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NANO MRNA---通期売上106.4%上方修正、SBI証券から資金調達に成功
配信日時:2025/11/17 15:35
配信元:FISCO
*15:35JST NANO MRNA---通期売上106.4%上方修正、SBI証券から資金調達に成功
NANO MRNA<4571>は14日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比433.8%増の0.41億円、営業損失が3.99億円(前年同期は3.73億円の損失)、経常損失が3.84億円(同3.82億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失が4.40億円(同5.18億円の損失)となった。
なお、同日に通期業績修正を発表し、セオリアファーマからの売上を計上し106.4%の上方修正を行っている。
また、10月8日には、SBI証券およびSBI新生企業投資と業務提携し、新たに金融サービスへの参入を発表した。併せて、SBI証券から63億円規模の資金調達を実施することを発表し、第1弾として私募債25億円の資金調達を完了している。
同社は、今後、新たに金融サービス分野への本格参入を図るため、ホールディングス体制に移行し、株式・ファンド機能と長年に渡って蓄積したバイオ・ヘルスケア業界におけるR&Dをベースにしたインテリジェンスを強みにした革新的なビジネスモデル「ヘルスケア分野でのコングロマリット」を目指すとしている。単純なファンドと違いは、現在進行形で創薬開発を行っているがゆえの実務ベースの経験と業界におけるネットワークを保有していることを強みとする。
投資事業においては、同社が12月に新設する子会社「Nano Bridge Investment」がSBI新生企業投資と共同でファンドを運営し、RNA創薬、再生医療、AI創薬、新規DDS技術、医療機器、デジタルヘルスなどの先端革新的な技術を持つ企業を戦略的に買収し、開発を加速することにより企業のバリューアップを行うとし、同社のバイオ・ヘルスケア領域における専門性と、SBI証券・SBI新生企業投資の金融・投資ノウハウを融合させることで、グループ全体での企業価値の向上に向けた取り組みを行うこと目指すとしている。
RNA創薬事業の進捗状況として、臨床開発パイプラインTUG1 ASOに関しては、膠芽腫を対象とする医師主導第I相治験が最終の投与用量レベルとなる第4段階において、2例の用量制限毒性が発現し、本試験への被験者登録は終了となった。本第1相治験の途中経過については、2025年12月9日に開催予定の第43回日本脳腫瘍 学会学術集会(山形県天童市)において、名古屋大学医学部の齋藤竜太教授が発表される予定としている。
RUNX1 mRNAに関しては、子会社 PrimRNAのオーストラリア子会社(PrimRNA AU Pty Ltd)が、変形性膝関節症患者を対象とした第I相臨床試験につき、現地の規制当局である TGA(Therapeutic Goods Administration)への登録を完了しており、治験実施施設などと患者投与に向け最終調整中となっている。
また、mRNA医薬の研究開発については、NANO MRNA2.0としてパイプライン拡充の取り組みを開始している。2025年8月には、カイオム・バイオサイエンス<4583>のTribody(R)技術を始めとする最先端の抗体創薬技術と同社のmRNA創薬基盤技術の融合によるmRNAエンコード抗体の創出に向けた共同研究を開始した。さらに、mRNAを用いたin vivo CAR-T治療へのチャレンジも検討している。これらは、ヒトの体内で抗体医薬、またはCAR-T細胞を作らせるものであり、世界的に大きな注目を集める分野となっており、アライアンスにより早期に開発候補の創製を推進していくとしている。
2026年3月期通期について、同日、連結業績予想の修正を発表している。セオリアファーマ社からの売上が見込みを上回り、売上高が前期比44.0%増(前回予想比106.4%増)の1.56億円と情報修正となった。また、今後の新たな金融サービス事業に向けた取り組みを加速するため、今後のM&A費用等を新たに計上したことにより、営業損失が10.60億円(同0.94億円減)、経常損失が10.02億円(同1.45億円減)、親会社株主に帰属する当期純損失が10.61億円(同2.00億円減)としている。
<AK>
なお、同日に通期業績修正を発表し、セオリアファーマからの売上を計上し106.4%の上方修正を行っている。
また、10月8日には、SBI証券およびSBI新生企業投資と業務提携し、新たに金融サービスへの参入を発表した。併せて、SBI証券から63億円規模の資金調達を実施することを発表し、第1弾として私募債25億円の資金調達を完了している。
同社は、今後、新たに金融サービス分野への本格参入を図るため、ホールディングス体制に移行し、株式・ファンド機能と長年に渡って蓄積したバイオ・ヘルスケア業界におけるR&Dをベースにしたインテリジェンスを強みにした革新的なビジネスモデル「ヘルスケア分野でのコングロマリット」を目指すとしている。単純なファンドと違いは、現在進行形で創薬開発を行っているがゆえの実務ベースの経験と業界におけるネットワークを保有していることを強みとする。
投資事業においては、同社が12月に新設する子会社「Nano Bridge Investment」がSBI新生企業投資と共同でファンドを運営し、RNA創薬、再生医療、AI創薬、新規DDS技術、医療機器、デジタルヘルスなどの先端革新的な技術を持つ企業を戦略的に買収し、開発を加速することにより企業のバリューアップを行うとし、同社のバイオ・ヘルスケア領域における専門性と、SBI証券・SBI新生企業投資の金融・投資ノウハウを融合させることで、グループ全体での企業価値の向上に向けた取り組みを行うこと目指すとしている。
RNA創薬事業の進捗状況として、臨床開発パイプラインTUG1 ASOに関しては、膠芽腫を対象とする医師主導第I相治験が最終の投与用量レベルとなる第4段階において、2例の用量制限毒性が発現し、本試験への被験者登録は終了となった。本第1相治験の途中経過については、2025年12月9日に開催予定の第43回日本脳腫瘍 学会学術集会(山形県天童市)において、名古屋大学医学部の齋藤竜太教授が発表される予定としている。
RUNX1 mRNAに関しては、子会社 PrimRNAのオーストラリア子会社(PrimRNA AU Pty Ltd)が、変形性膝関節症患者を対象とした第I相臨床試験につき、現地の規制当局である TGA(Therapeutic Goods Administration)への登録を完了しており、治験実施施設などと患者投与に向け最終調整中となっている。
また、mRNA医薬の研究開発については、NANO MRNA2.0としてパイプライン拡充の取り組みを開始している。2025年8月には、カイオム・バイオサイエンス<4583>のTribody(R)技術を始めとする最先端の抗体創薬技術と同社のmRNA創薬基盤技術の融合によるmRNAエンコード抗体の創出に向けた共同研究を開始した。さらに、mRNAを用いたin vivo CAR-T治療へのチャレンジも検討している。これらは、ヒトの体内で抗体医薬、またはCAR-T細胞を作らせるものであり、世界的に大きな注目を集める分野となっており、アライアンスにより早期に開発候補の創製を推進していくとしている。
2026年3月期通期について、同日、連結業績予想の修正を発表している。セオリアファーマ社からの売上が見込みを上回り、売上高が前期比44.0%増(前回予想比106.4%増)の1.56億円と情報修正となった。また、今後の新たな金融サービス事業に向けた取り組みを加速するため、今後のM&A費用等を新たに計上したことにより、営業損失が10.60億円(同0.94億円減)、経常損失が10.02億円(同1.45億円減)、親会社株主に帰属する当期純損失が10.61億円(同2.00億円減)としている。
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