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ロココ---3Qは2ケタ増収増益、3事業部門いずれも増収を達成

配信日時:2025/11/17 15:16 配信元:FISCO
*15:16JST ロココ---3Qは2ケタ増収増益、3事業部門いずれも増収を達成 ロココ<5868>は14日、2025年12月期第3四半期(25年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.8%増の65.53億円、営業利益が同72.4%増の4.06億円、経常利益が同68.7%増の4.23億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同83.9%増の2.87億円となった。

ITO&BPO事業の売上高は43.03億円(前年同期比14.4%増)、セグメント利益(営業利益)は2.48億円(前年同期比72.1%増)となった。新規顧客・案件の獲得、既存取引先の増員・単価アップ、Windows11移行を背景とした機器販売の増加により、ITサービスマネジメント事業、カスタマーコミュニケーション事業、イベントサービス事業の売上及び利益が好調に推移した。ソリューション事業においては、前期に大型の施設向けソリューション導入案件があった影響で、前年同期比で売上及び利益が減少した。

クラウドソリューション事業の売上高は21.52億円(前年同期比17.1%増)、セグメント利益(営業利益)は1.55億円(前年同期比91.9%増)となった。企業におけるDX推進の流れにより、ServiceNow事業において新規契約を獲得し、売上及び利益ともに好調に推移した。システムソリューション事業では、2024年12月にファンクラブプラットフォーム運営事業を譲り受けた影響で売上が増加した他、既存顧客においても案件拡大があり、売上が増加した。一方、一部の案件で業務委託費等の原価が多くかかり、システムソリューション事業の利益は微減となった。HRソリューション事業では、前期に既存顧客に対する大型改修案件があった影響で、前年同期比で売上及び利益が減少した。

その他の売上高は3.33億円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益(営業利益)は0.02億円(前年同期比78.0%減)となった。海外事業は、外部顧客への売上高は減少したものの、グループ向けの開発保守案件や研究開発受託の売上高が増加した。費用面では、ポーランド子会社の新規設立や一部の子会社で人員数増加・賃率上昇を背
景とした人件費増加があり、売上の増加以上に費用が増加した。

2025年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.4%増の86.10億円、営業利益が同16.3%増の4.96億円、経常利益が同11.5%増の4.92億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.1%増の3.31億円とする期初計画を据え置いている。

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