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昭栄薬品 Research Memo(1):2026年3月期中間期の売上高、売上総利益は過去最高を更新
配信日時:2026/01/13 12:41
配信元:FISCO
*12:41JST 昭栄薬品 Research Memo(1):2026年3月期中間期の売上高、売上総利益は過去最高を更新
■要約
昭栄薬品<3537>は、オレオケミカル(植物由来の天然油脂を原料とする化学製品)を主力とする化学品商社で、オレオケミカルとそれを原料とする中間製品の界面活性剤が主力商品である。化学品事業のほかに日用品事業と土木建設資材事業を展開し、海外は子会社と連携し、事業拡大を図っている。
1. 2026年3月期中間期の業績概要
2026年3月期中間期は、売上高13,363百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益240百万円(同22.1%減)、経常利益359百万円(同11.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益241百万円(同14.3%減)となった。売上高、売上総利益は過去最高を更新したものの、販管費の増加が利益を圧迫し、営業減益となった。ただし、当初から想定内であり、営業利益は期初予想を上回る進捗となった。主力の化学品事業において、主原料である天然油脂価格が堅調な動きとなり販売価格は比較的高値で推移した。数量ベースでも自動車関連を中心に需要は底堅く推移し、全体の増収に寄与した。利益面では、仕入価格上昇に伴う売上総利益率の低下に加え、人件費の増加や株主優待制度の変更に関連する先行費用により、販管費が前年同期比13.3%増となった。
2. 2026年3月期の業績見通し
2026年3月期の業績は、売上高24,464百万円(前期比2.2%減)、営業利益405百万円(同27.5%減)、経常利益594百万円(同21.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益417百万円(同20.9%減)と、期初予想を据え置いている。会社期初計画の売上高は、日用品事業は増収を見込むが、化学品事業と土木建設資材事業は前期の旺盛な需要に対する反動で減収見込みであることから、全体では微減収を予想している。損益面では、天然油脂価格が高値からは下落する見込みであることから売上総利益率の低下を見込む一方で、販管費が増加することから、営業利益は2ケタ減益を予想している。ただし上期の業績が予想を上回ったことに加え、現時点では天然油脂価格相場も比較的高い水準にあることから、この予想が上振れする可能性は高いと弊社では見ている。
3. 中長期の成長戦略
同社では具体的な達成時期は示していないものの、「中長期目標」として連結売上高300億円以上、海外売上高比率10%以上を掲げている。この目標達成を目指すと同時に、「SDGsへの取り組み」「サステナブルな取り組み」「スタートアップ企業とのコラボレーション」など経営基盤の強化と事業領域の拡大に向けた諸策を推進する計画である。また、株主還元にも積極的な姿勢を示している。2025年5月に配当政策を変更し、普通配当については、今後累進配当を実施する方針とした。その結果、2025年3月期の年間配当は前期比1.0円増の39.0円(配当性向25.2%)に増配し、2026年3月期も39.0円(予想配当性向31.9%)を予定している。さらに「株主優待制度」も実施しており、株主は3月末には現金配当を、9月末には株主優待を受けられる。
■Key Points
・2026年3月期中間期の売上高、売上総利益は過去最高。営業減益となるも予想より上振れ
・2026年3月期もコスト増により減収減益を予想するも、上振れの可能性
・中長期目標として連結売上高300億円以上、海外売上高比率10%以上を掲げる
・2026年3月期は年間39.0円配を予定。株主優待の基準日を9月末日へ変更
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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昭栄薬品<3537>は、オレオケミカル(植物由来の天然油脂を原料とする化学製品)を主力とする化学品商社で、オレオケミカルとそれを原料とする中間製品の界面活性剤が主力商品である。化学品事業のほかに日用品事業と土木建設資材事業を展開し、海外は子会社と連携し、事業拡大を図っている。
1. 2026年3月期中間期の業績概要
2026年3月期中間期は、売上高13,363百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益240百万円(同22.1%減)、経常利益359百万円(同11.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益241百万円(同14.3%減)となった。売上高、売上総利益は過去最高を更新したものの、販管費の増加が利益を圧迫し、営業減益となった。ただし、当初から想定内であり、営業利益は期初予想を上回る進捗となった。主力の化学品事業において、主原料である天然油脂価格が堅調な動きとなり販売価格は比較的高値で推移した。数量ベースでも自動車関連を中心に需要は底堅く推移し、全体の増収に寄与した。利益面では、仕入価格上昇に伴う売上総利益率の低下に加え、人件費の増加や株主優待制度の変更に関連する先行費用により、販管費が前年同期比13.3%増となった。
2. 2026年3月期の業績見通し
2026年3月期の業績は、売上高24,464百万円(前期比2.2%減)、営業利益405百万円(同27.5%減)、経常利益594百万円(同21.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益417百万円(同20.9%減)と、期初予想を据え置いている。会社期初計画の売上高は、日用品事業は増収を見込むが、化学品事業と土木建設資材事業は前期の旺盛な需要に対する反動で減収見込みであることから、全体では微減収を予想している。損益面では、天然油脂価格が高値からは下落する見込みであることから売上総利益率の低下を見込む一方で、販管費が増加することから、営業利益は2ケタ減益を予想している。ただし上期の業績が予想を上回ったことに加え、現時点では天然油脂価格相場も比較的高い水準にあることから、この予想が上振れする可能性は高いと弊社では見ている。
3. 中長期の成長戦略
同社では具体的な達成時期は示していないものの、「中長期目標」として連結売上高300億円以上、海外売上高比率10%以上を掲げている。この目標達成を目指すと同時に、「SDGsへの取り組み」「サステナブルな取り組み」「スタートアップ企業とのコラボレーション」など経営基盤の強化と事業領域の拡大に向けた諸策を推進する計画である。また、株主還元にも積極的な姿勢を示している。2025年5月に配当政策を変更し、普通配当については、今後累進配当を実施する方針とした。その結果、2025年3月期の年間配当は前期比1.0円増の39.0円(配当性向25.2%)に増配し、2026年3月期も39.0円(予想配当性向31.9%)を予定している。さらに「株主優待制度」も実施しており、株主は3月末には現金配当を、9月末には株主優待を受けられる。
■Key Points
・2026年3月期中間期の売上高、売上総利益は過去最高。営業減益となるも予想より上振れ
・2026年3月期もコスト増により減収減益を予想するも、上振れの可能性
・中長期目標として連結売上高300億円以上、海外売上高比率10%以上を掲げる
・2026年3月期は年間39.0円配を予定。株主優待の基準日を9月末日へ変更
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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