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<動意株・24日>(前引け)=ケミプロ、東京機、コーテクHD

配信日時:2025/10/24 11:32 配信元:MINKABU
 ケミプロ化成<4960.T>=急速人気化で一時ストップ高。化学品メーカーで紫外線吸収剤や酸化防止剤などの添加剤や製紙用薬剤(顕色剤)、有機EL材料など電子材料にも展開する。商品開発力が高く、ペロブスカイト太陽電池材料の開発推進を標榜している点も注目ポイントといえる。産業技術総合研究所の「被災地企業等再生可能エネルギー技術シーズ開発・事業化支援事業」に採択されるなど実績を重ねている。ペロブスカイト太陽電池は国策支援の見込まれる分野で、高市早苗首相が総裁選で掲げた公約にもペロブスカイトの普及促進が盛り込まれており、思惑買いを呼び込んでいる。  東京機械製作所<6335.T>=物色人気でカイ気配。新聞向け輪転機の製造を主力とするが、高い技術力を横軸展開させFA分野にも領域を広げている。また、人工知能(AI)を活用した印刷の自動制御など最適化技術への取り組みにも余念がない。最近では、9月上旬に防衛省向けの搬送・格納に関する自動化・省人化装置を受注したことを発表、新境地開拓でマーケットの耳目を驚かせた。これを皮切りに今後は防衛分野向けの需要獲得にも期待がかかる。きょう午後に高市早苗首相が所信表明演説を行う予定だが、日本の防衛力強化に積極的な姿勢を示すことが予想され、2026年中に安保関連3文書の改定を目指す方針などにも言及する見通し。来週28日はトランプ米大統領との日米首脳会談を控え、防衛関連株に対するテーマ物色の流れが強まるなか、個人投資家好みの値ごろ感と小型材料株特有の魅力を内包する同社株に資金が集中する格好となったようだ。  コーエーテクモホールディングス<3635.T>=急反発。前日に下回った5日移動平均線を再び上に抜けてきた。ゲームソフト開発を手掛けており、「無双」シリーズなど歴史題材のソフトで他社と一線を画しユーザーのニーズを取り込んでいる。足もとの業績は既存タイトルが好調なほか、経費削減努力などが利益押し上げに寄与している。23日取引終了後、同社は26年3月期上期(25年4~9月)業績予想の修正を発表、営業利益段階で従来予想の50億円から78億円(前年同期比27%減)に大幅増額修正しており、これを好感する買いを引き寄せている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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