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GセブンHD Research Memo(4):2026年3月期中間期業績はM&A効果も寄与し、増収増益(1)

配信日時:2025/11/28 11:04 配信元:FISCO
*11:04JST GセブンHD Research Memo(4):2026年3月期中間期業績はM&A効果も寄与し、増収増益(1) ■G-7ホールディングス<7508>の業績動向

1. 2026年3月期中間期の業績概要
2026年3月期中間期の連結業績は、売上高で前年同期比9.6%増の110,658百万円、営業利益で同7.1%増の3,057百万円、経常利益で同7.5%増の3,275百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同9.7%増の2,238百万円となった。

売上高は主要業態の既存店売上高が堅調に推移したことに加えて、前期にグループ化し2025年4月にG-7スーパーマートに吸収合併されたボン・サンテ、新和自動車、G-7新流の売上が期初から寄与した結果、すべての事業セグメントで増収となり、過去最高を連続更新した。営業利益は人件費や店舗改装費の増加で業務スーパー事業が減益となったが、それ以外の事業セグメントの増益(精肉事業は損失の縮小)でカバーし、中間期として5期ぶりの増益となった。増収要因の約半分はM&A効果によるものと見られる。利益面では、のれん償却額の増加(143百万円増)も含めると影響は軽微だったと見られる。

2026年3月期中間期の出退店の動向は、新規出店が「業務スーパー」「お肉のてらばやし」などを中心に12店舗、退店が4店舗となり、中間期末の店舗数は648店舗と、前年同期末比18店舗増となった。なお、新業態としてワークウェアの企画・販売・製造を手掛ける(株)アグロワークスとFC契約を締結し、ワークウェア専門店「キーポイント」1店舗(大阪府摂津市)を事業譲受して、2025年7月より営業を開始した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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