注目トピックス 市況・概況

注目銘柄ダイジェスト(前場):アンビス、アステリア、PRISMBioなど

配信日時:2025/10/20 12:00 配信元:FISCO
*12:00JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):アンビス、アステリア、PRISMBioなど 扶桑電通<7505>:1758円 カ -
ストップ高買い気配。先週末に25年9月期の業績予想を上方修正している。営業利益は従来予想の26億円から34.3億円、前期比83.8%増に引き上げ。第3四半期決算前に上方修正した水準をさらに大きく引き上げた格好。オフィス部門の売上高が従来想定を大きく上回る見込みとなったことが背景。つれて、年間配当金も従来計画の128円から174円にまで大きく引き上げている。


安永<7271>:760円 カ -
ストップ高買い気配。先週末に業績予想の上方修正を発表している。26年3月期営業利益は従来の8.5億円から14億円、前期比84.7%増に引き上げている。主としてエンジン部品事業において、国内及び北米市場向け需要が想定を上回っているもよう。新製品のスマホ向けベイパーチャンバー用ウィックについても想定比上振れのようだ。業績上振れに伴い、年間配当金も従来計画の10円から12円に引き上げ。


アスクル<2678>:1432円(-44円)
大幅続落。ランサムウエアに感染し、システム障害が発生したと発表している。現在のところシステムの復旧見通しは立っておらず、法人・個人向けの通販では受注・出荷業務を停止したもよう。19日に受けた注文はキャンセルするようだ。個人情報や顧客データなどの外部への流出については調査を進めている状況とされている。信用力の低下、並びに、目先の業績に対する悪影響などに警戒感が先行へ。


アンビス<7071>:522円(-75円)
大幅続落。先週末に遅延していた第3四半期の決算を発表、累計営業利益は47億円で前年同期比42.4%減となり、通期予想は従来の86.3億円から61億円、前期比42.5%減に下方修正している。拠点職員および本社職員の相当数が通常業務を離れ、特別調査委員会の調査協力に対応していた影響もあって、新規開設拠点の入居調整や訪問看護・訪問介護などの売上が想定を下回ったとしている。


アステリア<3853>:1376円(+146円)
大幅反発。三菱UFJ銀、三井住友銀行、みずほ銀行など大手3行が、日本円や米ドルなどの法定通貨と連動する「ステーブルコイン」を共同発行する方向で調整していることが分かったと報じられている。メガバンクが足並みを揃えることから、国内でのステーブルコイン普及が進むとの見方が優勢になっている。国産ステーブルコインの発行へ金融庁が承認と伝わった際に急伸した同社や電算システム、SPEEEなどの関連銘柄に買いが向かう展開へ。


タスキHD<166A>:677円(+12円)
反発。バリュークリエーションと空き家・古家DXにおいて戦略的パートナーシップの締結に合意した。第1フェーズとして、以下の取り組みを通じ不動産流通のさらなる加速を実現し、新たな事業価値の創出を目指す。<1>「解体の窓口」ユーザーのうち物件売却を希望するケースをタスキパートナーズへ送客し、空き家の解体だけでなく土地を含めた物件処分までカバーするトータルソリューションを提供<2>同社グループ事業で発生する解体工事について、「解体の窓口」プラットフォーム活用による工事費削減と事業機会の増加。


PRISMBio<206A>:165円(+5円)
反発。エーザイと共同創出したE7386について、欧州臨床腫瘍学会年次総会において、エーザイが臨床試験結果とバイオマーカー探索結果を発表する。エーザイが実施しているE7386とレンバチニブの併用療法を評価する進行中の非盲検臨床第Ib相試験拡大コホートの予備解析およびバイオマーカー探索が報告される予定である。E7386とレンバチニブの併用療法はプラチナ製剤を含む化学療法および抗PD-(L)1免疫療法の進行性子宮内膜がん患者に対する有望な抗腫瘍効果と管理可能な安全性が示されている。


グリーンエナ<1436>:2379円(+5円)
反発。17日の取引終了後に、鹿児島県鹿屋市における系統用蓄電池施設(定格出力1,999kW、公称容量8,000kWh)の受注契約を締結したことを発表し、好材料視されている。系統用蓄電池は、再生可能エネルギーの発電量変動を調整し、電力系統の安定化を図るために活用される大容量蓄電システムである。特に、近年の脱炭素社会の推進に伴い、電力の需給調整を行う蓄電池の重要性が高まっており、同社はこの分野におけるリーディングカンパニーとして、最適なソリューションを提供していくとしている。 <ST>

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