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NY株式:NYダウは515ドル高、政府機関の長期閉鎖や対中通商リスクが後退

配信日時:2025/10/21 06:07 配信元:FISCO
*06:07JST NY株式:NYダウは515ドル高、政府機関の長期閉鎖や対中通商リスクが後退 米国株式市場は続伸。ダウ平均は515.97ドル高の46706.58ドル、ナスダックは310.57ポイント高の22990.54で取引を終了した。

国家経済会議(NEC)のハセット委員長が週内の政府機関閉鎖終了の可能性を示唆し、リスク警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。さらに、トランプ大統領が会見で中国の習国家主席との会談を確認、通商合意に楽観的な見解を示したため期待感に一段高となった。さらに携帯端末アップル(AAPL)の上昇もけん引し、相場は続伸。終盤にかけて一段高となり、終了した。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器や銀行が上昇した一方、食・生活必需品が小幅安。

携帯端末のアップル(AAPL)はアイフォーン17の売り上げが米中で好調で、さらに、アナリストの投資判断引き上げで上昇。鉄鋼メーカーのクリーブランド・クリフス(CLF)は第3四半期決算が堅調だったほか、国内でのレアアース生産を検討すると発表し、上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は連邦航空局(FAA)が737マックス機の生産拡大計画を承認し、上昇。

オンライン旅行検索サービス会社のトリップアドバイザー(TRIP)は同社株全体の9%を保有する物言う投資家スターボードが21日に予定している会合で事業再編の具体策を発表する見通しで期待感に買われた。ディスカウント小売のアマゾン(AMZN)は同社のクラウドサービスAWSの大規模障害が報告されたが、復旧に連れ上昇した。

地銀のザイオンズ・バンコーポレーション(ZION)は取引終了後に第3四半期決算を発表。1株当たり利益が予想を上回ったほか、総預金額も予想に一致したため、時価外取引で買われている。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>

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