と述べた。
テスラがイタリアに投資する可能性はあるかとの質問に対し、「良い投資先だと思うが、出生率低下への懸念を指摘したい」と述べ、労働力減少を指摘した。
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2023/12/18 09:18
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日経平均は反落で寄り付く、日銀会合を前に売り先行
[東京 18日 ロイター] -
寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比201円32銭安の3万2769円23銭と、反落してスタートした。あすに日銀の金融政策決定会合の結果発表と総裁会見が予定される中、前週末の株高からの売りが先行している。円高基調や国内政治への警戒感も強い。
主力株はトヨタ自動車やソニーグループは軟調。半導体関連は東京エレクトロンが小高い一方、アドバンテストは軟調とまちまち。指数寄与度の高いファーストリテイリング、ソフトバンクグループは軟調となっている。
2023-12-18T001405Z_1_LYNXMPEJBH005_RTROPTP_1_JAPAN-STOCKS-TSE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231218:nRTROPT20231218001405LYNXMPEJBH005 日経平均は反落で寄り付く、日銀会合を前に売り先行 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231218T001405+0000 20231218T001405+0000
2023/12/18 09:14
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中国恒大、債務再編の支援合意が期限切れ 延長されず
[15日 ロイター] - 経営再建中の中国不動産開発大手、中国恒大集団は15日、外貨建て債務227億ドルの再編案の実行を支援する3件の合意(RSA=再建支援合意)について、期限切れとなり延長されなかったと発表した。
恒大は4月に、特定の債券保有者グループとこれらの合意を結んでいた。
外貨建てを含め3000億ドル超の負債を抱える恒大は、清算申し立てに関する審理が来年1月29日に延期され、外貨建て債務についても、新たな再編案をまとめる時間的猶予を与えられた格好になっていた。
恒大は、再編に関して合意可能な条件に達するため、引き続き出資者との協議に関わると述べた。
2023-12-18T000309Z_1_LYNXMPEJBH000_RTROPTP_1_CHINA-PROPERTY-DEBT-EVERGRANDE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231218:nRTROPT20231218000309LYNXMPEJBH000 中国恒大、債務再編の支援合意が期限切れ 延長されず OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231218T000309+0000 20231218T000309+0000
2023/12/18 09:03
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中国、銀行間外為市場の取引時間延長 翌日午前3時まで
[北京 15日 ロイター] - 中国の外国為替取引プラットフォームは15日、銀行間外為市場と外為市場の取引時間について、開始時間は午前7時(2300GMT)で維持した上で、終了時間を現在の午後11時半から、翌日の午前3時に延長すると発表した。 18日から実施する。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231217T225350+0000
2023/12/18 07:53
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三菱UFJ信託銀、豪年金運営管理会社を買収へ 約1056億円
Atsuko Aoyama
[東京 18日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループは18日、連結子会社の三菱UFJ信託銀行がオーストラリアで年金の運営管理などを手掛けるリンク・アドミニストレーション・ホールディングスを買収すると発表した。全発行済み株式を11億1000万豪ドル(約1056億円)で取得する。
1株2.1豪ドルで、足元の株価に2割強のプレミアムを上乗せした。2024年6月以降に豪州証券取引所での上場廃止と株式取得を実施する予定。
リンク社は、豪州の私的年金の加入者約4割(1000万口座)に年金関連サービスを提供している。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231217T222627+0000
2023/12/18 07:26
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カナダ中銀総裁、早期利下げを明確に否定 FRBとの違い強調
David Ljunggren
[オタワ 15日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は15日、早期の利下げを明確に否定する姿勢を示した。トロントで行った講演後の発言。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は13日の会見で、歴史的な金融引き締めが終わった可能性が大きいとの見方を披露した上で、利下げについて内部で議論したことを明らかにした。
短期金融市場は、カナダ中銀についても早ければ来年4月には利下げが開始されると予想している。
しかしマックレム氏は「FRBは彼らが必要なことを行うだろう。われわれはカナダでなすべきことをなすことになる」と、カナダと米国の金融政策経路の違いを強調。利下げを論じるのは時期尚早なのでまだ議論を始めてはいないと述べ、「われわれが話し合っているのは利上げが十分か、あるいはどの程度の期間今の金利水準を維持すべきかだ」と説明した。
カナダ中銀は6月と7月に25ベーシスポイント(bp)の利上げに動いた後は3会合連続で政策金利を据え置いている。
これに先立つ講演でマックレム氏は「物価上昇率はまだ高過ぎる。(利上げを)十分に実施しなければ、物価を押し下げるために結局もっと金利を引き上げなければならなくなる」と警告した。
マックレム氏は、中銀が目指す2%の物価上昇率目標は「視野に入ってきた」と楽観的な見通しを表明した一方、今後数四半期は高金利が経済活動を抑制するので厳しい局面になると警告した。
2023-12-17T222507Z_1_LYNXMPEJBG07X_RTROPTP_1_CANADA-RATES-BANKOFCANADA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231217:nRTROPT20231217222507LYNXMPEJBG07X カナダ中銀総裁、早期利下げを明確に否定 FRBとの違い強調 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231217T222507+0000 20231217T222507+0000
2023/12/18 07:25
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東京ガス、米天然ガスのロッククリフ・エナジー社買収 約4050億円
[東京 16日 ロイター] - 東京ガスは16日、天然ガスの開発と生産を手掛ける米ロッククリフ・エナジー社(テキサス州)を約4050億円で買収すると発表した。米国で液化天然ガス(LNG)の輸出基地新設が進むなど、天然ガスの需要増加が見込まれる中、北米のシェールガス事業を拡大する。
米国子会社を通じて全株を取得する。同子会社が保有するガス、天然ガス液の生産量は約4倍に増える。今期以降の業績に与える影響は精査中としている。
2023-12-16T015918Z_1_LYNXMPEJBF00N_RTROPTP_1_ROCKCLIFF-ENERGY-M-A-TOKYO-GAS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231216:nRTROPT20231216015918LYNXMPEJBF00N 東京ガス、米天然ガスのロッククリフ・エナジー社買収 約4050億円 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231216T015918+0000 20231216T015918+0000
2023/12/16 10:59
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米利下げ、差し迫っていない 毅然とした対応必要=アトランタ連銀総裁
[15日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は15日、インフレ率がまだ連邦準備理事会(FRB)の2%目標を上回っているため、FRBはインフレとの戦いに勝利したと確信するまで「高金利長期化を厭わずに快適に感じる必要がある」との考えを示した。また「何かを求めているわけでも、何か差し迫ったことが起こることを期待しているわけでもない」とした。
ラジオ番組「マーケットプレース」のインタビューで「われわれはまだ2%には到達しておらず、そこに到達するために必要なことをしなければならないという事実に毅然と集中しなければならない」と述べた。
ボスティック氏自身の現在の予測では、FRBの利下げ開始時期を2024年の第3・四半期に前倒ししたが、これは予想以上のインフレ率の進展を反映したものとした。
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2023/12/16 08:02
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アングル:英国でクリスマスの贈り物にチョコ人気、苦しい懐事情反映
Richa Naidu Helen Reid
[ロンドン 11日 ロイター] - ホリデーシーズンを迎えた英国で、チョコレート「クオリティストリート」を製造するスイスの食品大手ネスレと、キャドバリーを傘下に収める同大手モンデリーズ・インターナショナル の製菓部門の売上が好調だ。家計の苦しくなった消費者が、低価格のギフトを志向しているためという。
アナリストや消費財関連企業によれば、今年はインフレや住宅ローン金利の上昇に苦しむ買い物客が、これまでより安いギフト商品を購入しているという。玩具や最新のデバイスには背を向け、この1年で値上がりしたとはいえ相対的には安上がりなチョコレートを選んでいる、と業界幹部は言う。
ネスレの英国アイルランド事業部で顧客カテゴリー主任マネジャーを務めるフラン・マッカーゴ氏は8─11月の前年比実績について、「特に出足が好調なのが箱入りチョコレートで、販売額ベースで前年比8.7%増になっている」と述べた。
また個包装チョコレートの売上高は、2.1%の伸びで、ネスレとしては、クリスマスプレゼントとしてチョコレートを購入する消費者が増えていると同氏は説明する。
購入者がそうした商品に支出する額は、通常10ポンド(約1800円)以下で、人気を集めているのは、ネスレの缶入り「クオリティストリート」(1缶5ポンド)やモンデリーズの「キャドバリー」特製ボックス(1箱1.5ポンド)だという。
これに対して、市場調査会社サカーナ(旧NPD)によれば、欧州における玩具の平均販売価格は約13ポンド。複数の玩具メーカーは今月初め、今年は需要が減少しているとロイターに語った。
介護施設職員のボニー・ジョンソンさん(42)は、「チョコレートなら手ごろな価格だ。玩具やその他のギフト商品は値上がりしたが、チョコレートは上がっていない」と話す。「ギフトとしては安上がりで、かなりたくさんの人に贈ることができる」
英スーパーマーケット大手セインズベリーやテスコといった小売企業は、会員カードを持つ顧客に対して、「クオリティストリート」や「セレブレーションズ」を割引価格で提供している。
クリスマス商戦で例年販売好調なネスレ傘下のブランドとしては、この他に「キットカットサンタ」(1ポンド強)や「ミルキーバー・フェスティブフレンズ」(1.25ポンド)がある。
<プレミアム製品で利益率も改善>
またメーカー各社は、今年46年ぶりの高値となったカカオ豆高騰の影響を緩和するため、販売価格を高めに設定できる「プレミアム」志向を強めた高級チョコレート製品を登場させている。
資産運用会社ボントベルのアナリスト、ジャンフィリップ・バーツキー氏は、「(プレミアム製品は)第4四半期の収益に貢献するだろう。チョコレートメーカーにとってクリスマス商戦は最大の書き入れ時だ」と語る。
ネスレでは、2022年に17.1%だった営業利益率は、今年17─17.5%になると予想している。
ネスレの最新の年次報告書によれば、製菓部門の年間売上高は約81億スイスフラン(1兆3459億円)。昨年のグループ全体での売上高は944億スイスフランだった。
調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると、世界のチョコレート市場の規模は1235億ドル(約18兆円)。この市場が年間で最も活況を呈するのがクリスマス商戦の時期だ。
モンデリーズで営業広報担当マネジャーを務めるスーザン・ナッシュ氏は、比較的安価な嗜好(しこう)品は、ヤングアダルト層のあいだで特に人気だという。
米コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーはが実施した調査では、今年のクリスマス商戦では、英国のZ世代消費者の90%、ミレニアル世代消費者の83%が、これまでより低価格な商品にシフトするつもりだと答えている。全年代では、回答者の73%がこれまでより低価格のギフト商品を買うつもりだとしている。
医師のエビー・バーンさん(29)さんは、クリスマスに友人たちと楽しむプレゼント交換会の予算を、昨年の20ポンドから今年は10ポンドに引き下げるという。
バーンさんは、ロンドン南東部キャンバーウェルのスーパー「モリソンズ」で買い物をしながら、「私たちは知らず知らずのうちに、いろいろ少しずつスケールダウンしているのかも知れない」と話す。
英国では缶入り高級チョコレートを贈ることがクリスマスのお祝いの1つになっており、サーカナによれば、国内の贈答用チョコレート市場の規模は約18億ポンドに達しているという。価格の上昇を背景に、この1年で市場規模は7%膨らんだ。
やはりサカーナのデータによれば、英国の玩具市場の規模は約20億ポンドで、今年は4%近く縮小した。
クリスマスが過ぎれば、来年に向けてチョコレートメーカーが販売条件の悪化に直面することが予想される。各ブランドがカカオ高騰の価格転嫁を試みるからだ。とはいえ業界幹部らは、それでも他の裁量消費に比べれば、チョコレート需要は持ちこたえるだろうと話している。
「懐事情が厳しくなると、消費者は可処分所得を何に使うか見直す。とはいえ、贈答用の菓子類への支出が削られてしまう可能性は低い」とナッシュ氏は言う。
(翻訳:エァクレーレン)
2023-12-15T230127Z_1_LYNXMPEJBC04Z_RTROPTP_1_HOLIDAYSHOPPING-CHOCOLATES.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215230127LYNXMPEJBC04Z アングル:英国でクリスマスの贈り物にチョコ人気、苦しい懐事情反映 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T230127+0000 20231215T230127+0000
2023/12/16 08:01
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アングル:今年はビットコインが見事復活、まだ強気相場序盤との見方も
Medha Singh Lisa Pauline Mattackal
[12日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)で最大の時価総額を誇るビットコインにとって、昨年が「傷心」の時期だったとすれば、今年はその痛手を回復している。
ビットコインは価格低迷、少ない取引量、厳しい経済環境という逆境から敢然と立ち直った。夏場には一時不振に見舞われたものの、10月には第二波の上昇も経験した。
スパルタン・グループの共同創業者兼マネジングパートナー、ケビン・コー氏は「(ビットコインは)見事な回復であるばかりか、新たなサイクルの入り口に差し掛かっている」と強調する。
実際に今年はビットコインにとって驚くほど素晴らしい1年になりつつある。年初からの上昇率は164%に達し、価格は4万ドルを突破。伝統的な資産である金の10%や、S&P総合500種の20%をはるかに上回る値上がりぶりだ。
コインゲッコーによると、ビットコインは仮想通貨市場における取引シェアも38%から50%強に拡大した。
今年のビットコインの上昇は大半が終盤になってからのものだった。米国で現物ビットコインの上場取引信託(ETF)が承認される可能性や、金融緩和期待が投資家に改めて買いのエネルギーを注ぎ込んだからだ。
ビットコインの売買高も上向き、CCデータによると、各交換所における11月の現物とデリバティブの合計売買高は3兆6100億ドルと、1月時点の約2兆9000億ドルから増加した。
一方、法定通貨などと連動するように設計されたステーブルコインの売買も増え、取引規模が最も大きいテザーの時価総額は過去最高の900億ドル強に達している。
<相次ぐ大物の失墜>
昨年は交換所大手FTXトレーディングが破綻し、創業者サム・バンクマンフリード被告が逮捕されたが、今年はさらに仮想通貨業界の大物の権威が相次いで失墜した。
交換所大手バイナンスの趙長鵬最高経営責任者(CEO)は、米国のマネーロンダリング(資金洗浄)規制に違反したことを認め、当局に多額の罰金を支払うことに同意。仮想通貨レンディングサービスのセルシウスのアレックス・マシンスキー元CEOも証券詐欺の疑いで7月に逮捕されている。
業界の明るい話題としては、リップル・ラボ社による交換所を通じた仮想通貨XRPの販売は証券法違反に該当せず、合法だと米裁判所が判決を下し、XRPの価格が年初来で82%上昇したことが挙げられる。
<来年の展望>
第4・四半期におけるビットコインの上昇率55%のほとんどは、米国で現物ビットコインのETFが承認され、適切な規制監督を受けている証券取引所経由でビットコインに投資する道が開かれれば、個人投資家と機関投資家の双方から多額の資金が流入するとの期待に由来している。
米証券取引委員会(SEC)に現物ビットコインのETF認可を申請しているのは、ブラックロックやフィデリティなど13社だ。
これらのファンドには取引開始からの数日で最大30億ドルが流れ込み、その後さらに多くの資金が流入すると見込まれる。
もっとも、だれもが強気というわけではない。
JPモルガンは、来年序盤に現物ビットコインETFが承認されるとの想定で、仮想通貨市場の回復は続くとみているが、市場で織り込まれているほどに取引が普及するかには懐疑的な姿勢だ。
今の期待値では、仮想通貨市場の時価総額1兆7000億ドルの10%相当がビットコインETFに流入するとされるが、JPモルガンの見立てでは数%ないし5%前後にとどまる。
流入額がこうした期待に届かなければ、市場の地合いが悪化に転じてもおかしくない。
ただ何人かの専門家は、足元のビットコイン価格の戻りはまだ始まったばかりと受け止めている。
分析プラットフォームのグラスノードによると、ビットコイン投資家が確定したドル建ての利益は差し引きで1日当たり3億2400万ドルに達しているものの、これは21年の強気相場の成熟段階に記録された1日当たり30億ドル強というピーク水準よりずっと低い。
グラスノードは、この状況からは今が強気相場の終盤というよりも、序盤に過ぎないことが読み取れると指摘した。
2023-12-15T225743Z_1_LYNXMPEJBC03X_RTROPTP_1_FINTECH-CRYPTO-WEEKLY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215225743LYNXMPEJBC03X アングル:今年はビットコインが見事復活、まだ強気相場序盤との見方も OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T225743+0000 20231215T225743+0000
2023/12/16 07:57
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米NY連銀総裁、市場の利下げ観測に冷や水 FOMCから2日後
Michael S. Derby Howard Schneider
[15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が今週12─13日に行われた連邦公開市場委員会(FOMC)で来年の利下げを見込み、金融市場は幅広く上昇したが、その2日後の15日には米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が市場の利下げ観測に冷や水を浴びせる格好となった。
ウィリアムズ総裁はCNBCのインタビューで「現時点では、われわれは実際に利下げについて話し合っていない」とし、利下げについて推測するのは「時期尚早」と語った。
今週のFOMC以降に発言したFRB当局者はウィリアムズ総裁が初となる。
エバーコアISIのアナリストは、ウィリアムズ氏のインタビューは「3月利下げ観測を排除することなく後退させ、パウエル議長の非常にハト派的な記者会見を受けた市場の早急な利下げ期待を鈍らせることを意図している」と指摘。このようなNY連銀総裁の発言はFRBがメッセージを「明確化」したい場合の常套手段だが、市場はNY連銀総裁の発言に小幅な反応しか示さず、これは「経済指標がより早期でより大幅な利下げを支持する方向に動いているという投資家の確信を反映している」と述べた。
NY連銀総裁の発言の影響は先物市場に一時的に見られたが、FRBが来年3月に利下げを開始するとの見方は変わらなかった。CMEグループのフェドウオッチによると、3月利下げの可能性が高いとの見方が継続。その後の利下げについては見方が分かれた。
こうした中、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は15日、インフレ率が予想通り低下すれば、2024年の「第3・四半期には」FRBは利下げを開始できると指摘。個人消費支出(PCE)価格指数で測定されるインフレ率が24年末には2.4%程度になると見込んだ。
また、利下げには政策当局者が十分なデータを蓄積し、インフレ率が低下し続けるという確信を得るためにまだ「数カ月」必要と述べた。
一方、米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、インフレ率が目標の2%に戻りつつある中、FRBは政策の焦点を物価から雇用に移す必要が出てくる可能性があるとの考えを示した。
その上で、FRBが来年3月中旬にも利下げに踏み切るとの見方を否定せず、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標は来年は現在の5.25─5.50%から低下するとの見方を示した。
2023-12-15T223754Z_1_LYNXMPEJBE0QW_RTROPTP_1_USA-FED.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215223754LYNXMPEJBE0QW 米NY連銀総裁、市場の利下げ観測に冷や水 FOMCから2日後 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T223754+0000 20231215T223754+0000
2023/12/16 07:37
Reuters Japan Online Report Business News
NY市場サマリー(15日)ドル上昇、株価小幅続伸 利回り上昇
<為替> ドルが上昇した。米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が市場の利下げ期待をけん制したことを受けた。ただ、週間では1カ月ぶりの大幅な下げとなった。
ウィリアムズ総裁は15日、連邦準備理事会(FRB)の利下げについて語るのは時期尚早と述べ、市場で高まっている利下げ観測をけん制。FRBは引き続き、インフレ率の2%回帰に向け金融政策が正しい道筋をたどっているか否かに焦点を当てていると述べた。
市場では積極的な利下げ期待が織り込まれており、来年3月に利下げが開始され、12月までに141ベーシスポイント(bp)の利下げが実施されると見込まれている。
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は15日、インフレ率が予想通り低下すれば、2024年の「第3・四半期には」FRBは利下げを開始できると述べた。
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、インフレ率が目標の2%に戻りつつある中、FRBは政策の焦点を物価から雇用に移す必要が出てくる可能性があるとの考えを示した。
FRBが15日発表した11月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が0.3%上昇となった。全米自動車労働組合(UAW)のストライキ終結を受け、自動車生産台数が部分的に回復したことが寄与した。ただ、他部門は低調で、エコノミスト予想0.4%上昇には届かなかった。
ドル指数は前日比0.56%高の102.52。前日には101.76まで下落し8月10日以来の安値となった。週間では1.39%安と11月19日以来の大幅安を記録した。
ユーロ/ドルは0.83%安の1.0899ドル。前日には1.1009ドルと11月29日以来の高値を付けた。ポンド/ドルは0.60%安の1.2690ドル。前日には1.2793ドルと8月22日以来の高値を付けた。
S&Pグローバルがまとめた12月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.0と、前月の47.6から予想外に低下したこともユーロを押し下げた。
ドル/円は0.24%高の142.18円。前日には140.95円と7月31日以来の安値を付けた。週間では1.94%安と7月14日以降で最大と下げとなる勢い。
暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが2.1%安の4万2130ドル。
<債券> 短期債を中心に国債利回りが上昇した。連邦準備理事会(FRB)当局者の発言を受け、早期の利下げ観測が後退した。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は「現時点では、われわれは実際に利下げについて話し合っていない」とし、利下げについて推測するのは「時期尚早」と指摘。アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、インフレ率が予想通り低下すれば、2024年の「第3・四半期」には利下げを開始できると述べた。
LSEGのフェドウオッチによると、金利先物市場が織り込むFRBが来年3月に利下げに着手する確率は70%以下と、前日の80%から低下した。
10年債利回りはウィリアムズ総裁の発言を受け、3.973%まで上昇。その後は上げ幅を縮小し、終盤の取引で1.5ベーシスポイント(bp)低下の3.912%。
30年債利回りもウィリアムズ総裁の発言を受け上昇。ただ、終盤の取引では4.5bp低下の4.00%。
週初からの低下幅は、10年債利回りが約34bp、30年債利回りが32bp。1週間の低下としては共に2020年3月以来の大きさとなる見通し。
2年債利回りは4.487%まで上昇。終盤の取引では6.1bp上昇の4.459%。週初からは26bp低下した。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス54.80bpに拡大した。
この日発表の経済指標は、米S&Pグローバルの12月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が51.0と11月の50.7から上昇し、5カ月ぶりの高水準。FRBの11月の鉱工業生産指数は製造業の生産指数が0.3%上昇した。
<株式> 小幅続伸して取引を終えた。S&P総合500種は2017年以来最長となる7週連続の上昇を記録した。
米連邦準備理事会(FRB)のハト派転換の影響はこの日も続いたが、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が利下げ観測をけん制したことで、楽観的な見方が一部後退した。
金利に敏感な不動産セクターと公益セクターがそれぞれ1%超下落し、これまでの大幅上昇の一部を吐き出した。
ダウ工業株30種はこの日、3営業日連続で過去最高値を更新。半導体指数は週間で9.1%高となり、5月以来の大幅上昇を記録した。
週間では、ダウは2.9%上昇、ナスダック総合は2.8%上昇、S&P500は2.5%上昇した。
この日はまた、クアドルプル・ウィッチング(先物・オプション取引の期限集中日)に当たっていた。このため出来高は多く、米取引所の合算出来高は197億6000万株に上った。直近20営業日の平均は118億株。
個別銘柄では、コストコ・ホールセールが4.4%上昇。第1・四半期の業績が市場予想を上回った。
<金先物> 対ユーロでのドル高を受けて売りが先行し、3営業日ぶりに反落した。2月物の 清算値(終値に相当)は前日比9.20ドル(0.45%)安の1オンス=2035.7 0ドル。金相場は週間では1.05%高となった。
ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は15日、米CNBCテレビのインタビ ューに応じ、米連邦公開市場委員会(FOMC)で「すぐに利下げを行う議論はしていない」との認識を示した。利下げに消極的な発言と受け止められたことから、対主要通貨でドル買いが先行。ドル建てで取引される商品の割高感につながり、金は売りが先行した。 ただ、米国が利下げに踏み切るとの観測は根強く、相場の下値は限定的。
<米原油先物> 低調な米製造業関連指標の発表などが重しとなり、3日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.15ドル(0.21%)安の1バレル=71.43ドル。2月物は0.13ドル安の71.78ドルだった。
ニューヨーク連邦準備銀行が朝方発表した12月の同州製造業景況指数は、総合でマイナス14.5(前月は9.1)に沈み、新規受注の項目は3カ月連続で低下。また、11月の鉱工業生産指数、12月のS&Pグローバル製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値もそろって市場予想を下回った。これらを眺めて石油の需要先細り懸念が強まり、売りが活発化。午前の相場は一時70.30ドル付近で取引された。
しかし、売り一巡後は下げ幅を縮小。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁はこの日朝、今週開催された連邦公開市場委員会(FOMC)について「すぐに利下げを行う議論はしていない」と発言し、同会合を受けた市場の反応は行き過ぎとけん制した。ただ、その後に米議会予算局(CBO)が公表した経済見通しでは「インフレは今後2年、鈍化を続け、連邦準備制度理事会(FRB)の目標の2%に近づく」との分析が示され、ウィリアムズ氏発言の影響を幾分緩和した。
ドル/円 NY終値 142.15/142.18
始値 141.73
高値 142.44
安値 141.44
ユーロ/ドル NY終値 1.0894/1.0897
始値 1.0968
高値 1.0969
安値 1.089
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 112*25.00 4.0122%
前営業日終値 112*00.00 4.0540%
10年債(指標銘柄) 17時05分 104*24.50 3.9148%
前営業日終値 104*20.50 3.9300%
5年債(指標銘柄) 17時05分 102*01.75 3.9140%
前営業日終値 102*02.50 3.9100%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*25.13 4.4490%
前営業日終値 100*28.25 4.3990%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 37305.16 +56.81 +0.15
前営業日終値 37248.35
ナスダック総合 14813.92 +52.36 +0.35
前営業日終値 14761.56
S&P総合500種 4719.19 -0.36 -0.01
前営業日終値 4719.55
COMEX金 2月限 2035.7 ‐9.2
前営業日終値 2044.9
COMEX銀 3月限 2415.4 ‐23.2
前営業日終値 2438.6
北海ブレント 2月限 76.55 ‐0.06
前営業日終値 76.61
米WTI先物 1月限 71.43 ‐0.15
前営業日終値 71.58
CRB商品指数 265.0660 +0.7576
前営業日終値 264.3084
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T223248+0000
2023/12/16 07:32
Reuters Japan Online Report Business News
米国株式市場=小幅続伸、S&P500は週間で17年以来の連騰記録
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は小幅続伸して取引を終えた。S&P総合500種は2017年以来最長となる7週連続の上昇を記録した。
米連邦準備理事会(FRB)のハト派転換の影響はこの日も続いたが、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が利下げ観測をけん制したことで、楽観的な見方が一部後退した。
金利に敏感な不動産セクターと公益セクターがそれぞれ1%超下落し、これまでの大幅上昇の一部を吐き出した。
ダウ工業株30種はこの日、3営業日連続で過去最高値を更新。半導体指数は週間で9.1%高となり、5月以来の大幅上昇を記録した。
ボケ・キャピタル・パートナーズ(ピッツバーグ)のキム・フォレスト最高投資責任者(CIO)は「サンタクロース・ラリーと呼ばれるようなことが起こるかどうかは分からないが、あらゆることを考慮すると、ここから上昇に転じる可能性はある」と述べた。
週間では、ダウは2.9%上昇、ナスダック総合は2.8%上昇、S&P500は2.5%上昇した。
この日はまた、クアドルプル・ウィッチング(先物・オプション取引の期限集中日)に当たっていた。このため出来高は多く、米取引所の合算出来高は197億6000万株に上った。直近20営業日の平均は118億株。
個別銘柄では、コストコ・ホールセールが4.4%上昇。第1・四半期の業績が市場予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.00対1の比率で上回った。ナスダックでも1.54対1で値下がり銘柄が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 37305.16 +56.81 +0.15 37194.50 37347.6 37092.0
0 2
前営業日終値 37248.35
ナスダック総合 14813.92 +52.36 +0.35 14797.46 14848.4 14753.1
1 6
前営業日終値 14761.56
S&P総合500種 4719.19 -0.36 -0.01 4714.23 4725.53 4704.69
前営業日終値 4719.55
ダウ輸送株20種 16016.11 +103.19 +0.65
ダウ公共株15種 881.89 -15.27 -1.70
フィラデルフィア半導体 4117.00 +19.53 +0.48
VIX指数 12.28 -0.20 -1.60
S&P一般消費財 1416.96 +6.74 +0.48
S&P素材 534.42 -1.07 -0.20
S&P工業 951.80 -1.90 -0.20
S&P主要消費財 749.43 -0.02 0.00
S&P金融 620.17 -2.50 -0.40
S&P不動産 249.47 -3.14 -1.24
S&Pエネルギー 638.29 -3.29 -0.51
S&Pヘルスケア 1558.59 -13.37 -0.85
S&P通信サービス 237.27 +0.35 +0.15
S&P情報技術 3386.07 +23.70 +0.70
S&P公益事業 322.36 -5.67 -1.73
NYSE出来高 39.10億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 32705 - 185 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 32630 - 260 大阪比
2023-12-15T222507Z_1_LYNXMPEJBE0QM_RTROPTP_1_USA-STOCKS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215222507LYNXMPEJBE0QM 米国株式市場=小幅続伸、S&P500は週間で17年以来の連騰記録 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T222507+0000 20231215T222507+0000
2023/12/16 07:25
Reuters Japan Online Report Business News
NY外為市場=ドル上昇、NY連銀総裁が利下げ観測けん制
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が市場の利下げ期待をけん制したことを受けた。ただ、週間では1カ月ぶりの大幅な下げとなった。
ウィリアムズ総裁は15日、連邦準備理事会(FRB)の利下げについて語るのは時期尚早と述べ、市場で高まっている利下げ観測をけん制。FRBは引き続き、インフレ率の2%回帰に向け金融政策が正しい道筋をたどっているか否かに焦点を当てていると述べた。
CIBCキャピタル・マーケッツのFX戦略北米責任者、ビパン・ライ氏は「今週のパウエルFRB議長の発言と似たようなトーンだが、FRBは依然としてデータに非常に依存しており、市場がある程度織り込んでいる見方を支持しているわけではないという事実を補強している」と指摘。今週のドルの動きの大部分は、対円など特定の通貨ペアに集中し、大きくドル買いに傾いていたポジションのリバランスによるものだと述べた。
市場では積極的な利下げ期待が織り込まれており、来年3月に利下げが開始され、12月までに141ベーシスポイント(bp)の利下げが実施されると見込まれている。
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は15日、インフレ率が予想通り低下すれば、2024年の「第3・四半期には」FRBは利下げを開始できると述べた。
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、インフレ率が目標の2%に戻りつつある中、FRBは政策の焦点を物価から雇用に移す必要が出てくる可能性があるとの考えを示した。
FRBが15日発表した11月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が0.3%上昇となった。全米自動車労働組合(UAW)のストライキ終結を受け、自動車生産台数が部分的に回復したことが寄与した。ただ、他部門は低調で、エコノミスト予想0.4%上昇には届かなかった。
ドル指数は前日比0.56%高の102.52。前日には101.76まで下落し8月10日以来の安値となった。週間では1.39%安と11月19日以来の大幅安を記録した。
ユーロ/ドルは0.83%安の1.0899ドル。前日には1.1009ドルと11月29日以来の高値を付けた。ポンド/ドルは0.60%安の1.2690ドル。前日には1.2793ドルと8月22日以来の高値を付けた。
S&Pグローバルがまとめた12月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.0と、前月の47.6から予想外に低下したこともユーロを押し下げた。
ドル/円は0.24%高の142.18円。前日には140.95円と7月31日以来の安値を付けた。週間では1.94%安と7月14日以降で最大と下げとなる勢い。
暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが2.1%安の4万2130ドル。
ドル/円 NY終値 142.15/142.18
始値 141.73
高値 142.44
安値 141.44
ユーロ/ドル NY終値 1.0894/1.0897
始値 1.0968
高値 1.0969
安値 1.0890
2023-12-15T222304Z_1_LYNXMPEJBE0QK_RTROPTP_1_PAKISTAN-MARKETS-RUPEE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215222304LYNXMPEJBE0QK NY外為市場=ドル上昇、NY連銀総裁が利下げ観測けん制 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T222304+0000 20231215T222304+0000
2023/12/16 07:23
Reuters Japan Online Report Business News
米FRB、焦点を物価から雇用に移す必要─シカゴ連銀総裁=報道
[15日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、インフレ率が目標の2%に戻りつつある中、連邦準備理事会(FRB)は政策の焦点を物価から雇用に移す必要が出てくる可能性があるとの考えを示した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が15日、報じた。
グールズビー総裁はWSJのインタビューで「均衡が取れた環境に向かっているのは明らかだ。インフレ率が低下するにつれて、(政策を)どの程度まで制約的にしたいのか、(FRBが担う二重の責務の一つである)雇用面で危険はないのか、考えなければならない」と述べた。
その上で、FRBが来年3月中旬にも利下げに踏み切るとの見方を否定せず、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標は来年は現在の5.25─5.50%から低下するとの見方を示した。ただ、大幅には低下しないとした。
2023-12-15T201714Z_1_LYNXMPEJBE0O4_RTROPTP_1_USA-FED-GOOLSBEE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215201714LYNXMPEJBE0O4 米FRB、焦点を物価から雇用に移す必要─シカゴ連銀総裁=報道 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T201714+0000 20231215T201714+0000
2023/12/16 05:17
Reuters Japan Online Report Business News
米経済の「軟着陸」の確率高まる、最近の指標受け=NEC委員長
[ワシントン 15日 ロイター] - 米国家経済会議(NEC)のブレイナード委員長は15日、最近の経済指標は米経済の「ソフトランディング(軟着陸)に向けた滑走路の幅がさらに広がった」ことを示唆しているという認識を示した。
ブレインナード氏は記者団に対し「非常にポジティブな指標を確認している」とし、「インフレは実際に鈍化した。引き続き鈍化すると同時に、経済は来年に向け力強さを維持するだろう」と語った。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T182449+0000
2023/12/16 03:24
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ECB、3月までのハト派転向なし 利下げは6月まで困難=関係筋
Balazs Koranyi Francesco Canepa
[フランクフルト 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)の政策担当者らは、3月の理事会までに金利を高水準に維持する必要性に関するメッセージを変えることはない見通し。6月以前の利下げも難しいと認識している。事情に詳しい7人の関係筋がロイターに語った。
関係筋は、米連邦準備理事会(FRB)のような「ハト派的」転向を検討する前に、ECBは現在から最短でも3月7日の理事会までの経済指標の動向を見る必要があると述べた。
主要賃金データの多くが発表される6月までに利下げを検討することも難しいという。これは、市場が現在予想しているよりも少なくとも2カ月遅い。
関係筋の1人は、インフレ率が予想を下回り続ければ、6月以前にでも利下げがありうると述べた。
しかし他の2人は、ECBは市場の利下げ期待にもっと強く反発すべきであり、そうでなければ、1年半の間に10回の利上げを行ってきたECBの金融引き締め政策が市場によって台無しにされるリスクがあると述べた。
ECBの広報担当者はコメントを控えた。
金融市場は、3月に最初の25ベーシスポイント(bp)の利下げが実施される可能性を50%とみている。
ECBは14日の理事会で、政策金利の据え置きを決定した。インフレ期待の低下にもかかわらず金利は高水準にとどまると改めて確認し、利下げ観測を押し戻した。
2023-12-15T182426Z_1_LYNXMPEJBE0LO_RTROPTP_1_ECB-POLICY-RATES.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215182426LYNXMPEJBE0LO ECB、3月までのハト派転向なし 利下げは6月まで困難=関係筋 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T182426+0000 20231215T182426+0000
2023/12/16 03:24
Reuters Japan Online Report Business News
米オープンAIのCEO、仮想通貨プロジェクトの推進表明
Elizabeth Howcroft Martin Coulter
[ロンドン 15日 ロイター] - 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手がける米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は15日、暗号資産(仮想通貨)「ワールドコイン」の推進を表明した。フィンテック専門の投資銀行FTパートナーズが主催したオンラインイベントで表明した。
ワールドコインは5000万ドルの資金調達を目指していると報道されていた。
アルトマン氏は「多くのAIがある世界では誰が本当の人間かを知ることがますます重要になっている」とし、「AIが生活の中でますます重要な役割を果たすにつれて(中略)人間を識別する能力はますます重要になるだろうという信念があったし、今でもそう信じている」と語った。
ワールドコインの導入に向け、260万人超が「オーブ」と呼ばれる専用機器で眼の虹彩をスキャンしてもらうために登録した。スキャンを受ければデジタルIDとワールドコインの仮想通貨を無料で受け取れる。
暗号資産関連のメディア「ザ・ブロック」は先週、ワールドコイン計画を手がけるツールズ・フォー・ヒューマニティ(TFH)が5000万ドルを投資家から調達しようとしていると報じていた。
2023-12-15T182228Z_1_LYNXMPEJBE0LL_RTROPTP_1_APEC-USA.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215182228LYNXMPEJBE0LL 米オープンAIのCEO、仮想通貨プロジェクトの推進表明 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T182228+0000 20231215T182228+0000
2023/12/16 03:22
Reuters Japan Online Report Business News
海運マースク、全コンテナ船の紅海航行を当面見合わせ
[ヘルシンキ 15日 ロイター] - デンマークの海運大手マースクは、追って通知があるまで全てのコンテナ船の紅海航行を見合わせる方針。マースクの広報が15日、ロイターに対し明らかにした。
14日にマースクの船舶が巻き込まれた「ニアミス事故」が起きたほか、15日にもコンテナ船が攻撃を受けたことを踏まえたと措置という。
マースクは14日、同社の船舶「マースク・ジブラルタル」がオマーン南部サラーラからサウジアラビアのジッダに向けて航行中にミサイルの標的となったが、乗組員と船舶の無事が報告されていると明らかにした。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、マースクのコンテナ船が警告に応じなかったため武力作戦を実施しドローン(無人機)で直接攻撃したと主張しているが、マースクは命中していないと否定した。
2023-12-15T170324Z_1_LYNXMPEJBE0JY_RTROPTP_1_ISRAEL-PALESTINIANS-MAERSK.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215170324LYNXMPEJBE0JY 海運マースク、全コンテナ船の紅海航行を当面見合わせ OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T170324+0000 20231215T170324+0000
2023/12/16 02:03
Reuters Japan Online Report Business News
日産の「ローグ」など45万台超を予備調査=米NHTSA
[15日 ロイター] - 米道路交通安全局(NHTSA)は15日、エンジンに欠陥の可能性あるとして日産自動車のスポーツタイプ多目的車(SUV)「ローグ」など3モデルの一部、約45万4840台の予備調査を始めたと発表した。エンジンが停止し、再始動ができなくなる恐れがあり、これまでに所有者らから6件の報告が寄せられた。
対象はローグの他にセダン「アルティマ」、高級車ブランド「インフィニティ」のSUV「QX50」。
これらの車はエンジン「KR15DDT」と「KR20DDET」を搭載しており、所有者らはエンジンの不具合や出力低下、エンジンからのノック音発生、油受けでの金属塊や削りくずの発見を報告した。
NHTSAによると、日産はメーンベアリングとLリンクの損傷や、エンジンの焼き付きを防ぐために製造工程を複数回にわたって変更してきた。
NHTSAは、必要になれば調査を拡大する可能性があると説明している。
2023-12-15T170155Z_1_LYNXMPEJBE0JV_RTROPTP_1_AUTOS-ELECTRIC-NISSAN-BRITAIN.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215170155LYNXMPEJBE0JV 日産の「ローグ」など45万台超を予備調査=米NHTSA OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T170155+0000 20231215T170155+0000
2023/12/16 02:01
Reuters Japan Online Report Business News
NY州製造業業況指数、12月はマイナス14.5に低下 プラス予想に反し
[15日 ロイター] - ニューヨーク連銀が15日発表した12月のニューヨーク州製造業業況指数はマイナス14.5と前月のプラス9.1から低下した。市場予想はプラス2.0だった。
数値がゼロを下回るとニューヨークの製造業が縮小していることを示す。
新規受注は前月のマイナス4.9からマイナス11.3に低下。
支払い価格はプラス16.7と、前月のプラス22.2から低下した。
雇用はマイナス8.4。11月はマイナス4.5だった。
6カ月先の業況指数はプラス12.1。11月のマイナス0.9だった。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T170021+0000
2023/12/16 02:00
Reuters Japan Online Report Business News
現金ファンドから資金流出、株式に流入=BofA週間調査
[ロンドン 15日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチが15日に発表したEFPRのデータを基にした週間調査によると、13日までの1週間に現金ファンドから310億ドル流出し、8週ぶりの流出となった。一方、株式ファンドには253億ドル流入した。
利下げへの期待から株式や債券の価格が上昇したのが要因。
過去8週分の株式への資金流入は計740億ドルで、8週合計としては2022年3月以来の大きさだった。BofAはリポートで、市場は「全く誤りのない米連邦準備理事会(FRB)に結集している」とした。
FRBは13日に最終日を迎えた連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想されていた通り政策金利を据え置いた。パウエル議長が今回の利上げ局面は終わった可能性があると述べ、当局者による最新の経済見通しでは24年に合計75ベーシスポイント(bp)の利下げの可能性が示唆された。
BofAは消費者物価指数(CPI)のコアインフレ率(今年11月は4.0%)が失業率(11月は3.7%)を上回った時にFRBが利下げしたのは過去90年で5回しかないと指摘。これらは第二次世界大戦中の1942年と、69年から81年の間に起きた4回の景気後退(リセッション)の際だ。
13日に発表されたFRBの金融政策決定は株式と債券の世界的な上昇に弾みをつけた。
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2023/12/16 01:20
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米総合PMI、12月は5カ月ぶり高水準=S&Pグローバル調査
[ワシントン 15日 ロイター] - 米S&Pグローバルが15日発表した12月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.0と11月の50.7から上昇し、5カ月ぶりの高水準となった。新規受注指数と雇用指数が上昇した。米経済の成長が第4・四半期に急速に鈍化するとの懸念を和らげる可能性がある。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「PMIデータの速報値は、米経済が12月にやや勢いを取り戻したことを示している。金融条件の緩和が需要を押し上げ、将来の生産への期待も高まった」と述べた。
新規受注指数は51.1と11月の50.6から上昇。雇用指数も50.1から51.6に上昇した。
投入価格指数は前月の55.8から57.7に上昇した。
製造業PMIは48.2。11月は49.4だった。新規受注指数が低下した。一方、サービス業PMIは前月の50.8から51.3に上昇。新規受注、雇用、投入価格指数がいずれも上昇した。
2023-12-15T154619Z_1_LYNXMPEJBE0IC_RTROPTP_1_USA-ECONOMY-PMI.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215154619LYNXMPEJBE0IC 米総合PMI、12月は5カ月ぶり高水準=S&Pグローバル調査 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T154619+0000 20231215T154619+0000
2023/12/16 00:46
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米鉱工業生産、11月製造業は0.3%上昇 市場予想に届かず
[ワシントン 15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した11月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が0.3%上昇となった。全米自動車労働組合(UAW)のストライキ終結を受け、自動車生産台数が部分的に回復したことが寄与した。ただ、エコノミスト予想0.4%上昇には届かなかった。
10月分は速報値の0.7%低下から0.8%低下に下方修正された。
需要鈍化を見込んで企業が在庫の積み増しを控える傾向がみられるため、鉱工業生産高が急速に改善する可能性は低いと予想される。
2023-12-15T151901Z_1_LYNXMPEJBE0HD_RTROPTP_1_USA-ECONOMY.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215151901LYNXMPEJBE0HD 米鉱工業生産、11月製造業は0.3%上昇 市場予想に届かず OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T151901+0000 20231215T151901+0000
2023/12/16 00:19
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米利下げについて語るのは尚早=NY連銀総裁
Michael S. Derby
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は15日、連邦準備理事会(FRB)の利下げについて語るのは時期尚早と述べた。
ウィリアムズ総裁はCNBCのインタビューに対し「現時点では、われわれは実際に利下げについて話し合っていない」とし、利下げについて推測するのは「時期尚早」と語った。
FRBは13日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定すると同時に、来年の利下げの可能性を示唆。パウエルFRB議長は会合後の記者会見で利下げの時期が次の問題だと述べていた。
ウィリアムズ総裁の発言を受け、市場で出ていた来年の利下げ観測が後退。短期金融市場では最初の利下げは来年3月に実施されるとの見方は変わっていないが、その確率は約65%に低下した。発言前は75%だった。
ウィリアムズ総裁の発言で米国債利回りも上昇し、10年債利回りは2.4ベーシスポイント(bp)上昇の3.955%。金利見通しを敏感に反映しやすい2年債利回りは一時4.487%まで上昇。その後は5.2bp上昇の4.451%となっている。
2023-12-15T145727Z_1_LYNXMPEJBE0GV_RTROPTP_1_USA-FED-WILLIAMS.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215145727LYNXMPEJBE0GV 米利下げについて語るのは尚早=NY連銀総裁 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T145727+0000 20231215T145727+0000
2023/12/15 23:57
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ロシア中銀、予想通り1%利上げ 引き締め継続示唆
[モスクワ 15日 ロイター] - ロシア中央銀行は15日、主要金利を予想通り1%ポイント引き上げ16%とした。
利上げは5会合連続。7月以降、ルーブル急落を受けた8月の緊急利上げを含め、8.50%引き上げたことになる。
中銀は、中期的なインフレリスクは依然大きく、インフレ率を目標の4%近辺で安定させるには高金利を長期間維持する必要があると指摘。予想を上回る政府支出もインフレリスクを高めるとした。
キャピタル・エコノミクスの新興市場シニアエコノミスト、リアム・ピーチ氏は「インフレ圧力が高まるにつれ、さらなる引き締めが行われると考えている」と述べ、来年には政策金利が17%に上がると予想した。
中銀は、ロシア経済にとって労働市場の状況が供給サイドの主要な制約要因となっており、特に製造業では依然大幅な労働力不足に悩まされていると述べた。
しかし、融資と賃金の上昇に後押しされた内需が寄与し、経済成長は今年は従来予測を上回り3%を超えると予想した。
景気回復は、来年3月の大統領選再選を目指すプーチン大統領にとって追い風となる。
プーチン大統領は14日の会見で、今年のインフレ率が約8%になる可能性があると述べた。年金受給者から卵の値段について不満を聞かされ、異例なことに謝罪した。
中銀は、今年末時点のインフレ率を7─7.5%の目標レンジの上限との予想を維持した。
来年最初の政策会合は2月16日。
OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T125505+0000
2023/12/15 21:55
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ユーロ圏貿易収支、10月は黒字 エネルギー輸入が減少
[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が15日発表したユーロ圏の10月の貿易収支は、季節調整前で111億ユーロ(122億ドル)の黒字だった。エネルギー輸入の減少が背景。
前年同月は287億ユーロの赤字だった。
季節調整後では109億ユーロの黒字で、黒字幅は9月の87億ユーロから拡大した。
1─10月のEUの財貿易黒字が3135億ユーロで、前年同期の約2倍となった。自動車を含む機械が寄与した。
EUの対ロシア貿易赤字は110億ユーロ。ロシア産石油・ガスの購入が大幅に減少したことや、エネルギー価格の下落で前年同期の1344億ユーロから大幅に縮小した。
対中貿易赤字も縮小した。対米貿易黒字、対英黒字は拡大した。
2023-12-15T110134Z_1_LYNXMPEJBE0BA_RTROPTP_1_EUROZONE-ECONOMY-TRADE.JPG urn:newsml:onlinereport.com:20231215:nRTROPT20231215110134LYNXMPEJBE0BA ユーロ圏貿易収支、10月は黒字 エネルギー輸入が減少 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20231215T110134+0000 20231215T110134+0000
2023/12/15 20:01
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ECB金利、ピークに達した可能性高まる=オーストリア中銀総裁
[ウィーン 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は15日、ECBの政策金利が最終到達点に達した可能性が先月よりも高まったとの見解を示した。
同氏は先月、利上げは少なくとも利下げと同程度の可能性があるとの見方を示していた。
15日の記者会見で前日のECB理事会について言及し、インフレ率が上振れるリスクがあると参加者の半数以上が考えていたと明かした。
利下げ時期に関する質問には明言を避けた。
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2023/12/15 19:58