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グローバルS Research Memo(1):体験価値と価格競争力を両立するオーダースーツ専業、持続成長を目指す
配信日時:2026/01/15 15:31
配信元:FISCO
*15:31JST グローバルS Research Memo(1):体験価値と価格競争力を両立するオーダースーツ専業、持続成長を目指す
■要約
グローバルスタイル<7126>は、メンズを中心にオーダースーツ及びオーダーシャツ等の企画・販売を手掛けている。高品質な生地を国内外から豊富に取り揃えつつ、比較的手に取りやすい価格帯を実現することで、オーダー服の裾野拡大を図っている点が特徴である。「GINZA Global Style」を中核ブランドとして全国主要都市に出店しており、2025年12月末時点で41店舗を構える。同社の特徴は、オーダーでありながら価格競争力と体験価値を両立している点にある。受注生産と分業体制による効率的なサプライチェーンにより、オーダー特有の高コスト構造を抑制し、プライベートフィッティングルームやカフェ併設などの店舗設計により、来店そのものを価値ある体験へと昇華させている。また、豊富な生地バリエーションや複数価格帯の業態展開により、若年層からハイクラス層まで幅広い顧客層をカバーできる点も競争優位性となっている。
1. 2026年7月期第1四半期の業績概要
2026年7月期第1四半期の業績は、売上高が前年同期比7.4%増の2,244百万円、営業損失が207百万円(前年同期は184百万円の損失)、経常損失が194百万円(同175百万円の損失)、四半期純損失が147百万円(同150百万円の損失)となった。売上高は、既存店における来店客数及び客単価の底堅い推移に加え、2025年10月に新規出店した「GINZA Global Style COMFORT 吉祥寺店」が想定通りに立ち上がり、増収寄与した。一方で、販管費は主に新規出店に伴う人件費や地代家賃の増加、広告宣伝費の積極投下により同8.4%増加した。これは中長期的な成長を見据えた先行投資によるものであり、将来の顧客基盤拡大と収益成長に資する施策である。足元の増収基調や売上総利益率の改善(前年同期比0.2ポイント増)とあわせて見れば、同社の成長戦略は着実に進展していると考えられる。
2. 2026年7月期の業績見通し
2026年7月期の通期業績は、売上高が前期比9.8%増の12,588百万円、営業利益が同6.0%増の850百万円、経常利益が同5.4%増の866百万円、当期純利益が同5.9%増の533百万円と増収増益の見通しである。売上面は、既存店舗の売上が堅調に推移することに加え、2025年10月に出店した「GINZA Global Style COMFORT 吉祥寺店」、同年11月に出店した「GINZA Global Style COMFORT ららぽーと和泉店」の2店舗が増収寄与すると見込まれる。オーダースーツ市場では、価格と品質のバランスを重視する消費者志向が続いており、同社の提供価値が引き続き支持される見通しである。同社が注力している取り組みとして、インバウンド需要の取り込みが挙げられる。2025年7月から全店舗で免税対応及び国際配送サービスを開始し、訪日外国人が購入しやすい環境を整備した。欧米ではオーダースーツの価格が日本の数倍に達することも多く、比較的安価で高品質なスーツを提供できる点が競争力となっている。また、自社サイトの英語表記対応や英語での接客が可能なスタッフの配置を進めるなど、受け入れ体制の強化も奏功すると見られる。
3. 中長期の成長戦略
同社は、既存事業の競争力を一段と高めつつ、新たな需要領域やチャネルを取り込むことで持続的な収益成長を目指している。同社はオーダースーツ市場において、国内有数の生地品揃え、価格競争力、ファッション性を兼ね備えた独自のポジションを確立しており、これまで培ってきた強みを基軸に多面的な成長戦略を展開していく。中核となるのは、関東圏を中心とした計画的な新規出店による来店客数の拡大であり、体験型店舗への進化を通じて来店頻度の向上やリピート需要の創出につなげる点が特徴である。加えて、免税及び国際配送サービスの開始や英語対応の強化により、価格面・品質面で優位性のある日本製オーダースーツを武器にインバウンド需要の取り込みを進めている。商品面では、企画から生産、販売までを一気通貫で手掛けるSPAモデル※を基盤に、顧客ニーズを迅速に反映した商品開発と安定供給を実現しており、物流効率化と組み合わせることでコスト上昇局面でも収益性を維持及び向上しやすい構造を構築しつつある。さらに、接客品質を支える人材育成や、ネットマーケティングを軸としたオムニチャネル戦略の推進により、体験価値とブランド力の向上を図る。レディースオーダーやオンラインサービスといった新たな成長ドライバーも市場環境を踏まえれば現実味があり、戦略の着実な実行による安定成長と収益基盤の一段の強化を期待したい。
※ 企画・製造から販売までを自社で一貫して行い、コスト管理と顧客ニーズへの迅速な対応を可能にするビジネスモデルのこと。
■Key Points
・オーダースーツを軸に広がるパーソナルウェア事業、体験価値と価格競争力を両立するブランド戦略を展開
・2026年7月期第1四半期の売上は堅調なスタート、営業損失の要因は新規出店など先行投資によるもの
・2026年7月期通期は既存店売上の拡大及び新規出店効果により増収増益へ、利益面はやや保守的な見通しか
・中長期的には既存事業の深化、成長ドライバーの育成、収益構造の強化により持続的成長を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)
<HN>
グローバルスタイル<7126>は、メンズを中心にオーダースーツ及びオーダーシャツ等の企画・販売を手掛けている。高品質な生地を国内外から豊富に取り揃えつつ、比較的手に取りやすい価格帯を実現することで、オーダー服の裾野拡大を図っている点が特徴である。「GINZA Global Style」を中核ブランドとして全国主要都市に出店しており、2025年12月末時点で41店舗を構える。同社の特徴は、オーダーでありながら価格競争力と体験価値を両立している点にある。受注生産と分業体制による効率的なサプライチェーンにより、オーダー特有の高コスト構造を抑制し、プライベートフィッティングルームやカフェ併設などの店舗設計により、来店そのものを価値ある体験へと昇華させている。また、豊富な生地バリエーションや複数価格帯の業態展開により、若年層からハイクラス層まで幅広い顧客層をカバーできる点も競争優位性となっている。
1. 2026年7月期第1四半期の業績概要
2026年7月期第1四半期の業績は、売上高が前年同期比7.4%増の2,244百万円、営業損失が207百万円(前年同期は184百万円の損失)、経常損失が194百万円(同175百万円の損失)、四半期純損失が147百万円(同150百万円の損失)となった。売上高は、既存店における来店客数及び客単価の底堅い推移に加え、2025年10月に新規出店した「GINZA Global Style COMFORT 吉祥寺店」が想定通りに立ち上がり、増収寄与した。一方で、販管費は主に新規出店に伴う人件費や地代家賃の増加、広告宣伝費の積極投下により同8.4%増加した。これは中長期的な成長を見据えた先行投資によるものであり、将来の顧客基盤拡大と収益成長に資する施策である。足元の増収基調や売上総利益率の改善(前年同期比0.2ポイント増)とあわせて見れば、同社の成長戦略は着実に進展していると考えられる。
2. 2026年7月期の業績見通し
2026年7月期の通期業績は、売上高が前期比9.8%増の12,588百万円、営業利益が同6.0%増の850百万円、経常利益が同5.4%増の866百万円、当期純利益が同5.9%増の533百万円と増収増益の見通しである。売上面は、既存店舗の売上が堅調に推移することに加え、2025年10月に出店した「GINZA Global Style COMFORT 吉祥寺店」、同年11月に出店した「GINZA Global Style COMFORT ららぽーと和泉店」の2店舗が増収寄与すると見込まれる。オーダースーツ市場では、価格と品質のバランスを重視する消費者志向が続いており、同社の提供価値が引き続き支持される見通しである。同社が注力している取り組みとして、インバウンド需要の取り込みが挙げられる。2025年7月から全店舗で免税対応及び国際配送サービスを開始し、訪日外国人が購入しやすい環境を整備した。欧米ではオーダースーツの価格が日本の数倍に達することも多く、比較的安価で高品質なスーツを提供できる点が競争力となっている。また、自社サイトの英語表記対応や英語での接客が可能なスタッフの配置を進めるなど、受け入れ体制の強化も奏功すると見られる。
3. 中長期の成長戦略
同社は、既存事業の競争力を一段と高めつつ、新たな需要領域やチャネルを取り込むことで持続的な収益成長を目指している。同社はオーダースーツ市場において、国内有数の生地品揃え、価格競争力、ファッション性を兼ね備えた独自のポジションを確立しており、これまで培ってきた強みを基軸に多面的な成長戦略を展開していく。中核となるのは、関東圏を中心とした計画的な新規出店による来店客数の拡大であり、体験型店舗への進化を通じて来店頻度の向上やリピート需要の創出につなげる点が特徴である。加えて、免税及び国際配送サービスの開始や英語対応の強化により、価格面・品質面で優位性のある日本製オーダースーツを武器にインバウンド需要の取り込みを進めている。商品面では、企画から生産、販売までを一気通貫で手掛けるSPAモデル※を基盤に、顧客ニーズを迅速に反映した商品開発と安定供給を実現しており、物流効率化と組み合わせることでコスト上昇局面でも収益性を維持及び向上しやすい構造を構築しつつある。さらに、接客品質を支える人材育成や、ネットマーケティングを軸としたオムニチャネル戦略の推進により、体験価値とブランド力の向上を図る。レディースオーダーやオンラインサービスといった新たな成長ドライバーも市場環境を踏まえれば現実味があり、戦略の着実な実行による安定成長と収益基盤の一段の強化を期待したい。
※ 企画・製造から販売までを自社で一貫して行い、コスト管理と顧客ニーズへの迅速な対応を可能にするビジネスモデルのこと。
■Key Points
・オーダースーツを軸に広がるパーソナルウェア事業、体験価値と価格競争力を両立するブランド戦略を展開
・2026年7月期第1四半期の売上は堅調なスタート、営業損失の要因は新規出店など先行投資によるもの
・2026年7月期通期は既存店売上の拡大及び新規出店効果により増収増益へ、利益面はやや保守的な見通しか
・中長期的には既存事業の深化、成長ドライバーの育成、収益構造の強化により持続的成長を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)
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