寄り付き概況
日経平均は95円高でスタート、豊田合成やゆうちょ銀行などが上昇
配信日時:2025/12/09 09:32
配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;50677.36;+95.42TOPIX;3390.64;+6.33
[寄り付き概況]
9日の日経平均は95.42円高の50677.36円と続伸して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は下落。ダウ平均は215.67ドル安の47739.32ドル、ナスダックは32.22ポイント安の23545.90で取引を終了した。ダウ、ナスダックともに上昇して始まるも下落に転じ、その後マイナス圏でのもみ合いとなった。市場は9日から始まるFOMCでは追加利下げを織り込んでいるが、会合後に発表されるFOMCメンバーによる最新の経済見通しや金利予測分布図(ドットチャート)で来年以降の利下げシナリオを見極めたいとするムードが強まった。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸したことが東京市場で半導体関連株などの株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=155円80銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。さらに、日経平均は昨日段階で50200円弱に位置する25日線が下値支持線となり、下値は堅いとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が上昇したことが東京市場で投資家心理を慎重にさせた。さらに、11日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が予定されており、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、寄り後、日経平均は一時下げに転じた。
セクター別では、ゴム製品、電気・ガス業、卸売業、建設業、機械などが値上がり率上位、その他製品、精密機器、不動産業、空運業、鉄鋼などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ディスコ<6146>、豊田合成<7282>、川崎重<7012>、ゆうちょ銀行<7182>、大成建<1801>、楽天グループ<4755>、安川電<6506>、東エレク<8035>、住友電工<5802>、ソフトバンクG<9984>、イビデン<4062>、ファナック<6954>、良品計画<7453>、東電力HD<9501>などが上昇。他方、住友ファーマ<4506>、JX金属<5016>、三井海洋<6269>、三井金属<5706>、フジクラ<5803>、キオクシアHD<285A>、キーエンス<6861>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、OLC<4661>、三菱電<6503>、アドバンテスト<6857>などが下落している。
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日経平均;50677.36;+95.42TOPIX;3390.64;+6.33
[寄り付き概況]
9日の日経平均は95.42円高の50677.36円と続伸して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は下落。ダウ平均は215.67ドル安の47739.32ドル、ナスダックは32.22ポイント安の23545.90で取引を終了した。ダウ、ナスダックともに上昇して始まるも下落に転じ、その後マイナス圏でのもみ合いとなった。市場は9日から始まるFOMCでは追加利下げを織り込んでいるが、会合後に発表されるFOMCメンバーによる最新の経済見通しや金利予測分布図(ドットチャート)で来年以降の利下げシナリオを見極めたいとするムードが強まった。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続伸したことが東京市場で半導体関連株などの株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=155円80銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。さらに、日経平均は昨日段階で50200円弱に位置する25日線が下値支持線となり、下値は堅いとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が上昇したことが東京市場で投資家心理を慎重にさせた。さらに、11日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が予定されており、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあり、寄り後、日経平均は一時下げに転じた。
セクター別では、ゴム製品、電気・ガス業、卸売業、建設業、機械などが値上がり率上位、その他製品、精密機器、不動産業、空運業、鉄鋼などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ディスコ<6146>、豊田合成<7282>、川崎重<7012>、ゆうちょ銀行<7182>、大成建<1801>、楽天グループ<4755>、安川電<6506>、東エレク<8035>、住友電工<5802>、ソフトバンクG<9984>、イビデン<4062>、ファナック<6954>、良品計画<7453>、東電力HD<9501>などが上昇。他方、住友ファーマ<4506>、JX金属<5016>、三井海洋<6269>、三井金属<5706>、フジクラ<5803>、キオクシアHD<285A>、キーエンス<6861>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、OLC<4661>、三菱電<6503>、アドバンテスト<6857>などが下落している。
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