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TOKAI Research Memo(4):2026年3月期中間期業績は過去最高更新、全事業セグメントで増収増益(2)
配信日時:2025/12/16 13:04
配信元:FISCO
*13:04JST TOKAI Research Memo(4):2026年3月期中間期業績は過去最高更新、全事業セグメントで増収増益(2)
■業績動向
(3) CATV事業
TOKAIホールディングス<3167>のCATV事業の売上高は前年同期比2.6%増の18,522百万円、営業利益は同7.9%増の3,487百万円と連続増収増益となり、過去最高を更新した。地域密着の事業者として地域に根差した情報発信や番組制作に注力してきたことで、放送サービスの顧客件数が前年同期比4千件増の924千件となったほか、放送顧客に対して高品質かつ競争力のある価格でインターネットサービスのクロスセルを推進した結果、通信サービスも同19千件増の422千件と順調に増加したことが増収要因となった。利益面では、人件費を中心に販管費等が1.9億円増加したものの、顧客件数の増加による4.4億円の増益効果で吸収した。
(4) 建築設備不動産事業
建築設備不動産事業の売上高は前年同期比3.8%増の12,394百万円、営業利益は同27.1%増の980百万円と2期連続の増収増益となった。
売上高は、日産工業で展開する土木工事事業が公共予算執行の遅れ等により前年同期比27.8%減と落ち込んだものの、TOKAI等による建築・設備工事が同6.8%%増や不動産販売・管理事業が同4.5%増といずれも伸長し、増収要因となった。利益面でも、TOKAIにおける増収が寄与し2ケタ増益となった。
(5) アクア事業
アクア事業の売上高は前年同期比9.9%増の5,256百万円、営業利益は同40.8%増の468百万円と増収増益となり、過去最高を更新した。
大型商業施設等での催事営業やWeb、テレマーケティング等の非対面営業に注力したことにより、顧客件数が前年同期比27千件増の207千件と会社計画を上回るペースで伸長したことが増収要因となった。2023年より提供を開始した給水型浄水ウォーターサーバー「しずくりあ」の販売が好調で、件数増加の大半を占めた。同社では、既存の宅配水サービスの解約希望者に対して月額平均利用料が半分程度に安くなる「しずくりあ」を提案することで解約防止につなげており、「しずくりあ」の新規契約のうち、約1割が既存サービスからのリプレイスとなっているようだ。利益面では、顧客獲得費用等の増加で1.0億円の減益要因となったものの、顧客件数増加による増益2.4億円で吸収した。
(6) その他・調整額
その他の売上高は前年同期比7.9%増の2,731百万円となった。介護事業がデイサービスの利用者数が減少したことなどにより同2.6%減の701百万円となったものの、船舶修繕事業が受注増加により同10.8%増の867百万円となったほか、婚礼催事事業も法人・各種団体の一般宴会需要の増加により同1.9%増の556百万円と堅調に推移した。本社費用を含めた営業損失は3,729百万円(前年同期は3,647百万円の損失)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(3) CATV事業
TOKAIホールディングス<3167>のCATV事業の売上高は前年同期比2.6%増の18,522百万円、営業利益は同7.9%増の3,487百万円と連続増収増益となり、過去最高を更新した。地域密着の事業者として地域に根差した情報発信や番組制作に注力してきたことで、放送サービスの顧客件数が前年同期比4千件増の924千件となったほか、放送顧客に対して高品質かつ競争力のある価格でインターネットサービスのクロスセルを推進した結果、通信サービスも同19千件増の422千件と順調に増加したことが増収要因となった。利益面では、人件費を中心に販管費等が1.9億円増加したものの、顧客件数の増加による4.4億円の増益効果で吸収した。
(4) 建築設備不動産事業
建築設備不動産事業の売上高は前年同期比3.8%増の12,394百万円、営業利益は同27.1%増の980百万円と2期連続の増収増益となった。
売上高は、日産工業で展開する土木工事事業が公共予算執行の遅れ等により前年同期比27.8%減と落ち込んだものの、TOKAI等による建築・設備工事が同6.8%%増や不動産販売・管理事業が同4.5%増といずれも伸長し、増収要因となった。利益面でも、TOKAIにおける増収が寄与し2ケタ増益となった。
(5) アクア事業
アクア事業の売上高は前年同期比9.9%増の5,256百万円、営業利益は同40.8%増の468百万円と増収増益となり、過去最高を更新した。
大型商業施設等での催事営業やWeb、テレマーケティング等の非対面営業に注力したことにより、顧客件数が前年同期比27千件増の207千件と会社計画を上回るペースで伸長したことが増収要因となった。2023年より提供を開始した給水型浄水ウォーターサーバー「しずくりあ」の販売が好調で、件数増加の大半を占めた。同社では、既存の宅配水サービスの解約希望者に対して月額平均利用料が半分程度に安くなる「しずくりあ」を提案することで解約防止につなげており、「しずくりあ」の新規契約のうち、約1割が既存サービスからのリプレイスとなっているようだ。利益面では、顧客獲得費用等の増加で1.0億円の減益要因となったものの、顧客件数増加による増益2.4億円で吸収した。
(6) その他・調整額
その他の売上高は前年同期比7.9%増の2,731百万円となった。介護事業がデイサービスの利用者数が減少したことなどにより同2.6%減の701百万円となったものの、船舶修繕事業が受注増加により同10.8%増の867百万円となったほか、婚礼催事事業も法人・各種団体の一般宴会需要の増加により同1.9%増の556百万円と堅調に推移した。本社費用を含めた営業損失は3,729百万円(前年同期は3,647百万円の損失)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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