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来週の株式相場に向けて=「総選挙」と「為替」巡り思惑錯綜、トヨタ決算など注目も
配信日時:2026/01/30 17:40
配信元:MINKABU
30日の日経平均株価は前日比52円安の5万3322円と4日ぶりに反落した。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に「タカ派」のウォーシュFRB元理事が有力との報道が流れ一時400円を超える下落となる場面もあったが、後場に入り下げ渋った。上下の値動きは激しいものの、全体的には方向感に欠ける展開が続いている。
今週は、2つのニュースが市場の高い関心を集めた。ひとつは、2月8日に実施される衆院選に向けて「自民党が単独過半数を獲得する勢い」と報道されたことだ。この報道が流れた29日の株式市場では「高市トレード」の再開も期待されたが、全体相場の動きを含め反応は限られた。もう一つは、急激な円安が進むなか先週末23日に日米金融当局による為替のレートチェックが行われたことだ。これを受け、為替相場は一気にドル安・円高に振れた。
足もとの株式相場は、円高を警戒している面もありそうだが、「株価がすでに自民党勝利を相当程度、織り込んでいるのか、あるいは自民党大勝が確定すれば再び上昇基調を強めるのか。債券市場の反応も気になり、相場は気迷い状態にある」(市場関係者)とみられている。また、米国ではトランプ米大統領はドル安を指向する一方で「ベッセント長官は『強いドル政策』を主張しており、為替の方向性もつかみにくい」(アナリスト)との声も少なくない
ただ、次期FRB議長は今晩にも発表される見込みであるほか、日本の総選挙の結果も8日には判明する。来週は週末6日にはトヨタ自動車<7203.T>や東京エレクトロン<8035.T>の決算発表や米1月雇用統計の発表が予定されている。足もとで本格化している日本の決算発表の内容は堅調ともみられており、相場はいったん小休止のあと2月中旬以降、再び動き出すことが予想される。
上記以外のスケジュールでは、海外では2日に米1月ISM製造業景況指数、3日に米12月JOLTS求人件数、4日に米1月ADP雇用統計、米1月ISM非製造業景況指数、6日に米2月ミシガン大学消費者マインド指数が発表される。また、2日にウォルト・ディズニー<DIS>、パランティア・テクノロジーズ、3日にアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>、4日にアルファベット<GOOG>、クアルコム、アームホールディングス<ARM>、5日にアマゾン<AMZN>が決算発表を行う。
国内では2日に1月開催分の日銀金融政策決定会合の「主な意見」が発表される。3日に10年債入札、5日に30年債入札、6日に12月家計調査が発表される。2日に村田製作所<6981.T>、JR東日本<9020.T>、3日に任天堂<7974.T>、デンソー<6902.T>、4日に三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、ダイキン工業<6367.T>、5日にソニーグループ<6758.T>、日本製鉄<5401.T>、6日に大成建設<1801.T>、三井不動産<8801.T>などが決算を発表する。来週の日経平均株価の予想レンジは、5万2000~5万4200円前後。(岡里英幸)
出所:MINKABU PRESS
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