注目トピックス 日本株
株式会社ネクストジェン:2026年3月期上期決算説明文字起こし(4)
配信日時:2025/11/28 11:14
配信元:FISCO
*11:14JST 株式会社ネクストジェン:2026年3月期上期決算説明文字起こし(4)
ネクストジェン<3842>
主な事業所や所在地などに大きな変更はございません。
市場環境と当社の主要製品について、この上半期に新たに生まれてきている動きや、注力している領域をご紹介いたします。
まず、当社は通話音声キャプチャリングシステムとして「LA-6000」というソフトウェア製品を展開しております。これをクラウドサービスとして提供する場合は「U-cube rec」という名称で販売しています。いずれも通話録音ソリューションであり、以前は特定業種のみが必要とするものでしたが、近年は一般企業でも通常の電話に録音を導入し、記録を活用するケースが増えてまいりました。
特に、NTTドコモビジネス様に当社の通話録音クラウドサービスを取り扱っていただいており、これにより全国の企業や官公庁へ導入が広がっています。最近では、AIを活用した会話内容の分析ニーズが高まり、人と顧客の対話をデータとして活かしたいという企業が増えております。
また、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策の重要性が高まっており、社員を守る目的で通話内容を録音しておく取り組みが多くの企業で進んでいます。こうした背景から、カスハラ対策用途でも当社の通話録音ソリューションの需要が拡大しております。
AI活用の観点では、企業が顧客との会話データをAIで解析するためには、電話システムとの連携が不可欠です。しかし、AI技術を提供する企業の多くは通信インターフェースの技術を持っておらず、従来の電話システム側もAI連携を前提とした構造になっておりません。この“技術のすき間”を埋めるべく、当社は通話録音システムを改良し、「AI」と「電話システム」「コンタクトセンターシステム」をつなぐ技術を提供しています。
近年、AIに取り組む企業が急増していることから、当社へ技術協力・開発協力を依頼する声が大幅に増えております。今後は、従来の通話録音にとどまらず、録音した内容をAIで解析し、業務に活かす高度な付加価値サービスが広がると見込んでいます。
当社の「LA-6000」および「U-cube rec」は、こうした市場変化を捉え、事業成長の柱となる製品群へと進化していると考えております。
こちらのスライドは、クラウド PBX 市場について簡単にご説明するものです。日本全国の企業は規模を問わず、何らかの電話システムを導入しており、その多くが従来型のハードウェア PBX、いわゆる社内交換機を利用してきました。市場調査会社のデータによれば、このハードウェア型PBX市場は年間約1,117億円規模とされています。
そのうち、2025年時点では約400億円がクラウドPBXへと置き換わっている状況です。今後は長い時間をかけて、1,000億円規模の従来型システムのビジネスが、徐々にクラウドベースの仕組みへ移行していくと予想されます。
こちらのスライドは、2030年までの市場予測を示したものですが、その後もクラウドPBXへの移行は継続し、ゆるやかに変化が進んでいくと見込んでおります。当社の音声関連ソリューションやクラウドサービスは、この市場にしっかりと根差しており、非常に大きなマーケットの中で拡大の余地が多く残されている領域です。
市場全体の移行には時間を要しますが、確実に増加していく成長市場であることは間違いありません。当社としては、この市場においてどれだけシェアを獲得できるかが今後の営業戦略の重要なポイントとなります。
一方、当社は150名程度の規模で全国を直接カバーすることは現実的ではありません。そのため、従来からPBXやビジネスフォンを扱ってこられた販売会社の皆さまを中立的なパートナーとしてお迎えし、協業体制を確立してきました。こうしたパートナー企業は年々増加しており、この広大な市場を当社の事業として取り込むための基盤が固まりつつあります。
クラウドサービスについては、ユーザー数(ID数)を基準とした利用状況を示しており、複数サービスのID総数が順調に増加していることを表すグラフとなっております。
現在、当社クラウドサービスのID数は約6万を突破し、前期末比で15%の増加となっています。今期は前期比で30%程度の伸びを見込んでおり、引き続き堅調な成長を続けております。
とりわけ、従来型PBXをクラウド化する「U-cube voice(クラウドPBX)」が着実に拡大しており、前年末と比べて11%増加しています。老朽化したPBXをクラウドサービスへ置き換えたいというお客様のリプレースニーズが背景にあり、この需要に応じて導入件数が伸びています。
さらに、「U-cube friends(SBC)」も利用が大きく伸びているサービスです。こちらはクラウドPBXと組み合わせて活用されることが多く、従来の電話番号をアナログ回線からIP回線へ移行したい場合や、拠点ごとに個別で契約していた電話回線を一カ所に集約してコスト削減を実現したい場合などに用いられます。このような用途ではSBCが必要となりますが、当社はこれをクラウドサービスとして提供できることが大きな特徴となっています。その結果、「U-cube friends」の利用IDは前期比69%増と大幅に伸長しており、今後もさらなる拡大が期待できる分野でございます。
株式会社ネクストジェン:2026年3月期上期決算説明文字起こし(5)に続く
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主な事業所や所在地などに大きな変更はございません。
市場環境と当社の主要製品について、この上半期に新たに生まれてきている動きや、注力している領域をご紹介いたします。
まず、当社は通話音声キャプチャリングシステムとして「LA-6000」というソフトウェア製品を展開しております。これをクラウドサービスとして提供する場合は「U-cube rec」という名称で販売しています。いずれも通話録音ソリューションであり、以前は特定業種のみが必要とするものでしたが、近年は一般企業でも通常の電話に録音を導入し、記録を活用するケースが増えてまいりました。
特に、NTTドコモビジネス様に当社の通話録音クラウドサービスを取り扱っていただいており、これにより全国の企業や官公庁へ導入が広がっています。最近では、AIを活用した会話内容の分析ニーズが高まり、人と顧客の対話をデータとして活かしたいという企業が増えております。
また、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策の重要性が高まっており、社員を守る目的で通話内容を録音しておく取り組みが多くの企業で進んでいます。こうした背景から、カスハラ対策用途でも当社の通話録音ソリューションの需要が拡大しております。
AI活用の観点では、企業が顧客との会話データをAIで解析するためには、電話システムとの連携が不可欠です。しかし、AI技術を提供する企業の多くは通信インターフェースの技術を持っておらず、従来の電話システム側もAI連携を前提とした構造になっておりません。この“技術のすき間”を埋めるべく、当社は通話録音システムを改良し、「AI」と「電話システム」「コンタクトセンターシステム」をつなぐ技術を提供しています。
近年、AIに取り組む企業が急増していることから、当社へ技術協力・開発協力を依頼する声が大幅に増えております。今後は、従来の通話録音にとどまらず、録音した内容をAIで解析し、業務に活かす高度な付加価値サービスが広がると見込んでいます。
当社の「LA-6000」および「U-cube rec」は、こうした市場変化を捉え、事業成長の柱となる製品群へと進化していると考えております。
こちらのスライドは、クラウド PBX 市場について簡単にご説明するものです。日本全国の企業は規模を問わず、何らかの電話システムを導入しており、その多くが従来型のハードウェア PBX、いわゆる社内交換機を利用してきました。市場調査会社のデータによれば、このハードウェア型PBX市場は年間約1,117億円規模とされています。
そのうち、2025年時点では約400億円がクラウドPBXへと置き換わっている状況です。今後は長い時間をかけて、1,000億円規模の従来型システムのビジネスが、徐々にクラウドベースの仕組みへ移行していくと予想されます。
こちらのスライドは、2030年までの市場予測を示したものですが、その後もクラウドPBXへの移行は継続し、ゆるやかに変化が進んでいくと見込んでおります。当社の音声関連ソリューションやクラウドサービスは、この市場にしっかりと根差しており、非常に大きなマーケットの中で拡大の余地が多く残されている領域です。
市場全体の移行には時間を要しますが、確実に増加していく成長市場であることは間違いありません。当社としては、この市場においてどれだけシェアを獲得できるかが今後の営業戦略の重要なポイントとなります。
一方、当社は150名程度の規模で全国を直接カバーすることは現実的ではありません。そのため、従来からPBXやビジネスフォンを扱ってこられた販売会社の皆さまを中立的なパートナーとしてお迎えし、協業体制を確立してきました。こうしたパートナー企業は年々増加しており、この広大な市場を当社の事業として取り込むための基盤が固まりつつあります。
クラウドサービスについては、ユーザー数(ID数)を基準とした利用状況を示しており、複数サービスのID総数が順調に増加していることを表すグラフとなっております。
現在、当社クラウドサービスのID数は約6万を突破し、前期末比で15%の増加となっています。今期は前期比で30%程度の伸びを見込んでおり、引き続き堅調な成長を続けております。
とりわけ、従来型PBXをクラウド化する「U-cube voice(クラウドPBX)」が着実に拡大しており、前年末と比べて11%増加しています。老朽化したPBXをクラウドサービスへ置き換えたいというお客様のリプレースニーズが背景にあり、この需要に応じて導入件数が伸びています。
さらに、「U-cube friends(SBC)」も利用が大きく伸びているサービスです。こちらはクラウドPBXと組み合わせて活用されることが多く、従来の電話番号をアナログ回線からIP回線へ移行したい場合や、拠点ごとに個別で契約していた電話回線を一カ所に集約してコスト削減を実現したい場合などに用いられます。このような用途ではSBCが必要となりますが、当社はこれをクラウドサービスとして提供できることが大きな特徴となっています。その結果、「U-cube friends」の利用IDは前期比69%増と大幅に伸長しており、今後もさらなる拡大が期待できる分野でございます。
株式会社ネクストジェン:2026年3月期上期決算説明文字起こし(5)に続く
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