みんかぶニュース 市況・概況
【↓】日経平均 大引け| 続落、日中関係の悪化警戒で消費関連が安い (11月17日)
配信日時:2025/11/17 18:25
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 50282.39
高値 50398.16
安値 49845.86
大引け 50323.91(前日比 -52.62 、 -0.10% )
売買高 23億8547万株 (東証プライム概算)
売買代金 6兆1873億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、朝方に一時500円超下げる場面も
2.AI・半導体関連買い戻しで下げ渋り一時上昇に転じる
3.中国当局が中国国民に日本への渡航控えるよう注意喚起
4.インバウンドなど中国関連が売られ、上値も重い展開に
5.エヌビディア決算発表が目前、買い手控えムードを助長
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比309ドル安と続落した。FRBの追加利下げ観測の後退や米経済を巡る不透明感から売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、前週末の欧州株全面安や米国株市場でNYダウが続落したことなどを受け、リスク回避目的の売りが優勢となった。ただ、日経平均株価は朝方に大きく下押したものの、その後は下げ渋る展開となった。
17日の東京市場は、前週末の欧米株市場の軟調な地合いを引き継ぎ、下値を探る展開となった。日経平均は朝方に500円超の下落をみせ、5万円大台を割り込む場面があったが、その後は日経平均寄与度の大きい値がさ株をはじめAI関連や半導体セクターの主力株が買われたことで下げ渋った。一時は急速に値を戻しプラス圏に切り返す場面もあったが、その後は再び上値の重い地合いとなった。中国当局が中国国民に対し日本への渡航を控えるように注意喚起を行ったことを受け、消費セクターの一角などインバウンド関連株への風当たりが強まった。今週は19日に米半導体大手エヌビディアの決算発表を控えることや、国内の新発10年債利回りが17年半ぶりの高水準となったことなどを警戒する動きが買い手控えムードを助長した。
個別では、サンリオ<8136>が大幅安。ファーストリテイリング<9983>、良品計画<7453>、FOOD & LIFE COMPANIES<3563>など消費関連株の下げが目立った。ソニーグループ<6758>、ニデック<6594>も売りが優勢だった。ネットプロテクションズホールディングス<7383>がストップ安に売り込まれ、アドバンスクリエイト<8798>、Appier Group<4180>なども急落。ベルーナ<9997>も大きく下値を探った。
半面、売買代金首位のキオクシアホールディングス<285A>が大幅反発、ソフトバンクグループ<9984>も押し目買いに切り返した。フジクラ<5803>、アドバンテスト<6857>なども買いが優勢だった。三井金属<5706>が値を飛ばし、三井E&S<7003>も物色人気。三井住友フィナンシャルグループ<8316>にも投資資金が流入した。ラックランド<9612>、電気興業<6706>、Orchestra Holdings<6533>がストップ高を演じ、メドレー<4480>、朝日インテック<7747>、FUJI<6134>なども値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、中外薬 <4519>、イビデン <4062>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約449円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ソニーG <6758>、ダイキン <6367>、良品計画 <7453>、日東電 <6988>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約325円。うち240円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)電気・ガス、(3)情報・通信業、(4)石油・石炭、(5)水産・農林業。一方、下落率の上位5業種は(1)証券・商品、(2)空運業、(3)小売業、(4)パルプ・紙、(5)輸送用機器。
■個別材料株
△博展 <2173> [東証G]
25年12月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△オープンH <3288> [東証P]
26年9月期連続最高益更新・増配計画で自社株買い実施へ。
△アジアQ <4261> [東証G]
26年6月末株主から株主優待制度を導入へ。
△オーケストラ <6533> [東証P]
1~9月は増収増益で株主優待制度を新設。
△電気興 <6706> [東証P]
9月中間期は最終黒字転換で自社株消却実施へ。
△安永 <7271> [東証S]
今期業績・配当予想を増額修正。
△朝日インテク <7747> [東証P]
7~9月営業益34%増。
△ブシロード <7803> [東証G]
7~9月大幅最終増益がサプライズ。
△マイクロアド <9553> [東証G]
株主優待制度の導入と26年9月期33%営業増益見通しを好感。
△ラックランド <9612> [東証P]
通期業績予想を上方修正し3期ぶりの配当計画も発表。
▼三越伊勢丹 <3099> [東証P]
中国が日本渡航自粛呼びかけインバウンド関連に売り圧力。
▼ニデック <6594> [東証P]
4~9月期営業82%減益で監査法人は「結論不表明」。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ラックランド <9612>、(2)電気興 <6706>、(3)オーケストラ <6533>、(4)サンアスタ <4053>、(5)デクセリ <4980>、(6)オープンH <3288>、(7)メドレー <4480>、(8)堀場製 <6856>、(9)朝日インテク <7747>、(10)FUJI <6134>。
値下がり率上位10傑は(1)ネットプロ <7383>、(2)Aクリエイト <8798>、(3)Appier <4180>、(4)F&LC <3563>、(5)CKD <6407>、(6)ミガロHD <5535>、(7)サンウェルズ <9229>、(8)ベルーナ <9997>、(9)三越伊勢丹 <3099>、(10)プレミアG <7199>。
【大引け】
日経平均は前日比52.62円(0.10%)安の5万0323.91円。TOPIXは前日比12.28(0.37%)安の3347.53。出来高は概算で23億8547万株。東証プライムの値上がり銘柄数は618、値下がり銘柄数は932となった。東証グロース250指数は698.53ポイント(10.01ポイント安)。
[2025年11月17日]
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