日経225・本日の想定レンジ

売り先行スタートも下値は限定的か

配信日時:2025/10/10 08:25 配信元:FISCO
*08:25JST 売り先行スタートも下値は限定的か [本日の想定レンジ]
9日のNYダウは243.36ドル安の46358.42ドル、ナスダック総合指数は18.75pt安の23024.63pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比140円安の48660円だった。本日は前日の米国株安や三連休を控えた持ち高調整の動きに対する警戒感から売りが先行して始まりそうだ。前日は米ハイテク株高を背景に人工知能(AI)関連株中心に買われ、日経平均は終値で48000円台に乗せた。ローソク足は上下に短いヒゲを伴う陽線を描き、陽の丸坊主に似た形状となり、強い買い気を確認する形となった。ただ、相場の過熱感から前日の米国市場では利食い売りが先行し主要株価指数が下落したほか、ナイトセッションの日経225先物も下落しており、東京市場も騰勢一服が想定される。一方、円相場は1ドル=153円台と円安傾向が続いているほか、直近の株価上昇に乗り遅れている投資家も多いとみられ、押し目買い意欲は強いと思われ、下げは限定的となる可能性もある。また、高市早苗自民党総裁の経済対策に対する期待感も相場を支える構図に変化はないと思われる。日経平均は日を追うごとに次々と節目を突破しており、利食い売りを吸収しながら騰勢が強まるのか注目される。上値メドは、心理的節目の49000円や49500円、50000円、下値メドは、心理的節目の48000円や5日移動平均線(47596円)、心理的節目の47000円などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限48900円-下限48300円 <SK>

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