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プリモGHD Research Memo(1):国内最大級ブライダルジュエリー企業。日本式の最高の顧客体験をアジアで展開
配信日時:2025/12/19 13:01
配信元:FISCO
*13:01JST プリモGHD Research Memo(1):国内最大級ブライダルジュエリー企業。日本式の最高の顧客体験をアジアで展開
■要約
プリモグローバルホールディングス<367A>は、東証スタンダード市場に上場するブライダルジュエリーの企画・販売企業である。「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」という企業理念の下、最高の商品及び顧客体験を提供するビジネスモデルで、主力ブランドである「I-PRIMO」「LAZARE DIAMOND」を核に国内外134店を展開している。ダイヤモンドと豊富なリングデザインを組み合わせて顧客の希望を反映するセレクトオーダースタイルと、ホスピタリティ重視の接客で差別化を図っており、国外においては、日本で培ったブランド・商品・顧客サービスを生かしつつ、各市場の特性を踏まえた多地域・マルチブランド展開を積極的に推進している。
1. 2025年8月期の業績概要
2025年8月期の業績は、売上収益で前期比12.5%増の28,002百万円、営業利益で同39.4%増の3,132百万円、事業利益※で同50.6%増の3,321百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益で同55.3%増の1,786百万円となった。マーケティング施策による集客増に加え、適時の価格転嫁も奏功し、売上収益、事業利益はいずれも過去最高を更新した。販管費のコントロールと価格見直しから、収益性も大きく向上している。中期経営計画で発表したガイダンス(2024年8月期〜2027年8月期売上収益CAGR(年平均成長率)5〜7%等)を上回るペースで業績は順調に伸長している。
※ 事業利益=売上収益-売上原価-販売費及び一般管理費
2. 2026年8月期業績見通し
2026年8月期通期の連結業績は、売上収益について前期比7.1%増の30,000百万円、営業利益は同16.5%増の3,650百万円、税引前利益は同17.1%増の3,200百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同21.5%増の2,170百万円と、いずれも過去最高を更新する予想である。海外事業の収益改善が続くなか、店舗展開については、中国本土(3店舗)及び東南アジア(マレーシア1店舗)の出店時期を中期経営計画よりも1期前倒しする予定である。足元の貴金属価格の価格変動は大きいが、ブライダルジュエリーの需要は安定しており、計画達成に向け順調に進捗するものと考える。
3. 中期経営計画
中期経営計画(2025年8月期〜2027年8月期)では、国内・海外それぞれの市場において一層の成長を目指すとしている。国内では、ブランド価値と顧客体験のさらなる向上のために、人財教育や店舗への投資、新商品・サービスの開発を進める。海外においては、日本で培ったブランド・商品・顧客サービスをアジアにおいても多地域展開を進める。定量目標としては、売上収益CAGR5〜7%程度、事業利益CAGR10〜15%程度、事業利益率12%以上(2027年8月期)、ROE13%以上(2027年8月期)を掲げている。具体的な施策としては、1) 海外展開戦略、2) マルチブランド戦略、3) CRM戦略によるLTV拡大で、なかでも、中国本土事業の黒字化を受けた再出店とマレーシア進出の前倒しなど海外展開が順調に進捗する場合は、業績上のアップサイドが大きい。
■Key Points
・日本全国で展開する国内最大級のブライダルジュエリー企業
・他社に先駆けて海外に進出し、売上収益、事業利益は過去最高を更新
・国内のシェア拡大と、出店余地の大きい海外が成長ドライバー
・最高の顧客体験を支える人財育成に強み
・国内ブライダルジュエリー市場は需要安定・単価上昇傾向が継続
(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦 健太郎)
<HN>
プリモグローバルホールディングス<367A>は、東証スタンダード市場に上場するブライダルジュエリーの企画・販売企業である。「最高(プリモ)の夢(おもい)を最高(プリモ)の幸(かたち)に」という企業理念の下、最高の商品及び顧客体験を提供するビジネスモデルで、主力ブランドである「I-PRIMO」「LAZARE DIAMOND」を核に国内外134店を展開している。ダイヤモンドと豊富なリングデザインを組み合わせて顧客の希望を反映するセレクトオーダースタイルと、ホスピタリティ重視の接客で差別化を図っており、国外においては、日本で培ったブランド・商品・顧客サービスを生かしつつ、各市場の特性を踏まえた多地域・マルチブランド展開を積極的に推進している。
1. 2025年8月期の業績概要
2025年8月期の業績は、売上収益で前期比12.5%増の28,002百万円、営業利益で同39.4%増の3,132百万円、事業利益※で同50.6%増の3,321百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益で同55.3%増の1,786百万円となった。マーケティング施策による集客増に加え、適時の価格転嫁も奏功し、売上収益、事業利益はいずれも過去最高を更新した。販管費のコントロールと価格見直しから、収益性も大きく向上している。中期経営計画で発表したガイダンス(2024年8月期〜2027年8月期売上収益CAGR(年平均成長率)5〜7%等)を上回るペースで業績は順調に伸長している。
※ 事業利益=売上収益-売上原価-販売費及び一般管理費
2. 2026年8月期業績見通し
2026年8月期通期の連結業績は、売上収益について前期比7.1%増の30,000百万円、営業利益は同16.5%増の3,650百万円、税引前利益は同17.1%増の3,200百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同21.5%増の2,170百万円と、いずれも過去最高を更新する予想である。海外事業の収益改善が続くなか、店舗展開については、中国本土(3店舗)及び東南アジア(マレーシア1店舗)の出店時期を中期経営計画よりも1期前倒しする予定である。足元の貴金属価格の価格変動は大きいが、ブライダルジュエリーの需要は安定しており、計画達成に向け順調に進捗するものと考える。
3. 中期経営計画
中期経営計画(2025年8月期〜2027年8月期)では、国内・海外それぞれの市場において一層の成長を目指すとしている。国内では、ブランド価値と顧客体験のさらなる向上のために、人財教育や店舗への投資、新商品・サービスの開発を進める。海外においては、日本で培ったブランド・商品・顧客サービスをアジアにおいても多地域展開を進める。定量目標としては、売上収益CAGR5〜7%程度、事業利益CAGR10〜15%程度、事業利益率12%以上(2027年8月期)、ROE13%以上(2027年8月期)を掲げている。具体的な施策としては、1) 海外展開戦略、2) マルチブランド戦略、3) CRM戦略によるLTV拡大で、なかでも、中国本土事業の黒字化を受けた再出店とマレーシア進出の前倒しなど海外展開が順調に進捗する場合は、業績上のアップサイドが大きい。
■Key Points
・日本全国で展開する国内最大級のブライダルジュエリー企業
・他社に先駆けて海外に進出し、売上収益、事業利益は過去最高を更新
・国内のシェア拡大と、出店余地の大きい海外が成長ドライバー
・最高の顧客体験を支える人財育成に強み
・国内ブライダルジュエリー市場は需要安定・単価上昇傾向が継続
(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦 健太郎)
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