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PCサービス Research Memo(2):パソコンやスマートフォン等のトラブルなどを解決するサービスを提供

配信日時:2025/11/26 13:02 配信元:FISCO
*13:02JST PCサービス Research Memo(2):パソコンやスマートフォン等のトラブルなどを解決するサービスを提供 ■日本PCサービス<6025>の事業内容

同社グループは、パソコンやスマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、デジタル家電等のネットワーク対応機器に関する設定設置やトラブルに対し、訪問や店舗への持ち込みまたは電話で対応・解決するサービスを提供している。サービス内容によって、フィールドサポート事業と会員サポートセンター事業に区分しており、売上高の約8割をフィールドサポート事業で占めている。

(1) フィールドサポート事業
パソコンやスマートフォン、タブレット端末及びIoT機器等のトラブルを解決するサービスを直営店や加盟店・FC店にて年中無休で提供している。売上高の約4割を占める駆けつけサポートは、顧客からの依頼をコールセンターで受け、即日訪問を基本に最寄りの直営店(2025年8月末時点で15店舗。以下同)または加盟店(256店舗)に対して作業手配を行っている。駆けつけサポートの年間対応件数は約6万件(うち個人向けが83.9%)で、Web等を通じた自社集客が57.8%を占め、残りが提携先からの紹介案件となる。1件当たりの平均売上単価は約3万円で、加盟店に手配した場合は作業料金の約4割を手数料収入として売上計上している。

代行設定サポートは、提携企業の顧客に対してパソコンやネットワーク対応機器などの設定を代行して行うサービスで、対応件数は年間約3万件、2025年8月期の平均売上単価は約1.4万円であった。そのほか、キッティングサービスも行っている。また、子会社のスマホスピタルではスマートフォンやゲーム機などの持ち込み修理やパーツ販売などを直営店(34店舗)及びFC店(75店舗)で展開しているほか、大手通信事業者にて公式スマホ修理窓口の運営受託なども行う。店舗持込みの年間対応件数は約11万件※(うち個人向けが9割以上)で、自社集客が99.7%を占める。1件当たりの平均売上単価は約1万3千円で、FC店からは加盟料と固定のロイヤリティを徴収しているほか、パーツ品なども販売している。

※ 直営店とFC店の合算件数。

(2) 会員サポートセンター事業
会員サポートセンター事業では、同社の会員や提携企業の会員に対して、電話やリモート(遠隔操作)により、パソコンをはじめとするネットワーク対応機器の設定・故障対応等のサービスをコールセンターにて提供し、現地訪問が必要な場合には訪問サポートの案内を行っている。また、提携企業のコールセンター運営受託サービスも行っている。

同事業における2025年8月末の会員数は、個人向けが690千件(会員サービス381千件、保証・保険付きサービス308千件)、小規模法人向け保険付き保守サービスが433社となっている。個人向け会員サービスについては提携先企業が顧客に提供する会員サービス※の比率が98.5%と大半を占め、小規模法人向けについては逆に自社サービスの比率が93.3%を占めている。年間の新規獲得会員数は9万件程度、解約率は10%前後で推移しており、会員数は年々積み上がっている。売上高の約7割がパソコン関連、約2割がスマートフォン関連の会員サービスである。

※ NECパーソナルコンピュータ(株)の「LAVIEプレミアムサービス」等。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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