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リケンNPR Research Memo(11):2026年3月期の配当予想を上方修正
配信日時:2026/01/06 10:41
配信元:FISCO
*10:41JST リケンNPR Research Memo(11):2026年3月期の配当予想を上方修正
■リケンNPR<6209>の成長戦略
5. 株主還元策
同社は株主への利益還元を経営上の重要課題と位置付け、成長と企業価値向上のための投資や財務の健全性とのバランスを考慮し、安定的な配当を継続して実施するとともに、機動的な自己株式取得を実施し、資本効率と総還元性向を意識した株主還元を行うことを基本方針としている。そして第一次中期経営計画では配当性向40%以上、自己株式取得を含めた3年平均の総還元性向70%以上、3年累計の自己株式取得100億円を目途として株主還元水準の引き上げを図る。これにより2027年3月期のDOEは3%水準となる見込みだ。この基本方針に基づき、2026年3月期の配当予想については2025年11月14日付で中間配当を5.00円上方修正して、前期比5.00円増配の135.00円(中間50.00円、期末85.00円)とした。予想配当性向は40.3%となる。自己株式取得については損益・財務状況や資本効率などを勘案して機動的に実施する。
6. サステナビリティ経営
同社は企業と社会の持続的成長を支えるため、サステナビリティ経営主要6項目(カーボンニュートラルへの取り組み強化、DE&Iの推進、地域コミュニティへの貢献、コーポレート・ガバナンスの向上、従業員エンゲージメント向上と人材育成戦略、安心・安全な職場の構築)を掲げてサステナビリティ経営を推進している。主要目標(KPI)としては2027年3月期にそれぞれ、GHG排出量を2014年3月期比39%削減(2031年3月期に51%削減)、女性管理職比率を国内3%以上・連結7%以上、男性育児休業取得率を国内50%以上、2024年3月期に制定した行動規範の実践度率を80%以上、従業員人材開発投資については2023年3月期比連結30%増を掲げている。2025年3月期末時点ではGHG排出量や男性育児休業取得率などが2027年3月期目標を達成している。カーボンニュートラルへの取り組み強化としては、キューポラ(鋳造設備)電気炉化、高効率設備への更新、太陽光発電導入、小型風力発電システム開発、再生可能エネルギー調達、グリーン電力証書購入、J-クレジット(カーボンオフセット)活用などを推進する。なお2025年3月にはリケンとNPRがそれぞれ、経済産業省及び日本健康会議が主催する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」に認定された。
シナジー創出など成長戦略の進捗に注目
7. 弊社の見方
自動車エンジン部品関連業界はEV化の流れなどの影響で厳しい事業環境が警戒されているが、EV化のスピードが鈍化する可能性が指摘されていることに加えて、ICE生き残りのシナリオも想定されるだけに、同社のピストンリング事業やベース事業は、適切な事業戦略によって引き続き安定的な収益が得られる可能性があり、こうした点を勘案すれば、自動車エンジン部品関連業界に対する投資家のイメージは、やや悲観的過ぎるのではないかと弊社では考えている。また経営統合シナジー創出に関しても、第一次中期経営計画の初年度(2025年3月期)の進捗状況はおおむね順調であり、同社が重点分野と位置付けているネクストコア事業も付加価値の高い熱エンジニアリング事業やEMC事業が拡大している。また、2026年4月に予定されている国内グループ組織再編の実施により、経営統合シナジーが加速することも期待される。これらのことから、成長戦略の進捗に引き続き注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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5. 株主還元策
同社は株主への利益還元を経営上の重要課題と位置付け、成長と企業価値向上のための投資や財務の健全性とのバランスを考慮し、安定的な配当を継続して実施するとともに、機動的な自己株式取得を実施し、資本効率と総還元性向を意識した株主還元を行うことを基本方針としている。そして第一次中期経営計画では配当性向40%以上、自己株式取得を含めた3年平均の総還元性向70%以上、3年累計の自己株式取得100億円を目途として株主還元水準の引き上げを図る。これにより2027年3月期のDOEは3%水準となる見込みだ。この基本方針に基づき、2026年3月期の配当予想については2025年11月14日付で中間配当を5.00円上方修正して、前期比5.00円増配の135.00円(中間50.00円、期末85.00円)とした。予想配当性向は40.3%となる。自己株式取得については損益・財務状況や資本効率などを勘案して機動的に実施する。
6. サステナビリティ経営
同社は企業と社会の持続的成長を支えるため、サステナビリティ経営主要6項目(カーボンニュートラルへの取り組み強化、DE&Iの推進、地域コミュニティへの貢献、コーポレート・ガバナンスの向上、従業員エンゲージメント向上と人材育成戦略、安心・安全な職場の構築)を掲げてサステナビリティ経営を推進している。主要目標(KPI)としては2027年3月期にそれぞれ、GHG排出量を2014年3月期比39%削減(2031年3月期に51%削減)、女性管理職比率を国内3%以上・連結7%以上、男性育児休業取得率を国内50%以上、2024年3月期に制定した行動規範の実践度率を80%以上、従業員人材開発投資については2023年3月期比連結30%増を掲げている。2025年3月期末時点ではGHG排出量や男性育児休業取得率などが2027年3月期目標を達成している。カーボンニュートラルへの取り組み強化としては、キューポラ(鋳造設備)電気炉化、高効率設備への更新、太陽光発電導入、小型風力発電システム開発、再生可能エネルギー調達、グリーン電力証書購入、J-クレジット(カーボンオフセット)活用などを推進する。なお2025年3月にはリケンとNPRがそれぞれ、経済産業省及び日本健康会議が主催する健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」に認定された。
シナジー創出など成長戦略の進捗に注目
7. 弊社の見方
自動車エンジン部品関連業界はEV化の流れなどの影響で厳しい事業環境が警戒されているが、EV化のスピードが鈍化する可能性が指摘されていることに加えて、ICE生き残りのシナリオも想定されるだけに、同社のピストンリング事業やベース事業は、適切な事業戦略によって引き続き安定的な収益が得られる可能性があり、こうした点を勘案すれば、自動車エンジン部品関連業界に対する投資家のイメージは、やや悲観的過ぎるのではないかと弊社では考えている。また経営統合シナジー創出に関しても、第一次中期経営計画の初年度(2025年3月期)の進捗状況はおおむね順調であり、同社が重点分野と位置付けているネクストコア事業も付加価値の高い熱エンジニアリング事業やEMC事業が拡大している。また、2026年4月に予定されている国内グループ組織再編の実施により、経営統合シナジーが加速することも期待される。これらのことから、成長戦略の進捗に引き続き注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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