注目トピックス 市況・概況
14日の米国市場ダイジェスト:NYダウは202ドル高、利下げ期待が下支え
配信日時:2025/10/15 07:50
配信元:FISCO
*07:50JST 14日の米国市場ダイジェスト:NYダウは202ドル高、利下げ期待が下支え
■NY株式:NYダウは202ドル高、利下げ期待が下支え
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は202.88ドル高の46270.46ドル、ナスダックは172.91ポイント安の22521.70で取引を終了した。
対中関係悪化懸念が再燃し、寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、労働市場の下方リスク上昇を指摘したため10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が高まり、買いに転じた。トランプ大統領が大豆購入を巡り中国に報復措置を警告し失速したものの、終盤にかけ、ダウは上げ幅を拡大。ナスダックは下げを消せず、まちまちで終了した。セクター別では食・生活必需品小売が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)が同社の次世代チップを導入することが発表され上昇。オラクル(ORCL)は下落した。統合型レアアース生産企業のMPマテリアルズ(MP)、鉱業会社のクリティカル・メタルズ(CRML)は米中貿易摩擦を受け、需要増期待に、上昇。銀行のシティグループ(C)は第3四半期決算で株式トレーディングが好調で増収増益となり、上昇。同業ウエルズ・ファーゴ(WFC)は有形自己資本利益率(ROTCE)目標引き上げが好感され、上昇した。同業JPモルガン(JPM)は第3四半期決算で、トレーディング収入、投資銀行手数料が予想を上回り、強い内容を発表したが、ダイモン最高経営責任者(CEO)が信用市場に懸念を表明したことが嫌気され、下落。
ディスカウント小売のウオルマート(WMT)は人工知能(AI)開発のオープンAIとの提携で顧客が「チャットGPT」を通じた買い物が可能となるサービスを発表し、上昇。宅配ピザ会社のドミノ・ピザ(DPZ)は第3四半期の既存店売上高が予想を上回り、上昇した。
トランプ大統領は大豆巡る報復措置として中国との食用油の貿易停止を示唆した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:パウエルFRB議長が米労働市場の弱さ指摘、10月利下げ観測にドル反落
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円16銭から151円61銭まで下落し、151円82銭で引けた。ベッセント米財務長官が中国の鉱物規制強化を批判、一方、中国が韓国造船大手の米子会社へ報復制裁発表し米中貿易摩擦懸念が再燃しリスク回避の動きが強まった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、米労働市場の弱さを再度指摘、10月利下げ観測が強まり、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1547ドルから1.1615ドルまで上昇し、1.1602ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がECBの金融政策が「良い位置」との考を示し、当面金利が据え置かれるとの見方にユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は175円49銭から176円29銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3249ドルまで下落後、1.3332ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8049フランから0.8003フランまで下落。
■NY原油:反落で58.70ドル、一時58ドルを下回る
NY原油先物11月限は反落(NYMEX原油11月限終値:58.70 ↓0.79)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-0.79ドル(-1.33%)の58.70ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは57.68-59.82ドル。アジア市場で59.82ドルまで買われたが、地政学的リスク増大の懸念は緩和されており、その後は伸び悩んだ。ロンドン市場で57.68ドルまで値下がり。ただ、米国市場では押し目買いが入っており58.98ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では主に58.70ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 50.09ドル +1.23ドル(+2.51%)
モルガン・スタンレー(MS) 155.34ドル +0.21ドル(+0.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)770.76ドル -16.02ドル(-2.03%)
インテル(INTC) 35.63ドル -1.59ドル(-4.27%)
アップル(AAPL) 247.77ドル +0.11ドル(+0.04%)
アルファベット(GOOG) 246.19ドル +1.55ドル(+0.63%)
メタ(META) 708.65ドル -7.05ドル(-0.98%)
キャタピラー(CAT) 527.47ドル +22.71ドル(+4.49%)
アルコア(AA) 35.75ドル -0.50ドル(-1.37%)
ウォルマート(WMT) 107.21ドル +5.09ドル(+4.98%) <ST>
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は202.88ドル高の46270.46ドル、ナスダックは172.91ポイント安の22521.70で取引を終了した。
対中関係悪化懸念が再燃し、寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、労働市場の下方リスク上昇を指摘したため10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が高まり、買いに転じた。トランプ大統領が大豆購入を巡り中国に報復措置を警告し失速したものの、終盤にかけ、ダウは上げ幅を拡大。ナスダックは下げを消せず、まちまちで終了した。セクター別では食・生活必需品小売が上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はソフトウエア・メーカーのオラクル(ORCL)が同社の次世代チップを導入することが発表され上昇。オラクル(ORCL)は下落した。統合型レアアース生産企業のMPマテリアルズ(MP)、鉱業会社のクリティカル・メタルズ(CRML)は米中貿易摩擦を受け、需要増期待に、上昇。銀行のシティグループ(C)は第3四半期決算で株式トレーディングが好調で増収増益となり、上昇。同業ウエルズ・ファーゴ(WFC)は有形自己資本利益率(ROTCE)目標引き上げが好感され、上昇した。同業JPモルガン(JPM)は第3四半期決算で、トレーディング収入、投資銀行手数料が予想を上回り、強い内容を発表したが、ダイモン最高経営責任者(CEO)が信用市場に懸念を表明したことが嫌気され、下落。
ディスカウント小売のウオルマート(WMT)は人工知能(AI)開発のオープンAIとの提携で顧客が「チャットGPT」を通じた買い物が可能となるサービスを発表し、上昇。宅配ピザ会社のドミノ・ピザ(DPZ)は第3四半期の既存店売上高が予想を上回り、上昇した。
トランプ大統領は大豆巡る報復措置として中国との食用油の貿易停止を示唆した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:パウエルFRB議長が米労働市場の弱さ指摘、10月利下げ観測にドル反落
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円16銭から151円61銭まで下落し、151円82銭で引けた。ベッセント米財務長官が中国の鉱物規制強化を批判、一方、中国が韓国造船大手の米子会社へ報復制裁発表し米中貿易摩擦懸念が再燃しリスク回避の動きが強まった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、米労働市場の弱さを再度指摘、10月利下げ観測が強まり、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1547ドルから1.1615ドルまで上昇し、1.1602ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がECBの金融政策が「良い位置」との考を示し、当面金利が据え置かれるとの見方にユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は175円49銭から176円29銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3249ドルまで下落後、1.3332ドルまで上昇。ドル・スイスは0.8049フランから0.8003フランまで下落。
■NY原油:反落で58.70ドル、一時58ドルを下回る
NY原油先物11月限は反落(NYMEX原油11月限終値:58.70 ↓0.79)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-0.79ドル(-1.33%)の58.70ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは57.68-59.82ドル。アジア市場で59.82ドルまで買われたが、地政学的リスク増大の懸念は緩和されており、その後は伸び悩んだ。ロンドン市場で57.68ドルまで値下がり。ただ、米国市場では押し目買いが入っており58.98ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では主に58.70ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 50.09ドル +1.23ドル(+2.51%)
モルガン・スタンレー(MS) 155.34ドル +0.21ドル(+0.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)770.76ドル -16.02ドル(-2.03%)
インテル(INTC) 35.63ドル -1.59ドル(-4.27%)
アップル(AAPL) 247.77ドル +0.11ドル(+0.04%)
アルファベット(GOOG) 246.19ドル +1.55ドル(+0.63%)
メタ(META) 708.65ドル -7.05ドル(-0.98%)
キャタピラー(CAT) 527.47ドル +22.71ドル(+4.49%)
アルコア(AA) 35.75ドル -0.50ドル(-1.37%)
ウォルマート(WMT) 107.21ドル +5.09ドル(+4.98%) <ST>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況