注目トピックス 日本株

クリレスHD Research Memo(4):中期経営計画で目指す立地ポートフォリオの強化に向けて順調な滑り出し

配信日時:2025/10/23 11:04 配信元:FISCO
*11:04JST クリレスHD Research Memo(4):中期経営計画で目指す立地ポートフォリオの強化に向けて順調な滑り出し ■クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の主な活動実績

1. 新規出店及びM&Aの実績
2026年2月期中間期は27店舗を新規出店し、通期計画37店舗に対しても順調に進捗した。内訳は、コアブランド11店舗、新(他)ブランド4店舗、JA全農コラボ9店舗、新規業務受託2店舗、海外FC1店舗と、コアブランドを軸にバランス良く構成されており、新たにスタートした中期経営計画で目指す立地ポートフォリオの強化に向けて順調に滑り出したと言える。特に新たなスキームでの業態開発※1をはじめ、グループFCでの地方出店※2や初期投資が発生しないコントラクト事業による郊外・地方都市への展開※3などで注目すべき成果を上げることができた。また、M&Aについては、埼玉のつけ麺有名店「狼煙」を2025年5月にグループインし、5店舗(つけ麺4店舗、手揉み中華そば中村1店舗)を取得した。

※1 創業160年老舗甘味処「紀の善」(神楽坂)ののれん承継や、グルメブランズカンパニー(ベーカリー会社)とクリエイト・ブランド・ラボ(新業態開発組織)による新業態「mugi bagel」(目黒)の出店等。
※2 「TANTO TANTO」(広島)、「一幻」(梅田)、「AWkitchen」「磯丸水産食堂」「海南鶏飯食堂」(以上3店舗は、ららぽーと安城)。
※3 2026年2月期中間期までにJA全農コラボやSA・PA内フードコードなど10店舗を受託した。同期第3四半期ではさらにゴルフ場レストランを含む12店舗の新規受託が予定されている(3Q累計で22店舗を予定)。

2. シナジー創出の取り組み
足元好調なラーメン事業(ヌードルブランド)の成長をにらみ、新たにグループインした狼煙を含む3社(他はYUNARI、一幻フードカンパニー)を合併し、(株)クリエイト・ヌードルズを設立することを公表した(2025年12月予定)。合併後の店舗数は41店舗(グループ内FC及び海外FC店舗を含む)となる。各ブランドの独自性は守りつつナレッジを集約し、新規出店による成長、シナジー追求、人財の流動化、製造拠点(セントラルキッチン)の集約効率化等を推進する計画だ。今後のM&Aのプラットフォームとしての役割が期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

<HN>

Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

ニュースカテゴリ