みんかぶニュース 市況・概況
11日の株式相場見通し=反発、FOMC通過後の米株高に追随
配信日時:2025/12/11 08:00
配信元:MINKABU
11日の東京株式市場は主力株を中心に広範囲に買い優勢の地合いとなり日経平均株価は反発する公算が大きい。取引時間中はメジャーSQ算出をあすに控えていることで、先物を絡め値動きが荒くなることも考えられる。前日の欧州株市場では高安まちまちも独DAXや仏CAC40など主要国の株価は軟調が目立った。米国のFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を前に様子見姿勢が強かったが、下値を売り込むような動きもみられなかった。なお、ストックス・ヨーロッパ600はわずかながら上昇している。米国株市場では取引終盤になってNYダウが急上昇し上げ幅は一時600ドルを上回った。FOMCでは事前予想通り0.25%の追加利下げを決定した。これで3会合連続の利下げとなるほか、バランスシートの水準を維持するために短期債購入を開始することを明示、これが投資家のセンチメントを強気に傾けた。パウエル議長は記者会見で、今後の金融政策については経済指標を見極めたうえで判断するという姿勢を示したが、インフレに関しては比較的ハト派的な見解で株式市場にはフレンドリーな印象を与えている。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はマイナス圏での推移が続いていたが、FOMCの結果発表後に上昇に転じた。ただ、相対的に上げ幅は限られている。また、機関投資家がベンチマークとして重視するS&P500指数は一時最高値を上回る場面があった。東京市場ではFOMC後の米株高を受け、強調展開が予想されるが上値はそれほど伸びない可能性もある。外国為替市場ではFOMC後に一時1ドル=156円を割り込む水準まで急速にドル安・円高方向に振れており、輸出セクターには向かい風となるケースも考えられる。
10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比497ドル46セント高の4万8057ドル75セントと3日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同77.66ポイント高の2万3654.15だった。
日程面では、きょうは週間の対外・対内証券売買契約、10~12月期法人企業景気予測調査、11月のオフィス空室率、20年物国債の入札など。海外ではフィリピン中銀、スイス中銀、トルコ中銀が政策金利を開示、週間の米新規失業保険申請件数、9月の米貿易収支、9月の米卸売在庫・売上高、米30年債の入札など。
出所:MINKABU PRESS
Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況
