みんかぶニュース 市況・概況
<動意株・19日>(大引け)=イクヨ、日油、フォトシンスなど
配信日時:2025/11/19 15:32
配信元:MINKABU
イクヨ<7273.T>=全般軟調地合いのなか動意含み。一時44円高の925円まで上値を伸ばす場面があった。同社は自動車の内装や外装に使う部品の製造を手掛けるが、中国資本が筆頭株主となっており、現在はビットコイン購入や仮想通貨採掘など暗号資産分野への展開に注力している。18日取引終了後、デジタルアセットマイニング事業で計画していた1400台のマイニングマシンすべての設置・稼働が完了したことを発表した。これにより先行稼働時の400台体制と比較して3.5倍のマイニング能力に拡大されたことになる。これを手掛かり材料にリバウンドを狙った買いが優勢となっている。
日油<4403.T>=切り返し急。同社は油脂化学系製品大手で防衛関連株としても位置付けられている。26年3月期の業績予想は売上高が前期比8.4%増の2584億円、最終利益は同4.7%増の382億円。連続最高益の更新を計画する。18日に中間期の業績説明会の資料を自社のホームページ上に公開。19日にはスクリプト付きの資料を掲載した。化薬事業では防衛関連製品の売り上げの大幅な増加を背景に増収増益を予想。医薬・医療・健康事業も堅調に推移すると想定している。今後については自動車用ランプ向けの防曇材でシェア拡大に取り組む方針や、海底地盤の強度などの数値データを取得する「コーン貫入試験(CPT)」のサービスを拡大させる姿勢も示しており、見直し買いを誘う形となったようだ。
Photosynth<4379.T>=反発。きょう午前11時ごろ、インドアゴルフスクールを運営するステップゴルフ(東京都渋谷区)と協業を始めると発表した。ステップゴルフの全国の店舗にフォトシンスが展開する「Akerun入退室管理システム」を導入するとしており、サービスの利用拡大を好感した買いが入っている。両社によると、ステップゴルフの店舗は137店舗に上り、2035年までに2000店舗のオープンを目指している。
免疫生物研究所<4570.T>=異色人気。きょうで4日連続ストップ高。同社は今月12日に熊本大学、医薬基盤・健康・栄養研究所、CURED(熊本市)と出願していた「抗HIV抗体及びその製造方法」について、米国特許庁から特許査定の通知を受領したことを発表しており、これを契機に急速人気化した。同特許は親和性の高い完全ヒトモノクローナル抗体の物質特許で、日本、中国、香港、台湾で既に取得済みであったが、「米国の巨大マーケットで特許査定を受領したことの意義は大きい」(中堅証券アナリスト)という指摘がある。一方で、「HIV関連の特許については画期的とはいえ、まだ第一歩を踏み出した段階に過ぎず先は長い」(ネット証券アナリスト)という冷静な意見もあるが、株価は思惑先行のモメンタム相場に突入している。また、同社は業績面でも26年3月期上期(25年4~9月)決算は営業利益段階で前年同期比2.1倍化、とりわけ7~9月期では抗体関連事業の好調やコスト削減・生産性向上などの合理化効果の発現に伴い、同5.2倍化するなど利益拡大が加速している。株式需給面では信用買い残が積み上がっておらず、発行株数が900万株強の小型株ながら、大口の買い主体が観測されるなか前日までの直近2営業日で740万株以上の売買高をこなしていることは注目される。株式吸い上げによって市場に出回っている株式が品薄化していることも、人気に拍車をかける背景となっているもようだ。
フィル・カンパニー<3267.T>=急反発。18日の取引終了後、25年11月期の連結業績予想について、営業利益を5億5000万円から5億7500万円(前期比35.6%増)へ、純利益を3億2000万円から3億5000万円(同34.1%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を15円から20円(前期10円)へ引き上げたことが好感されている。第2四半期及び第3四半期に新規請負受注が計画を下回って推移したことから、売上高は100億円から82億円(同14.1%増)へ下方修正したが、開発案件の販売額が計画を上回ったことで売上総利益率が想定を上回る見通しであり、これが各利益を押し上げる。なお、配当は25年に創立20周年を迎えたことから5円の記念配当を実施する。
三精テクノロジーズ<6357.T>=3日続伸し上場来高値更新。同社は18日の取引終了後、保有するフジテック<6406.T>の全株式について、投資ファンドがフジテックに対して実施したTOB(株式公開買い付け)に応募することを決め、特別利益を計上する見込みとなったと発表。これを材料視した買いが株価をサポートしたようだ。TOBが成立し保有株式を売却した場合、三精テクノロは投資有価証券売却益として15億200万円の特別利益を計上する見込み。業績予想への影響について、修正が必要な場合には速やかに公表するとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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