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株式会社ネクストジェン:2026年3月期上期決算説明文字起こし(5)
配信日時:2025/11/28 11:15
配信元:FISCO
*11:15JST 株式会社ネクストジェン:2026年3月期上期決算説明文字起こし(5)
ネクストジェン<3842>
上期のトピックスとして、1つご紹介したい事項があります。Microsoftが提供する「Microsoft Teams」は、Web会議ツールとして広く利用されており、特に大企業を中心に導入が進んでいます。このMicrosoft Teamsには、実は電話機能も備わっており、Web会議だけでなく電話システムとしても利用したいという企業が、近年少しずつ増えてきています。
ただし、Teamsの電話機能は従来の電話とそのままでは接続できず、日本の固定電話番号や既存の電話回線を直接つなぐことができません。内線として利用する分には非常に便利ですが、外線と連携しようとすると追加の仕組みが必要になる点が課題となっていました。
こうした課題に対して、当社が提供するSBCソフトウェア「NX-B5000」が今年の上期にMicrosoft社より接続認定を取得し、技術面・ビジネス契約面の双方で正式に認められました。これにより、当社は日本で初めて、Microsoft Teamsと従来の電話網をつなぐことができるソフトウェアを保有する企業となりました。さらに、この仕組みはクラウドサービスとしても提供可能であり、Teamsを活用する企業の外線連携ニーズに応える重要なソリューションとなっています。
こちらの図にあるとおり、Microsoft Teamsを利用しながら社内コミュニケーションを行いつつ、各種電話会社のサービスや従来の電話番号、あるいは既存の電話回線をそのまま使いたいというニーズがあります。また、古いPBXが残っている企業では、PBXとTeamsを連携させたいという要望も多く寄せられています。こうしたケースにおいて、当社のソフトウェアやクラウドサービスをご利用いただくことで、Teamsと従来の電話環境をシームレスに接続することが可能になります。
もう1つの取り組みとして、当社は「業務プロセス管理システム(BPM:Business Process Management)」の領域において、新規事業を開始しております。これを推進するため、上半期にドイツのCamunda社と契約を締結いたしました。Camundaは、近年「ローコード開発プラットフォーム」と呼ばれるカテゴリーに属する製品で、お客様の業務プロセスを可視化し、その業務フローを図式化することで、複雑なプログラムを詳細に書かずとも、業務アプリケーションを構築できる点が特徴です。
具体的には、現在の業務の流れを図として表現し、その図式化された業務フローをそのままプログラムとして自動生成し、プラットフォーム上で動作させることができます。生産性の向上や働き方改革の推進、AIを活用した自動化など、多様な企業課題を解決するためには、業務改善の基盤となるプラットフォームが必要となりますが、毎回プログラムを個別に作り込むことは非常に負担が大きいのが実情です。当社は、このプラットフォームを活用したソリューションを幅広い企業へ提供していきたいと考えております。
特にこの領域では、個別に業務プロセス管理へ取り組む企業は多く存在しますが、「電話の仕組み」や「コールセンター」、つまりお客様とのコミュニケーションの接点から得られた情報を、そのままシームレスにAIへ連携し、自動的に業務フローや業務処理までつなげる仕組みは、現状ほとんど実現されていません。コンタクトセンターで受け付けた情報は、多くの場合、人手により処理されたうえでCRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)へと集約されますが、そこから先の業務処理が自動化され、大きな効率化につながるケースはまだ多くありません。
当社は、この点において非常に優位性のある立場にあります。コミュニケーション領域のサービスを保有しているだけでなく、クラウドベースのプラットフォーム開発にも取り組んでいるため、双方の強みを掛け合わせることで、コミュニケーションとビジネスプロセスマネジメント、そして業務フローの処理をAIで統合する、新しい価値提供が可能になります。
こうした背景のもと、当社はCamunda社との契約を通じて、この取り組みをコアとなるプロダクトとして育てていく計画です。一見すると分かりにくいソリューションかもしれませんが、今後、この領域では非常に大きな市場が形成されていくと考えております。
以上で、トピックスを含めたご説明を終えさせていただきます。
最後にお知らせとして、株主名簿管理人の変更についてご案内いたします。今後は、みずほ信託銀行様に株主名簿管理人としてご担当いただく予定です。これにより、株主の皆様とのリレーション構築やコミュニケーション、当社からの情報発信を一層強化してまいりたいと考えております。新たな管理会社様と連携し、より良い体制を構築してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上で、私からの上期業績説明を終了させていただきます。本日は誠にありがとうございました。
<MY>
上期のトピックスとして、1つご紹介したい事項があります。Microsoftが提供する「Microsoft Teams」は、Web会議ツールとして広く利用されており、特に大企業を中心に導入が進んでいます。このMicrosoft Teamsには、実は電話機能も備わっており、Web会議だけでなく電話システムとしても利用したいという企業が、近年少しずつ増えてきています。
ただし、Teamsの電話機能は従来の電話とそのままでは接続できず、日本の固定電話番号や既存の電話回線を直接つなぐことができません。内線として利用する分には非常に便利ですが、外線と連携しようとすると追加の仕組みが必要になる点が課題となっていました。
こうした課題に対して、当社が提供するSBCソフトウェア「NX-B5000」が今年の上期にMicrosoft社より接続認定を取得し、技術面・ビジネス契約面の双方で正式に認められました。これにより、当社は日本で初めて、Microsoft Teamsと従来の電話網をつなぐことができるソフトウェアを保有する企業となりました。さらに、この仕組みはクラウドサービスとしても提供可能であり、Teamsを活用する企業の外線連携ニーズに応える重要なソリューションとなっています。
こちらの図にあるとおり、Microsoft Teamsを利用しながら社内コミュニケーションを行いつつ、各種電話会社のサービスや従来の電話番号、あるいは既存の電話回線をそのまま使いたいというニーズがあります。また、古いPBXが残っている企業では、PBXとTeamsを連携させたいという要望も多く寄せられています。こうしたケースにおいて、当社のソフトウェアやクラウドサービスをご利用いただくことで、Teamsと従来の電話環境をシームレスに接続することが可能になります。
もう1つの取り組みとして、当社は「業務プロセス管理システム(BPM:Business Process Management)」の領域において、新規事業を開始しております。これを推進するため、上半期にドイツのCamunda社と契約を締結いたしました。Camundaは、近年「ローコード開発プラットフォーム」と呼ばれるカテゴリーに属する製品で、お客様の業務プロセスを可視化し、その業務フローを図式化することで、複雑なプログラムを詳細に書かずとも、業務アプリケーションを構築できる点が特徴です。
具体的には、現在の業務の流れを図として表現し、その図式化された業務フローをそのままプログラムとして自動生成し、プラットフォーム上で動作させることができます。生産性の向上や働き方改革の推進、AIを活用した自動化など、多様な企業課題を解決するためには、業務改善の基盤となるプラットフォームが必要となりますが、毎回プログラムを個別に作り込むことは非常に負担が大きいのが実情です。当社は、このプラットフォームを活用したソリューションを幅広い企業へ提供していきたいと考えております。
特にこの領域では、個別に業務プロセス管理へ取り組む企業は多く存在しますが、「電話の仕組み」や「コールセンター」、つまりお客様とのコミュニケーションの接点から得られた情報を、そのままシームレスにAIへ連携し、自動的に業務フローや業務処理までつなげる仕組みは、現状ほとんど実現されていません。コンタクトセンターで受け付けた情報は、多くの場合、人手により処理されたうえでCRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)へと集約されますが、そこから先の業務処理が自動化され、大きな効率化につながるケースはまだ多くありません。
当社は、この点において非常に優位性のある立場にあります。コミュニケーション領域のサービスを保有しているだけでなく、クラウドベースのプラットフォーム開発にも取り組んでいるため、双方の強みを掛け合わせることで、コミュニケーションとビジネスプロセスマネジメント、そして業務フローの処理をAIで統合する、新しい価値提供が可能になります。
こうした背景のもと、当社はCamunda社との契約を通じて、この取り組みをコアとなるプロダクトとして育てていく計画です。一見すると分かりにくいソリューションかもしれませんが、今後、この領域では非常に大きな市場が形成されていくと考えております。
以上で、トピックスを含めたご説明を終えさせていただきます。
最後にお知らせとして、株主名簿管理人の変更についてご案内いたします。今後は、みずほ信託銀行様に株主名簿管理人としてご担当いただく予定です。これにより、株主の皆様とのリレーション構築やコミュニケーション、当社からの情報発信を一層強化してまいりたいと考えております。新たな管理会社様と連携し、より良い体制を構築してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上で、私からの上期業績説明を終了させていただきます。本日は誠にありがとうございました。
<MY>
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