相場概況

日経平均は反落、AI関連株を中心に下落

配信日時:2025/12/18 15:54 配信元:FISCO
*15:54JST 日経平均は反落、AI関連株を中心に下落 15日の米国株式市場は続落。次期連邦準備制度理事会(FRB)議長が率いるハト派寄りの連邦公開市場委員会(FOMC)を期待した買いに寄り付き後、上昇。その後、NY連銀製造業景気指数や住宅市場指数を受けて成長懸念が強まり、相場は下落に転じた。ハイテクセクターのバブル懸念が存続したほか、雇用統計を警戒した売りが重しとなり、終盤にかけても軟調推移し、終了。セクター別では自動車・自動車部品が上昇した一方、テクノロジー・ハード・機器が下落した。米株式市場の動向を横目に、16日の日経平均は続落して取引を開始した。その後、寄付き直後は売り圧力が先行したものの、ドル円相場が円安水準で推移となる中、輸出関連株など一部の買い戻しが見られた。市場では米国の重要経済指標発表を控え、手控えムードが午前の取引全般に影響し、終日さえない値動きとなった。また、出来高は前日比でやや低調な推移となり、参加者の積極的な取引姿勢に慎重さが見られた。

 大引けの日経平均は前日510.78円安の49,001.50円となった。東証プライム市場の売買高は20億9342万株、売買代金は5兆1092億円、業種別ではパルプ・紙、水産・農林業、空運業が値上がり率上位、非鉄金属、電気機器、機械などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は65.3%、対して値下がり銘柄は31.2%となっている。

 個別では、リクルートHD<6098>、ベイカレント<6532>、コナミG<9766>、KDDI<9433>、テルモ<4543>、ニトリHD<9843>、7&iHD<3382>、セコム<9735>、エムスリー<2413>、キッコマン<2801>、トレンド<4704>、信越化<4063>、イオン<8267>、東京海上<8766>、ダイキン<6367>などの銘柄が上昇。

 一方、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファナック
<6954>、フジクラ<5803>、ファーストリテ<9983>、イビデン<4062>、レーザーテク<6920>、TDK<6762>、任天堂<7974>、アサヒ<2502>、ディスコ<6146>、第一三共<4568>、豊田通商<8015>、ホンダ<7267>などの銘柄が下落。
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