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株式会社アーバネットコーポレーション×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(2)
配信日時:2025/11/28 11:32
配信元:FISCO
*11:32JST 株式会社アーバネットコーポレーション×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(2)
アーバネットコーポレーション<3242>
■質疑応答
●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。お話しいただいたとおり、第1四半期の決算が非常に良好でしたので、市場からの注目度も高まっていると感じています。
最初の質問ですが、御社の設立の経緯についてお聞かせください。どのようなきっかけや思いから、アーバネットコーポレーションを立ち上げられたのでしょうか。
■アーバネットコーポレーション 服部様
私は大学で建築を学び、将来建築業界でどの分野を専門にしていくかを考えておりました。当時、すでに50年以上前のことになりますが、ちょうど東京都内で分譲マンションが次々と登場し始めた時期でした。東京は土地が限られており、人口は増加している。そうした状況を踏まえ、将来的には戸建て住宅よりもマンションに多くの人が住む時代が来るだろうと考え、「マンションの専門家になりたい」という思いを抱くようになりました。
大学卒業後は、建築の仕事をしながら、建築だけでなく不動産の知識も同時に学びました。その中で、いずれは自らリスクを取って土地を購入し、その土地の魅力を最大限に引き出したマンションを自分の手でつくり、社会から評価を得たいという思いが強くなりました。長年、設計事務所を経営し設計業務に携わってきましたが、「いつかは自分で建てたものを世に送り出したい」という思いが高まり、1997年7月、47歳のときにアーバネットコーポレーションを設立いたしました。
当時は山一證券の破綻などがあり、バブル崩壊後の厳しい経済環境でしたが、それでも志を持って起業しました。おかげさまで現在は第29期を迎えることができております。
●DAIBOUCHOU
そうですよね。まさに経済が厳しい時期、いわば“真っ暗”な環境の中での創業だったわけですね。そうした状況下でも会社を立ち上げられた背景には、「良いマンションをつくりたい」というものづくりへの強いこだわりがあったのだと感じます。やはりアーバネットグループは、そうした“理想の住まいを形にする”という信念から始まったと理解してよろしいでしょうか。
■アーバネットコーポレーション 服部様
おっしゃるとおりです。当社の最大の特徴は、私自身が建築士・設計士として長年“ものづくり”に携わってきた経験を活かし、ものづくりにこだわったビジネスを追求することにあります。
そのため、創業当初から他社との差別化を図るために「6つのこだわり」を掲げています。少し長くなりますが、順にご説明いたします。
まず1つ目のこだわりは「立地へのこだわり」です。
先ほども触れましたが、東京都心でビジネスを行いたいと考え、特に23区内・駅徒歩10分以内というエリアに絞って都市型賃貸マンションを開発・一棟販売する方針を立てました。私は設計や土地の仕入れなど“ものづくり”の面には自信がありましたが、一方で、区分マンションのように販売活動を行うことは専門外でした。そこで、販売リスクを抑えるために「販売を伴わないビジネスモデル」を考案しました。つまり、投資家や法人が運用したいと思えるような、都心の良質な賃貸マンションを一棟単位で開発・販売するというスタイルです。
当時はまだ東京への人口流入が続いており、特に若年層向けの都市型賃貸住宅が不足していました。その需要を見据え、良質なマンションを供給することを使命とし、そこに当社の“ものづくり”のこだわりを注ぎ込んできました。その姿勢が今のアーバネットグループの事業基盤にもつながっていると考えています。
2つ目は「外観デザインへのこだわり」です。
スライドに映っている4つのマンション外観をご覧いただくとお分かりのとおり、すべてモノトーンを基調としています。私自身、個人的にもモノトーンが好きということもありますが、シンプルなモノトーンデザインは若い世代からの支持が非常に高く、日本の街並みにもよく調和します。たとえば瓦屋根や白壁など、日本の伝統的な風景にも自然に馴染む配色です。また、モノトーンは“流行の色”ではなく、昔から日本の原風景の中に存在してきた色です。建築デザインには、その時代ごとの流行があり、当時は新しく見えた色やデザインも、10年・20年と経つうちに「古い」と感じられることがあります。しかし、モノトーンであれば特定の時代を感じさせない普遍性があります。デザイン自体がしっかりしていれば、どれほど年月が経っても古びた印象を与えません。
そのため当社では、時代を超えて長く愛される建物をつくるために、外観デザインの基本としてモノトーンにこだわり続けています。こうしたデザイン哲学こそが、アーバネットの“ものづくり”の象徴であると考えています。
3つ目は「ユーザーニーズへのこだわり」です。
当社は、先ほど申し上げたように、物件を区分販売するのではなく、1棟単位で法人やファンド、リート、個人富裕層の方々に販売しています。購入されたお客様が、その建物を賃貸マンションとして運営・管理していく形ですので、当社自体が入居者(エンドユーザー)と直接関わる機会は多くありません。
しかし、当社は“ものづくり”を重視する企業として、最終的に住む人の満足度を把握できないのは問題であると考えました。そのため、実際に入居している方々を対象に、2年に1回、大規模なアンケート調査を実施しています。
さらに、当社物件に限らず、他社が供給する都市型賃貸マンションの入居者にもアンケートを行い、広くユーザーニーズを把握する取り組みも行っています。こうして得られたデータを詳細に分析し、入居者視点に立った住まいづくりへ反映させている点が、当社の大きな特徴です。
株式会社アーバネットコーポレーション×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)に続く
<KM>
■質疑応答
●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。お話しいただいたとおり、第1四半期の決算が非常に良好でしたので、市場からの注目度も高まっていると感じています。
最初の質問ですが、御社の設立の経緯についてお聞かせください。どのようなきっかけや思いから、アーバネットコーポレーションを立ち上げられたのでしょうか。
■アーバネットコーポレーション 服部様
私は大学で建築を学び、将来建築業界でどの分野を専門にしていくかを考えておりました。当時、すでに50年以上前のことになりますが、ちょうど東京都内で分譲マンションが次々と登場し始めた時期でした。東京は土地が限られており、人口は増加している。そうした状況を踏まえ、将来的には戸建て住宅よりもマンションに多くの人が住む時代が来るだろうと考え、「マンションの専門家になりたい」という思いを抱くようになりました。
大学卒業後は、建築の仕事をしながら、建築だけでなく不動産の知識も同時に学びました。その中で、いずれは自らリスクを取って土地を購入し、その土地の魅力を最大限に引き出したマンションを自分の手でつくり、社会から評価を得たいという思いが強くなりました。長年、設計事務所を経営し設計業務に携わってきましたが、「いつかは自分で建てたものを世に送り出したい」という思いが高まり、1997年7月、47歳のときにアーバネットコーポレーションを設立いたしました。
当時は山一證券の破綻などがあり、バブル崩壊後の厳しい経済環境でしたが、それでも志を持って起業しました。おかげさまで現在は第29期を迎えることができております。
●DAIBOUCHOU
そうですよね。まさに経済が厳しい時期、いわば“真っ暗”な環境の中での創業だったわけですね。そうした状況下でも会社を立ち上げられた背景には、「良いマンションをつくりたい」というものづくりへの強いこだわりがあったのだと感じます。やはりアーバネットグループは、そうした“理想の住まいを形にする”という信念から始まったと理解してよろしいでしょうか。
■アーバネットコーポレーション 服部様
おっしゃるとおりです。当社の最大の特徴は、私自身が建築士・設計士として長年“ものづくり”に携わってきた経験を活かし、ものづくりにこだわったビジネスを追求することにあります。
そのため、創業当初から他社との差別化を図るために「6つのこだわり」を掲げています。少し長くなりますが、順にご説明いたします。
まず1つ目のこだわりは「立地へのこだわり」です。
先ほども触れましたが、東京都心でビジネスを行いたいと考え、特に23区内・駅徒歩10分以内というエリアに絞って都市型賃貸マンションを開発・一棟販売する方針を立てました。私は設計や土地の仕入れなど“ものづくり”の面には自信がありましたが、一方で、区分マンションのように販売活動を行うことは専門外でした。そこで、販売リスクを抑えるために「販売を伴わないビジネスモデル」を考案しました。つまり、投資家や法人が運用したいと思えるような、都心の良質な賃貸マンションを一棟単位で開発・販売するというスタイルです。
当時はまだ東京への人口流入が続いており、特に若年層向けの都市型賃貸住宅が不足していました。その需要を見据え、良質なマンションを供給することを使命とし、そこに当社の“ものづくり”のこだわりを注ぎ込んできました。その姿勢が今のアーバネットグループの事業基盤にもつながっていると考えています。
2つ目は「外観デザインへのこだわり」です。
スライドに映っている4つのマンション外観をご覧いただくとお分かりのとおり、すべてモノトーンを基調としています。私自身、個人的にもモノトーンが好きということもありますが、シンプルなモノトーンデザインは若い世代からの支持が非常に高く、日本の街並みにもよく調和します。たとえば瓦屋根や白壁など、日本の伝統的な風景にも自然に馴染む配色です。また、モノトーンは“流行の色”ではなく、昔から日本の原風景の中に存在してきた色です。建築デザインには、その時代ごとの流行があり、当時は新しく見えた色やデザインも、10年・20年と経つうちに「古い」と感じられることがあります。しかし、モノトーンであれば特定の時代を感じさせない普遍性があります。デザイン自体がしっかりしていれば、どれほど年月が経っても古びた印象を与えません。
そのため当社では、時代を超えて長く愛される建物をつくるために、外観デザインの基本としてモノトーンにこだわり続けています。こうしたデザイン哲学こそが、アーバネットの“ものづくり”の象徴であると考えています。
3つ目は「ユーザーニーズへのこだわり」です。
当社は、先ほど申し上げたように、物件を区分販売するのではなく、1棟単位で法人やファンド、リート、個人富裕層の方々に販売しています。購入されたお客様が、その建物を賃貸マンションとして運営・管理していく形ですので、当社自体が入居者(エンドユーザー)と直接関わる機会は多くありません。
しかし、当社は“ものづくり”を重視する企業として、最終的に住む人の満足度を把握できないのは問題であると考えました。そのため、実際に入居している方々を対象に、2年に1回、大規模なアンケート調査を実施しています。
さらに、当社物件に限らず、他社が供給する都市型賃貸マンションの入居者にもアンケートを行い、広くユーザーニーズを把握する取り組みも行っています。こうして得られたデータを詳細に分析し、入居者視点に立った住まいづくりへ反映させている点が、当社の大きな特徴です。
株式会社アーバネットコーポレーション×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)に続く
<KM>
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