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株式会社ネクストジェン:2026年3月期上期決算説明文字起こし(1)

配信日時:2025/11/28 11:11 配信元:FISCO
*11:11JST 株式会社ネクストジェン:2026年3月期上期決算説明文字起こし(1) ネクストジェン<3842>

■決算説明を受けてのFISCOアナリストコメント
・通信キャリア、一般企業、官公庁向けに音声を中心とする通信技術に関するソリューション及びサービスを手掛けている。インターネット技術を公衆電話交換網に持ち込み、日本初の全国規模のIP電話サービスを可能にした会社であり、グローバルスタンダード製品を輸入することで、初期の製品開発投資のリスクをコントロールし、内製化やクラウドサービス化なども含めて市場開拓を先行させるビジネスモデルを確立している。

・サブスク型ビジネスの安定的な成長により、2026年3月期 第2四半期(中間期)決算は、売上高で前年同期比18.4%増の1,894百万円、営業利益で同78.3%増の190百万円となり、通期業績予想である売上高3,800百万円(前期比4.9%増)、営業利益280百万円(同6.8%増)と比較しても、高い成長かつ順調な推移となっている。

・2028年3月期を最終年度とする中期経営計画の定量目標は売上高が5,000百万円、営業利益が400百万円。ボイスコミュニケーション事業は音声通信のクラウド移行に関する需要が徐々に拡大しており、契約数の増加による堅調な売上成長が見込まれる。同社が長年蓄積してきた音声コミュニケーション技術と業務プロセス、AIを一体化することで、新しい価値提供を目指していく。

・中期経営計画は、今期予想から最終年度に向けた営業利益のCAGRで+20%と高い成長となっている。積極的な株主還元と利益成長でROEも2桁が視野に入る状況下、利益とPERの切り上がりの両面が期待し得る状況が想定される。今期予想でPER20倍の評価だと、株価は1,350円を上回り、現状から約30%上方の水準となる。

・株主還元については、2026年3月期の年間配当は25.0円の計画であり、1株当たり当期純利益計画をもとに算出される配当性向は36.8%である。また、株主優待を新設しており、毎年3月末時点に同社株を200株以上保有する株主向けにQUOカード3,000円分を贈呈しており、配当と優待を合計した総還元利回りは4%近く、魅力的な水準となっている。

株式会社ネクストジェン:2026年3月期上期決算説明文字起こし(2)に続く

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