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前場に注目すべき3つのポイント~波乱展開もAI関連株の押し目狙いスタンス~
配信日時:2025/10/14 08:58
配信元:FISCO
*08:58JST 前場に注目すべき3つのポイント~波乱展開もAI関連株の押し目狙いスタンス~
14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■波乱展開もAI関連株の押し目狙いスタンス
■良品計画、25/8営業利益 31.5%増 738億円、26/8予想 7.0%増 790億円
■前場の注目材料:三菱電機、昇降機の社員研修施設を新設、コロンビア首都に
■波乱展開もAI関連株の押し目狙いスタンス
14日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。13日の米国市場はNYダウが587ドル高、ナスダックは490ポイント高だった。トランプ米大統領やベッセント米財務長官の発言を受けて、対中関係の悪化懸念が後退し買戻しが強まった。半導体のブロードコムは「チャットGPT」を運営するオープンAIと、AI向けカスタム半導体やネットワーク機器の共同開発で複数年にわたり協力することで合意したと伝わり、ハイテク株が買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比605円安の47015円、円相場は1ドル=152円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まりそうだ。10日の米国市場では、米中関係悪化への警戒が広がったことで大きく下落したが、13日には買い戻されている。半導体やAI関連株への物色が強まっていることもあり、支援材料になりそうだ。一方で、国内要因では公明党が連立政権から離脱する方針を表明したことで、高市首相誕生か政権交代かを巡り、不透明感が増してきた。前週に高市トレードで上昇した巻き戻しの動きが強まりそうであり、先物主導での売り仕掛けの動きに向かわせよう。
ただし、日経225先物は10日の取引終了後のナイトセッションで一時45180円まで急落したが、祝日取引で買い戻されており46980円まで下げ幅を縮めている。高市トレードで積み上がったポジションを解消する動きは入るだろうが、AI関連株などへの押し目待ち狙いの買い意欲は強そうであり、イレギュラー的に下落する局面においては、押し目待ち狙いのスタンスに向かわせそうである。
立憲民主党と日本維新の会、国民民主党は14日午後、3党の幹事長が会談する方向であり、メディアの報道に振らされやすい需給状況になりそうである。指数インパクトの大きい値がさハイテク株には仕掛け的な動きが入りやすいだろうが、成長期待が大きいAI関連株などは押し目を狙いたいところであろう。そのほか、決算シーズンに入ってくることから、業績面を手掛かりにした冷静な物色が意識されそうだ。
なお、10日夕に決算を発表したところでは、竹内製作<6432>、技研製作所<6289>、古野電気<6814>、Sansan<4443>、マルマエ<6264>、毎コムネット<8908>、アレンザHD<3546>などが注目される。
■良品計画、25/8営業利益 31.5%増 738億円、26/8予想 7.0%増 790億円
良品計画<7453>が発表した2025年8月期の連結業績は、営業収益が前期比18.6%増の7846億2900万円、営業利益は同31.5%増の738億4000万円だった。国内外での出店による店舗数の増加に加え、既存店売上が好調に推移したことで増収となった。生産体制の内製化による原価低減、海外における値下げ率の抑制により営業総利益率の改善が進んだほか、販管費率も低下した。2026年8月期の連結業績は、営業収益が前期比9.6%増の8600億円、営業利益は同7%増の790億円を計画。コンセンサス(830億円程度)を下回る。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(46067.58、+587.98)
・ナスダック総合指数は上昇(22694.61、+490.18)
・SOX指数は上昇(6723.46、+315.86)
・VIX指数は低下(19.03、-2.63)
・米原油先物相場は上昇(59.49、+0.59)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・三菱電機<6503>昇降機の社員研修施設を新設、コロンビア首都に
・イビデン<4062>新工場竣工で半導体パッケージ増産、生成AIサーバ向け
・住友商事<8053>シンガポールから補助金、船舶にアンモニア燃料供給
・愛三工業<7283>タイに燃料ポンプ工場、ASEANで拡販
・酉島製作所<6363>共同COOのアリスター・フレット氏、機械加工相次ぎ買収
・太陽誘電<6976>コンデンサーの電流量70%向上、車載向け提案
・リンテック<7966>樹脂でウエハー外周保護、塗布装置を開発
・栗田工業<6370>PFAS濃度測定キット、水処理装置に導入
・東洋紡<3101>東洋紡エムシー、岩国でRO膜3倍、設備増設
・AIストーム<3719>宮崎に蓄電所、来年5月運転開始
・扶桑薬品工業<4538>調達・物流を最適化、委託先を集約、共同配送も
・サンゲツ<8130>広島で壁紙生産、新工場稼働でBCP強化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月マネーストックM3(8月:前年比+0.8%)
<海外>
・特になし
<ST>
■波乱展開もAI関連株の押し目狙いスタンス
■良品計画、25/8営業利益 31.5%増 738億円、26/8予想 7.0%増 790億円
■前場の注目材料:三菱電機、昇降機の社員研修施設を新設、コロンビア首都に
■波乱展開もAI関連株の押し目狙いスタンス
14日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。13日の米国市場はNYダウが587ドル高、ナスダックは490ポイント高だった。トランプ米大統領やベッセント米財務長官の発言を受けて、対中関係の悪化懸念が後退し買戻しが強まった。半導体のブロードコムは「チャットGPT」を運営するオープンAIと、AI向けカスタム半導体やネットワーク機器の共同開発で複数年にわたり協力することで合意したと伝わり、ハイテク株が買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比605円安の47015円、円相場は1ドル=152円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まりそうだ。10日の米国市場では、米中関係悪化への警戒が広がったことで大きく下落したが、13日には買い戻されている。半導体やAI関連株への物色が強まっていることもあり、支援材料になりそうだ。一方で、国内要因では公明党が連立政権から離脱する方針を表明したことで、高市首相誕生か政権交代かを巡り、不透明感が増してきた。前週に高市トレードで上昇した巻き戻しの動きが強まりそうであり、先物主導での売り仕掛けの動きに向かわせよう。
ただし、日経225先物は10日の取引終了後のナイトセッションで一時45180円まで急落したが、祝日取引で買い戻されており46980円まで下げ幅を縮めている。高市トレードで積み上がったポジションを解消する動きは入るだろうが、AI関連株などへの押し目待ち狙いの買い意欲は強そうであり、イレギュラー的に下落する局面においては、押し目待ち狙いのスタンスに向かわせそうである。
立憲民主党と日本維新の会、国民民主党は14日午後、3党の幹事長が会談する方向であり、メディアの報道に振らされやすい需給状況になりそうである。指数インパクトの大きい値がさハイテク株には仕掛け的な動きが入りやすいだろうが、成長期待が大きいAI関連株などは押し目を狙いたいところであろう。そのほか、決算シーズンに入ってくることから、業績面を手掛かりにした冷静な物色が意識されそうだ。
なお、10日夕に決算を発表したところでは、竹内製作<6432>、技研製作所<6289>、古野電気<6814>、Sansan<4443>、マルマエ<6264>、毎コムネット<8908>、アレンザHD<3546>などが注目される。
■良品計画、25/8営業利益 31.5%増 738億円、26/8予想 7.0%増 790億円
良品計画<7453>が発表した2025年8月期の連結業績は、営業収益が前期比18.6%増の7846億2900万円、営業利益は同31.5%増の738億4000万円だった。国内外での出店による店舗数の増加に加え、既存店売上が好調に推移したことで増収となった。生産体制の内製化による原価低減、海外における値下げ率の抑制により営業総利益率の改善が進んだほか、販管費率も低下した。2026年8月期の連結業績は、営業収益が前期比9.6%増の8600億円、営業利益は同7%増の790億円を計画。コンセンサス(830億円程度)を下回る。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(46067.58、+587.98)
・ナスダック総合指数は上昇(22694.61、+490.18)
・SOX指数は上昇(6723.46、+315.86)
・VIX指数は低下(19.03、-2.63)
・米原油先物相場は上昇(59.49、+0.59)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・三菱電機<6503>昇降機の社員研修施設を新設、コロンビア首都に
・イビデン<4062>新工場竣工で半導体パッケージ増産、生成AIサーバ向け
・住友商事<8053>シンガポールから補助金、船舶にアンモニア燃料供給
・愛三工業<7283>タイに燃料ポンプ工場、ASEANで拡販
・酉島製作所<6363>共同COOのアリスター・フレット氏、機械加工相次ぎ買収
・太陽誘電<6976>コンデンサーの電流量70%向上、車載向け提案
・リンテック<7966>樹脂でウエハー外周保護、塗布装置を開発
・栗田工業<6370>PFAS濃度測定キット、水処理装置に導入
・東洋紡<3101>東洋紡エムシー、岩国でRO膜3倍、設備増設
・AIストーム<3719>宮崎に蓄電所、来年5月運転開始
・扶桑薬品工業<4538>調達・物流を最適化、委託先を集約、共同配送も
・サンゲツ<8130>広島で壁紙生産、新工場稼働でBCP強化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 9月マネーストックM3(8月:前年比+0.8%)
<海外>
・特になし
<ST>
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