相場概況
日経平均は続落、米株高も材料出尽くしで売り優勢
配信日時:2025/12/11 15:52
配信元:FISCO
*15:52JST 日経平均は続落、米株高も材料出尽くしで売り優勢
前日10日の米国株式市場は上昇。連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備制度理事会
(FRB)が市場予想通り3会合連続で0.25%の利下げを決定後、ダウは上げ幅拡大、またナスダックはプラスに転じた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回同様2026年に1回(0.25%)の利下げが行われるとの見通しが示された。パウエル議長は会見で
「雇用の下振れリスクは最近上昇した模様」とし、「インフレリスクは上方向に傾いている」と述べ、「金融政策の道筋は前もって決めず会合ごとに決定を下す」との姿勢を示した。市場では思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がり、ダウ、ナスダックともに上げ幅を拡大する展開となった。セクター別では耐久消費財・アパレルが上昇、食・生活必需品小売が下落した。米株式市場の動向を横目に、11日の日経平均は反発して取引を開始した。寄り付き後は前日の米株高や円安・ドル高の動きを背景に買いが先行し、一時上昇幅を広げる場面もあった。ただ、前日の米国株の上昇や利益確定売りが出やすい局面もあり、取引には方向感に欠ける値動きとなった。為替市場は円安基調で推移し、輸出関連株への買いが意識される一方、景気敏感株を中心に戻り待ちの売りが進み、後場には下げ幅を広げる形で大引けを迎えた。
大引けの日経平均は前日453.98円安の50,148.82円となった。東証プライム市場の売買高は20億933万株、売買代金は5兆3,942億円、業種別では卸売業、証券・商品先物取引業、海運業などが値上がり率上位、情報・通信業、非鉄金属、電気・ガス業などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は12.8%、対して値下がり銘柄は84.6%となっている。
個別では、ソフトバンクG<9984>,東エレク<8035>,TDK<6762>,ファーストリテ<9983>,信越化<4063>,ファナック<6954>,日東電<6988>,コナミG<9766>,ソニーG<6758>,テルモ<4543>,イオン<8267>,住友電<5802>,フジクラ<5803>,村田製<6981>,豊田通商<8015>などの銘柄が下落。
一方、アドバンテスト<6857>,中外薬<4519>,三井物<8031>,富士フイルム<4901>,ダイキン<6367>,ディスコ<6146>,住友商<8053>,良品計画<7453>,リクルートHD<6098>,荏原<
6361>,パナHD<6752>,7&iHD<3382>,TOPPAN<7911>,イビデン<4062>,ニトリ
HD<9843>などの銘柄が上昇。
<FA>
(FRB)が市場予想通り3会合連続で0.25%の利下げを決定後、ダウは上げ幅拡大、またナスダックはプラスに転じた。FOMCメンバーによる政策金利の見通しは、前回同様2026年に1回(0.25%)の利下げが行われるとの見通しが示された。パウエル議長は会見で
「雇用の下振れリスクは最近上昇した模様」とし、「インフレリスクは上方向に傾いている」と述べ、「金融政策の道筋は前もって決めず会合ごとに決定を下す」との姿勢を示した。市場では思ったほどタカ派寄りではないとの見方から買い安心が広がり、ダウ、ナスダックともに上げ幅を拡大する展開となった。セクター別では耐久消費財・アパレルが上昇、食・生活必需品小売が下落した。米株式市場の動向を横目に、11日の日経平均は反発して取引を開始した。寄り付き後は前日の米株高や円安・ドル高の動きを背景に買いが先行し、一時上昇幅を広げる場面もあった。ただ、前日の米国株の上昇や利益確定売りが出やすい局面もあり、取引には方向感に欠ける値動きとなった。為替市場は円安基調で推移し、輸出関連株への買いが意識される一方、景気敏感株を中心に戻り待ちの売りが進み、後場には下げ幅を広げる形で大引けを迎えた。
大引けの日経平均は前日453.98円安の50,148.82円となった。東証プライム市場の売買高は20億933万株、売買代金は5兆3,942億円、業種別では卸売業、証券・商品先物取引業、海運業などが値上がり率上位、情報・通信業、非鉄金属、電気・ガス業などが値下がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は12.8%、対して値下がり銘柄は84.6%となっている。
個別では、ソフトバンクG<9984>,東エレク<8035>,TDK<6762>,ファーストリテ<9983>,信越化<4063>,ファナック<6954>,日東電<6988>,コナミG<9766>,ソニーG<6758>,テルモ<4543>,イオン<8267>,住友電<5802>,フジクラ<5803>,村田製<6981>,豊田通商<8015>などの銘柄が下落。
一方、アドバンテスト<6857>,中外薬<4519>,三井物<8031>,富士フイルム<4901>,ダイキン<6367>,ディスコ<6146>,住友商<8053>,良品計画<7453>,リクルートHD<6098>,荏原<
6361>,パナHD<6752>,7&iHD<3382>,TOPPAN<7911>,イビデン<4062>,ニトリ
HD<9843>などの銘柄が上昇。
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